2007年第2クール ドラマ 雑感

今期、最後まで感想を書いたドラマはこちらです。
(一部省いたやつも含めて)




セクシーボイスアンドロボ
わたしたちの教科書
プロポーズ大作戦
時効警察
LIAR GAME
バンビ~ノ!




「セクシーボイスアンドロボ」
昨日、フジテレビでやってる「LIVE2007ニュース」で
香港の格差問題をとりあげていた。
広がる格差、でも子供達は今の生活を楽しんでいる。
なんでいきなりこんな話かというと
この放送に流れていたBGMが全て
「セクシーボイスアンドロボ」で使われていた音楽だったので(笑)
しかも展開的にドラマと同じ順番でいつものBGMが使われてました(大笑)

今期のドラマは
「人」として生きる事がどういう事なのか
それを子供達にどうやって伝えるべきなのか
それを大人達はどうやって伝えるべきなのか

そういう色合いが強かったような気がします。


どこかのコメントにも書いたのだけれども
この作品はどこか童話や寓話のように
人が生きる上で大切な事を
如何にして分かり易く伝えたい事を伝えるか
また主人公・ニコは中学生という事で
彼女の視点で描かれていたというのも
分かり易く伝えるポイントだったと思います。

ただドラマの流れとして
ポイントを押さえるツボで唐突な展開があったり
唐突過ぎてドキドキしないというか
メリハリがないというか、あまり驚けない。
その展開自体に感情が刺激されない。

部分部分で見てしまうとイマイチピンとこないとこが
あまり数字がふるわなかったとこかもしれません。

また、一話完結で
ロボがはじけて最後はロボがしめる展開を
繰り返してしまった事も飽きを感じさせてしまった
ひとつの要因なのかもしれません。

しかし、作品の出来としてはなかなかなものではないかと思います。
ニュース番組で香港の華やかな面がある一方で
貧困層は苦しい生活を強いられている。
でも、子供達は今の生活を楽しんでいる。
この報道内容に対してこの作品の音楽が使われたという事に
この報道を制作した方々にこの作品にある何らかを感じるものが
あったのだと思います。

このドラマで大後寿々花さんと松山ケンイチさんの魅力が
如何なく発揮されていました。






「わたしたちの教科書」
これは「セクシーボイスアンドロボ」(以降『セクロボ』)と対極にあり
全く似てないようで似てる作品です。

これも、どちらかというと
「人」として生きる事がどういう事なのか
それを子供達にどうやって伝えるべきなのか
それを大人達はどうやって伝えるべきなのか

そういう色合いが強かったような気がします。

ただ、その伝え方については
セクロボは大人が子供に優しく諭すような感じにたいして

このドラマは
そんな事を続けているとこんな事が起きてしまうんだと。
後悔してからでは取り返しがつかないんだと。

社会なんてこんなもんだ。
しょうがないけど、これが現実だ。

その中でどう折り合いをつけて生きていくべきか。

そのひとつの形を提示していたように思います。




一時期、学校で自殺による問題が浮上した折に
その自殺はイジメが原因だと言う報道がなされていました。

学校側は教育委員会にイジメがあったという報告は「ゼロ」だとしていました。

それから学校の生徒の自殺が続きました。

正確には報道してきたというのが正しい表現でしょう。
生徒達が自殺したのはイジメと共に
イジメを放置した学校側に責任があると。

しかし、あるコメンテーターがこんな事を言いました。


「自殺した生徒達はこうして報道され、自分を
蔑ろにしてきた奴らを社会が糾弾される事で復讐を果たそうとしている」


つまり、彼らは自分の命でもって復讐をしている。


マスコミがその報道をすればする程、そういう人間が増えてくる。

それから間もなく学校の生徒の自殺に対する報道がほとんどなくなりました。


こういう背景等がこのドラマのひとつのきっかけになっているのかもしれません。


物語の展開の特徴として
大抵のドラマでは相反する二人だけど似ている二人って構図を
終始描いていく訳ですが

このドラマでは
「相反する二人だけど似ている二人」を毎回毎回入れ替えてきます。

これは結構フジテレビが得意としてる部分ですが
この作品ではその二人に対する対比がまた上手いとこです。

これを毎回毎回やっていくのですからね。
脱帽です(笑)

ただ全体を通してみるとチラホラ粗みたいなのがありますね。
グラウンドに画鋲を撒いたとこについて吉越先生が「オサベ」の
名前を正しく言えたからなくなったのかどうかってとことか

金八先生になりたかったという
八幡先生がメールらしきものをしていた事について
全く掘り下げられなかったとことか

普通、大城先生と加地先生は夫婦だと
1年も経って一緒に学校にいるのはおかしいとことか

成年後見人である元・夫の父親に報告しなかったとことか

この点について掘り下げるか、どうせなら最初から省くかとかして欲しかったです。


役者さんは皆いい感じですが、その中でも
仁科朋美を演じた谷村美月さんは圧巻ですね。

最終回での
心の叫び=罪に対する意識、それに伴う罰として心を閉ざす

こういうのを見せられると今後の彼女が
どういう演技をするのかがとっても気になってきますね。





「プロポーズ大作戦」
このドラマで言いたかったのは

過去を振り返ってしなかった事を後悔するよりも
これから、しなかった事をやっていけ!

ってな感じで過去よりも未来に目を向けましょうって事を
言いたいためにこの作品が出来たように思います。

まぁ簡単に過去は変えられないとか言って
エリとツルの仲が進展したりして(; ̄∀ ̄)ゞ


それに健が過去での行動によって礼の優しさを
伝える等々、健が思っている以上に歴史を変えてるとこは
あったんですけど、そこらへんは突っ込まない事としましょう(笑)

ただ、こちらも過去に行って戻る流れが1話完結で
終盤までこの調子で続いたものですから物語が少々単調になったような
印象も否めませんね。






「帰ってきた時効警察」
これはもう、ひたすら笑いました(≧∇≦)b
前にも増してパワーアップしてるというか
色んな小ネタがいっぱい
それも分かる人にしか分からないような小ネタがいっぱい(笑)

第2話でバー「魔の素」のマスターは実在のマスターで
「笑ゥせぇるすまん」のバー「魔の巣」のマスターのモデルになった方だとか

三木さんの作品の役柄がそのまんま出てるとか

この辺りなかなか凝ってます。

そんな状況を役者さんがすっかり楽しんでいて。

それに脚本とかが色々変わっていて
それぞれが互いにネタを使い合っているとこもなかなか面白いとこです。





「LIAR GAME」
これは秋山の嘘というか
心理学の妙を突いたスリリングな展開と共に
秋山を演じた松田翔太さんの魅力が余すとこなく引き出されていました。

終盤に近付くと
実は一見愚かしい神崎直の考え方こそ
誰もが欲して止まないものではないかと感じさせる展開もいいですね。

だから主宰者はこのゲームを作ったのではないかって感じます。

それから、この作品でエリーを演じた吉瀬美智子さんは印象深いですね。

ただ、この手の作品にあるような効果音や
くり返しの演出がくり返し多用されていたのは少々飽きるとこかもしれません。


「秋山様は神崎様の私物」

これは名言です(≧∇≦)b

今後、彼女が出演する作品がちょっと気になります(笑)





「バンビ~ノ!」
人が当たり前に関わっている「仕事」について
どのように考えるべきかを描いた作品でした。


第三者から見れば古臭いのではないかと思えます。

とかく社会の流れや周囲からの声には惑わされ易いものですが

仕事をするという事がどういう事なのか。

どのようにして仕事に向き合えばいいのか。

伴の姿を通して、その答えのひとつが見れたのではないかと思います。

また、仕事によって上のランクに行く事で生じる悩みについても
桑原やあすか、雅司、香取等を通じて上手く描かれていたのも良かったです。

終盤はちょっと唐突な展開だった感はありますけど(; ̄∀ ̄)ゞ





面白いとこは面白かったですが
どれもこれもある面についてどこか物足りないと感じるとこがあって
完全にハマッタっていえるとこまでの作品がなかったのがちょっと残念ですね。


来期はいい作品に出会えますようにとお願いしときます(-人-)

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