任侠ヘルパー 第10話

「タイヨウには暴力団構成員がいる」

という手紙とりこ救出の際に
彦一達が暴れた様子を写真に撮ったのは
鷲津組の尾国の残党達だった。



この事実によりタイヨウは
ハートフルバードからフランチャイズ契約を切られ

更に今までの仕事環境の悪さに加え、
893という事実を知られてから
次々とヘルパーが辞めていく。



そんなに怖いか?


怖いに決まってるじゃないですか。893なんて。

みんな乱暴でぶっきらぼうだけど
優しくていい人だと思ってました。

でも、やっぱり私達とは違うと思う。
怖いです。一緒にいるの。




更にこの事実は大きく報道され
タイヨウの周辺はマスゴミと893が
ヘルパーとしてこの場所に居続ける事を反対する
周辺の住民達でいつもいっぱいだった。


ここで働いていると
今まで白い目で見られていた自分が
ちょっとだけマシになった気がした。



それだけに、こうしてタイヨウが壊れていく光景が
彼らにはたまらなかった。




その間に晶がタイヨウに入居した。


彦一は自殺を図り意識を失っていた晶を救出して
一命は取り留めたが、彼女は自分が自殺を図った事すら忘れていた。



晶は普段は元気そうなのだが
突然何かに取り憑かれたように暴れだす。

そして、数時間経つと
またいつもの様子に戻っている。


それが昼も夜も関係なく続いていった。



こういうタイプの方は身体拘束しておく事で
介護をシステマチックにする事で
ストレスを減らせば優しい介護が出来る。

それが施設にとっても効率的な選択だと思う。

でも、彼らはそれをしなかった。
出来なかった。


拘束させる方も苦しいのだが
拘束する方も苦しいのだから。




タイヨウが介護事業の業務取り消し命令を受けたのは
それから間もなくの事だった―――――。








今回もそうなんだけど
どうも中盤は毎回日々時が流れていくみたいに淡々と流すんですよね。



それでいて、いつもエピソード満載で
特に終盤の展開が唐突なんですよねぇ。



この辺が結構戸惑うトコロではありますね。


まぁ893に関する見せ方については来週に語るとして


そういったマイナス面は
役者さんの技量でなんとかカバーしてる感じですね。



それにしても火の車状態のタイヨウにいる893を地域住民は糾弾するのに
同じ町でローン会社をやってる鷲津組は誰も糾弾しないんですね ̄▽ ̄ゞ




物語としてはタイヨウの窮地をメインにしてますが
その中でりこは彦一に対する思いを表してきましたねぇ。





こっちがいつまで待てばいい?

なかなかに強烈な告白です ̄▽ ̄b



それとタイヨウが窮地の中で
自分達がここにいる事が一番の問題だと感じ
タイヨウを辞めていく者もいれば

施設を利用する方々のために
ヘルパーとして働き続ける者もいる。

残るのも辞めるのも
どちらの選択も施設のためを思っての事なんでしょうね。


ここが「任侠道」に絡んでくるって事でしょうか ̄▽ ̄



それから認知症と晶の自殺未遂騒動がありましたが
これについてちょっとあれこれ。



認知症の一番怖い事は

自分がボケてしまう時間と
自分が正気でいる時間があるという事ですかね。



そして、自分がボケた事を認識してしまうと

それが「自分が自分でなくなる」事が嫌
もしくは自分が家族の負担になる事が嫌
それがために自分を死に走らせる一因となります。


「もうこんな事を終わらせたい」って



仮に自分がボケた事を認識しなくても

それはそれで介護する側に負担がかかり
終りが見えない毎日が続き、そのために自分を死に走らせる一因となります。


「もうこんな事を終わらせたい」って





さて、ちょっと私の家族の話になりますが

前から何度も言ってますけど


今から20年前、私の祖母は自殺してます。


私の祖母は亡くなる3年くらい前に脳卒中で倒れ
半身不随になり、家から出ない生活が続いた事で認知症になっていて
ドラマのように言っている事がおかしい日と元の祖母に戻っている日がありました。


そしてある日、突然祖母は亡くなりました。


祖母は家の外にある物置小屋から紐を縛り付けて首を吊ったそうです。


当時、私は14歳で二人の弟は11歳と6歳でした。




弟二人が第一発見者で
祖母の「死」を知ってから弟達は数日の間、全く話す事はなかったそうです。


半身不随で身体が不自由だった祖母が
家から物置小屋まで行って、自分で縄をかけてそこまでして「死」を選んだのか

今から考えると祖母は色々と今の自分に悩んでいたのかなと思うのですが

当時の私はそこまで考える余裕はありませんでした。



もしかしたら、自分が祖母に冷たくしてしまったから
祖母はあんな死に方を選んでしまったんじゃないかって。


その事ばかりが気になっていました。







今回、彦一はその空気を感じたために
涼太にはその場面を見せないようにしたのも


その光景を見てしまう事が
涼太にとって一生苦しめてしまうかもしれない傷になると考えたのでしょう。


もしくはそういう空気や光景を彦一は見た事があるのかもしれませんね。


それがもしかしたら彦一が言う「悪い事」に繋がってくるのかもしれません。






ちなみに祖父も祖母の死から6年後に脳梗塞で倒れ半身不随になって
それから更に6年後に自殺して

で、父親が今から4年前に脳卒中で倒れ
高次脳障害で知能が幼稚園児レベルになってもうて完全に施設のお世話ですから ̄▽ ̄ゞ



なもんで、自分が父や祖父母の年齢に近付くにつれ

時折、最後はどういう締めくくりをしたらいいのかなと
ふと思ったりするんですよね。





自殺をしてはいけないと
自殺したら遺された者達が受ける傷がどんなものか


遺された者達の一人である当の本人が一番分かってるつもりではあるんですけどね。



ただ、自分が祖父母達のような障害者になって
それがために家族を苦しめてしまうとしたら

その立場に立った時に
ふと、祖父母がした事を肯定してしまうかもしれないと思ったりもします。


今、父親が亡くなったとしたら悲しみと同時に

ホッとするというか

これで解放されるみたいな事を考えるんじゃないかって気がして。



こうなってくると何がいいのか
わからんなってきますがね(; ̄∀ ̄)ゞ








さて、次回は最終回

正直、隼連合の誰が幹部になろうと
どうでもよくなってきてますが(; ̄∀ ̄)ゞ

タイヨウがどうなっていくのか
そして、彦一達は再び893の世界に戻るのか
それともまたヘルパーの世界に生きるのか
そこは気になるところですが

もし後者になった場合
あれだけマスコミからバッシングを受けて
どう着地するのか、そこは想像がつかないので
すごく気になります。

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