SPドラマ「坂の上の雲」 第2話

初っ端は真之と子規が
大学予備門の試験を受けたとこから始まるのですが
どうも子規は英語が苦手なようで
後ろの席にいる真之に分からない単語を尋ねて

返ってきた言葉が「ほうかん」

おそらく文章の脈絡から

法官:裁判官と予想できそうなものの


「ほうかん」と聞いて子規は


幇間:太鼓持ち


と回答したのがスゴイもんですね。

外国人が幇間って絵がなんとも笑えますわな。




それからどうにか大学予備門に合格した子規は

人の倍のスピードで成長していった。

それは何でもかんでも新しいものを取り入れるために
意見が変節していることもあり、真之にとって
それは軽率にも見えたけど、一方で子規が輝いて見えた

そうしてハマれるものがある事に真之は羨ましかったんでしょうね。


また、Baseballにハマって、野球と名付けた件がありましたが
実際、子規は自分の号で「野球(のぼーる)」と
名乗っていた事があったそうで。

子規の幼名は升(のぼる)ですからね。



また、大学予備門の合格の祝いの席で
秋山家では食器がひとつしかない事を知っていて
わざわざ自宅から自前の食器を用意してくるとことか


この辺から子規の性格をうかがう事が出来ます。





一方の真之はというと
落語の寄席ではやりたい放題
暴れたい放題ですが

自分のやりたい事
自分がぶつかっていける事が見つからずにもがいているようで。

自分にはこれと思う確かなものがつかめない。

その時、真之が辿り着いた答えは
大学予備門を辞めて海軍兵学校に入って軍人になる事

このまま大学予備門にいても
根気がないから周囲に流されてしまうばかり。

それに自分も兄さんみたいに
自主自立、一身独立をしたい。

そして、世界の海に乗り出したい。
海の向こうに広がっとるわしの知らん世界に。

それを見てみたい。

そうすれば兄さんみたいに
いつか自分も確かなものを掴めるかもしれない。


と思っていたのかもしれませんね。


しかし、軍人になるという事は
彼自身がもっとも快適だと思う大学生活を捨て
子規とは別の道を選ぶという事だった。


それだけが真之にとって気がかりだったようです。



ちなみに物語では
真之と子規の同窓に後の夏目漱石もいましたが
南方熊楠という方もおられました。

苗字が南方なので取り上げてみました(; ̄∀ ̄)ゞ




さて、個人的に今回一番面白かったのは好古と佐久間多美さんですね。


今回は犬のチンを飼っていて
なんかこの辺でも好古の事を意識してるのかなと思えるとこもありますが

面白かったのは、弟達の大学予備門の合格祝いで
佐久間家の女中にめざしを焼いてもらっていたのですが
多美の計らいでなんと鯛のおかしらをもらうのですからね。


ですが、好古にとっては
これは贅沢だと言って怒る訳ですが

多美は「人の好意は素直に受けるものです!」と
あの好古に怒鳴りつけて、自分は焼いためざしを食べると ̄▽ ̄

これには好古も渋々ながら鯛のおかしらを食べる訳なんですが

多分、初めてじゃないでしょうかね。


ああいう形で誰かに叱られるのは。


こういうトコロで二人は互いに意識していったのかもしれませんね。




そして、好古は陸軍学校でドイツのメッケル教官から
軍略のいろはを学んでいく訳ですが


この時代、日本は近代国家として名を挙げるため

陸軍であれば屈強なるフランス軍を撃ち破ったドイツ軍の軍略
海軍であれば小国ながら世界に対して圧倒的な強さを誇ったイギリス軍の海軍

他国の成功したモデルを取り入れていたようですね。


一方で、生まれたからには日本一になりたいと思う
若者達の夢がこの国家創生期の日本の成長と重なっていったのが
よく分かります。


そうして、日本陸軍はドイツ式の軍装、軍律が主流となり
幹部候補達はこぞってドイツに留学していった訳なんですが

好古がいた旧松山藩の当主の家柄であった
松平久松家の若殿様がフランスに留学するという事で
旧松山藩の家令(家老)から若殿様と共にフランスに留学してくれないかと
頼まれる訳ですね。

若殿様に従ってフランスに行くという事は
自身の出世が遠くなるという事


ですが、好古は陸軍における栄達を諦めてフランスへ向かった。


贅沢なる己の欲を捨てる


彼の決断は常々語るそんな言葉にあったのかもしれませんね。


しかし、フランスに行って好古が驚いたのは
ドイツよりもフランスの方が馬術が優れていた事を知り
フランスの馬術の勉強に没頭していく訳ですね。



ですが、その後、好古は本国から留学の目的を
官費留学に切り替えるとの命令が届きます。

それは日本陸軍が騎兵建設を好古に託した事を意味した。

という風にナレーションでは言っていたのですが
個人的に気になるのは

一体誰が好古を評価したのかがね。


個人的にはちょっとそこが知りたかったですかね。



さて、次回はいよいよ日本が動き
対外戦争の道に足を踏み入れるようですね。

それにともなって伊藤博文やら多くの政治家達も登場するようで

物語の舞台は日本から世界に変わっていくようです

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この記事へのコメント

2009年12月07日 23:06
子規も真之も、出てくる人たちが皆、底抜けに明るくて
嫌味のない清々しい性格なので見ていて気もちが良いです♪

こういう青春を送ってきた若者は幸せですね。
現代では、あそこまで勉学する事を求める若者はいないし、
進学は親に頼まれたから仕方なくする、みたいな子どもばかりに
なってしまって、時代が貧しいからこそ皆自ら上を目指して
生きていたんだなぁ、と羨ましくなります。

現代の若者世代に見て貰いたいなぁ、と思うドラマです。
ikasama4
2009年12月07日 23:31
くう様
ホント、このドラマに出てくる
登場人物は嫌味がない方達ばかりですね。

自分の成長が国家の成長
そして日本の発展に繋がると信じているような

そんな思いの強さが感じられます。

それに比べると今は
これから、どうすればいいのか?というのが
なかなかに見えてこないですからね。

ただ、上を見てもらいたいと思うものの
若者達をそういう風にさせる社会を作っているのか
どうかと考えたら、最近はやたらめったら
報道がネガティブなものばかりで

明るい話題もあまりなくて
なかなか前を向いて歩けない時代なのかもしれません。

まぁそれはそれとして秋山兄弟の生き方は
見習いたいものです ̄▽ ̄ゞ
キッド
2009年12月11日 20:24
ikasama4様、こんばんは。
原作ではあまりとりあげないのですが
陸軍のフランス派とドイツ派の確執っていうのは
結構、そう簡単ではなかったようなのですね。
もちろん、ドイツ・フランス戦争で
ドイツが勝ったというのが大きかったわけですが
本来はフランスが主流派だったわけで
そこにはしがらみが
いろいろあった模様。
最初にフランス式に決まったときも大久保と大村の確執が
あったわけですし。
一方、海軍は英国式ですっきりですね。
海軍塾まで遡ると
真之は坂本龍馬の後輩だし、
一方で好古は壹岐正の先輩なんですよね。
仁→坂の上→不毛地帯の連鎖です。
大正時代を誰か埋めてほしい。
戦争はやはり悲惨なのですが
この物語がどこか明るいのは
やはり勝利に向かっている物語だからでしょうか。
太平洋戦争の場合・・・
悲惨の上に敗北ですからね。
キッドは敗者の美学は信長様だけに成立すると
思うので・・・最後は勝つこの物語は
つい安心して見てしまうのでございます。
ikasama4
2009年12月12日 02:13
キッド様
こんばんはです。

>陸軍のフランス派とドイツ派の確執っていうのは
>結構、そう簡単ではなかったようなのですね。
たしか、江戸幕府はフランスと親交を通じていた縁が
明治の世でも続いてたりしたのがあったりもしたんでしょうかね。

大久保さんと大村さんかぁ。
どちらも暗殺されたというのがミソですかね。

なるほど、遡っていうと
時代は回り回って色んなところで繋がってきますね。

そういえば大正時代が舞台のドラマっていうのは
自分は知らないですねぇ。

第一次世界大戦があった時期でもあり

その時の勝利の驕りが後の敗戦に繋がっていったとも
言えるという事で考えると

描き方も色々なんでしょうね。

あくまで若者の成長と日本の成長が重なった物語なんですが

それが日本の成長=他国に勝つ=戦争に勝つというとこに
繋がっているのが、当時としては分かりやすかったというとこにも
あるのかもしれませんね。

敗者の美学=信長

なるほどですねぇ。
自分はそこに足利義輝を加えてほしいとこです(; ̄∀ ̄)ゞ

勝って終わるドラマって
主人公が非業の死を遂げないだけに安心出来ます ̄▽ ̄

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