キャットストリート 最終話 奈子達に閉じ込められた恵都。 途方に暮れる。 そんな時、扉に近付く足音がする。 ―――――奈子だ。 奈子、教えて。 なんでこんな事をするの? あんたが立ち直ったからよ。 あんたに負けたくなくてずっと必死だった。 ダンスのレッスンも頑張った。 監督にお世辞も言った。 … トラックバック:7 コメント:4 2008年10月02日 続きを読むread more
キャットストリート 第5話 何かやらなきゃいけない。 でも、私に何が出来るんだろう? 生まれて初めて携帯電話を買った。 途方に暮れる程、私には何もない。 自分の力でなんとか7年間を埋めていかないと。 どうすればいいのかまだ分からないけど一人で頑張ってみる。 でも、そんな私の決断を嘲笑うかのように事件は起こった。 … トラックバック:7 コメント:4 2008年09月25日 続きを読むread more
キャットストリート 第4話 久しぶりです、恵都。園田奈子です。 その瞬間から『彼女』の言葉は私には届かない。 私の頭ん中はあの時の忌まわしい記憶でいっぱいだった。 私はその場所から立ち去った。 あれから私の7年間は闇の中を彷徨っているようだった。 もう二度とあの場所には戻りたくない。 しか… トラックバック:6 コメント:8 2008年09月18日 続きを読むread more
キャットストリート 第3話 あの夜、私は生まれ変わった。 その夜はそのままヤキソバパーティーになった。 多分、私達は世の中からすごくズレてて いつも外の世界におびえてる。 でも、私は一人じゃない。 一人ぼっちで震えていた7年前の恵都に見せてあげたい。 友達に囲まれて笑っている私を。 「フリースク… トラックバック:4 コメント:6 2008年09月12日 続きを読むread more
キャットストリート 第2話 あの日から私は言葉を失った。 あの日、落ちてきた闇の中に今もまだ立っていて 自殺する気? そんな気がないんなら端っこに来い。 そこから私を引っ張り出した男がいた。 未だにあの時の事を気にする私に男はこう言った。 あんた、自意識過剰すぎ。 昔は有名人でも今は俺らと一緒じゃん… トラックバック:3 コメント:2 2008年09月04日 続きを読むread more
キャットストリート 第1話 いつもと同じ朝がきた。 自分は一体何をしているのだろう。 父にも母にも妹にも 彼らの目には私は映らない。 私はどこにいても同じ透明人間 私が不登校になったのは小学校4年 あの日から私の世界は外になる。 あの日から私の時間は止まってる。 外の世界では 色んな人が笑ったり怒ったりしてるけど私… トラックバック:2 コメント:6 2008年08月28日 続きを読むread more