龍馬伝 第39話「馬関の奇跡」

明治の時代
かつて長崎で絶大な力を奮っていた豪商達は消え去り
あのグラバーは岩崎弥太郎の下で働いていた


だが、幕末のあの時代

慶応2年6月
長崎で商売をしにやって来た岩崎弥太郎は誰にも相手にされなかった



あの坂本龍馬を罪人扱いしている土佐藩だからと

この長崎で土佐の人間が商売をしたいのであれば坂本龍馬を通してくれと。


その事が弥太郎には悔しかった


土佐藩の商売を一手に任され
上士を部下に従える事が出来るようになったというのに


龍馬はいつも自分の先を行く。


あんな女たらしの人たらしで口先ばっかの男やのに
皆が龍馬のことを褒め称える



その悔しさを弥太郎は今でも忘れていない
同時にそれが今の弥太郎を築き上げていた。


だから、龍馬を英雄視したような記事を書いた
あの新聞記者が腹立たしかった。



そんな弥太郎に母が声をかけた。


弥太郎、引き受けたからには
最後まで龍馬さんの話をしいや

龍馬さんがおるんやけん
今のおまんがあるがじゃ

岩崎弥太郎には語る義理があるがじゃ
龍馬さんが何をしたか
どうして殺されんといかんかったか―――――








慶応2年6月
その頃、幕府と長州の戦が始まっていた。

幕府は芸州口、小瀬川口、石州口、小倉口の四方面から侵攻してきた

坂本龍馬は亀山社中の面々と共にユニオン号に載り
長州と共に幕府と戦う道を歩んでいた。


そして、龍馬は小倉口を担当する高杉らと共にいた


戦が始まる前の一時


高杉は奇兵隊の面々に三味線を弾き語った


高杉は言う

奇兵隊の者達は武士ではなく
農民や商人、色々な職業の者達がいる。

そうした者達が加わることで新しい時代ができると
その日のためにわしらは戦う



高杉の言葉に皆が気勢をあげる。


そんな光景を見てた沢村は言う

こういう人らのためにわしらは日本を変えんといかん

その言葉に龍馬も頷いた。



その中、龍馬はふと咳き込んで
皆の集まりの中から場を外してどこかに行く高杉を見止めた



高杉は咳き込んで吐血し、染まった掌を水で洗い流していた




高杉さん・・・・・

労咳です。

労咳?!
そんな体で戦にでちょったらいかんぜよ
医者には見せたかえ?


僕の命はもう長くないそうです
休んどる暇はありません
長州のため
日本のために働かなければ


エゲレス行きを止めたのは―――――

それも運命です
先が短ければ僕は面白く生きたい

打ち上げ花火のように
それが高杉晋作の生き方です



そう言って高杉はいつものように龍馬に笑いかけた





それから高杉ら長州軍と龍馬らは今後の戦い方について考えていた。



幕府軍は大軍にものを言わせて攻めてきた
だから兵力が圧倒的に劣る長州が守りを固めると考えているはず

その考えのウラをついてこちらから攻め込む

そこに勝機があると


そして、明日の夜明けを目指して奇襲をかけると




6月17日

高杉ら奇兵隊は関門海峡を密かに渡り小倉に上陸

陸上戦を展開すると
ユニオン号を操る龍馬は海上より砲撃を行った。



小倉口を守るのは
熊本藩、小倉藩、佐賀藩等々で
その藩を統率する老中・小笠原長行であったが

小笠原は諸藩を統率できず兵を出さない藩もあった。

そうして高杉が小倉口に侵攻すると
長州藩に怨みのない諸藩は撤退し

小倉藩は城に火を放って退却した。



長州が幕府に勝利した瞬間だった。



更に幕府に追い討ちをかけたのは
戦によって米が高騰したことによる庶民の怒り


そして将軍・徳川家茂の死去であった。



幕府はもう戦どころではなくなってしまった。





幕府が長州に負けたという事実は日本中を揺るがした

徳川の時代が終わるのではないか、世の中は騒然としだした


と同時に長州と薩摩は幕府を力で倒せると確信させる出来事となった。



龍馬と高杉はこれ以上幕府と戦う事の利のなさを桂小五郎に説いた



何を言い出すんだ、坂本君

薩摩との盟約も幕府との戦を想定してのもんじゃろうが
全ては幕府を倒すために

それに戦をせんでどうやって幕府を倒すつもりじゃ?



幕府に政権を返上させるがです

そもそも将軍職は夷狄から守るために国を賜った役目

つまり、幕府は帝から政権を託されてる
それを返上すれば戦をせんと、幕府を倒すことができるがじゃ



大政奉還論か

この考えを提案したのは過去にもようけおった
けんど皆、諦めた

その力を手に入れたもんは手放さんけんの

徳川はそんなお人よしじゃない



ほんじゃけ、武器を持つがじゃ

力づくでも滅ぼしちゃると
幕府に迫るための力を持つがじゃ


君が日本の未来を憂いているのはよう知っている
けど、地に足がついていなければ夢物語じゃ
君たちに付き合うつもりはない

大政奉還は奇跡でも起こらん限り無理じゃ



桂もまた、手にした力を誰にも与えたくなかった

龍馬の言葉は桂には届かない。



桂の言葉に龍馬は思う

その奇跡を起こさんと日本はのうなってしまうがじゃ―――――









これまで、龍馬は
薩摩と長州とを手を結ばせるという奇跡のようなことを
やってのけてきたのに、龍馬の言葉が実現するとは思わない
桂の言動が悲しかったりしますねぇ。



それからお元と弥太郎との会話のシーン

やたら長くて必要ないのではないかとも思ったりしたんですが

よくよく考えるとこの二人は似てますね。

他人の事を信用しないトコロ

違いがあるとすればそれを口にするかどうか
それくらいのもんですかね。

一方で弥太郎が上士を部下に持つ役職を手にしたことでその力に浸るとこは
幕府を倒した長州の優越感と同じようなものだったのでしょうね。


それ故に、龍馬がいないと仕事が出来ないという事に歯がゆさを覚え

それが後の岩崎弥太郎の更なる原動力になってくとことかは
面白いもんですね。


たしかに一度、手にした力は手放したくないもんですね。



それにしても弥太郎が総髪になっているとはwww


イラストの方はなかなかいい構図がなかったので今回はお休みです。




それからあの海上からの砲撃は相当な迫力がありましたが
その砲撃をものともせず、三味線を片手に戦場を歩き
敵を撃退していく高杉晋作

かっこよすぎですね。

あれはもうキャシャーンです ̄▽ ̄


それがために高杉が率いる奇兵隊も独特の不気味さがありました。

なんか、あそこだけは高杉のターンでした≧∇≦b


これは来週の再放送、録画して何度も見ようと思います。


さて、次回は後藤象二郎との対面


どういう風に展開していくか、楽しみです

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この記事へのコメント

2010年09月27日 00:47
>龍馬の言葉が実現するとは思わない
桂の言動が悲しかったりしますねぇ。

そうですねぇ。。。
その未来を知っている身としては、その夢は実現するんだよ~。
夢にときめけ!(あの後「ROOKIES」を見ていたので今かぶれてます^^;)
と、木戸に教えてあげたいです~。

高杉さん「キャシャーン」ですか^^;
私には座頭市に見えてしまいました。
(記事には琵琶法師と書いてしまったけど~)
公式サイトの大友さんのコメントを読んで、何が仮面ライダーなの?
と思っていましたが、初代はギター抱えてたんですよね。確か。

来週は私も楽しみですよ~(*^^*)
あれだけ龍馬を毛嫌いしている後藤が、どうやって龍馬と
手を組む事ができるのか。。。
期待しちゃいます。
SFurrow
2010年09月27日 08:26
来月は世田谷の松陰神社の恒例「幕末維新祭り」でございます~
奇兵隊踊りなどもあって、商店街主催で盛り上げているので、萩ご本家の例大祭よりも盛大かも? 今回は高杉晋作「キャシャーン行進」のビデオが流されるんじゃないかと期待してます(^^ゞ
同じ長州内部でも、木戸と高杉の立場・意見の違いなどよく描かれていたと思います。木戸さんとしてはこの時点で、本当に薩長同盟が機能するかどうか、まだまだ不安だったでしょうし、薩摩についても信用しきれてなかったと思うんですよね。
薩摩や幕府についても、このくらい描いてほしいですよね。勝海舟も全然出てこないしね~。
各パートのオープニングはいつも期待を持たせますが、今回も面白かったです。第4部は史実として弥太郎と龍馬がからんでいるから、3部のように弥太郎が新撰組に捕まったとか、無理なフィクションをしないですむわけだし、史実を生かして面白く作ってほしいですね。
個人的には今回、ピエール滝さんがツボでした。誰が上司になっても文句を言わず営々と業務に励むサラリーマン精神が見上げたものです。こういう地味な人が激動の時期をサバイバルして生き延びるという所をきちんと描くドラマが好き♪
(風林火山のデンベエ的立ち位置ですかね?)
ikasama4
2010年09月27日 21:20
くう様
龍馬が薩長を結びつけた事自体
奇跡のような出来事であり

それを桂も西郷も見てきてるはずなんですが
その龍馬の言葉を信じられないのは悲しいですね。

というか、自分らの時代を作るには
幕府は邪魔者でしかないという思いが強いのかもしれんです。

伊勢谷さんは以前「キャシャーン」を演じてたもんで; ̄▽ ̄ゞ

そうですねぇ。
来週は後藤さんとどうなるか楽しみです。

ついでに明治の時代の後藤さんを登場させて
彼がどうなっているのかも見てみたいもんです ̄▽ ̄
ikasama4
2010年09月27日 21:21
SFurrow様
「幕末維新祭り」すごそうですね。
それが世田谷というのが面白いですねぇ。

あの映像はカッコよすぎでした。
多分絶対流れてるんじゃないかと思います。

長州内部での木戸と高杉の意見の違い

高杉は戦争屋で木戸は政治屋みたいなとこが
如実に出ていたとこですかね。

そういえば勝さん出てこないですねぇ。

溝渕は上司が誰であろうと
黙々と働く、正にサラリーマンの鑑ですね

たしかにポジション的にはデンベエさんに近いですね ̄▽ ̄

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