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それでも、生きてゆく 第11話(最終話)

文哉は拘置所に移送された この年、深見家は例年の亜季の墓参りに 遠山家、三崎家の方も誘った ひとつだけ、条件を提示して それは亜季に謝らないでほしいこと 謝罪も罰も後悔もいりません 7年の天寿をまっとうした亜季の冥福を祈ってほしいと ひとつの区切りがついた そして、また新たな日…
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それでも、生きてゆく 第10話

被害者家族と加害者家族 それぞれの家族は思う 希望や光・・・それって何? みんな、分かってるのだろうか? 私は娘が殺されたのに あそこの家庭には娘が生まれた それが憎い 被害者家族には同情する人がいる 加害者家族には「死ね」という人がいる このまま、娘と一緒に死の…
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それでも、生きてゆく 第9話

響子は文哉に詰め寄った ねぇ教えて どうして亜季だったの? どうして亜季だったの? たまたま、道で会ったから 別に誰でも そう言って彼はその場から逃げ出した それからまもなく洋貴の携帯が鳴った 文哉が母のところに来たという知らせを聞いた 洋貴は急いで、母がいる釣り屋に向かった …
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それでも、生きてゆく 第8話

草間五郎は、自分が預かっている雨宮健二こと三崎文哉を 彼の父・駿輔と会わせる為に自宅に戻った だが、そこには文哉の姿がなく 代わりに頭部から血を流し、ぐったりと倒れていた娘がいた そこに三崎文哉に殴られた臼井が戻ってきて叫んだ また、やったんだよ いってぇ あいつ、またやったんだよ …
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それでも、生きてゆく 第7話

洋貴らは少年院にいた頃の三崎文哉を知る 当時、少年院で働いていた東雪恵に出会った 彼女が三崎文哉と出会ったのは今から9年前 三崎文哉が出所する1年前だった その頃の雪恵は 以前付き合っていた男に3000万円を貢いだ挙句に 男に捨てられたらしい そんな時、彼女はなんとなく三崎文哉に惹かれた 三崎…
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それでも、生きてゆく 第6話

双葉は兄・文哉に会った その瞬間、彼女の時間は15年前に戻る 「双葉はお兄ちゃんが好き」 あの頃の双葉に口調も戻る 兄は自分のことをよく覚えていてくれた 小さい頃、双葉はリンゴ飴が大好きで お祭りの時は一番に買ってきて 顔を真っ赤にしながら食べていたことを だが、15年の年月を経て 双葉…
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それでも、生きてゆく 第5話

双葉は自分と兄が 父の連れ子で、今の母親とは血が繋がっていない事を知った 自分はこの人達と家族ではない そう思った時、双葉はあの家には 自分の居場所はないと思った そして双葉が向かったのは洋貴の下だった 同じように自分の居場所を求めていた人がいた 洋貴の母・響子である 耕平…
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それでも、生きてゆく 第4話

洋貴の姿を見るや どこまでもひたすらに謝る三崎文哉の父 洋貴はただ三崎文哉の居所を知りたいだけなのに 彼の父はただひたすらに謝るばかり そこに以前近所に住んでいた方が声をかける 三崎文哉の父と知るや これでもかというくらい罵る 「頭下げなさいよ」 ―――――誰のために? 「人殺し」 …
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それでも、生きてゆく 第3話

傍目から見れば、優しそうなお母さん でも、きっと僕のことを許してない 僕が妹を置いて出かけたこと 以前、僕は母に亜季のことを謝ったことがあった そしたら、母は「大丈夫?」って 「いいのよ」とか「分かったわ」とかじゃなくて 大丈夫なときに「大丈夫」って言わないでしょ? 大丈夫じゃないから「大丈夫」って…
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それでも、生きてゆく 第2話

少年Aを殺そうとした深見洋貴を私は止めた なぜなら、私は少年Aの妹 三崎文哉の妹、双葉 私はこの15年間 兄のことは逮捕されてから居場所を知ることはなく ずっと会ってもいない ただ、一度だけ兄が手紙をくれた 「夏祭り、中止になってごめんな」 兄はずっと私のことを気にかけていた それが…
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それでも、生きてゆく 第1話

いつもの日常 当たり前だと思っていた日常 そんな毎日が あの日の出来事で、全てがこんなにもあっけなく壊れるなんて――――― あれから15年の時が流れた 娘が死んで悲しむ母に 「また、子供を作ればいいじゃないか」 そう語った父親の言葉で崩壊した 妹を失った僕達の家族 …
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