コード・ブルー 第9話

さて、今回はひとつのテーマ

それは後悔。


その中心となる三人の人物


藍沢と白石と黒田ですね。




黒田の右腕の手術は森本と藍沢が担当する事になり
なんとか右腕の接着の手術は成功した。

後は経過観察で様子を見る事になったのだけれども


大幅な機能回復は望めない。


三ヶ月から半年、リハビリをやってみて
改善されなかったら剥離手術を行う

それでも回復する確率は10%以下。

もし、回復したとしてもメスは握れないと考えた方がいい。



その内容に息を飲む白石らスタッフの面々。





間もなく病院内では安全管理委員会が開かれ

その場で黒田の搬送に関わった
藍沢と白石、緋山、梶、冴島

そしてドクターヘリの責任者でもある田所部長が召喚されます。



委員会の面々から言われてつらかったのは

白石の場合
半人前だから事故が起こったという事

藍沢の場合
現場では黒田の命を助けるためには適切な処置であったと
藍沢のみならず黒田も冴島もそう判断していたのだけれども

半人前だから腕を切るしか選択肢がなかったのかという事


彼らは精一杯現場で頑張っているのだから
医師を責めるなと梶は二人をかばいますが


弁護士から何回フライトをして
そのうち現場で何回事故をしたのか尋ねた時

梶さんは自分が現場で事故をしたら患者が死んでしまうから
ミスはないと言い切ります。


「それがプロです。」


即ち現場で事故を起こしてしまったらそれはプロじゃないという事。





黒田は事故に遭った事を
「自分のミスだ」と言葉ではそう言ったものの


間が悪いというかなんというか




空港で11歳の子供がエスカレーターから落下して
全身を強く強打してしまった。



それが黒田の息子だった。




病院へ搬送して急ぎ検査したところ

腹腔内出血している可能性があるらしい。

黒田ならば確実に助ける事が出来る。


しかし、黒田はもう手術の場に立つ事は出来ない。



なんとかスタッフ一丸となって手術は無事成功したようですが


手術が終わるまでの間

家族を犠牲にしてまで自分の腕を磨いてきたのに

今回の事故のために
自分の息子を自分で助ける事が出来ない。


更にMRIの検査の結果
息子の脳には腫瘍があり、決して簡単なオペではないために
無事に済む保障が出来ない。


自分が西条を手伝う事が出来れば息子を救えるのかもしれない。


でも、今の自分にはそれが出来ない。


その事に相当歯がゆさを感じていたみたいですね。



そもそも田所部長が10年前に
ドクターヘリ事業を立ち上げるに当たって

当時、そのエゴイスティックな性格から医局で干されて
生きる屍と化していた黒田をこの病院に連れてきた。

この事業を立ち上げるためには彼の腕が必要だった。

そこで黒田は生き返った。

そしてこのドクターヘリ事業をここまで成長させた。



当時、黒田の妻だった彼女はそれが嬉しかった。
だから彼を生き返らせてくれた田所に感謝した。

しかし、それと同時に田所を恨んだ。

子供の出産の時も
子供の誕生日の時も

黒田はいつも仕事場にいた。

それに不満を感じる自分がどんどん嫌な人間になるようで。

それで彼女は黒田と離婚した。




今、田所は
結果的に自分が黒田先生の家族も
外科医としての命も奪ってしまった事を後悔しているようです。




こういう時って思わず本音が出るみたいですね。




「お前らと出会わなければよかったな。」

そう言われる白石


きっついですねぇ。


そして鎮痛剤によって意識が混濁していたとはいえ

「俺の腕はどこだ?」

そう尋ねられる藍沢



どちらもキツイですねぇ。




藍沢の場合
医師として黒田の右腕を切断したのは
あの現場では最善の処置だったと思う。

しかし、結果として
自分は黒田の命は救ったのかもしれないけど
黒田の人生を奪ったのかもしれない。


もし、自分がこの腕をなくしたら
多分生きていけない。


俺、黒田先生の命より大切なもの
奪ったんじゃないでしょうか。


俺の処置は正しかったのでしょうか。


もしも、あの時
現場に森本先生がいたら。

黒田先生は腕を切断しなくてすんだかもしれない。




相当ひきずってましたね。



そんな藍沢の悩みに対して
まず一人目の回答をしたのが森本先生。


わかんないよ。そんなの。

俺にもわからない。

救命の世界にもしもはないんだよ。
あの時、現場にはお前がいた。
俺はいなかった。

それが全てだ。


この言葉を轟木さんが聞いたら
多分、森本先生に惚れることでしょう(笑)





そして二人目の回答をしたのが梶さん。



生きててなんぼだよ。
生きてなきゃ何も始まんねぇ。
俺はそう思う。
だから、あんたのした事は間違っちゃねぇんだよ。





しかし、だからと言って
そう言われて「はい、そうですね」という程
人の気持ちは簡単に割り切れるものではないですからね。
あの時、自分はどうすればよかったのかという事で
藍沢の心は揺れます。


初回の時、藍沢は同様に躊躇なく腕を切断しましたが
その時は患者さんが抱える人生とかを知りませんでしたからね。

これから藍沢が再び同じような状況に差し掛かった時
どのような決断をするのか気になるところです。



そして、藍沢以上にショックを受けていたのが白石。

彼女は自分のせいで黒田が事故に遭い
医師としての生命を断ってしまったという事に
ショックを受けて

ヘリに近付こうとすると
あの時の忌まわしい記憶が蘇り
過呼吸になってしまうみたいですしね。


藤川や緋山の励ましもその言葉が更に白石にのしかかります。



自分は昔から周りの空気ばかり気にしていた。

親の期待に応えるために。

今の大学も今の仕事も全て

親の期待に応えるために。



別にきたかった訳じゃない。
ただ、周りに流されて。

こんな人間がきちゃいけなかった。
黒田先生の人生を私がめちゃめちゃにしたの。


私はここにきちゃいけなかったの!




そんな自分が嫌で
今までそんな自分を作り上げるために
使っていた医学の参考書を投げ捨てる



藍沢は白石の気持ちが分かるから

降りしきる雨の中

ただ、彼女の肩に手を当てて何も言わずに見守っている。



藍沢は白石と同じような痛みを抱えたからこそ
白石の気持ちが分かるんでしょうね。


そして白石が自分の本音を藍沢に話せたのも
藍沢が自分と同じ痛みを抱えている事を分かっているからなのかもしれません。






そして、次回の予告では
今回の一件を通じて

何をもって「名医」というのか藍沢は考えるようになるようですね。


でもってまた、やな感じの災害がトンネルで発生していますねぇ。

かなりヤな感じです(; ̄∀ ̄)ゞ

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この記事へのコメント

2008年08月29日 01:45
辛いですね~。。。これはキツイです。
記事が一回消えてしまい、二度も書かなきゃならなかったのも
辛かったです(; ;)

>初回の時、藍沢は同様に躊躇なく腕を切断しましたが
その時は患者さんが抱える人生とかを知りませんでしたからね

そうなんですよね。
あの時は現場での切断を楽しんでいたような
発言をした藍沢でしたが、患者の人生と言うものが
やっと見えてきたみたいです。
一話目がここに生きてくるとはあの時は思いませんでした。

だからと言って解決できる事でもなく。。。
フェロー達は、本気で考えなくてはならない時を
迎えているようです。
次回の事故で、何か見えてくる物があるのかも。。。
2008年08月29日 12:06
今回の黒田先生の二つのセリフ・・・ほんとキツかったです。
命さえ助かれば・・・と、一般的には思いますが
その後の人生を考えれば、死んだ方がマシって事も
なきにしもあらずかもと不謹慎ながら思っちゃいました。
黒田先生でさえ、なかなか気持ちの切り替えが出来ないのに
ましてや白石や藍沢は・・・
う~ん、ただでさえ、やな感じの雰囲気なのに、
次回は更にやな感じの災害とはっ!!!それによって
得るものがある事を祈りたいデス。
2008年08月29日 13:33
こんにちは。

こわかった。
俺の腕どこ行った???ひぇ~~~~~(@@)
いや、それよりも関東昨夜は大変な雷雨だったのですよ。
うちの地域は、記録的な大雨警報でカミナリは花火大会のようで
こわくて、パソコンの電源すぐ切りました。

だけど重いですね。

>この言葉を轟木さんが聞いたら
多分、森本先生に惚れることでしょう(笑)

あああああ!私も同じこと思いました(爆)
森本先生にも、カッコイイシーンがあった(笑)
今回は笑いのシーンが入る隙間もないくらいにシリアスな世界だった。
あの藤川さえフツウでした(苦笑)

2008年08月29日 13:36
今週は重くてどこにも笑顔の入る余地もなく突っ込みもなく・・
ただ重苦しいまま引きずられてしまいました。
フェローたちは新人ではなくて各ERでそれぞれの経験を積んでるはずなのに
この病院で初めて人間関係を築き人生勉強をしている風なのが
ちょっと気になります。
ま、そこはおいといて今回は梶さんの「生きてなんぼ」に救われました。
命より大事な腕ですがそれでも生きていれば指導もできるし
これまでの知識を役立てる場もあるし、
黒田先生が笑顔になれる日が来て欲しいと思います。
みのむし
2008年08月29日 16:16
コードブルーを見始めてずっと自分の仕事のことでも
悩んでいた時期と重なって、みるのがすごく
辛いことばかりでしたね。
今回も黒田があんな風になってしまって
どうしてそこまでつらいことばかり降りかかるんだよ~。
と思わずにいられないですね。
人の命を救うのは本当に一筋縄ではいかない
ってことですよね。
事故にあったら、まず元通りにならないってことを
患者さんがわかってくれればいいけど、
現実として受け入れられないとどうしても
それを直そうとした医者にすべての怒りが
向いてしまいますもんね。
ikasama4
2008年08月31日 13:11
くう様
書いていた記事が消える事程
つらい事はありません。

私もそういう経験があるのでその痛みは分かります。

ただ遠くから見守らせて頂きます(; ̄∀ ̄)ゞ

そうですね。
序盤の藍沢は「人の心」というものを感じさせない部分がありましたが
今回、自身の経験や今まで医療の現場で指導をしてくれた先生の
姿を見て、「人の心」=相手の立場になって考える事

そこを見てくるようになってきました。

改めて医師としてどのように生き
患者達とどう向き合っていくのか

その岐路にフェロー達は立たされているのでしょうね。

>次回の事故で、何か見えてくる物があるのかも。。。
それが何かが気になりますね。
ikasama4
2008年08月31日 13:16
まこ様
今回は黒田の言葉がズシリと心に響きます。
命があればこそ、これから先の人生も
続けていけるものなんでしょうけど

命が助かったからといって
それと引き換えのように自分の可能性を立たれるという事は
とてもつらいことかもしれません。

>死んだ方がマシって事も
>なきにしもあらずかもと不謹慎ながら思っちゃいました。
あの時、黒田が
「お前らと出会わなければよかったな。」って言ったのは
お前らと会わなければ事故に遭わなかったと共に
お前らと会わなければ自分はこのまま楽に死ねたかもしれないって
思いがあったのかもしれませんね。

次回は更に災害事故の度合いが強いので
今後のフェロー達の行方が心配になりますね。
ikasama4
2008年08月31日 13:18
アンナ様
こんにちはです。

そちらでは雷雨がスゴイみたいですね。
こちらはそれ程雨がひどいことはないのですが
そういう事が続くと雨が降るのが怖くなりそうですね。

>あああああ!私も同じこと思いました(爆)
おぉヽ(・∀・)人(・∀・)ノやりました!

今回は笑いの要素全くなしでしたね。

普段ボケ担当の方達がシリアス方向にいくと
すっごいカッコよさが引き立つような気がします(; ̄∀ ̄)ゞ
ikasama4
2008年08月31日 13:18
エリ様
今週はただただ重かったです。
>フェローたちは新人ではなくて各ERでそれぞれの経験を積んでるはずなのに
この部署はそれだけレベルが高いという事と
このドクターヘリで扱う患者の重症度があまりにも高いという事が
あったのかもしれませんがね。

>ま、そこはおいといて今回は梶さんの「生きてなんぼ」に救われました。
こういう時、明石家さんまさんの
「生きてるだけで丸儲け」って言葉を思い出します(; ̄∀ ̄)ゞ
ikasama4
2008年08月31日 13:18
みのむし様
時に医者は患者の命を救うのとひきかえに
患者の人生を奪う行為をしなければなりませんからね。

自分の行為が本当に正しいのか

その答えを出す事は難しいです。

患者さんには当然患者さんの人生がある訳で
そこを見てしまうと医者は
「自分は間違っていたのかもしれない」と思うのかもしれません。

簡単に割り切れるものではないだけに
悩みはつかないように思えます。
2008年08月31日 17:06
今回は藤川も森本もフツーでしたね。
ま、それが当たり前なんでしょーけど。。^^;
森本が藍沢の悩みに回答している時、
PHSをONにしといて轟木にも
是非聞かせてあげたかったです(笑)
白石には今回の事故は重過ぎますね。
トラウマでそのままヘリに乗れなくなってしまったら・・。
うーん、黒田もカワイソウだし
白石もやっぱカワイソウです。><
2008年09月01日 09:16
黒田家も、白石も、藍沢も、みんなが辛い回でした!

黒田も、白石も、逞しく蘇って欲しいです。
でないと、黒田の腕が無駄になります。

藍沢が、自分自身の決断に気持ちが揺らいだのは、凄く共感しました。
私は、いつも「あの時あれで良かったのか?」と悩んでばかりなので^^:
つまり決断力が無いのです~(笑)

もう終盤、フェローのみんな頑張れ!
ikasama4
2008年09月01日 21:55
ろーじー様
今回はみーんなシリアスモードで
今までの流れからすると遊びがないので
ちょっと悲しいです(; ̄∀ ̄)ゞ

ケータイで録音しておくのもいいかもしれません。
いい着ボイスになりそうです( ̄ー ̄)b

自分のせいでその人の人生を
狂わしてしまった白石もつらいし
自分のせいでその人の人生を
奪ってしまった藍沢もつらいです。

みーんなみんな可哀相です。
ikasama4
2008年09月01日 21:56
芯様
一番大事な家族を自分の手で救えないもどかしさ

黒田先生にとって
自分が負った傷以上につらい事なのかもしれません。

自分も最近は今まで何の躊躇もなく
やっていた事も「これでよかったのか」と
時々思う事があります。

年をとる度に
自分を信じる事の難しさを痛感します。

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