バンビ~ノ! 第5話

どういう事ですか?

うちではまずホールから始めるんだ。

料理人になりたいんだろ。

だったら、接客をやれ。
接客が嫌だというなら
もう、うちに来なくて結構だ。





そうして伴はホールで働く事になった。

服装がどこかギコチナイ。

今回はホールや厨房の面々は拍手で伴をもてなす。



「伴、頑張れ」



伴の指導係となる与那嶺。

ホールの仕事の説明はあっさり終了。

まぁ強いて伴に求めたのはスマイル


しかし、伴のスマイルはどこか固い。

美幸さんに言われた。

伴のスマイル。
25点。ちなみに100点満点で。



初めてのホール。
ここには笑顔が絶えない。

優雅な時間。

相変わらず厨房では目まぐるしく動いている。

ここに自分の居場所はない。


「そこのボク」

一人の客に呼ばれた。

俺・・・私ですか?

「新人?」
「仕事楽しい?」
「悪いんだけど私の視界に入らないでくれるかなぁ。
 その仏頂面を見ると食事がまずくなるから。
 その死んだ魚みたいな目はどっか行ってくれ。」


常連客・野上からの強い言葉。


仕事を終えた与那嶺と桑原、ヒメがその話題で盛り上がる。

この三人にもそんな頃があった。
その頃から野上さんは常連らしい。

バッカナーレでは皆、誰しも通ってきた道。


桑原はオーナーシェフに言われた事がある。

いつかシェフを持ちたいのであれば
この仕事も学んでおけ。



皆、多かれ少なかれ不本意な訳で。

それでも腐らずに頑張り続けるのか。
それとも他の居場所を探すのか。


ちょっとだけ切ないけどね。
ボクが愛する場所にいる事が不本意だって事がね。

与那嶺がちょっと淋しそうに呟く。




大切なモノを捨ててきたのに
何故俺はこんな事をしているんだろう。




その夜、伴はパスタを作った。
それでも、彼の欲望を満たす事ができない。



―――料理を作りたい。






仕事が始まるまでの間、皆川は勉強をしていた。
彼女も厨房志望らしい。

ホールの仕事を最低1年しないといけない。
それを彼女はもう2年もやっている。

いつまでも、そんな顔して働いているのって失礼だと思う。
ホールの人にも


分かってる。
頭の中では分かってる。




最低1年
この言葉だけが重くのしかかる。




そんな気が抜けていた状態のままで失敗を犯した。

グラスを割ってしまった。
周囲の雰囲気を台無しにしてしまった。

ただ謝ることしか出来ない伴。


ふと照明が消える。

与那嶺がお客様の誕生日を祝う。
そして、ホールのみんな全員で織田さんが作ったケーキをふるまう。

明りがついた時には割れたグラスはキレイに片付けられていた。



仕事を終え、ホールのみんなは伴の歓迎会を開いてくれた。

伴は謝った。
今日はすみませんでした。
仕事に身が入ってないというか
たるんで、だから殴るなりなんなりしてください。


たしかに伴君はミスを犯したよ。
でも、ずるいな。そういうのは。
頭を下げて殴られて。
そうすれば、少しは楽になるのかな。

それは甘えてるよ。

違うかな。
だって人を殴るのもイタイんだよ。
それはおかしいよ。

ただ、ボクはちょっと悲しい。
ボクはこの仕事を誇りに思ってる。
この仕事を愛してる。

別にレストランで大事なのは厨房だけじゃない。

少しでもこの仕事を好きになってもらえたら嬉しいんだ。
伴君にもね。




こんな自分が恥かしい。
どうしたらいいんだろう。


ふと、とある店で厨房でシェフが料理を作る姿に見とれていた。
そこに桑原が現れた。

ここは最近評判のお店らしい。

伴は桑原と一緒に食事をした。

そこで自分の思いをぶちまけた。


与那嶺さんの言葉。キツかったです。
頭では分かってるつもりなんですけど、
でも・・・俺は博多を捨ててきたんです。

料理人になるために
大学を辞めて、結婚を約束した彼女とも別れてきました。

厨房で働きたい。

その思いでここに来たんです。
自分は料理が作りたいです。



・・・終わりか。


え?


おまえみたいなヤツに厨房に戻って欲しくないな。

みんな、同じだよ。
仕事している人達は
みんな、何か満たされない思いを抱えて生きている。
それでも、投げ出さずに働いている。

今のおまえに料理への思いを語ってほしくないし聞きたくもない。

目の前の事に一生懸命になれないヤツに夢を語る資格なんてない。
俺はそう思う。




そして、また1日がやって来る。

与那嶺さんから言われた事。
桑原さんから言われた事。


伴はまず今の仕事を頑張ってみる事にした。


オーナーシェフに言われた。

伴の笑顔。
42点。ちなみに100点満点でな。

昨日とは大分笑顔になった気がする。

まだぎこちないけど―――。



さて、今日は私も仕事でミスしてきたとこです。

システムのチェックをしたはずなのに
ボロボロボロボロと問題が出てきました。


自分がチェックした時は問題ない!と思っていたのに
上司に指摘されたところを改めて見てみると
たしかにおかしいなぁってとことかがありました。

中には問題ないようなとこもあったのですが、

どちらにしてもミスだからなぁ。
というか、前にも同じミスをやってるってのがイタイ。

だから余計にへこみます。

この手の作業は自分は苦手なようです。


これを繰り返さないためには、自分自身の能力では
限界があるような気がするので、
なんかこの手のチェックを行うためのマニュアルとか
ミスに対するチェックリストとかを作る必要があります。
これ以上、同じミスを繰り返さないために。


そうやって
今ある目の前の仕事をとりあえず頑張らないとあかんですねぇ。

それが満たされない仕事であってもね。



今回の内容はそんな感じですね。


役柄としてまず印象的だったのが

桑原と与那嶺ですね。





優しく穏やかな口調の与那嶺。
冷たくて激しい口調の桑原。

語り口は対照的ですが
言ってる言葉はどちらも厳しいですね。


彼らは伴がいた時代を乗り越えてきたからこそ
語れる言葉なのでしょうね。



伴を励まそうとするも
自分のキャラじゃないと言って去っていく香取ですが
個人的にそういうも佐藤隆太さんのキャラではない気がしますね(笑)


でもって、妹尾とあすかはなんとなく伴の事が気になっているみたいですね。

ここから目の前のホールの仕事を頑張ろうとする
伴の奮闘振りが楽しみですね。


後はそれを温かく見守るヨナ&クワ&ヒメの姿も(笑)



さて、今回のスピンオフ。

メインは与那嶺さんです。
もうねぇ、与那嶺さんファンにはたまらない感じなんだろうなって気がします。

後、織田さんとの見えない対決も見物です(≧∇≦)b

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