ホカベン 第2話

私の夢は初めての仕事で打ち砕かれた。


そして被害者―――夫側の弁護士から
一千万円の損害賠償を請求された。


あなたの依頼者は既に加害者なんです。



その言葉が堂本に重くのしかかる。




そうして全く弁護方針を立てられない堂本は
ある衝撃の事実を知る事になる。




さわっていいよ

パパおこったとき、いつもこうしてさわってすごくよろこんで
ママのこと、ぶたなくなる





私は一瞬マキちゃんが何を言ってるのか分からなかった―――。




このシーンで自分は一気に永遠の仔を思い出した。





そうして紆余曲折を経て池上享子の裁判に向かっていく訳ですが

夫側の弁護士とのやり取りをする堂本と杉崎
それぞれの対応の仕方が面白かったです。



堂本は相手側の弁護士に対して、性的虐待があったという事実を突きつけます。


そして杉崎は裁判でお会いしましょうと言ってそれ以上は一切何も語りません。


この事だけでどっちがどれだけのやり手かってのがよく分かります。


裁判って喩えるならポーカーみたいなもんなんでしょうね。

堂本がした事というのは私の手はスリーカードなんですよっていうのを見せているようなもんです。
たしかに強烈な手ではあるんですよね。

でも、相手は自分達の手は見せてはいませんしね。
そこで心理的圧力を相手に加えます。

私たちの手はそれ以上だよってね。




それに堂本は見事に翻弄される訳です。




しかし、杉崎は勝負をコールしただけで
こちら側がどういう手なのかという情報は一切相手に与えません。


この点だけを見ても、というか対する相手側の弁護士の表情からも
どちらがやり手なのかは明白ですね。



それにしても裁判になって
性的虐待を証言するという事は子供がこれから生きる上で
世間の目にさらされて大変になっていく。


よく、ドラマでも本当のことを話す事で
世間から白い目で見られて生きるのが嫌で証言を拒むような
展開があったのでそうだよなぁとか思っていた時に

杉崎は殺人未遂罪ではなく傷害罪が適用されるべきだとし
それを証明するために堂本が証言台に立って証言までして
(これは想定の範囲内)

しかもあんなに証言を拒んでいた池上享子が自分の娘・真希の
性的虐待の状況を語っていった事に

「開き直ったのか?」

と思ったりしたんですが
まさか、上記のような不安を解決する法があったとはねぇ。



戸籍法 第107条
やむを得ない事由によつて氏を変更しようとするときは、戸籍の筆頭に記載した者及びその配偶者は、家庭裁判所の許可を得て、その旨を届け出なければならない。



この法によって「やむを得ない事由」が適用され

この世から「池上享子」と「池上真希」という人はいなくなり

新しい名前を得る事になるとは。


今回の内容を見て思ったのは
まず、依頼人の担当弁護士を降りた人物が証人として適用出来るのかという点が気になったのと


個人的には「やむを得ない事由」というのが、どこまで適用されていくのか

そこがちょっと怖いかなと思うところはありますね。



それからあからさまに性的虐待という犯罪に対して
平然とそれを受け流す夫側の弁護士。


自分達の仕事は依頼人を守ること。



そして弁護士は裁判は勝つためには何でもやるという事。
たとえ自分が証人の立場になろうとも。




丁度この前、ある事件の裁判の公判がありました。

この公判に至るまで弁護側は殺意や乱暴目的はなかったとして
殺人罪ではなく障害致死罪の適用を求めました。

その内容はこの事件にあまり関心がない人が聞いただけでもヒッドイもんでした。


結局、彼らはあくまでも被告を守るためであって
被告に反省を促すような事はしないって印象を受けました。

それは今回の内容を見て更に強くなりました。



このドラマでも言っていたように、世間が考える常識と
法律が考える常識は本当に違うみたいですね。

そして、今後は法律が考える常識として
裁判に勝つには「世間が考える常識」=「裁判員」を利用するという事なんでしょうね。






それにしても日テレのドラマというのは
妙なくらいに時事ネタとカブらせてくる事が多いから驚きです。


今回は杉崎がカッコいいとこを全部もっていきました。

全体的に弁護士の実情とかを知ったり法律を知ったりする上では面白い内容だと思いますが
上戸さんの魅力が溢れているかどうかは正直疑問ですね。

なんか上戸さんは語り部的な位置付けで
杉崎さんが主人公でもいいような感じがしていますねぇ。

まぁ次回も見ますけどね(; ̄∀ ̄)ゞ

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この記事へのコメント

2008年04月24日 13:33
そうそう、灯は全部手元のカードを見せていますね。
駆け引きを知らないのは新人だからなのかと思ってました。
そして杉崎は逆に隠すやり方でもって経験を思わせますね。
こういう対比が灯の未熟さを出しますが
純粋さも見え隠れしているようにも感じます。
でもかなり衝撃的なエピでしたし解決策が分からなかっただけに
最後はほっとしました。これでいいのかどうかはわからないですけどね。
>妙なくらいに時事ネタとカブらせてくる事が多いから驚きです。
やっぱりね。
あの裁判を嫌というほど思い出させる内容でした。
これが日テレ流なのね^^;
2008年04月24日 15:01
杉崎の登場で裁判の心理戦のおもしろさみたいなものが、出てきましたね。
>上戸さんの魅力が溢れているかどうかは正直疑問ですね。
そうなんですよね~
そこが問題です・・今回も証人なのに感情的に叫んじゃったりしてるし・・
裁判劇のおもしろさとはちょっと違うところでがんばっちゃってますからね。
ハートウォーミングドラマならアリでしょうが・・
ちょっと難しい位置にいますよね。
法律の常識と人間としての常識・・その違いには興味あるんで、今後も視聴は続けたいと思います~
ikasama4
2008年04月24日 23:14
エリ様
こういうやり取りひとつ取っても
堂本と杉崎のやり方は雲泥の差がありますね。

彼女はまだまだ「この世界の常識」を知らないようですが
法律という「武器」を初めて世間で使用した事で
徐々にこの世界に慣れていくのかもしれませんね。

>あの裁判を嫌というほど思い出させる内容でした。
>これが日テレ流なのね^^;

そうですね。
流石は日テレとも言うべきでしょうかね。

この裁判でもそうですが
結局、どんな風に勝ったとしてもスッキリ解決って
訳にはなりませんからね。

そういうモヤモヤがこの裁判でもありましたし
今回の内容でもそれがアリアリと描かれていました。

何がいいのかどうかはわからないんですが
それでも前に進むしかないって事なんでしょうね。
ikasama4
2008年04月24日 23:14
きこり様
杉崎の心理戦はなかなかに見せてくれます。
どんなに目をそむけたくなるような現実でも
それが当たり前のように平然と構える。

かなりのやり手って感じですね。

そうですねぇ。
正直、このドラマでの上戸さんの魅力というのが
殆ど感じられないんですよね。

別段上戸さんじゃなくても良かったんじゃないかって
という風に思えたりして。

上戸さん自身もまた
自分の色を模索してる最中なのかもしれませんね。

私も、この「法律の常識」というものにとても興味があるので
今後もバッチシチェックしていきます。
2008年04月25日 01:29
重いなりにキレイにまとまりましたね。
とりあえず、良かったって事でしょうね。
上戸彩ちゃんは確かにイマイチ見せ場のない感じですね。
ヒーローものみたいな弁護士にはしない。
淡々と現実を描いていくこのドラマの姿勢はとっても好きです。
そして、やっぱり北村さんがさすがだわ!

コメントいただきましたが、私もあの事件の判決を見て、
あの弁護団を見て、このドラマの事を考えましたよ。
このドラマの事とか、映画「それでも、ボクはやってない」
とか「手紙」とか。。。
色々と思い浮かびました。
現実はやはり厳しい物ですね。
このドラマは、ちゃんと現実に沿った物を作っていくんだなぁ。。。
そういうのも良いですよね。
重いけど(^.^;)
ikasama4
2008年04月25日 20:56
くう様
最後はどこか希望の光が差し込んだ感じで
上手くまとまりました。

主演の事はとりあえず(つ´∀`)つおいといて

物語については淡々としている分
それ程脚色しなくてズンと響くこの姿勢は
私も好きです。

北村さんもいい感じでした。
まぁ個人的に裏の世界の方が似合ってる
感じもするんですけどね(笑)

この作品は今後も色々と考えさせられます。

特に来年は裁判員制度が始まりますからね。

自分達が今後、どんな世界に足を踏み入れるのか
それを知る上でも、いい教材だと思います。

重いけど(; ̄∀ ̄)

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