ホカベン 第6話

主人公・堂本灯については
序盤は相変わらず思い込みが激しいトコロは強いようですが
終盤の生徒に語りかける言葉は一本芯が通っていて
グッと来るものがありました。



水難事故が
実は被害者がイジメの加害者であり
その被害者が報復した殺人事件だと知った堂本。

しかし、依頼人の利益を優先するには
示談でこの真相をなかった事にするのが
いいと考える杉崎に対して詰め寄る堂本。



こんな事実、誰が喜ぶんだ。


殺人は殺人です。

そこを蔑ろにして法律は何を信じればいいんですか。

私は二人を自首させます。

二人の未来のためです。

私は二人を見捨てない。
だから弁護士になったんです。




本当の事、誰にも分かってもらえないままでいいの。


彼に理由もないままイジメられてすごくつらかったと思う。

私もこの仕事するようになって同じ気持ちになった事がある。

惨めで苦しくて憎くて
だけど、人を殺していい理由なんてない。

分かるよね。



ヤツを止められる人間なんていなかった。


あいつは俺達に人を殴らせた。


あんなヤツ、生かしてちゃいけない。

もっと傷つけて
何の役にも立たないんだ。

先生や彼の親は本当の彼を見抜けなかった。

みんな馬鹿だ。
みんなのためにやってやったんだ。
あいつがいなくなってみんな楽になった。

むしろ感謝されたっていいんだぜ。



誰も楽になんかなってない。


君達こそ一番苦しんでるじゃない。

『苦しい』って言っていいんだよ。




今回のこの演出に関しては
上戸さんの良さがようやくながら光ってきたと思います。


今まで惨めなくらい叩きのめされていたのも
今回のこの台詞を言わせるための演出だとも言えるとこです。

如何せん肝心の演出が今までブレていたというか焦点がボケていましたからね。

それに今回の事件の真相究明がなんとなく
テレ朝の木曜の9時のドラマとカブったみたいなとこもあって(; ̄∀ ̄)ゞ

それにパラリーガルはこういった調査に力を貸さないんでしょうかね。


まぁとりあえずここからの挽回がちょっと楽しみです。
あくまでちょっと(苦笑)



物語としては

本当に救うべきは
人が犯した罪からなのか
人が犯した罪に対する心なのか


ここが一番のポイントでした。


工藤先生はあくまでも学園の利益のために
生徒達が犯した殺人事件を示談という事で真相を隠蔽しようとしました。

その手法には杉崎も賛成でした。

それに異を唱えたのが堂本。

そんな堂本の言葉に杉崎は心を動かされて
工藤のストッパー役を買って出た訳ですね(笑)


それにしても前回、杉崎は

他人の本質なんて分かるはずがない。
たとえ親であっても。



親や先生から見れば

思いやりがあって優しい子
真面目で優秀な生徒
負けず嫌い


保健室の先生から見れば

よくサボっている子

そして生徒から見れば

イジメの加害者

本当の彼の姿って
たしかに簡単に分かれるものではないですね。


そして、前回亡くなった布田君の父親は

学校が息子の死をなかった事にしていると
真実を隠蔽していると言って憤っていましたが


彼の目の前に今まで自分が気付かなかった真実を突きつけられて
どう思ったのか

その思いを聞いてみたかったものですが

真実が白日の下にさらされて
彼は嫌がらせを受けて引越しをしたみたいですからね。

この方の思いも
こうして報復のような行動をとる人間の習性も

それはこの作品では求められないのでしょう。




私は誰を救う事が出来たんだろう。』

考えれば考える程
怖くて後ろを振り向けなかった。

振り向いたら弁護士を辞めなきゃいけない。

そんな気がして。
私はただ歩き続けるしかなかった。


結局のとこ、裁判というカタチで解決する以上

傷つかない人はいません



そして弁護士は結果として
その痛みを人に背負わせるという事なんでしょうね。

後はその痛みを一緒に背負えるかどうかってとこなんでしょう。

堂本は間違いなく一緒に背負うタイプのようです。






それから意外に倉木は堂本の事を買っていたみたいですね。

堂本のせいで残業をする羽目になった倉木。


残業、昔はよくやってました。

今みたいに尻拭いさせられて。

その弁護士も馬鹿でした。

自分を誤魔化す事が出来なくて。
今の堂本先生そっくりです。

どうして弁護士になられたんでしたっけ?

あの熱意はどうしたんですか?
中途半端な事されてはこちらが迷惑です。



実は結構、彼女も堂本みたいなタイプが好きみたいですね。


で、かつて馬鹿な弁護士ってのが間違いなく杉崎でしょうね。


堂本の言葉にかつての自分を取り戻していくような杉崎。

おまえの下にいれば
流石に大人しくなると思ったんだけどな。

弁護士の現実を思い知らされる。
キレイ事なんて必要ない。

だが、あいつの言葉には妙な力がある。

こっちが落ち着かなくなるよ。





また、エムザの会議で堂本先生を解雇する意見が出た際に
一番被害を被ったはずの工藤がその意見に反対します。

自分で言って自分でも戸惑っている感がありましたが

工藤先生は堂本の姿にかつての杉崎の姿を見たのかもしれません。
そして、彼女がいる事でかつての杉崎が戻ってくる。

おそらくそんな杉崎が工藤先生は好きだったような気がします。




まぁ今後は今までの伏線が色々と表面化してきました。


富田大輔は強姦致傷の罪で服役していたという事ですね。

で、彼は罪を犯した自分も悪いけど
自分だけが悪かった訳ではないとして
自分を弁護した杉崎を訴えようとしている訳で。


で、その杉崎は堂本に強姦致傷事件を担当させます。

かつて自分は同じような事件を担当して
結果的に墜ちていった


堂本ならば、どのように裁いていくのか

試しているようなとこがあります。

まるで、自分と同じ道を歩ませているかのように。



次回、この辺りをどのように見せるのかが楽しみになってきました。
ただし、あくまでもこの物語の関連についてはという事で(; ̄∀ ̄)ゞ

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この記事へのコメント

2008年05月22日 12:16
そうそう意外でしたが倉木が灯を応援してるのが見えたのが心強かったです。
かつての杉崎も灯のような弁護士だったのに、すっかりやる気をなくしてます。
灯はこうならないでほしいですね。
そして灯を見て杉崎がかつての杉崎に戻ってくれたらいいのね。
2008年05月22日 15:20
>堂本ならば、どのように裁いていくのか
試しているようなとこがあります。
そうですよね・・・灯ならばもしかしたら自分とは同じ過ちを繰り返さないかもしれない、そんな期待を感じます。
今回、工藤の本音みたいのが覗けて、今後につながりそうで、なかなかおもしろくなってきました。
ikasama4
2008年05月22日 20:41
エリ様
そうなんですよね。
結構冷たいような感じがして
倉木さんも堂本みたいな熱い感じを
持っているみたいですね。

>灯はこうならないでほしいですね。
それはおそらく次回次第ではないかなって気がします。

>そして灯を見て杉崎がかつての杉崎に戻ってくれたらいいのね。
そうですね。おそらく工藤先生も
同じ思いだと思います。
ikasama4
2008年05月22日 20:41
きこり様
>そうですよね・・・灯ならばもしかしたら自分とは同じ過ちを繰り返さないかもしれない、そんな期待を感じます。
自分と同じ道を辿るのであればそれもよし。
もし、自分と違う道を辿るのであれば
自分もまた昔のように戻れるのかもしれない。

みたいなとこがあるのかもしれないですね。

倉木も意外でしたが
工藤先生も結構堂本みたいな人は嫌いじゃないみたいですね。

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