ゴンゾウ 伝説の刑事 第7話

あの事件から三年前、ある男が殺された。
容疑者としてその男の女というよりかは
その男の商売道具である売春婦が浮かんだ。

その頃、ボロと言われていた捜査一課七係を
一気にトップクラスに押し上げた七係のエース・黒木は

いつものように黒木はその女から情報を得るために
締め上げるように部下の佐久間に命じていた。

しかし、佐久間は彼女に何を聞いても
情報が得られず釈放してしまったと言う。

そんな部下にあきれながらも
黒木は彼女の事を見張る事にした。


その女の名前は「杏子」と言った。


佐久間がその女について調べたところ
10歳の時に両親が自殺したらしい。


一家心中だった。


彼女は偶然通りかかった巡査に助けられたらしい。



杏子・一家心中・通りかかった巡査


その言葉に黒木は思い出した。



かつて黒木は巡査時代に
一家心中をしていた家族の中から少女を救い出した。
その子はたしか「杏子」という名前だった。


おっぱいふくらんだら結婚してやる。

人生はつらい事があったら必ずいい事がある。

君にはとびきり幸せな人生が待っている。

困った時はいつでも助けに来てあげるよ。




そう言ったきり黒木は彼女と一度も会ってはいなかった。



あんなに可愛く成長したあの子が
こんなにボロボロになってしまっていた。



それが黒木にはたまらなかった。


その日から黒木は勝手に捜査を外れて
つきっきりで杏子の看病をした。


礼をすればいいんでしょ。


やめてくれ。


これしか出来ない。
男はみんな同じでしょ。



頼むから、頼むから止めてくれ。



正義の味方ぶんのは止めろ!
なんで現れた?
なんで今更現れた?

助けに来て欲しい時にあんたは一度も来なかった

出てけよ。


中途半端な人助けなんかすんなよ。

死なせてくれてれば。

あの時、私を死なせてくれてれば―――――



次の言葉を言おうとした杏子の口を
黒木は自分の口を使ってふさいだ。

強く、優しく。




それから、二人の
のんびりとした時間が始まった。


あの時と比べると彼女は元気になった。

仕事も決まり、ちゃんと働いていた。

そして、彼女の側にはいつも黒木がいた。



黒木は杏子におもむろに指輪をつけてあげた。


おっぱいがふくらんだからな。

本当の愛だ。



愛・・・・・煙草吸う人は嫌い。


黒木は先ほどまで吸っていた煙草を消すと
自分が持っていた煙草の箱も投げ捨てた。

止めた。




刑事も嫌い。
いつ危険な目に遭うか分からない。


警察にだって安全な係がある。

所轄の備品係とか。

それがいい!
もう一人になるのは嫌だよ。



分かった。そうしよう。



彼女は幸せだった。

でも、もうひとつ分かっていた事がある。


彼が私の側にいるのは
犯人の情報を聞き出したいから。

もし、犯人が私に接触して
その情報を私が彼に教えたら

彼はこの部屋から出ていってもう二度とは戻ってこないかもしれない。




その不安は現実のものとなる。



杏子が犯人と接触して
落ち合う場所を黒木に語るや

彼はすぐさま、その犯人を逮捕するために
出かけようとしていた。



もう帰ってこないのね。

帰ってくる。
犯人逮捕して全部片付いたらな。


信じていいのね。ずっと一緒だって。



黒木は彼女を安心させるかのように接吻を交わすと
急ぎ、犯人が彼女と落ち合う場所に向かった。









サンフレストホテル203号室

そこに犯人はいなかった。


ただ1枚の紙だけが置いてあった。







『愛を裏切った女に報復を』







犯人の狙いを知った黒木は急ぎ杏子のいるアパートに走った。


しかし、もう手遅れだった。


杏子にまだ息があった。


杏子は黒木の耳元で必死に囁いた。




この世界に愛はあるの?







それから間もなく彼女を殺害した容疑者が浮かんだ。


しかし、その男は覚せい剤のやりすぎで死んでいた。


黒木の中にやりきれない思いと共に


その日から

彼は幻覚と幻聴を見るようになって眠れずにいた。


どうしてあの時私を助けたの。

俺は彼女に愛を誓った。

どうしてあの時犯人の居場所を言うなって言わなかったの。

こんなことになるんなんて思ってもなかった。

本当は手柄を立てたかったんでしょ。

そうかもしれない。自分はどこまで本当の事を言ったのだろう。
しかし、彼女はそれでも俺の言葉を信じようとしてくれていた。


はじめから利用するつもりだったんでしょ。

そうだった。そして、俺は彼女を――――「殺してしまった」

ずっと一緒にいてくれるって約束したのに。

ずっと一緒だ。

この世界に愛はあるの。

あるよ。



そして、黒木は彼女がいる方へ足を踏み入れた―――――。










それから2年後
新設された捜査一課十三係の係長に佐久間が就任した。
かつて黒木がなれたはずの場所。



黒木は井の頭署で備品係をしていた。
それが彼女の望みだったから。





そして―――――。







目が覚めるとそこは病院だった。

あれからまる1日寝ていたらしい。





井の頭署の捜査本部も解散していた。


捜査は終わった。



たしか、あの時
自分は彼女の幻覚を見た。

そして意識が混乱していた。

そして、そして、そして・・・・・。


思い出せない。



教えてくれ!
あれから一体何があったんだ?!














まず、今回の内野さんの熱烈なキスに
視聴者の女性の何人かはヤラれていて
何人かはトロけていたように思います(笑)


黒木の中には本当に杏子の事を愛していたけれど
彼女が容疑者の情報を握っていたから近付いた打算があった訳ですね。

そして、彼は結局愛よりも仕事を優先してしまった。

それによって愛する人は殺されてしまった。


「この世に愛はあるの?」

この言葉が彼の心に重くのしかかるようです。

つまり黒木が彼女よりも仕事を優先してしまったために彼女は殺された。

黒木はそれで自分が彼女を殺してしまったと考えてしまったみたいですね。

その後悔の念がずっと彼の中にあって
最後に杏子が耳元で囁いた「この世に愛はあるの?」っていう言葉が消えないのでしょうね。




それから佐久間はこの時から母親の調子が悪くて
仕事よりも家庭を優先させようとしていた。

でも、彼女の死に憤る黒木は仕事を優先するようにと
佐久間に強制した。

その結果、佐久間の母親は倒れて半身不随になってしまった。



このことが佐久間が黒木を恨む原因になったみたいですね。

それで、黒木が捜査一課を辞めたのですから
やり場のない怒りが込み上げてきたみたいですね。


ただ、周りに迷惑をかけまいと
その母の病気のことは伏せてるみたいで。

それが更に怒りを加速させてしまったのかもしれません。

個人的には
あののび太君メガネの方が良かったかなぁ(笑)






しかし、今回の事件は捜査本部が解散したことで解決って事なんでしょうけど
なんかスッキリしないもんがありますね。

それもこれも、どうやって事件が解決したのかが分からない状態ですからね。



次回はその辺りに注目ですね。



ただ、次週はお休みという事で再来週までひっぱるってとこですね。

一体何があったのか気になります。

予告で岡林が撃たれたんですが一体誰が撃ったのか?!

気になります。



ちなみに自分はこのドラマを見てると
どうも去年の大河熱が呼び起こされて

まぁたイラストとか描いたりして

先ほどまで自己満を満たしたいがためにこんなんも作ってました(; ̄∀ ̄)ゞ










後、ちょっとだけ文字を変えてみたバージョンをば





相変わらず女性を描くのが苦手(; ̄∀ ̄)ゞ


まぁこの一週間はこんな事で水曜日は間を埋める事が出来そうです(笑)

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この記事へのコメント

SFurrow
2008年08月14日 06:44
三条夫人はさすが、ゴンゾウ内野とがっぷり四つに組み、良い芝居を見せてくれましたね。あの女の子と同一人物だったとは、してやられました。
ちょこっと出演でしたが、日比野と鶴の新入社員ぶりも、ういういしくて好かったです。やっぱり丁寧に作ってあるドラマは楽しみだ。
佐久間氏の「恨み」は、母親の件だけなんでしょうか? なんか他にもあるような複雑な感じもしますね。
SFurrow
2008年08月14日 06:48
ごめんなさい、↓を書く前に間違って送信ボタン押しちゃいましたm(__)m
「風林火山」のイラスト素晴らしいです!!
女性を描くのは苦手だなんて、全然そんなふうに見えません。
「風林火山同窓会」的な乗りもある「ゴンゾウ」、ぜひお屋形様のご出演も期待したい。謙信は無理だろうけど・・・
ikasama4
2008年08月14日 12:37
SFurrow様
自分もあの少女と同一人物とは意外でした。
かつて自分が救った命を自分が裏切るカタチで
失ってしまった事が彼の心を壊してしまった
原因だったみたいですね。

日比野と鶴の関係も初々しくていいですね。

>佐久間氏の「恨み」は、母親の件だけなんでしょうか? なんか他にもあるような複雑な感じもしますね。
う~ん、基本的に黒木は当時
仕事優先でプライベートは二の次って感じでしたからね。
それがあの事件がきっかけで彼は仕事を放棄したカタチに
なりましたからねぇ。
自分に教えた事を彼は放棄してしまった事も
気に入らない部分なのかもしれませんね。
ikasama4
2008年08月14日 12:37
SFurrow様
イラスト、どうもありがとうございます。

たしかに「同窓会」って感じですよね。
個人的には杏子のために殺人をした犯人は別にいて
彼女が裏切った事を知ったために別の人間に殺させたって
その真犯人が御屋形様ならいいなぁと思ってます(; ̄∇ ̄)ゞ
2008年08月14日 12:41
>何人かはトロけていたように
私もびっくらでしたわ~~。
とっても杏子を愛しんでる様子が見えました。
演技なのにホンモノのように見えるのがすごいところデス。
佐久間の母のいきさつはタイミングがすごく悪かったという感じです。
奥さんがいないならそれなりに誰かを頼めばいいのに倒れるとは予想できなかったのがまた辛いところ。
そして黒木も仕事と愛と言ったら普通に両方取るものですし、まさか殺されるとは思わなかった。
この予測の甘さがずっと尾をひいてる気がします。
結局、杏子の言葉の呪縛から逃れられないのは黒木に深い愛があるからなのね。
2008年08月14日 16:14
いや~私も完全にもっていかれちゃった者の一人です。
しかし、やっぱり大河見ておけばよかったです・・(後悔
黒木の心の中にある複雑な後悔と自責の念・・それが今回でよくわかりました。
やっと立ち直ろうとしていた矢先に、自分とは別の場所で事件が終ってしまって、消化不良になりそうな黒木。
これも全てまー君の計算なんでしょうか・・
佐久間の若い頃のメガネは初々しくてよかったですね。
態度も今とは全然違っていてのび太仕様だったし・・
今後の黒木と佐久間の関係がどうなるのか・・気になりますねぇ・・
2008年08月14日 21:14
かなりの年齢差の二人なのに、凄くいい雰囲気♪
なのに、なのに…あんな不幸な別れをしてただなんて…
この世の愛を信じられないまま旅立ってしまった
杏子に答えるかのように、ゴンゾウになってしまった黒木さん。
今更ながら、彼のふざけた態度が切な過ぎますぅ~(>_<)
早く今後の展開が見たいのに、次週はお休みだなんて
がっくしデス(-_-;)
風林火山の内野さんて、まるで別人みたい!
2008年08月14日 21:27
お久しぶりでございます。
三条夫人と勘助があんな形で共演するとは思っていませんでした…
池脇さん、あの童顔なのに、色気ありますね。
彼女が羨ましいくらい、良い雰囲気でしたね。
ikasama4
2008年08月15日 12:57
エリ様
本当に二人は付き合っているんじゃないかってくらいの
世界観を内野さんと池脇さんは作り出してました(笑)

たしかに佐久間の母親はタイミングの問題ですね。
気持ちは分からんではないですが
ちょっと筋違いなとこはありますかね。

そして黒木は仰るように
彼女が殺されるなんて事は想定してなかったんでしょうね。
>結局、杏子の言葉の呪縛から逃れられないのは黒木に深い愛があるからなのね。
それが黒木は杏子を愛していた証明というのが悲しい限りです。
ikasama4
2008年08月15日 12:57
きこり様
去年の大河はいいですよ( ̄∇ ̄)b
多分レンタルとかであるとは思います。

立ち直ろうとすると彼の前に「彼女」が現れる。
まるで嘘をついた人をこらしめるかのように。
それが愛を裏切った報いかもしれませんが
それだけ心のどこかで自分を許せないんでしょうね。

若い頃の佐久マー君の方がなんか純朴でよかったですね。
それもこれも黒木との確執のせいであんな風に
変わったかと思うとこちらも悲しいです。

>今後の黒木と佐久間の関係がどうなるのか・・気になりますねぇ・・
そうですね。もし佐久間の母親が亡くなった時
佐久間はどうなっていくのかも気になります。
ikasama4
2008年08月15日 12:58
まこ様
傍から見れば普通に夫婦ですからね。
最初は仕事のために近づいた部分もあったんでしょうけど
彼女の死によって「本当の愛」に気づいた黒木さんの
その後の姿が悲しくなります。

てっきり次週はオリンピックの関係で休みかと思いきや
どこぞの番組のSPでお休みなんですって。

かなりガックシです(苦笑)

風林火山の内野さんはハッキリ言って別人にしか見えません( ̄ー ̄)b
黒木に負けず劣らずこちらもイイ男です(笑)
ikasama4
2008年08月15日 12:58
まいまい様
お久しぶりでございます。
三条夫人と勘助の取り合わせはとても意外でした。

このドラマはホント風林火山の同窓会みたいな感じですからね。
かなりノリノリで楽しんでます( ̄∇ ̄)♪

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