僕の歩く道 第10話

母はいつも輝明の事ばかりだった。
俺は子供の頃、輝明の事でいじめられていた。
学校の先生は輝明の事に対する不満を俺にぶつけていた。

母は知るはずがない。

母はいつも輝明の事ばかりだった。
輝明の事でいっぱいだった。

そんな母に俺の事で余計な心配をかけたくなかった。



お母さんはいつも輝明の事ばかりだった。

お母さんはいつも輝明の事ばかりだった。
輝明の事でいっぱいだった。

そんなお母さんに私の事で余計な心配をかけたくなかった。




ただ、母に
ただ、お母さんに

甘えたかった。




―――ごめんね。秀治、りな。





「子供がいたら離婚なんか・・・」


結局、夫は誰でも良かった。
私でなくても良かった。


そんな場所には、夫とはもう暮らせない。



私は家を出た。






テル、ごめんね。約束を守れなくて。
私が言った約束なのに。

テルは約束を守るのに。




眠れない。



眠れない。



眠れない。




私はただ甘えたいだけなのに。


携帯を見る。
「大竹」の文字にふと指が止まる。



時計を見る。

0:19


―――もう遅い。



それから「お母さん」の文字を見る。
私は電話を閉じた。


本当は母に甘えたい。

でも、昔も今も母は変わっていないと思う。



数日後、千晶の勧めもあって電話してみた。






―――予想通りだった。



昔も今も母は変わっていなかった。



私をわかってくれる人はただ一人。

私は彼を必要としている。

安心して眠れる場所―――。







今回は親に対する「甘え」がひとつの鍵になっていましたね。
本当は子供の頃にもっともっと親に甘えたかった。
だけど親の事を思うと迷惑をかけたくなかった。

そんな子供心がずっと引っかかっていたのでしょうね。


その言葉を知った母はちょっとだけ悔やみます。



そして、りなが帰った時、普段ならテーブルから動かないのに
玄関先まで足を運ぶ辺りにその償いのような様子が窺えます。


秀治もまたりなの思いがわかるのでしょうね。
かつて、自分も通った道だったから。

本当は秀治も甘えたかったのでしょうね。


ただ、もうあの年になると親に甘えるというのもちょっと抵抗があるもんで(;・∀・)ゞ


その不満とテルのロードバイクのレースがあまりにも突拍子のないものに
感じて、今までの経験から秀治は強烈に怒り出す。

たしかにいつまでも兄弟に甘えられる訳ではないですね。
いつかは自分で自立をしなければならない。



でも、輝明は徐々にですが自分で自立した道を歩んでいるんですねぇ。



さて、母と妹の姿にちょっとだけ自分の苦労をわかってもらえた
安堵感のようなものを感じた秀治は輝明にさっきは言い過ぎたと謝りに行く。


そこで見たのは
ゴミ箱に捨てられたロードバイクのレースの広告。


おもむろにロードバイクのコースをキチンと走れるのか不安になった秀治は
かつて小学生の輝明がかけっこでコースを真っ直ぐ走れなかった思い出を語る。

「お兄ちゃんが手をひいてくれた。かけっこ。ありがとう。」


この言葉にちょっとだけ癒される秀治。
自分のあの時の苦労は無駄ではなかった思いが感じられたようです。




それから真樹も輝明のことで色々と考えてくれるようになったようです。
ホームグループとかしっかりチェックしたりして。




そして都古が輝明に電話したシーンですが
何も言わなかったのに電話の相手が都古ちゃんってわかるってΣ(゚д゚ノ)ノ
輝明ってテレパシーでもあるんじゃないかって思ったりしてまいますね(笑)



そして最後のこのシーン。

輝明は残業して動物達の説明のために
文章を暗記してるのですが、ふと読むのを止めて後ろを振り返ると

都古ちゃんは寝ている。

そこで輝明は当たり前のように自分の上着を脱いで都古ちゃんにかけてあげる。

そしてまた仕事を始める。





今までには考えられないくらいビックリしたシーンでした。

ここに輝明が都古を大事に思ってる事がよくわかります。



さて、来週はもう最終回ですか。

あぁ、なんかもう終わってしまうの?って感じですね。


そしてロードバイクのレースですか。


亀田さんが言っていた言葉。

新しい自分。新しい世界。
そこにはつらい事も待っている。

でも、そのつらさを乗り越えた時、
ロードバイクに乗る者だけが知る世界を見る事ができる―――。


わかる気がしますね。


以前、「メッセンジャー」に出演してましたからね。

この辺は完璧でしょうけど、最後にどんな世界が待っているのか
次週がとても楽しみです(^▽^)

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