神の雫 第8話
第六の使徒
まだ上げ染めし前髪の
林檎の下に見えし時
前にさしたる花櫛の
花ある君と思いけり
優しく白き手をのべて
林檎を我に与えしは
薄紅の秋の実に
人恋染めし初めなり
我が心なき溜息の
その髪の毛にかかるとき
楽しき恋の盃を
君が情に酌みしかな
林檎畑の樹の下に
自ずからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと
問い給うこそ恋しけれ
今回は島崎藤村の「初恋」がそのまんま
遺言状になっていました。
そこで、神咲達は詩に出てくる「林檎」から林檎の甘さを持ち
それと「優しい」というフレーズからボルドー地方のワインが
それに相当するであろうとみんなで考える訳ですね。
そうした中で雫は気付くみたいですね。
親父が言いたかったこと
第一の使徒⇒人間の力
第二の使徒⇒団欒
第三の使徒⇒愛しき人
第四の使徒⇒試練
第五の使徒⇒そして感謝
そうして父は自分達に人生を教えたかったんじゃないか
そうして今回の使徒にも
その意味があるんじゃないかって。
それから藤崎藤村の初恋は人生そのものじゃないかと
河原さんのウンチクが語られます。
君のおかげで人生が楽しくなった。
君に会うために歩んだ場所がやがて道となったってね。
一方の遠峰一青ですが
雫に会うまでの彼は西園寺マキを見ていました。
しかし、彼に会った事で
いつのまにか彼の関心は神咲雫に向いていた。
彼は自分の方に向いてくれない。
それが西園寺マキにとってたまらなくつらい事だったようですね。
自分が必要とされていない事に。
自分を求めてほしかったんでしょうね。
でも、時には自分から求めてもいいんじゃないか。
マスターのそんな言葉にココロが揺れてます。
さて、話題はまた雫に移して。
父が雫の誕生日を祝うためにワインを用意していた事。
それはすなわち、息子の成長を葡萄に見立てると
それはすなわち息子の成長=実りを祝うという事になるのではないか。
そうなると、かつて父が残していた言葉
『ほのかと実りを祝う』
それは一青の成長を祝うという事ではないか。
雫の予想は当たってました。
父は一青の成長を祝うために、ほのかさんに会いました。
それを勧めたのが他ならぬ雫の母でした。
母は遠峰一青の事もほのかさんの事も知っていたんですね。
それにしても、神咲豊多香の御意志で
父が記した書籍・手紙がある場所へは入れないと言ってた
霧生さんが執事の方にそれとなく、その場所への鍵を手渡す霧生さん。
この辺は前回の事に対する感謝の気持ちでは
なかったのでしょうかね( ̄▽ ̄)
それから本間さんの初恋=失恋話
そこから「甘酸っぱい」=青林檎を連想します。
これについては妻子がある河原さんが子供に対して思いが向かっていて
自分の思いが届かない皆本さんの状況そのままです(笑)
そんな時に一青が失明の危機にあり
その影響で倒れ、意識が戻らないようになった事を
雫は知るのですが
その瞬間、雫もまた一青と会った事で
彼と戦う=会う事で自分の「道」を作ってくれた
存在だったという事に気付く訳ですね。
子供を授かり親として歩んできた
その歩んできた道にあるもの
苦難の先にある幸福
シャトー・ラフルール 95年
こうして雫は見事、第六の使徒を当て
勝負はこの時点でタイに持ち込んだ訳ですね。
今回は一青の不戦敗って事ですが
以前、雫も不戦敗でしたからオアイコです( ̄▽ ̄)
後、残すは「神の雫」のみ。
あの人と約束したんです。
最後の使徒・神の雫の前に必ず二人で立つとあの人は必ず帰ってきます。
いいですねぇ、雫のこの凛とした感じ(≧∇≦)b
次回は最終回。
どんな結末が待っているのか。
とても楽しみです。
なので西園寺さんの妙な演出は勘弁です(; ̄∀ ̄)ゞ
まだ上げ染めし前髪の
林檎の下に見えし時
前にさしたる花櫛の
花ある君と思いけり
優しく白き手をのべて
林檎を我に与えしは
薄紅の秋の実に
人恋染めし初めなり
我が心なき溜息の
その髪の毛にかかるとき
楽しき恋の盃を
君が情に酌みしかな
林檎畑の樹の下に
自ずからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと
問い給うこそ恋しけれ
今回は島崎藤村の「初恋」がそのまんま
遺言状になっていました。
そこで、神咲達は詩に出てくる「林檎」から林檎の甘さを持ち
それと「優しい」というフレーズからボルドー地方のワインが
それに相当するであろうとみんなで考える訳ですね。
そうした中で雫は気付くみたいですね。
親父が言いたかったこと
第一の使徒⇒人間の力
第二の使徒⇒団欒
第三の使徒⇒愛しき人
第四の使徒⇒試練
第五の使徒⇒そして感謝
そうして父は自分達に人生を教えたかったんじゃないか
そうして今回の使徒にも
その意味があるんじゃないかって。
それから藤崎藤村の初恋は人生そのものじゃないかと
河原さんのウンチクが語られます。
君のおかげで人生が楽しくなった。
君に会うために歩んだ場所がやがて道となったってね。
一方の遠峰一青ですが
雫に会うまでの彼は西園寺マキを見ていました。
しかし、彼に会った事で
いつのまにか彼の関心は神咲雫に向いていた。
彼は自分の方に向いてくれない。
それが西園寺マキにとってたまらなくつらい事だったようですね。
自分が必要とされていない事に。
自分を求めてほしかったんでしょうね。
でも、時には自分から求めてもいいんじゃないか。
マスターのそんな言葉にココロが揺れてます。
さて、話題はまた雫に移して。
父が雫の誕生日を祝うためにワインを用意していた事。
それはすなわち、息子の成長を葡萄に見立てると
それはすなわち息子の成長=実りを祝うという事になるのではないか。
そうなると、かつて父が残していた言葉
『ほのかと実りを祝う』
それは一青の成長を祝うという事ではないか。
雫の予想は当たってました。
父は一青の成長を祝うために、ほのかさんに会いました。
それを勧めたのが他ならぬ雫の母でした。
母は遠峰一青の事もほのかさんの事も知っていたんですね。
それにしても、神咲豊多香の御意志で
父が記した書籍・手紙がある場所へは入れないと言ってた
霧生さんが執事の方にそれとなく、その場所への鍵を手渡す霧生さん。
この辺は前回の事に対する感謝の気持ちでは
なかったのでしょうかね( ̄▽ ̄)
それから本間さんの初恋=失恋話
そこから「甘酸っぱい」=青林檎を連想します。
これについては妻子がある河原さんが子供に対して思いが向かっていて
自分の思いが届かない皆本さんの状況そのままです(笑)
そんな時に一青が失明の危機にあり
その影響で倒れ、意識が戻らないようになった事を
雫は知るのですが
その瞬間、雫もまた一青と会った事で
彼と戦う=会う事で自分の「道」を作ってくれた
存在だったという事に気付く訳ですね。
子供を授かり親として歩んできた
その歩んできた道にあるもの
苦難の先にある幸福
シャトー・ラフルール 95年
こうして雫は見事、第六の使徒を当て
勝負はこの時点でタイに持ち込んだ訳ですね。
今回は一青の不戦敗って事ですが
以前、雫も不戦敗でしたからオアイコです( ̄▽ ̄)
後、残すは「神の雫」のみ。
あの人と約束したんです。
最後の使徒・神の雫の前に必ず二人で立つとあの人は必ず帰ってきます。
いいですねぇ、雫のこの凛とした感じ(≧∇≦)b
次回は最終回。
どんな結末が待っているのか。
とても楽しみです。
なので西園寺さんの妙な演出は勘弁です(; ̄∀ ̄)ゞ
この記事へのコメント
重さで離れていったのだと思いたいですがね・・・
しかも最後はナイフなんて手にしてるし。
どうも物騒な人ですわ~。
それにしても「人生」を教えたかったなんて深すぎて、
全然読めないですよ。
「初恋」から「道」に辿りつくなんてあまりにも凄いです。
普通の考えの及ばない対決なもんで・・もごもご・・
最終回は心残りのないようにしっかり美を堪能したいですわ~(笑
おぉ、ここにも死んだ人の最後の声を聞く事の
出来る人物がっ!って違う(笑)。
短い期間で、ここまで雫が成長するとは・・・
もう、親戚のおばちゃん状態でうるうるですわぁ
それもこれも、父の導きや、一青という対決相手
そして紫野原さんや愉快な仲間たちの協力が
あってこそでしょうけど、あの世で豊多香さんは
きっと目を細めて息子の成長を喜んでるんだろうなぁ
なんで無事、最後の戦いを締めくくる為にも
西園寺さんにはおとなしくしててほしいですよねー
>マキが階段のところで手を放したのがどうも気になります。
>重さで離れていったのだと思いたいですがね・・・
それもあるとは思いますが
一青はマキの手を握ろうとしなかった事に
彼は彼女を必要としていなかったという事に
なるのかもしれませんね。
>それにしても「人生」を教えたかったなんて深すぎて、
>全然読めないですよ。
ですねぇ。
私の場合、「初恋」と聞いたら
村下孝蔵しか思い浮かびません(; ̄∀ ̄)ゞ
何にしても最後がどんな結末になるのか
楽しみにしておりますデス
>おぉ、ここにも死んだ人の最後の声を聞く事の
>出来る人物がっ!って違う(笑)。
あ、ホントだ(笑)
実は雫は警察官や解剖医の方が転職かもしれんですね( ̄▽ ̄)
序盤の頃と比べると
逞しく成長されたなって思います。
これこそ、「実りを祝う」って感じですね。
西園寺さんは求められるのを待つよりも
素直に彼を求めたら、一青さんとは
いい関係になれるのかもしれませんね。
神咲豊多香と霧生さんみたいに( ̄▽ ̄)