臨場 第7話

70代の老人の変死体が発見された。
遺族の供述によると
老人は左足が不自由なため、寝たきり状態で
鴨居にロープを使って首を吊って亡くなったというが
そのままでは偲びないと遺族が鴨居から下ろして
綺麗に布団に寝かせてしまったと言う。

倉石の見立てでは
鴨居からロープで首を吊った場合
顔がうっ血するはずだが、その様子は全く窺えない。

一方で右足の指先付近がうっ血している。


そこから倉石は箪笥と右足を使って
自殺を図ったと判断した。

だが、その場で彼は力が足りず自殺が出来なかった。

その後で誰かが首を締めた。

自殺未遂を利用した他殺。

そしてその後、偽装工作をした。



それは倉石の見立て通りだった。


遺体の首元から松ヤニが検出された。


松ヤニ

遺体の孫が所属する野球部のロージンバックで使われている

夫が勤める会社で扱っている商品の像は松ヤニで固めたもの

そしてもう一人。
松ヤニを使っていた人物がいた―――――。






60歳以上の自殺の90%が健康上の問題。

遺族は家庭内に揉め事があったなんて言わない

奇麗事ですまそうとする。



アハハハハハハ(; ̄∀ ̄)ゞ←その遺族



こういう話はふと過去に起きたそういう出来事がよぎりますね。


『家族にとって自分が負担になると思ったから』かぁ。


『死ぬために生きてるなんて』とか


『人間、自分で死ぬ権利はあると思う』とか


分からんではないです。




犯人は優しかった。

いわゆる「優しい殺人」というやつでしょうか。


『死にたい』そう呟く父

相手の願いが「死にたい」という事だった時
それに家族は応えてあげるべきなのか

それでも天寿をまっとうするまで支えてあげるべきか

どちらが正しいのかは正直、分かりませんが


ただ、守るべき家族があれば
相手の願いを叶えてやる事で、自分が裁かれて
その守るべき家族が守れないのであれば

それに応えてはあげれないですかね。




俺は生きてる人間の事はよく分からない
だが、死んだ人間の心持ちは少しは分かる

あんたが歯を食いしばりながら
父親を楽にしようとしていた時

娘にアイスを食べさせた事を思い出して
嬉しかったに違いない。

だが、あんたがやった事は許される事じゃねぇ。

決してな。



ユズリハの名前の由来は
春に枝先に若葉が出たあと、前年の葉がそれに譲るように落葉することから
別名:親子草

その葉が象徴するように
この家族には強い思いで結ばれていた。


倉石も人として、その思いは分かる
けれど―――――。

そういう感じですね。






そして、事件と同時並行するように立原の父親の容態が悪く
事件解決の1時間前に亡くなったらしい。



俺達、毎日嫌っていうほど死体を見ているが
葬式に立ち会う事など滅多にないな。



あぁ。


この言葉はこの二人ならではですね。



さて、次回は「黒星」というタイトルだそうで。
誰にとっての「黒星」なのか

次回がかなり気になってきます。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

SFurrow
2009年05月28日 00:37
ドラマとしては、某大河とは違って、緊迫感もあり最後までひきつけるものでしたが、非常に重苦しい内容だったですねぇ…
ゲスト主演、藤真利子さんだったんだ~~クレジット見るまでわかんなかった。
最後で高嶋政伸さんの父親の死とからめていましたが、高嶋さんを見るとどうしてもこの人の実のお父さんを考えちゃうから、「おいおいまだ生きてるだろうって」と、つい、突っ込んでしまいましたよ。
2009年05月28日 12:21
幸いにも、今はまだ介護の苦労も知らずに
生活してますが、自宅介護って大変なんだろうなと
ちょっと不安になる内容でしたわー。
>俺達、毎日嫌っていうほど死体を見ているが
>葬式に立ち会う事など滅多にないな。
殺人現場となると召集がかかる立場の立原は
死体を見つつも、その裏に隠されてる事件の方に
心がいっちゃってるよう。
その点、倉石さんの場合はご遺体への合掌も
かかさないし、毎回ラストに現場を訪れる姿は、
倉石なりに霊を弔ってる儀式のようですもんねー。
倉石さんは「あぁ」と返事してたけど、あんたとは
違うんじゃいと立原に言ってやりたかった(笑)。
ikasama4
2009年05月28日 19:24
SFurrow様
こういう感じの様子が大河でも見たいんですが
今年は無理なようですから、こっちでそれを
楽しむ方がいいですね。

自分も最初見た時は分かりませんでした(; ̄∀ ̄)ゞ

ついついこういう役者さんの背景とか
見えると思わず突っ込んでしまうもんですね。

ちなみに野球部のお孫さんを演じた太賀さんは
「風林火山」で北条氏康に斬られた
上杉憲政の子・竜若丸を演じてました(  ̄ノ∇ ̄)
ikasama4
2009年05月28日 19:24
まこ様
介護にもよりけりですが
認知症になると、これが更に大変です。

自宅介護から脱却したいと思っても
そういった施設はどこもいっぱいで
何年待ちがザラです。

こういう台詞が言えるのも職業柄というやつでしょうけど
二人は死んだ人の過去を暴く仕事でもありますからね。

そうした中でただ故人を見送る立場にあるのは
幸せな事かもしれないと立原はかみ締めているのかもしれません。

そういえば、倉石さんは最後まで
きっちり拾い上げてますね。

でも、ラストで現場に二人で訪れてたら
それはそれで何か面白いかも(* ̄m ̄)
しとろえん
2009年05月30日 23:38
バイオリンのシーンから松ヤニという事で、弾けもしないけれど我が家にはバイオリンがありますのでどういう風に解明まで持っていくのかなあと思っていたら、色々他にも松ヤニは登場する状態を持っているようでした。最後はアッサリしたものでしたが。そういう意味ではシュールな過去と現在が混在するシーン自体もちょっと勿体無かったかも。
介護というのも現実問題を考えると長寿になったというだけでその背後関係まで考えていけなかったツケは面倒なくらいあるかもしれません。実際、知り合いの90越えのお婆さんは施設に入るのを嫌ったが為に最終的に近い世代が病気や死亡で見れなくなったので、軟禁状態の病院ベッドで歩けなくなるまでベッド生活を強いられた挙句(散歩禁止で車椅子も用意なしですね)、心臓が丈夫な為死ぬ事すら出来ないちょっと可哀想な状態でもう5年くらいになるのでしょうか。外野であるが故、口出しも出来ない状態ではあるのですが。
「MR.BRAIN」の論理すり替えに微妙に気付いてしまいましたか~。(笑 気付いた上で楽しめるのでしたらよしとされる事ではないでしょうかね。はるかちゃんがいい感じになってきましたし。
ikasama4
2009年05月31日 01:58
しとろえん様
弓道では右手につける道具に
マツヤニの粉末をつけて弓の弦の
スベリをよくします。
意外にマツヤニって結構色々なとこで使われてます。

介護に関しては最近は年齢だけではなく
病気により障害者となるケースもありますからね。

私の父は60にならずして脳卒中で倒れ
高次脳障害で漢字が読めなくなり
2桁の足し算さえ出来ないし
何より昼と夜の時間が分からなくて
徘徊するようになってましたので

精神障害者の認定をしてもらった上で
擁護施設に入居させました。

MR.BRAINに関しては論理どうこうよりも
キャラの勢いで楽しませる作品ですからね。

そこを見て、論理背景とか考えなければ
十分楽しめる作品ですね。

この記事へのトラックバック

  • 臨場 第7話:ユズリハの家 作られた不自由な死

    Excerpt: 娘が父を…(・´(エ)`・)ショボーン 身体が不自由なのを苦にし、家族に迷惑がかかると常日頃から死にたいと 遺書をしたためてた義太郎@西沢利明。 その辛さをわかってた為に、自殺を試みたものの死に切れ.. Weblog: あるがまま・・・ racked: 2009-05-28 00:34
  • 「臨場」 第7話  「ユズリハの家」

    Excerpt:  さて、今回倉石(内野聖陽)が臨場したのは鴨居から帯をかけて首をつって死んだと思われる老人の死亡現場。 第一発見者は娘の祥子(藤真利子)で、知らせを受けた夫の直樹(中村育二)が 動転して鴨居から降.. Weblog: トリ猫家族 racked: 2009-05-28 22:18
  • 《臨場》★07

    Excerpt: 台東区、谷中、閑静な住宅街。 臨場要請。縊死による変死。 厄介なことは、鴨居から下がっていた死体を家族がおろして布団に寝かせたこと。 索条痕が首の高上。 顔面うっ血。 左右の眼瞼。眼球結膜に、溢血.. Weblog: まぁ、お茶でも racked: 2009-05-30 06:40