八日目の蝉 第3話

私は薫と三年間ここで過ごした。

薫が
初めて立ったのも
初めて歩いたのも
初めて喋ったのもここでした。


ここは逃げ場のない女達の駆け込み寺

施設で作ったパンを行商で売る事で生計を立てていた


後々批判を受けた組織でしたが
お母さんはここで生きていくしかなかった


みんな、何かしら事情を抱えていた。


住みやすい場所でした。


ただ、夜の間
あなたと離れて寝なければならないのが
お母さんにはつらかった。


薫。それはあなたも同じでしたね。


薫、本当はね
24時間365日
あなたといたいのはお母さんの方でした。

あなたとの時間とは終わりがあると
気付いているのはお母さんだから――――。





今回もかなり強烈でした。


まず、高畑さん演じるサライさんには

かつて育児ノイローゼになって
自分がお腹を痛めて生んだ我が子を三階から投げ捨てた
過去があったみたいで

男は女の敵

子供でも長じれば敵になる

男は女の敵

この世の悪魔だから



17歳の女性が子供を産む事に対して

どうしてそんなに子供が生みたいの?

どうしてって可愛いから

まだ生まれてもないのにどうして可愛いって分かるの?

自分の子だったら可愛いって決まってるの

決まってないのよ!そんなの!


と、あのように彼女が語ったのは

男がいるから
自分は子供を生み、そして罪を犯したと考えているのかもしれません。

そして悔やんでいるんでしょうね。


ですが、施設で御産をした女性の姿を見て

自分が犯した罪の大きさに
自分が捨てた命の重さに

涙を止める事が出来なかったという事なんでしょうね。




それから久美との対比がまた強烈でした。


3年前、親権を奪われ
息子と離れ離れになってしまった事を悔やみ
どうしても子供と一緒に住みたいと思う久美は

3年ぶりに息子と会った。


だが、3年前の息子はまだ2歳で
5歳になった息子は自分の事を全く覚えていなかった。


しかも、別れた夫は再婚していて
血の繋がっていない女性を母親と慕っている。

そして、その母親は
息子の好きなものを知らなかった。



なんや、あの女
母親でもないのに母親ぶりやがって。
チョココロネや

息子が好きなのはチョコなんや。

あたしの子や。
あたしは分かってる
あたしのお腹を痛めて生んだんや

血の繋がってないもんに子供の事を分かってたまるか!

本当の母親はわたしやのに。



自分の子供との時間を過ごせないやりきれなさとか悔しさとか

これが全部
希和子に子供を奪われた秋山恵津子に重なって見えてきます。



それでも子供といれる限り

どんな事をしてもその時間を大切にしようとする
希和子の姿はある意味、天晴れですね。


で、子供といれる時間を少しでも長くするために施設から脱走し
泣く薫に怒りをぶつける姿に

自身が親でないが故のエゴが強く感じられます。


で、これからどうしようかと虚ろな表情を浮かべていた
希和子は薫の言葉も上の空


でも、薫の「月が動いている」という言葉に反応する希和子


薫。
その時、お母さんは気付いたのです。

外の世界をまだ何も知らない

窓枠で切り取られていない星や月

小さな子供なら誰でも知っている場所

これから私が全部あなたに見せてあげる

この世にある美しいもの

あなたにお母さんが教えてあげる。


だから、今のこの時を夢なんて言わないで。

ママは薫と離れたくない
一緒にいよう。ずっと一緒にいようね―――――。





それにしても観覧車のある遊園地って薫と希和子の思い出の場所だったんですね。


二十歳になった薫=恵理菜が不倫してる相手とデートしていた場所が
遊園地でしたからねぇ。


「母親」の顔を覚えていなくても
薫=恵理菜は知らないうちに「母親」と過ごした思い出を
辿っていたんですねぇ。


そして次なる舞台は久美の故郷である
香川県の小豆島に移るという事のようですね。


で、久美は希和子のフルネームを見てしまっていて

テレビで秋山は希和子がいる場所を知った事で

希和子が逃げた先を辿る事になるんでしょうねぇ。


新たな場所で希和子が薫とどういう生活を歩んでいくのか

新たな登場人物も出てきてどうなるのか
これまた楽しみでございます ̄▽ ̄

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

2010年04月14日 01:36
久美は良い人でしたね。
何か希和子の邪魔でもする人なのかと思ってた。。。

しかし、ホームを出てしまって、これから前途多難ですね。
来週は早速病気になるみたいだし。。。
5才までと言うことは、小学校に行かせる事がネックになって
自首するのかなぁ、とか想像してみました。

先週のおばさんも、サライも、たぶんもう
登場しないんだろうな~と思うと、
一体彼女たちの過去に本当は何があったのか、その辺が
サラ~っと流されていくんだなぁ。。。と、
ちょっと見足りない感覚はありますね。
全6話だから仕方ないんだけど^^;
2010年04月14日 12:28
>二十歳になった薫=恵理菜が不倫してる相手とデートしていた場所が
遊園地でしたからねぇ。

そうだ~!そうでした!
今回、北乃さんが登場しなくてがっかりでしたが
この遊園地が北乃さんの記憶の要になってるのですね~。
初めて入った遊園地ですもの子供には強烈だったでしょう。
しかもムードたっぷりな夜でしたもんねえ。

くうさんもおっしゃってますが久美が味方だったのが救いでした。
小豆島の実家を頼ってもいいと言ってくれたのが
この親子にはどんなにか助かったでしょう。
次がまた楽しみですね。半分終わったなんて、ああもったいない(笑
2010年04月14日 14:00
>二十歳になった薫=恵理菜が不倫してる相手とデートしていた場所が
遊園地でしたからねぇ。
そうでしたね~
5年間しか一緒にすごさなかった血のつながらない母でしたが、薫の中には大切な存在として残っていて、無意識に求めてるんでしょうか・・
なんか今回は濃い内容でしたね。
子供を殺してしまった母親と子供愛しさゆえに家出してきた母親、
子供を奪われた母親、そして子供を奪った希和子。
それぞれの思いが対比して描かれておもしろいというか、グサグサ刺さってくるようでした。
小豆島はいいところみたいですが、予告を見るといろいろ心配な感じです。
どうやって薫と別れることになるんですかねぇ・・・
ikasama4
2010年04月14日 20:50
くう様
そうですねぇ。
久美はいい人でしたねぇ。

でも、希和子の名前を見た事が
秋山を小豆島に向かわせるきっかけを作るようにも思います。

>5才までと言うことは、小学校に行かせる事がネックになって
>自首するのかなぁ、とか想像してみました。
奇遇ですねぇ。
私も同じ事を考えていました。

このドラマは希和子&薫目線なので
後ろを振り返らない

振り返ると怖いからてな感じで
物語が進んでいるような印象を受けます。

そうですねぇ。

仕方ないとはいえ、この回とか1,2話分くらい
水増しできるような気はするんですけどね
 ̄▽ ̄ゞ
ikasama4
2010年04月14日 20:50
エリ様
母の顔を知らないとは言いながら
いつのまにか母との思い出の場所を辿っている
恵理菜の姿に二人の絆は今も続いているなってのを
強く感じさせるシーンでした。

こういうシーンに言葉とかの説明がなく
映像でさりげなく見せるのは個人的にツボです。

騙しているとはいえ
希和子と薫との絆は誰にも疑いようのないものですからね。

ここからの後半がどんな風になっていくのか
気になると同時にやっぱ全六話ってちと物足りないですね ̄▽ ̄
ikasama4
2010年04月14日 20:52
きこり様
>薫の中には大切な存在として残っていて、無意識に求めてるんでしょうか
そんな風に思います。

そうですねぇ。

赤ん坊を産んだ事により「母親」になった女性に対して

「母親」の資格を放棄した女性―サライ
「母親」の資格を奪われた女性―久美
「母親」の資格を奪った女性――希和子

これらの見せ方が今回は強烈でしたねぇ。

>どうやって薫と別れることになるんですかねぇ・・・
くうさんも言っておりますが、子供の将来のために
希和子は自首するような気がします。

この記事へのトラックバック

  • 【八日目の蝉】第3話

    Excerpt: 親子の絆を認めないのがエンジェルホームの方針。希和子は薫から引き離された生活を送る事になる。それでも、仕方がないと思っていた。一緒にいられる選択は他になかった。一緒にエンジェルホームに住む事になった久.. Weblog: 見取り八段・実0段 racked: 2010-04-14 01:30
  • 「八日目の蝉」 第3回 悲しき女たち

    Excerpt:  エンジェルホームという家を得た希和子(檀れい)は、他の女性たちと共に野菜を作り、 パンを焼き、それを移動販売車で売って生計を立てるという毎日を過ごしていた。  日中は畑仕事をしながら、他の子供達と遊.. Weblog: トリ猫家族 racked: 2010-04-14 14:00
  • 八日目の蝉 第3話

    Excerpt: 夜の観覧車はムードいっぱいで強烈な思い出になりそうでしたね~。 Weblog: エリのささやき racked: 2010-04-14 21:35
  • 中古車買取り

    Excerpt: 中古車買取りを紹介します Weblog: 中古車買取り racked: 2010-06-15 00:23