僕の歩く道 第2話

「大竹さんの担当はジンジンです。」

指導員の三浦さんから言われました。

それからずっとジンジンの世話をしました。
その日、お客さんから山羊の餌やりの時間を聞かれました。

その時、その質問はわかりませんでした。

それで三浦さんに「お客さんと話さないように」って言われました。


次のお客さんに質問をされました。
わかっていたけど僕は答えませんでした。


お客さんが怒っていました。



園長さんからどうしてわかっている質問を答えなかったのか聞かれました。


「お客さんと話さないように」

誰に?

「三浦さん」


「チクってんじゃねぇよ」

三浦さんが言ってた。意味がわかりませんでした。

でも、嫌な事でした。



意味がわかりませんでした。
気になって眠れませんでした。



ある日、りなに聞いてみました。


「『チクってんじゃねぇよ』って何?」




それから僕はあまり食べる事ができませんでした。


そして僕は倒れました。


次の日、僕は仕事に来ました。

お母さんが来ました。
お母さんは「もう仕事に行かなくていい」と言いました。
都古ちゃんは「ここで仕事がしたい?」と言いました。



「大竹さんの担当はジンジンです。」

指導員の三浦さんから言われました。



仕事の終わりの時間が来ました。

「さようなら」

三浦さんが僕を呼びました。
僕がテンジクネズミの解説を覚えてるって言いました。

「チクってんじゃねぇよ」



いつもの帰り道。
うれしくなりました。
「こんにちは」

「僕の仕事は動物園の飼育係です」


都古ちゃんへ
今日は動物園に仕事に行きました。
ジンジンの世話をしました。
正式さいようになりました。





言葉自体は淡々としたものなんだけど
この言葉に輝明の感情がつまってる感じがしますね。


輝明は感情と表情が一致しない。
あえて表情の変化はないけど、その行動のひとつひとつに
輝明の感情が浮かんでくる。
これでまたひとつ輝明を知った感じがします。

輝明は気付いてないんだろうけど
指導員の三浦さんと輝明には距離が感じられましたね。
例えば
二人が食事を摂る時、二席の間が空いていた事とか、
都古が「大竹さん、どうですか?」と聞かれた時
ちょっとした間があって「うん、別に問題ないよ」と答えるとことか。

次回は輝明と三浦が食事をする時の二人の席に注目ですね。



今回もまた伏線が4つ程ありましたね。

まずは都古。
同僚からの愚痴にもうわの空。
ぽっかり空いた心の隙間。

そこにいきなり不倫相手の河原がやって来る。
うれしいけれど。

来る時には電話して。
自分の都合で自分の好きな時にだけやってくる。
自分は都合のいい女性になりたくない。

だから今日は帰って。


そして彼を帰したものの、やっぱり後悔して彼を追いかけようとする。

電話が鳴る。
また、仕事かぁと思い受話器をとる。

「今から行ってもいい?」

そして私は彼を受け入れる。


ハハァン、河原がちょっとカッコイイって思ってもうたな(笑)

聞いていたとはいえ、OLの千晶は河原の左手の薬指をしっかりチェックするんやなぁ。

それはさておき、都古は自分でも報われない、ずっと一緒にいれないって
わかっていても続けてしまうこの恋に
癒されると同時に疲れているような感じもしますね。



2つ目は輝明の甥・幸太郎。
大竹家の輝明の母と幸太郎の母との方針。
つらい事があっても仕事をするのと輝明に教える母。
ビシバシ勉強を幸太郎にさせる母。
秀治には同じにしか見えないのだけど
「私とお母さんでは教育方針が違うの」と言い切る妻。
あんな感じだと幸太郎がパンクしてしまいそうですね。



3つ目は輝明の妹・りな。
週3、4回ファミレスでバイトを決めたから心配しないで。
と言う娘に母は
「りなの事は全然心配してないから」

輝明が倒れたその日、輝明の寝顔をずっと見守る母。
その姿を見つめる妹。
自分もお母さんに心配されたい。
それなのにお兄ちゃんばかりお母さんを独占してる。
そんなりなの声が聞こえてきそうです。



最後の4つ目。
ストレスで倒れた輝明を明日も仕事に行かせるという母に対して
仕事を辞めるように勧める兄・秀治。
障害者と健常者。みんな自分の事でいっぱいなんだ。
それが世間なんだ。
まぁたしかにそうではあるんだけどね。
ただ、輝明の事を「恥ずかしい」と思ってるでしょという母。

お父さんのように。

輝明に対してどことなく距離を置く指導員・古賀。
彼もまた輝明のお父さんのように思っているような気がします。




とりあえず今後はこの4つが描かれる感じを受けますね。


そしてもうひとつ、このドラマでは
自閉症の方との関わりが今のとこ見えるテーマになっている感じですが、

輝明の母が「親なのに自分の息子の気持ちがわからない」と呟く。

大竹輝明がどういう人か知ろうとしていく事で関わりを持つという事。



それは自閉症に限らず健常者であっても
人と人との関わりにも言える話でもあるんじゃないのかなって
ふと思ったりしますね。





ちなみに今回のツボは
輝明が正しく「チクってんじゃねぇよ」を使えた事でした(笑)

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