ウォーカーズ 第3話 「目覚め」

父が危篤―――。

父に会いたいと思って実家に駆けつけると


父は元気だった。
(゚Д゚;)唖然


父に言いたかった事。

自分は本当は寺を継ぐ決心がついていなかったという事に。


父は笑った。

自分のために嘘をついてくれてわしは嬉しい。

父はお寺の次男に生まれ
長男が寺を継いだのだけど、その長男が亡くなって
自分が継ぐ羽目になった。

当時、思っていた。

何で、自分が寺を継がなければならないんだって。


だから、自分の進みたい道を進めばいいんだよ。



おまえは昔の俺だから。



とりあえず、ホッとした徳久は仕事に戻る事にした。
翔子を残して。





仕事先で徳久を待っていたもの。


自分の企画を奪っていった同僚。
社長の御機嫌ばかりを伺う上司。



それから、今回、自分の企画がダメになった事で迷惑をかけた会社にお詫びにいく徳久。
そこで今度、寺島さんがここで働くという事を知る。


その夜、いつものバーに寺島さんがいた。

寺島さんが今度働く場所。


ただ、いればいい。


それだけで給料がもらえる。



一生懸命働いて会社に尽くしてきた。

自分は会社に必要とされていると思っていた。

でも、現実はそんなものだった。
いてもいなくてもどうでも良かった。

それは仕事に限った事ではない。

家庭に関しても。

仕事があるから。
そういって自分は家族から逃げてきた。


そうして生きてきた自分に、残ったものって何なのだろうか。



徳久も自分の思いを吐露した。


自分の企画を奪っていった同僚。
かつての自分。

社長の御機嫌ばかりを伺う上司。
20年後の自分。


何か虚しい。
一体自分のしたい事って何なのだろう。




そして二人はもう一度お遍路をする事にした。




今度は自分のために―――。




今回、序盤に寺島さんが進藤夫妻に言った言葉は良かったな。
あなた方がいない間にお子さんは
自分で色んな事を知らなければならない。

あなた方が1日1日修行を重ねている間に
息子さんも1日1日修行を重ねているんだよって。


・・・という事は
ひきこもりのお子さんがいる親御さんは
お遍路さんをしてみましょうという事なんでしょうかね(笑)


でも、まぁちょっとだけ一理はあるかもしれないですね。
その時は金目のモノは全部隠しておかんといかんやろうけど(苦笑)









もうひとつは命の重さ。


エリは看護師だった。
ある時、患者さんに自分の友達がきた。
それから二ヵ月後、友達は死んだ。
その日、私は泣いた。
彼女の妹よりも泣いた。

でも、次の日。
何事もなかったかのように仕事をしている自分がいた。


いつのまにか自分は人の死に鈍感になっていった。



その言葉に坂田も自分の過去を吐露する。



ベトナムの戦争真っ只中、自分は写真を撮りに行った。

名声、出世、金。
様々な欲が自分を取り囲んだ。



そうして自分は人の命の重さが分からなくなっていった。

そしてある時、気付く。


人の命の重さに。





プロのカメラマンならばこの惨劇を写さなければならなかった。

しかし、それが出来なかった。


ただ立っていた。

そうして私は見殺しにした。



そして気付く。
亡くなっていった方々に自分が何も出来なかった事に。
今まで、自分がここでしてきた事に。


今、こうしてお遍路をしている。


自分がしてきた事に後悔して。




後悔。
考え出すと霧がないのかもしれないね。


子供の頃に描いていた自分と今の自分。


何でこんな風になってしまったんだろうって。


正直、そんな風に考えた事はなかったな。


あんまり振り返っても、何かが変わる訳ではないからね。


ただ、
誰かの幸せな光景と自分の現状を比べてしまう事は高校時代までは
よくあったな。



その時、友人が教えてくれたのだけど
「隣の家族はきれいに見えるけど、みんなそれなりに悩みを抱えているんだよ。」


あの時から自分の中で何かが変わった気がするな。


「他人と比べる事は不幸の始まり。」



それが口癖になってもうたな。



一体、自分はどこに向かうのだろう?


考えた事もなかったな。



それと徳久の親父さんが徳久に

「おまえは昔の俺だ。」


と言った言葉がちょっとひっかかった。



自分の親父。
自分の母親。
自分の祖父。

全く同じ人生を辿るという事ではないけれど。


今の自分の苦悩は
かつて親父が母親が
そして祖父が辿ってきた道なのかもしれませんね。


そもそも答えなんてモノを求めるから迷うのかもしれませんね。

あ~難しい(笑)

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