官僚たちの夏 第2話

昭和21年 家電産業はテレビに動いていた。
しかし、たくさんの中小企業がテレビ事業に参入したため
濫立飽和状態になり、まだテレビ技術のつたない各企業がつくったテレビは
海外から輸入されるテレビが4,5万円台に対して11万円台と価格が高く
思ったような収益をあげられなかった。

更に各企業に足かせになっていたのが
テレビに関する特許を海外メーカーが握っていた事

そして、30%という物品税だった。


これらの問題に対して風越は

・海外からのテレビの輸入の禁止

・多くの企業を競わせるよりも家電業界の整備・統合をまとめる

・テレビに関する特許権を通産省で決めた会社に与える

・物品税を下げる

この四つを事案を取り決めた。



最初のテレビ実験を成功したのは日本人だった。

しかし、テレビの研究は軍事事項に当たるとしてアメリカに止められた。

そうして、特許をアメリカに奪われてしまった。

アメリカの主張する自由経済・自由競争

これは強いものには都合がいいシステム。

このような国際競争社会を生き残るためには
国際競争社会を勝ち抜く事が出来るモノを作り出す必要がある。


いずれテレビはカラーの時代になる。

その時に日本のメーカーが世界に打って出れば
日本はテレビ先進国になる事が出来る。


風越の夢は大きく広がっていた―――――。






風越ってスゴイですねぇ。
その場の勢いだけの人っぽい印象もあったんですが
それだけ、この国にかける熱意がスゴイんでしょうね。


一方で自分達、通産省のやっている事が正しいのか

これは難しいですよね。

通産省の方針によって企業は翻弄されるのですからね。


「貴方はいいですね、御役所は潰れませんから。」って言葉と

テレビ事業に参入できなかった会社に対して苦悩する庭野に
「庭野の努力が足りないからじゃないのか」って語る風越の言葉

重いですねぇ(; ̄∀ ̄)




そんな中、フランスから帰ってきた牧が提案してきた
電子計算機=コンピュータをテレビに代わる産業として
業種転換の提案を庭野はする訳ですね。


やがて来るテレビの時代
その先に来るであろうコンピュータの時代


しかし、まだテレビの時代さえ始まらないのに
コンピュータの時代はいつ来るのか分からない不透明な世界で

それが日本で日の目を見る確信が欲しいと訴える企業の気持ちも
よく分かります。




通産省がそれを保障する責任があります。

日本の未来にコンピュータは必要です。
私達は日本にビルを建て豊かな国を作りたいと思います。

そのために何事も前に進まなければなりません。
大事なのは新しい一歩を踏み出す勇気と決意です。



そうやって企業を後押ししてくれる存在があるからこそ
企業も一歩を踏み出す事が出来るって事なんでしょうね。



たしかにそれが間違っているかどうかは分からないけど
この世界で生きていくには誰かが舵を取る必要がありますね。


そこで風越は
日本の国民が幸せになるためには自由競争に流されるのではなく
日本独自のシステムが必要なんじゃないかっていう思い

そして何より
そのことを信じる勇気と決意が官僚には求められているんじゃないかっていう
言葉はなかなか、心に響きますね。


ただ、官僚主導のやり方に関して信じて疑わないというか
過ちを認めない傾向が強いような気がしますね。

特に公共事業に関しては(苦笑)



しかし、これから新たな問題が生まれていくんでしょうね。


それが繊維業に関する海外との貿易問題。



日本が海外と対等に付き合えるために
日本の国力を強める事で日本を強くする必要がある=国内産業派

海外との貿易によって日本を強くする必要がある=国際産業派


これは難しい問題ですね。

国内産業に目を向ければたしかに日本の国力は上がるかもしれませんが
それが過ぎると海外との軋轢を生む結果になり、原油などの材料物資を海外から輸入している
日本としてはそれは大きな問題になりかねません

で、国際産業に目を向ければ海外との軋轢は減るのでしょうけど
それによって国内の企業を潰してしまうことになり
日本の国力を奪ってしまう事になるのですからねぇ。


こうなってくるともどかしい問題ですね。


特に次回出てくる繊維業に関しては相手がアメリカですからね。

日本の譲歩もそれなりに必要かもしれないですが
何にしてもそれによって仕事が奪われるのはたまらないですが

無駄に敵は作りたくないものです。



池内さんはどちらかというと
そうした海外の政治家と対面する事が多いので

国際産業派=自分に合う
国内産業派=自分に合わない

って事になっているんでしょうね。


そこから玉木や片山ら国際産業派が台頭してくるようで


御互いに一歩も譲れない
国際産業派と国内産業派の対立の構図が生まれていくんでしょうね。



で、次回のゲストは桂ざこばさんですか

なかなか面白いキャスティングです ̄▽ ̄b

この先の展開も楽しみです。

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この記事へのコメント

みのむし
2009年07月13日 17:27
本当に難しい問題です。
池内は風越からは国内を!と言われアメリカからは
規制をとせまられているのだから
物品税を減らす代わりに繊維の輸出を規制と言われて
しょうがないというか。。
それにしても昔は官僚がここまで企業をバックアップ
できたんですねぇ。
「指導する側が間違っていたらどうするんでしょうね?」っていう
言葉・・庭野にとっては重かったでしょうね。
月うさぎ
2009年07月13日 20:46
はじめまして♪
といっても実はよくブログを読ませてもらっています(*^_^*)
イラストは特に楽しませてもらっています。
さて、今回の「官僚たちの夏」は…
私は堺さんのファンなので(笑)堺さんの演技が堪能できたという点ではとてもよかった回でしたね。
また、私はこの高度経済成長時代(たぶん)は教科書でしか知らない時代なので、美術+役者さんの演技によってこの時代がリアルなものになってくる…
そういった意味で私は素直にこのドラマの続きが楽しみなんです♪
だから、このドラマは視聴率など気にせず「ていねい」に作ってほしいなあ…
と思っています。
a-studioの堺さんトーク…良かったですよ♪
最後の、高校時代の演劇部入部届には
「自分に厳しく人に優しくいい演技をする」
みたいなことが書かれてあって、流石堺さんだなあと(#^.^#)
ikasama4
2009年07月13日 23:59
みのむし様
そうですねぇ。
どちらをとっても誰かが傷つく訳ですからね。
でもって、こういうの指導する方々の判断によって
人々の生活が大きく変動していく訳ですからね。

でも、何をするにしても
信じぬく勇気と決意が大事なんでしょうね。

庭野にはプレッシャーでしたが
企業を通産省がバックアップしていたように
庭野を風越がバックアップしていたから
自信をもって彼も前に踏み出せたのでしょうね。
ikasama4
2009年07月13日 23:59
月うさぎ様
いつも足を運んで頂きありがとうございます。

堺さんは「ア・オ・ゾ・ラ・マ・ー・ジ・ャ・ン」から
気になる役者さんでした。

堺さんが朝の連ドラに出演された時は
嬉しかったです≧∇≦b

TBSは昭和の戦争を描いたドラマをよく作ってましたからね
そうした経験がこのドラマに上手く生かされています。

自分もこのままの雰囲気で
数字にこだわらず丁寧に作って欲しいです。

私もa-studioを見ました。
数学全般が苦手でドーナツ屋でバイトした時に
千円単位でお金の計算が違っていたとか

公務員の試験で数学は白紙で短歌を書いたとか
流石は堺さんですね ̄▽ ̄b
SFurrow
2009年07月14日 22:34
私はこれ、第一回を見逃し、第二回をリアルタイムで見て、今日になってようやく、録画した第一回の再放送を見たんですよね~。それで、第二回を見た直後に「思ったよりはやや薄味」だったと庵主さんの所に書いてしまったんですが、第一回を見たら、「良く出来てるじゃん!」悪いことしちゃったなと…やっぱり順序どおりに見なくちゃダメですね(汗)
あけぼの自動車の蟹江さん(確かにトップセールスと混同しますわ、はい)と加藤虎ノ介くんのコンビもよかったなぁ。デコボコ道の荷車に米兵を乗せたジープが派手に水たまりの泥水をはねかける所、亡くなった社長の作業日誌に号泣する風越の姿、ベタベタの展開なんですが気持ちよく酔えるんだわ~~やっぱり大河ドラマはこうこなくっちゃ。あっ大河ドラマじゃなかったんですよねこれ。
吹石一恵さんの役は坂本春生さんがモデルだと思うのですが(名前が男名前に見えるところなども)すごくピッタリですよね!でも本当は坂本さんはもうちょっと後の入省じゃないですかね?
3回目も楽しみです。
ikasama4
2009年07月15日 00:06
SFurrow様
たしかに2話目はちょっとパワーダウンというか
1話目の部分をひきずっているところがあるので
この作品は最初からキチンと見ないと分からないですね。

というか、これは
「民放の大河」って感じの作りのような印象を受けます。

モノクロとカラーの使い分けとかが絶妙ですし
報われなくても、これからの日本のために黙々と
頑張る姿がいいですね。

以前、「華麗なる~」でそれを目指してたらしいんですが
こっちの方が断然その言葉にハマってます ̄▽ ̄b

蟹江さんと自動車とくるとやっぱり
トップセールスですね≧∇≦b

第三話以降もこの雰囲気で描き続けて欲しいです。
まぁ欲を言えば半年くらいやって欲しいんですけどね
(; ̄∀ ̄)ゞ

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