龍馬伝 第47話「大政奉還」

慶応三年十月
京の町は混乱していた

空からお札が降ってきたというて

町中で皆が
ええじゃないか、ええじゃないかと踊り騒いでた
皆、自棄になっていた

それは幕府もまた同様であった


慶応三年十月三日
土佐参政・後藤象二郎が
山内容堂公からの建白書を持ってきた

それは政権を帝にお返しせよというものであった



当然の如く、幕府は紛糾した



如何に山内容堂公とはいえ、この建白書は不遜ではないかと
徳川家は薩長に対して力を見せ付けるべきではないか

一方で山内容堂公は世の中の流れを読むことに長けた男
政権に固執しては徳川家は薩長によって滅ぶと読んでいるのではないか



二条城で洩れ聞こえる情報に龍馬は動いた



龍馬は勝麟太郎の師でもある永井玄蕃頭に面会した



海軍操練所で学んだ中に船長が取る行動は
船や積荷ではなく船客、船員の命じゃと

徳川幕府という船は薩長に攻められようとする今
徳川慶喜公が取るべき道は徳川家の者達を御守することではないですろか



大政奉還が船長の役目だと申すか


100年後、200年後の日本を決める決断でございます
どうか、日本の未来を第一に考えてもらえませんろか


龍馬の問いかけに永井が応えることはなかった




そして、後藤象二郎に文を書いた



後藤様 戦だけはなんとしても避けんといけません

明日、徳川慶喜が大政奉還を退けたら
私は慶喜公を斬るがじゃき

上様一人の命で日本が守られるやったら
わしは躊躇のうやるがじゃ

後藤様もそのお覚悟の程を




龍馬の覚悟に後藤は打ち震えた





そうして慶応三年十月十三日
二条城に四十余藩の重役が集められた


面を上げい

土佐藩の山内容堂が大政奉還を建白した
幕府を終わらせようという主旨じゃ

皆に問いたい

もし、わしがこれに応じるとすれば皆は何とする
わしは皆の意見が聞きたい
徳川は大政をお返しして奉ってもよいと思うか



将軍の問いかけに皆、当惑した

そして、言葉に詰まった

自分の言葉によって藩の命運をも左右するやもしれない


それ故に皆、一様に国許に帰り相談の末、返答すると言葉を濁した




そこに唯一人

大政奉還するべきだと主張した男がいた

土佐藩参政・後藤象二郎である




私は大政奉還なさるべきかと考えます
帝に大政をお返しすれば大英断
薩長との戦も防ぐことが出来ましょう

日本を救うた英雄として未来永劫
歴史に刻まれる事となりましょう
上様、ご英断を



もうよいもうよい
皆下がれ




徳川慶喜が明治天皇に大政奉還の受理を求めたのは
それから翌日のことであった




徳川幕府が大政奉還をした報せは瞬く間に日本中に広がった


龍馬は大いに喜んだ


これで戦をすることなく日本が変えられると

そんな龍馬の姿を勝麒太郎は我が事のように喜んだ



だが、一方で幕府の大政奉還を喜ばない者達がいた


薩長が力による倒幕を強調したのは
大政奉還を行ったのでは

いずれ幕府が力をつけて薩長に潰されるやもしれない

ならばこそ、力によって
幕府の力を削らなければならない

いわば、幕府に対する恐怖が
薩長を力による倒幕に駆り立てていた



それだけに大政奉還の旗頭となっている土佐藩
その土佐藩の山内容堂、後藤象二郎を突き動かした

坂本龍馬が邪魔でしかなかった



そして、幕府では
山内容堂に大政奉還を進言したのが坂本龍馬
そして、薩長を結びつけ

なおかつ、第二次長州征伐で
長州藩を勝利に導いた

それもまた坂本龍馬であったことを知った


自分達は坂本龍馬に踊らされていた

その事を知った時
幕府内に憎しみが湧いた―――――。






ここで新選組と龍馬を関わらせることで
龍馬暗殺には新選組も関与していたのではないかと
思わせるようなところがありましたね




それから勝先生の再登場



よう、久しぶりだな、坂本

薩長との戦はどうなるのか
江戸のやつが大騒ぎしてるから
京に来て見たらこの騒ぎだよ

山内容堂公に建白書を書かせたのはお前さんだってな
察しはついてたよ


徳川の世は終わったですき

気安く言ってくれるなよ

お前さんが徳川を残そうと頑張ってくれるのは分かっている
だがよ、幕府をなくすのは大変なことだ

徳川幕府には2万の人間がいる
そいつらのほとんどが役目を失う事になる



先生、ひとつ言うてもよろしいですろか
そんなことはどうでもええことですろ
大政奉還がなれば帝をてっぺんに頂き
後は上も下ものうなるがじゃ

仕事をすればいい
百姓や商人と同じように金を稼げばいい
そうですろ?



龍馬の言葉に納得して笑う勝

だがな、坂本
ひとつだけ条件がある
上様が大政奉還をご決断をするということは
凄まじき決断である

敗軍の将として扱う事は俺が許さねぇ
薩長を抑えられるかえ



はい、命に代えて



それから大政奉還がなった事が分かった後


坂本龍馬
なんて野郎だよ
たった一人でこれだけの仕事をやってのけた!!


戦をせんと世の中を変える大仕事じゃ
大政奉還はなった

けんど、それだけじゃ人々の暮らしは変わらん
これからじゃ
全てはこれからじゃき



馬鹿野郎
そんなことは分かりきっている事だ

700年続いた侍の世の中をぶち壊した
これからがお前さんの勝負のしどころだよ

お前さん、これから何をするんだい?
なぁ坂本、また会おうぜ




このシーンで私が思ったこと



ただ、武田さんが「龍馬はスゴイ」って
言いたかっただけでしょ(゚Д゚)



この点については次回、最終回の総評で
ガッツリ言おうと思うんだけど


そもそも、坂本龍馬って
ごく普通のどこにでもいるような人間だったというコンセプトがあって
第三部とかになってもそこの部分は守っていたと思ってたんだけど

どうも、ここ最近の龍馬はどうも
制作サイドが思い描く「坂本龍馬」のイメージが強いように思えてならんですね。


今回の勝の台詞がそれを物語っているようです。

後はまた来週ということで

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

2010年11月21日 23:18
>ただ、武田さんが「龍馬はスゴイ」って
言いたかっただけでしょ

まあ。。。勝先生は久々に出てきたのに今イチ存在感無かったですね。
結局「龍馬は凄い」に尽きてしまうストーリー運びなのでした。

それでも、最終回一個前だと思うと、それなりに感慨深く見ちゃいましたわ。

来週は。。。
ちゃんとレビューできるか不安です(-_-;)
みのむし
2010年11月22日 18:46
何が何でも坂本竜馬が成し遂げたってことを
前面に押し出したいのはわかるんだけど、
逆効果だよなぁ~。って思いますよねぇ。
勝先生が力説すればするほど萎えてしまいました。
そんなこと言わせなくても、別の表現の仕方は
ないんだろうか??
2010年11月23日 18:02
>ごく普通のどこにでもいるような人間だった
そうなんですよね~。
ラスト前で期待しすぎたせいか、
特に永井玄蕃頭に面会した龍馬の出方(態度)に、
何様?のような違和感を感じてしまい、
今までの龍馬の頑張りがここへ来て、白けた~。
そこまでやらなくても(見せなくても)ね~。
素直に「カッコイイ!」って思えなかったし。
ゾクゾクもなかった。
私も萎えてましたわ。
えぇじゃないかがうるさくて邪魔に思えたほど。オイ

武田さんの喋り方って
こんなにクセが強かったですかねぇ。
『ナサケの女』でも、気になっちゃって~。

でも最終回はすごく楽しみ。
やっぱり最後は泣かせて欲しいですわぁ。
見てるだけ~で勝手なこと言ってます^^;
ikasama4
2010年11月24日 21:03
くう様
ほんとにねぇ
なにかここに来て龍馬を持ち上げようとする雰囲気が
これまで積み上げてきたドラマの雰囲気をぶち壊してる
ように思えてならないですね。

最後、どういう描き方になるか
その辺も含めて総括してみます
ikasama4
2010年11月24日 21:04
みのむし様
ですよねぇ。
龍馬がスゴイというのは分かりますが
周りがそうやってもてはやして、その価値観を
押し付けようとしてるところがどうも萎えさせるところですね。

そんなことをしなくても龍馬は十分魅力的だと思うんですがね。
ikasama4
2010年11月24日 21:04
mana様
身分の格差なんて関係ないという
開き直りが龍馬にはあるんですが

なんか、これまで龍馬がスゴイというもちあげがあるので
それと相まって龍馬の自信過剰に見えて仰るようにしっくり
こないとこがあります。

後はなんでもかんでも龍馬がしたことのようにするのも
萎えますね┐(´ー`)┌

武田さんは基本的にキャラが濃いですからね。

最終回、どうなりますかね。
とりあえず、のんびり見るとします

この記事へのトラックバック

  • 龍馬伝 第47回「大政奉還」

    Excerpt: 龍馬伝最大にして最後の大きな出来事である大政奉還の時がやってきました。山内容堂の建白書を慶喜に提示する後藤象二郎の風貌は怪しさにあふれていて、特にもみ上げ部分については少し手入れをした方がいいんじゃな.. Weblog: あしたまにあーな racked: 2010-11-21 23:14
  • 【龍馬伝】第四十七回

    Excerpt: 明日、慶喜公が大政奉還を拒まれたらわしは慶喜公を斬るつもりがです。龍馬からの手紙にはそう覚悟が書いてあった。後藤に諸藩の集まりの時に慶喜の説得を頼むと。山内容堂の建白書... Weblog: 見取り八段・実0段 racked: 2010-11-21 23:15
  • DS 維新の嵐 疾風龍馬伝

    Excerpt: 情熱の志士・坂本龍馬 Weblog: ゲーム攻略サイト racked: 2010-11-22 13:26
  • 【龍馬伝】第47回と視聴率「大政奉還」

    Excerpt: 【第47回の視聴率は11/22(月)夕方追加予定】賑やかな「ええじゃないか」が効果的に使われていましたね♪遂に、大政奉還が実現しました。260年以上続いた徳川幕府の終焉であり、700年... Weblog: ショコラの日記帳 racked: 2010-11-22 13:57
  • 坂本龍馬

    Excerpt: 坂本龍馬の一緒を紹介します Weblog: 坂本龍馬の歴史事典 racked: 2010-11-25 22:49