官僚たちの夏 第4話

日本はアメリカの圧力に屈する形で
繊維業に対する自主規制を行った。

そうする事で繊維業に対する貿易の自由化は
回避出来るからとの思惑が日本側にはあった。


しかし、日本の予想以上に
海外からの圧力は強かった。



国際会議において海外の国々は
日本に対して貿易の自由化を求めた。



今、日本は高度成長の真っ只中とはいえ
まだ、経済の基盤は確立しておらず

どの業種においても貿易の自由化をしてしまえば
あっというまにその業種は衰退してしまう危険性をはらんでいた。


その中で唯一、日本が貿易の自由化を行える業種があるとしたら

今一番日本の中で体力のある業種

それが日本の貿易黒字三億ドルの大半を担っている繊維業だった―――――。











いくら外国の圧力とはいえ
繊維業の貿易自由化は日本の国力を疲弊してしまうもの。


これについては通産省の局長会議にかけられるものの


全局長10人のうち
8人が国内産業保護派で
玉木ら国際産業派が2人なので

通産省局長会議で多数決をすれば国際産業派の不利は明白。


しかし、それを打破するために玉木が利用したのが
目的を同じとする池内通産大臣という事で

池内通産大臣は
通産省の国内産業保護派の局長と会談をもち
懐柔を図る訳ですからね。

多数派工作は政治家の十八番。



更に繊維業の貿易自由化に関しては
三年後をめどにするという前提条件を出してきた事で



局長会議での多数決の結果は5対5のイーブン


そして最終的な決断は柏原事務次官に委ねられるのですが


以前、池内通産大臣が辞任した際に
原因となった原稿を書いたのが柏原さんで
それを池内さんが咎める事をしなかった事から

その時の罪悪感もあってか
柏原さんは貿易自由化を容認してしまう形になる訳ですね。



ですが、フタを開けてみたら
アメリカとの内々で貿易自由化の話を進めていた事

更に池内が繊維業にこだわったのは
自身の政敵である須藤大蔵大臣の政治資金の大半が
繊維企業から出資されているため、その資金源を減らす事で

次期総理候補として有利な状況にしたかったという

政治家ならではの思惑があったという事みたいですね。


それにしても普段は風越と対立するような感じの
丸尾さんはバリバリの国内産業保護派で

あの局長会議では風越と共同戦線を張ってたのは面白かったです。


敵の敵は味方ってやつですね。



それを受けて風越は池内のやり方=政治家のやり方に
不信感を抱いたようです。


そして、政治家と戦うためには
法律―――国内産業保護法案を成立させる事が肝要だと考えた矢先に



フランスから牧の帰国。


なんかあのラストをみると
えらく杉本さんがカッコよく見えるわな ̄∇ ̄



個人的に池内通産大臣の黒さを描いてみせてもいいんじゃないかと
思ったりするんですけどね。





で、次回からは次期事務次官レースも
加わってきそうで、なかなかどうして楽しませてもらえそうです ̄∇ ̄b

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