七瀬ふたたび 第2話

あの電車事故が起きた出来事から数日後。

私をとりまく環境は変わった。


みんなの心の声が聞こえる。


「気持ち悪い」「崖崩れ」「知ってた」

「怖い」「怖い」「怖い」「怖い」「怖い」
「怖い」「怖い」「怖い」「怖い」「怖い」

「疫病神」

「みんな、あの子のせいだ。」



みんな、私を化け物でも見るような感じだった。





そして、私は介護の仕事を辞めた。





―――――これからどうしようか。




そう思った時、私はふと母の葬儀に訪れたあの人の事を思い出した。

あの人は父の事を知っていた。

彼女の名字は「漁」と書いて「すなどり」を呼ぶらしい。



彼女の話によると

父は人間の未知の能力

透視・予知・念動力

そういった研究をしていたらしい。


私のテレパスの能力

漁さんの心の声に応えた事で漁さんは驚いたと共に
なにかしら興味が出てきたらしい。


私は彼女に尋ねてみた。


父は生きているんですか?


彼女は本当に何も知らないようだ。


先日、父が勤めていた会社で研究所の資料が一切残っていない事を
漁さんに伝えると彼女は大変驚いていた。

15年足らずで研究資料がなくなるなんておかしいって。

益々疑問が湧いてくる。



私は彼女に尋ねてみた。


父は危険なことに関わっていたんですか。


彼女は本当に何も知らないようだ。






それから私は岩渕恒介の下を訪ねた。


どうしても会いたかった。


彼は父の事を知っていた。


彼は父の研究室にいた。

それから、彼が言うには
一度だけ研究室に来た事があるらしい。



・・・・・思い出せない。


不安な気持ちの中で私はもっと彼と話がしたいと思った。

父のことが知りたい。




私は東京に出て住む事を決心した。





そして、友達のとこに住み出して間もなく私を訪ねてきた人がいた。




朗君だった。




朗君は私にこの力の使い方を教えてくれた。


なんでもかんでも他人の声が聞こえてしまうのは
私が今、「全開」になっているかららしい。

「全開」だから「雨」が入ってくるんだって。

だから、「雨」が入ってこないようにするには
「窓」を閉めるんだって。


「窓」を閉めるような感覚。


すると、途端に声が途絶えた。


こういう事が出来るんだって事に驚いた。

でも、油断するとまた「雨」が入ってくる。


もう少し、練習が必要らしい。




ふと、私は朗君に尋ねてみた。


聞こえなくなる事はないのかな。

わかんない。

どうして、私達こうなったのかな。

わかんない。


今はホントわかんない事だらけ――――。





とりあえず東京に出てきたので
地元の銀行の口座とかを解約しに行くと
銀行員さんから母名義の貸し金庫がある事を教えてもらった。

その貸し金庫の中にあったもの。



一冊のノート。
それは父の字で書かれていた。




そのノートを漁さんに見せた。

どうも、それは未知の能力に関する研究方法が記されているものらしい。

このノートを彼女は貸して欲しいと言った。

これで何か未知の能力について分かるかもしれないと。

私はこのノートを快く漁さんに手渡した。





それから私はまた、岩渕恒介の下を訪ねようと彼がいるマジックバーに向かって歩いていた。


その時、赤い服の女性の映像が私の頭の中に飛び込んできた。


――――何なの?!


それがどこからやって来たのか
辺りを見渡しているうちに今度は別の「声」が聞こえてきた。





女、死んだかな。
邪魔さえ入らなければ――――――。





私はその声がする男の後をつけた。










いつのまにか私はその男を見失った。

辺りを見回していると
私は背後から誰かに口を封じられた。



―――――あの男だ。



私はこの男の心をのぞいた。



なんで俺をつける?


あなたが通り魔だから。


血がついているのか?!・・・・・俺、喋ったのか?


喋ってない。
さっきの赤い服の女性が死んだかどうか気にしてる

邪魔さえ入らなければって。




こいつ、どうして分かるんだって。
考えている事が。



そう、聞こえるの。
考えている事が。



化け物。


化け物かもしれない。


私はその男の顔を睨みつけた。


男は恐怖に怯えながら私に刃物を向けてきた。


その時――――――



その男は刑事によって取り押さえられ逮捕された。



後日、恒介が見た予知の映像で私が危ないと知り
恒介が自分が見た場所を刑事さんに教えたらしく

その刑事さんはその話を信じて、この場所に来たらしい。



とりあえず、これで恒介の無実も証明されたらしい。



そして、私は父の姓・火田を名乗る事にした。



そして、どうして私に危険が及ぶ事を避けるために姓を変えたのか。

その危険って一体何なのか?

父の事が知りたい――――。















なかなかに流れるような展開でテンポもよくていいですね。


それに出演者を出来るだけ限定しているので
ドラマがバラつかないから見易いんでしょうね。


この感じだと初回の余韻を保ったまま
ドラマもこのままの感じで突き進んでくれそうです。


それに七瀬の父が娘を隠そうと姓まで変えさせた理由。

そして危険とは。

色々と謎がいっぱいで楽しそうです。



それから今回、改めて思ったのは
七瀬を演じる蓮佛美沙子さんが憂いの表情とか

相手をキッと睨みつける表情にすごい魅力を感じました。

なんか目を大きく見開くよりも
ちょっと薄めっぽい感じの目の開き方がなんかキレイに見えてしまいます。


あくまでも自分の感覚ですけど(; ̄∀ ̄)ゞ




そういうせいもあるのかもしれませんが
このドラマの世界観に違和感を感じさせません。

すんなりドップリハマってます(笑)


そして、ヘンリー役の郭智博さん。
初めて見る方ですが口元がなんとなく玉木宏さんに似てますね。

ドラマでの活躍はこれからですが
これからの彼の行動がなんとなく楽しみです。






そして次回はお殿様ですねぇ(笑)

しかも透視能力。

世の男性が一度は憧れる能力ではないでしょうか

あえてその理由は語りませんけど(; ̄∀ ̄)ゞ

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この記事へのコメント

2008年10月17日 00:54
面白かったですね(^.^)
そう、登場人物が少ない分、なんか、見る方も忙しくなくて楽♪
まだまだ謎だらけだし~。。。
殿は悪人なんでしょうかね~(?_?)
ikasama4
2008年10月17日 01:02
くう様
登場人物を絞っている分、その人の心理描写がしっかり
描かれていて見応えもありますね。

それにしても謎だらけの展開。
ここからどう展開していくのか毎週楽しみになってきました。

>殿は悪人なんでしょうかね~(?_?)
次回のタイトルから察すると多分そうなんでしょうね(笑)

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  • 七瀬サン、私ハアナタノ賛美者デス。(ジェロ)

    Excerpt: ・・・じゃないのかよっ・・・と思いました。・・・ネタだろっ。 ああ・・・できれば Weblog: キッドのブログinココログ racked: 2008-10-17 05:05