神の雫 第6話

第四の使徒
このワインは巨大で険しい

孤高の頂は神秘に包まれ私を誘う

高い理想を抱きはやる気持ちを抑えながら
踏みしめるように私は頂を目指した。

困難な道のりはあらぶる魂となって
牙をむき魔物に魅入られたような執念を駆り立てる

どれだけの時が流れたのか

私は気がつくと頂に立っていた。

眼下の峰
全てはひれ伏すように美しく沈黙し
岩肌に張り付く白銀は絹のドレスを纏うかのようになめらかに輝いている


なんという至福
なんという透明


この頂から全てを兆間出来る喜び

私はそれを胸いっぱいに吸い込み頂を後にした。




さて、今回は一青と異母兄弟だと知った雫が
何故兄弟同士でこのような遺産争いをしなければならないのか

それとも父が自分以外の女性を愛してたという事実が嫌なのか

何にしても、その戦いの場から逃げ出した訳で。



そんな雫を叱咤する一青。


なんか今回はえっらいまともな感じでした(笑)


それにしても一青さんは女性には人気なのねぇ( ̄▽ ̄)



とりあえず演出に関してはさておき
「頂」「白銀」から雪山の近くで出来たワインを連想する一青と雫




人は厳しさを乗り越えてこそ喜びがある

喜びが待っていると知ればこそ人は何度でもその厳しさに耐えられる

このワインは
その絶景を見ているだけでは絶対に分からない

その孤高、その試練を克服したものだけが味わえる至福・達成感




そして一青は見事、第四の使徒を当てる訳ですね。




で、一方の雫はというと不戦敗ながらもう一度戦う決心をした訳で。



父は何を思って雪山の記述を残したのか

衝動的に山に登った。そこに何があるのか
試練の先にあるものを受け取りに行った。

辿り着いた頂上で寂しくなりました。

そこには感動はなかった。

何も変わらなかった。

でも、本当の感動はすぐ近くにあった。

自分は一人じゃない。

自分を心配してくれる仲間の存在。

このワインはそれを気付かせてくれた。

そう思うと勇気が湧いてきました。

まだ自分でも気付いていない大事なものがあるようで。

だから僕は戦いたい。
戦わなければいけない。

このワインは第四の使徒ではありません。
僕自身の新たな決意の証です。

山頂まで辿り着かなければ見えない景色があった。
山頂まで行かなければその麓に本当の感動が待っている事を僕は知らずにいた。

だから最後までこの勝負に向き合おうと。




こういうのを見るとワインには人生があるんだなぁって感じです( ̄▽ ̄)


孤高となって山を登った時に感じる達成感

そうした思いを感じ取った一青

それは神咲豊多香が意図していたものと同じ。



一方の雫は

自分を変えようと思って登ったけれど変わらなかった

しかし、山を登り切った後
孤高となった自分が山を降りた時に思うもの


―――――自分を思ってくれる仲間に会いたい



というトコロなんでしょうね。


みやびさんをはじめ、長さんとかが
雫のために第四の使徒探しの手伝いをしてくれた。

それがきっかけで雫は山に登ろうと思えたんですからね。


それと、頂に登った雫が山を降りた後に一杯のお茶を差し出してくれた男性。

その時、自分は一人だと思って
それを知るためというか孤高になっていた自身が
今の状況を登山に見立てて山に登った


そして山を降りた後に待っていた一杯のお茶と温かい言葉に安堵した瞬間

「自分は一人じゃない」

という事を感じたんでしょうかね。

ここは父の考えから一歩更に進んでいるとロベールさんは評価したようです。


まぁロベールさんの服が何故白なのか
ちょいと違和感がありましたけど(笑)



一青は神咲豊多香が目指した道を歩む事で父を超えようとしている

雫は父とは別のアプローチをしながらもそこから父を超えようとしている


そして二人は互いの存在を知らずに別々の人生を歩んできた。


今、名目では遺産争いになっているものの
こうして二人は戦い合う事で互いのぽっかり空いた時間を埋め合っていく。


といったとこでしょうね。




次回は一青の失明とドンドン事態は急変です(笑)


この事実を知った雫はどうするのか

そして、その事実に一青はこれからどのような決断を下すのか

これはまた、なかなか楽しそうです( ̄▽ ̄)

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