ホカベン 第3話

未成年が口論の末に会社員を突き飛ばした。
そしてその会社員は死んだ。


今回は少年法が焦点として当てられていました。


あの映像を見るからには殺人罪というよりも
傷害致死罪なんでしょうね。

殺意がなかったという事で。



傷害致死罪で処理されたとしても

加害者が未成年という事で

少年法により彼に前科がつく事もない。
刑務所に入ることもない。


その罪に反省していなかったとしても
弁護士の言う通りにするだけで少年は守られる。


そして自分の夫は殺されたのに加害者がその償いを受けない。


その矛盾に抗えば抗う程
自らの首を締めて自らを死に追いやっていくという現実。


弁護士に法律は裁けない


そんな状況で弁護士が出来るのはただひとつ

加害者側から出来るだけ多くの示談金をふんだくる事だけ―――。




示談を認めたくないと言っておきながら
いざ自分の経済が苦しくなってくると
やっぱりお金が必要という事で示談を了承する。


自分の都合で依頼者はその方向性がブレていきます。

自分も父親が
親戚や金融会社から借りた債務の整理に関して
裁判を代行してやっているのでそれなりに
今回の被害者の奥さんの気持ちはわからなくもないです。

たしかに色々迷って当たり前。

自分の場合だと債務者とかの事を考えると心苦しいとこがあったりします。

でも、結局は極端に言うと父親の利益=自分の利益優先なんですよねぇ。

父親が借金を返済できない状態だし
その子である自分が返済する義理立てはないし
自分にその火の粉が降り掛からないために債務整理をする


という訳なんですけどね。

視点を変えれば
法律的にこのような処理をすれば
親戚から借りた金も法律である一定条件を満たせば返済する必要がない


という事になる訳で。

それはそれで法律というのはたしかに
道具というか自分を守る盾にもなってくれるって事ですね。


まぁそこで人間関係は完全に遮断されるでしょうけどねぇ(苦笑)





「中途半端に罪を許された者はまた罪を犯す」


今回は杉崎の言葉通りの展開が待っていました。

そしてもうひとつのポイントになっていたのが「責任」という言葉ですね。


身元引受人としての「責任」
弁護士としての「責任」

その「責任」から逃げてはいけない。


なかなか新人ながら言いますねぇ。


たしかにねぇ
「責任」から逃れるのは簡単なんですよ。

逃げればいいだけですからね。


ただ、この「責任」ってのにもお金と同様に利子ってやつがあって。

逃げれば逃げる程、その利子が増えていく。


そしてもう逃げ場がないとこまで来た時
その「責任」は自分を破滅させてしまうところまで
追い込んでいくんだと思います。


まぁだから「責任」は小さいうちに背負うのが楽だって事なんでしょうね。


今回の内容でいうと
被害者の遺族が住む家が競売にかけられそうになったのが

損害賠償請求の裁判により示談が成立して

その結果
加害者の親が住む家が競売にかけられる


これが「責任」の結果という事なのかもしれませんがね。

そして、そんな加害者の親にどんなに罵られようとも
弁護士は相手からの示談金を受け取る。

これもまた弁護士の仕事って事のようで。




後は「弾劾証拠」というものを堂本は使用しました。

これは相手の証言の信用性を低下させるための証拠の事を言うそうです。



そうして堂本は初の裁判を勝った訳ですが
すっきり出来たって訳ではないようです。


何が正しくて何が間違っているのか
どこに問題があって誰に責任があったのか


このドラマもそうですが
それを考え出すと頭がゴッチャゴッチャすると思うんですよね。


こんなのは考え出してもキリがないですからねぇ。


そういう時はもう法に委ねるって形になっていくしかないのかもしれません。
それがどんな理不尽な結果であろうともね。



まぁドラマの方はそんな主張がいっぱいありました。
結局、ドラマ自体も色んな問題提起がありすぎて
まとめ切れないって感じでしたけどね。


まぁそれだけなら百歩譲ってよしとするとしても


とある会社から顧問弁護士を解任されたお話とか
トミタダイスケが出所したお話とか
おそらく首吊り自殺をしたであろう
鈴木理恵子という女性の墓参りをする杉崎のお話とか

色々と見せてくれるのはいいんですが
主人公が上戸さん演じる堂本が主軸という事もあってか

どうも物語の主軸をこの辺りの伏線が
分断しているような感じがしています。



おかげで上戸さんの魅力もちょっと半減(笑)
代わりにりょう演じる工藤弁護士と北村演じる杉崎弁護士の魅力がUPしてます(苦笑)

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