篤姫 第35話 「疑惑の懐剣」

相変わらずのように京方と大奥の争いは続く。

京方は朝の恒例である代々の将軍の位牌に対して
手を合わせようともしない。


そんな時、上様が宮様の下へ御渡りがあった際
二人は結局何もなかったらしい。


その御付きの坊主が
宮様がキラリと光るものを持っていたとの報告を受けた。

それがもしや懐剣ではないか。



滝山は急ぎ、宮様に事の真偽の確認をとるものの


庭田様が

「武家やから、ずけずけやのうてぶけぶけやのう」

と滝山のみならず観行院さえも
サム~~~~~~~~くさせる始末


ただ、京方の言い分は分かる。


大奥では将軍様と御台様との夜の際に
二人が何をしているのか見張りの者が側にいる。

それは宮様に対してあまりにも失礼であろうと庭田様が怒るのもよく分かる。


だからとはいえ庭田様の御言葉

変われるものなら
変わって差し上げたい






・・・・・いや、それはちょっとヽ(;´Д`)ノ






更に「御台所」という呼ばれ方も気に入らないらしく
「宮様」と呼ぶようにとの事らしい。





天璋院からすれば
それくらいの事で揉め事が起きないですむのならばと
容認するのだったが

今度は大姑の本寿院と歌橋が出てきて

御台所はそもそも徳川家で使われし由緒正しき呼び方であり
帝の御威光をひけらかし何処まで勝手になさるのかと

京方に対して烈火の如く御怒りになり



どっちもどっちじゃと呆れる天璋院であった。









その頃、薩摩では
久光が西郷さんを呼び、此度の上洛に対して意見を聞く事にした。


西郷曰く
京で帝より勅状を受けるとの事ですが
御当主でもなく(実権はともかくこの時の薩摩藩主は久光の息子)
官位もなく京との繋がりもない久光様では何も出来ますまい。

斉彬様と違うていわば一介のじごろ(田舎侍)


じごろじゃと!!!!

久光は声を荒げ、彼の切れ長の目が丸く見開く。



久光は冷静をとりつくろいながら西郷を下がらせた。




その後の久光がどうなるのか
ドキドキする帯刀と大久保さん。


・・・・・・・



あの男、わしをじごろと言いおった!!










一応、触れておくと
斉彬は江戸住まいが長かったので
幕府の要人や譜代大名・とザマ大名のみならず
京の近衛家等等、京の方々とのつきあいもありましたので
人脈が広かったと思われます。

それにドラマでの斉彬は
西郷さんや万次郎さんのズケズケとした物言いに対して
怒る事なく真摯にその意見を聞いていた訳ですが

久光の場合
薩摩国から一歩も出た事がないひきこもり人間なので
たいした人脈がなく

以前、万次郎さんの意見に対して逆ギレしていたとこも
あるように君臣の区別をハッキリさせるべきであるという
いわゆる保守派(=旧来型の幕府思考)な訳で。

いくら兄の遺志を継ぐからとはいえ
その思考までは継ぐ事が出来なかったみたいです。

そういう点では兄に対して
コンプレックスを抱えている気がします。


その一方で
久光は自分の息子を今泉島津家の養子として
その養子を今泉島津家の当主にさせます。


自分が上洛した際に
藩内で反乱が起きた場合、可能性として高いのは
天璋院の実家でもある今泉家である可能性があるため

そのほころびをなくそうとする久光の判断ですが

もうひとつの理由が
久光が人を信じられぬ男だからだそうです。


こういうとこは流石、兄弟です(苦笑)



藩命としては致し方ないのですが
島津忠敬は当主となったものの隠居しなければならなくなった。

藩命としてその意見を快く受け入れたような忠敬であったが

雨の中、声をあげて剣の稽古をする姿に
忠敬の心中を察する帯刀であった。


・・・やっぱり目のふちどりが濃い(笑)

まぁそれで貫禄が出ている感じはします。





さて、一方の大奥では
未だに宮様の懐剣の噂が絶えないので
天璋院が宮様と直に話を聞く事になった。


しかし、宮様は
どんな問いかけをしても「はい」しかお答えにならない。




業を煮やした天璋院は






失礼仕りまする。




強・硬・手・段

この設定が笑えるわなぁ。




流石にそこまではないだろって感じがするんですけどね。




しかし、そんなすったもんだの騒動があって
宮様の懐から出てきたのは剣などではなく鏡だった。




それを見て天璋院は安堵する訳です。



何故、彼女は鏡を持っていたのか。



それは御渡りの前に
上様に会っても大丈夫なように
鏡を使って身だしなみを整えていたから。


かつて自分にもあった女心を
宮様に感じた訳ですからね。




そこで天璋院は家茂に
自分が思う事を正直に宮様に話す事を勧める訳です。

そんな事をしてもと渋る家茂に
天璋院は母からの命令だと断じて譲るつもりはありません。


自分の気持ちを偽る事なく正直に話す


それがかつて天璋院が亡き夫と心を通じ合えた
やり方なのですからね。





そして、御渡りの夜



家茂は和宮に語りかけた。

今何よりも大事だと思っている事から話します。

攘夷の実行はかないますまい。

幕府は帝に対し奉り10年以内の攘夷を約束致しました。
鎖国を続ける事は最早かないますまい。

道はふたつにひとつしかないのです。

国を開くか
国を閉じ国を滅ぼすのか



――――それは間違いのない事ですか。

日本国のため、私は徳川将軍家に嫁ぐ覚悟を決めました。

この国を滅ぼすためにはまいりますまい。

攘夷が戦を招きこの国を滅ぼすのだとしたら
今は攘夷を諦めるしかないかと。



ありがとうございます。


家茂は和宮の手をとろうとしたものの
あまりの事に恥ずかしがる和宮に改めて距離を置きかしこまった。



その事、いつか帝も御分かり下さりますかと思います。

公武合体はこの国に平和をもたらしまする。

私はその証として生きてまいりまする。
それより他に私の道はない。



私はそなたを大切にしたい。いえ、幸せにします。


幸せ?


何よりも妻として。




翌日、恒例の朝の位牌に対して京方では和宮がただ一人手を合わしていた。


その姿を見て家茂は和宮に笑いかけた。

そんな夫の姿を見て和宮も笑う。


その後、家茂は
「母上様のおかげです」

とでも言うように天璋院に笑いかけた。



そんな息子の姿に天璋院も嬉しくなって笑った。







その頃、薩摩ではついに久光が兵を挙げた。


その出来事が天璋院を苦しめる事になるであろう事を
この時の彼女はまだ知らない―――――。


















今回、坂本龍馬さんが登場しました。

大体こんな感じかな。










台詞が全くありません(; ̄Д ̄)







そりゃ久光様もご立腹です(笑)









こうした出来事が
久光と西郷さんの確執になっていくみたいですね。

久光は西郷さんの物言いで西郷さんが嫌いになったみたいでしたが
西郷さんの場合、久光さんそのものを認めていないというか

敢えてぞんざいな言い方をする事で久光さんを
自分が仕えるべき主君であるかどうか試しているようなとこがありますね。




そういやぁ今日、こちら広島では
歴史ミステリー番組なるものがやっていて

家定や井伊直弼は暗殺されて、その指示をしたのは天璋院ではないかという説を立てていました。


まず、天璋院は一橋派の意を受け斉彬に大奥へ送り込まれたという事

そして井伊直弼が大老となり家定が彼の傀儡になってしまった事で
家定が必要のない人物であるという事で暗殺したであろう事

また井伊直弼が殺害された桜田門外の変で
直弼を討ったのは襲撃犯の大半が水戸の浪士の中で
ただ一人、薩摩藩士で参加していた有村次左衛門であるという事


実は誠忠組(精忠組)は1859年からあり
有村次左衛門も誠忠組の一人でその頃、脱藩して江戸にいた事から
裏の仕事をする人間だったのではないかという事

また誠忠組のボスは西郷隆盛だった事から
西郷さんは斉彬や篤姫の命に従って動いていた秘密結社を取り仕切る人間だったのではないかと。

しかし、家定の死後には
斉彬も亡くなり西郷さんも島流しにあった事で
天璋院が有村に直に井伊直弼の暗殺の命を下したのではないか
というものらしいです。


らしいです。


たしかに分からんではない考えでもありますがね。



家定暗殺に関しては正直、納得がいきません。

家定が死んだところで
後を継いだ家茂はまだまだ若いために政は井伊直弼が行う事は必定

家茂は直弼の傀儡とたいして変わりありません。


そんな変わらない状況をわざわざ作るために
家定を暗殺するなんてねぇって感じです。

更に付け加えるならば
家定を暗殺するくらいならば
井伊直弼を暗殺して、家定を一橋派にするという事を
考えるべきではないかと思うのですがね。


そうなれば家定暗殺よりも
直弼暗殺が一橋派では重要視されるような気がするんですけどね。



それから、今回
薩摩藩が京へ上洛する事で
帯刀もそれに帯同する事になったのですが

彼は今回の上洛は戦だから生きては帰ってこれぬって言います。

その時、妻であるお近は
「勝って生きて帰って下さい」って夫にお願いする訳です。


このシーンはとっても良かったんですけどねぇ。



まさか、その京で帯刀が愛人を作るとは
流石のお近も思っていなかった事でしょう(; ̄∀ ̄)


ちなみにこの愛人は琴さんと言うのですが1866年に帯刀の子供を生みます。


1866年でいうと

お近さんは1828年生まれなので、この時38歳

小松さんは1835年生まれなので、この時31歳

で琴さんは1848年生まれなので、この時18歳


・・・・・帯刀さん、ちょっと若過ぎやしないかとヽ(;´Д`)ノ








さて、次回は薩摩藩の上洛によって天璋院の立場が危うくなるみたいです。

帯刀はただ日本の政を変えたいと思っているみたいですが
そのために天璋院の身が大変な事になるとは思ってなかったみたいです。

そういうとこではまだまだ抜けてます。




それから先程「情熱大陸」を見ていたら
来週の「情熱大陸」のゲストは松田翔太さんだそうです。




こちらもちょっと注目です( ̄ー ̄)b

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