フルスイング 第4話 「キャッチ」

朝の出勤時間を競い合って高林と太田はいつも徒競走をしていた。
しかし、先生達が出社してくると太田先生は高林を距離を置いていた。


太田先生は教師の中でも浮いていた存在だった。



天童先生が太田に厳しい視線を送っていた。


それに気付いた太田はその場から逃げるように足早に去っていった。


天童先生は太田の態度に胸騒ぎを感じていた。







太田の英語の授業。
黒板に単語を書いている間、3年4組の生徒は好き勝手に騒いでいた。

太田は恐る恐る振り返った。


ここまでで何か質問はありますか?


クラスの皆が一人の女子生徒に向く。


その女子生徒が手を挙げた。

太田先生、質問があります。


太田先生はそれに恐れを抱いてるかのように顔がひきつった。






廊下中に生徒の笑い声がこだまする。




そして太田先生は逃げ出した。







それから太田先生はまだ職員室に戻ってこなかった。


太田先生は?


誰も太田先生を見てないらしい。


一応、校内は探した方がいいな。

ああいう教師は何度も見てきた。

まさかと思うが・・・




先生達は太田先生を探したが全く見つからなかった。





それから間もなく職員室に太田先生から
「腹痛なので早退します」と電話があったらしい。






その日の夜、高林先生は天童先生と校長先生に尋ねた。

「ああいう教師を何度も見てきた」

どういう意味ですか?




端的に言えば潰れた教師という事です。
教師になるには彼は弱すぎた。

今朝、探すように指示したのは最悪の状況を避けるために。



最悪の状況・・・

発作的に自分で命を絶つ人もいるんですよ。


太田先生の自宅には電話したところ
自宅にいたらしく、それは問題なかったらしい。


わしは―――気付かなかった。


我々は常にギリギリのせめぎ合いに身を置いているんです。

生徒にたいしても
生徒を指導する己にたいしても
逃げ場はない。

踏み止まって
立ち向かっていく強い心がなければ太田君のようになる



けど、先生。太田君は学校には・・・


潰れた教師は二度と教壇には立てません。



その日から太田先生は学校に来なくなった。

そして高林は一人、学校に一番乗りを果たした。


太田先生は長期病欠の届けが出したと言う。




先生の不登校。





その話は3年4組にも届いた。



一斉に生徒達は水澤に視線を送った。

水沢は何も関係ないように振舞う。

太田先生の授業はしばらく自習になると言う。

生徒達は自習を喜んだ。


一部の生徒を除いて―――。






何も問題はないと思っていた

まとまりのあるいいクラスだと。


でも、もしかしたら
私達のクラス―――3年4組に何か大変な事が起きてるのかもしれない。



そうして今回の状況に戸惑う時任先生と高林先生の下に森、田辺、中村が訪ねた。




教えてくれんか。太田先生の事を。

わしはぼんやりで何も気付かんかった。

じゃから教えてやろうって思ってここにきたんだろ。

何でもええ。教えてくれ。




森が口を開いた。




僕らは2学期になってから太田先生の事をずっと・・・

太田先生は怒らんけん、ずっと・・・

2学期から太田先生の授業に
水沢さんに質問するようになったと。

毎回必ず・・・

帰国子女の水沢はすごい早口で英語の質問をしてきた。

太田先生はいつも全然聞き取れなかった


生徒達は先生を見下した。



最初はクラスの一部だけだった。

しかし、皆参加するようになってどんどん歯止めが効かなくなってきた。


太田先生が来れなくなったのは私のせい?


自分達、どうすればいいのか。


あんな、クラスは嫌だ。




よう教えてくれたな。

きつかったな。つらかったな。


先生、太田先生が辞めちゃったら僕等・・・


大丈夫じゃ。大丈夫じゃ。
















「で、これからどうしますか。」

時任は生徒から聞いた今回の概要を校長先生に報告した。


ホームルームをします。

いじめが始まった経緯を徹底的に究明して
生徒達に徹底的に反省させて謝罪の手紙を書かせます。



しかし教頭は
保護者にも太田先生の授業は不評だったらしく
このまま辞めてもらってもかまわない。
生徒達に舐められた教師にも問題があると考えていた。


生徒達は後悔しています。
面白半分で先生を傷つけた事の重大さに。
だから、太田先生を辞めさせるなんて・・・どうか・・・



「時任先生も動揺されているようですね。」

校長先生は時任先生に語りかけた。

「生徒達の後悔や動揺を本当の意味で救えるのは太田先生だと私は思います。

彼も教師ですよ。
色んな意見があるでしょうが彼は必ず教壇に帰ってくる。

私は彼を信じます。」








高林は事の真相を聞こうと水沢を訪ねた

音楽は言葉を必要としません。
だから、誤解も偏見も生まれません。
人間は言葉で不幸になるんです。先生。



高林は水沢の難解な言葉に困惑しながらも尋ねた。


水沢さんは通訳になるのが夢なんだろ。
通訳は言葉を大事にする仕事やと思うんやが。



通訳なんて撤回します。言葉なんてなくなればいい。


通訳を目指す水沢が言葉なんてなくなれば言うはずがないと

高林は水沢に訴えかけたが高林の言葉は水沢には届かない。


わかったような事をいわないで。

ほら、なんて言ったのか分からない。

日本語なんて大嫌い。私の言葉じゃない。

誰もわかってくれない。

先生もみんなも誰も。


もう嫌だ。




高林の思いは水沢には届かない。

そして水沢の思いも高林には届かない。









高林は野球部に足を運んだ。


高さん!

高林に気付いた阿部に高林は力なく笑った。




先生は怖い仕事じゃと今頃やっと気がついた。
とろいのう。わしは。



何かあったとですか?


桜台に来て最初に友達になってくれた先生の胸の内を気が付かんかった。

目の前で苦しんでいる子供を助ける手立ても見つけられん。

心は目に見えんから
どうやってキャッチしたらええかわからんのですわ。



高さん、高さんの十八番をやってもいいですか?


わしの十八番?


大丈夫。大丈夫たい。


高林と阿部は二人で笑った。




その夜、高林が自宅に戻ると妻がやってきていた。
二人で過ごすささやかな一時。



そんな時、高林の携帯が鳴った。


太田先生からだった―――。









翌日、高林は妻と一緒に太田先生の自宅を訪ねた。

お互いに笑いあう家族。




高林は太田を公園に連れ出した。

太田は学校の様子を高林に尋ねた。


書いたんです。辞表を。
でも持っていけなくて。
どうしても学校に行けなくて。

僕の代わりに校長に渡してくれませんか。




高林は太田先生に頭を下げた。


高林先生、止めて下さい。

僕は4組の生徒を恨んでもいません。
怒ってもいません。

本当ですよ。

ただ、自分が情けなくてたまんないだけです。


生徒達や先生達にこんな大迷惑をかけて
教師のくせにどうして僕はこんな人間に・・・





阿部さんから野球のユニホームのデザインを頼まれたという。

プロで7球団を渡り歩いて来た高林には
どの球団のユニホームも地方の誇り、選手の誇りがある事をわかっていた。

だから、子供たちが喜んでくれるようなデザインを考えようと。


キラキラしてますね。

高林先生は野球の話になると目がキラキラしてます。
すごく楽しそうで。



ええ、楽しいです。野球が。
ひとつのボールに選手、家族、監督やコーチ、観客。
色んな人間の思いや人生が詰まっている。
それを投げて打って笑って泣いて・・・

・・・そうだ!
わしと一緒に野球をしましょう。



え?


野球の基本はランニングです。では走りましょう。

そして太田は半ば強引に高林とランニングをするハメになった。








その頃、太田の妻は高林の妻と話し合っていた。

「笑うの久しぶりです。このまま主人がどうなっちゃうんだろうって・・・・

思わず涙が溢れる。

高林の妻は太田の妻の背中をさすった。

「一杯泣いて一杯笑って一杯話しましょう。今日はそういう日です―――。」









太田は高林に初日でいきなり5km走らされた。




心地好い疲労感に久しぶりに気持ちよかったようだ。

そんな太田に高林は笑って言う。

明日も頑張りましょう。

ええ・・・・・・え?!明日も?!










翌日から高林は学校が終了するとすぐに帰宅するようになった。







本気になったんですね。

そっちも本気になりましたな。


夕方、太田は高林の指導の下、二人で野球をするのが日課になった。








ある日、高林は講演会の予定が入っていた。

一ヶ月前から決まっていた事でどうしても外せない。





あのうひとつ聞いていいですか。

どうぞ。

どうして阿部さんが?

高さんにピンチヒッターを頼まれました。

あのう、高林先生は僕の事を・・・

何も。ピンチヒッターは「行け」って言われたら「はい」って行くもんです。

縦社会なんですね。

九州男児向きです。







数日後、高林は太田とキャッチボールをした。

でも、全然ボールを捕れないし、高林にボールを投げても届かない。

自分が出来ないと嘆く太田。

なんのなんの。
キャッチボールの基本は
まず、相手をよく見て次にボールをよく見る事です。


はぁでも・・・


そうしたら、無理せんでもキャッチできる距離まで近付きましょう。

それから高林は太田の目の前まで近付いてキャッチボールをした。


高林がボールを投げる
太田はそれを受け取る

ナイスキャッチ

これなら誰でも・・・

そこがミソなんです。

高林は一歩後ろに下がった。


太田がボールを投げる
高林がそれを受け取る

ナイスボール


だから、この距離だったら誰でも・・・


そして高林は一歩下がる

高さん・・・

太田は高林の意図がわかった。


そして二人はキャッチボールを交わす。


ナイスキャッチです。


ナイスキャッチじゃ。



ふと太田は呟く。

Catchって・・・
Catchって「捕まる」とか「受け取る」って意味以外にも
「わかる」「理解する」「聞き取る」って意味もあって・・・
いや、別にそれだけなんですけど。



面白いですね。英語ってのは。


はい、英語は同じ単語でも前後の文脈やシチュエーションで違う意味になるんです。

太田の目がキラキラ輝く。

例えば、Catch meは「ここまでおいで」とかって意味になるんですけど・・・

ふと太田の脳裏に水沢の言葉が響く。

彼女が本当に言おうとしていたもの。
それは―――。














その頃、3年4組ではある異変が起きていた。
水沢は英語しか喋らなかったというのだ。

先生達が日本語で水沢に話し掛けても

ごめん、何言ってるのか全然わからない。

もう日本語しゃべらない。

皆の言葉もわからないし
私のこともわかんないでしょ。

おあいこね。

みんなで太田先生を苛めてました。
休んでいるのはそのせいです。

私達罰して下さい。

Can you catch me?―――言ってる事わかった?


彼女の「言葉」は生徒達には届かない。
彼女の「言葉」は先生達には届かない。








水沢はニューヨーク生まれの帰国子女。
彼女の言葉を先生達は聞き取れず浮き足立っていた。




校長先生は高林に尋ねた。

「高林先生は副担任としてどう思いますか。」


水沢は求めていると思うんです。
自分の言葉を理解して受け止める事が出来る人間を。



「じゃあ英語が出来るカウンセラーを探せって事ですか?」


探さんでもおるじゃろが。


それは太田先生と言う訳ですか。


そうです。


言ったはずです。
彼は二度と教壇には立てません。



立てます。必ず教壇に戻ってきます。


お伺いしましょう。
何を根拠に。



わしは30年プロ野球で飯を食ってきました。
ああいう選手を何度も見てきました。



ああいう選手を?


怪我やスランプでもう引退しかないと言われながら
努力や気力で復活を果たした選手です。



高林先生、ここは学校です。


そうです。
わしらは学校で先生というチームを組んでいる仲間です。
チームメイトを信じないで何を信じますか。

水沢の件は様子を見ながらわしから伝えます。
太田先生は必ず戻ってきてくれるはずです。



高林の言葉は校長にとって嬉しくもあり、頼もしかった。

そして時任にとってはとても新鮮なものだった。








時任は思う。

以前から教師の中に太田先生を馬鹿にする空気があった。
私もどこかで太田先生を軽くみていました。
復帰できる訳がないと勝手に決め付けていました。
でも、信じる人がいた。


気付かされました。

これは私達の問題でもあるんです。
教師ともあろう人が人を軽んじて傷つけて・・・

太田先生とまともに付き合っておられたのは高林先生だけだった―――。
















太田先生は大分離れた距離からキャッチボール出来るようになっていた。





太田はあの時、水沢が言った言葉を復唱した。


彼女が自分に言おうとしていた言葉―――。



お願い。わかって。
私だってつらいの。
わかって下さい。




―――僕を責めてた訳じゃなかったんだ。

彼女は僕に助けを・・・英語で僕に助けを・・・

何度も何度も「Catch me」って・・・

こんな僕に助けを―――。



太田は泣き崩れ
ボールをギュッと握り締めていた。

高林はそんな太田を静かに見守っていた―――。













おはよう、ございます。

翌日、太田は学校に来た。


高林先生も時任先生も若松先生も笑って太田先生を迎え入れた。

天童先生は少し、ほんの少し笑った。
そして、すぐにいつもの仏頂面に戻った。









3年4組の英語の授業。

太田先生は自分が経験した事を話し始めた。

信じられないかもしれないけど、これでも僕ねぇ
大学1年の時にヨーロッパをリュックを担いで1ヶ月旅した事があるんだ。

ユースホステルや安宿で色んな国、色んな人種の人に出会った。


ビックリした。

世界には色んな言葉が溢れているんだなって。片言の英語が結構役立って

言葉が通じると心まで伝わったような喜び、何度も味わって。

その旅で決心したんだ。

将来は英語の教師になろうって。

子供たちに英語を教えて
言葉のもってる色んな感情少しでも知らせたい。

違う国の人達と心が伝わる喜びを少しでも知らせたいって。


コミュニケーションはキャッチボールと同じです。
何でもいい。
少し、英語で話してみませんか。


ぼくのボール、受け止めて
英語で何か言ってみて

Can you catch my ball?



そして太田先生は
英語で生徒達に語りかけていく。


何でもいいよ

その言葉に生徒達も心を開いていく。




Can you catch my ball?




そして、水沢の順番が回ってきた。



Can you catch my ball?


さぁどうぞ。



水沢は答えた。


しかし、太田には早くて聞き取れない。


言った事わかりましたか?先生。


太田は戸惑った。

その時、彼の脳裏によぎったのは
大丈夫じゃ。大丈夫。


彼はもう逃げなかった。

これは高林先生のウケウリなんだけどね。
キャッチボールの基本はまずキャッチできる距離まで近付く事なんだ。

相手をよく見てボールをよく見て。




太田は水沢の目の前まで近付いた。


もう一度言って下さい。

今度は絶対にキャッチしてみせます。

あなたの苦しみを受け止めたい
あなたの力になりたい。
僕を信じてもう一度話して下さい




太田の言葉を信じて水沢は心を開く。

中学の時に日本に来ました。
自分の意見を主張すると日本では嫌われます。
ワガママ生意気と無視されて

だんだん私、自分じゃなくなっていった。



つらいよね。そういうのは。


水沢の「言葉」は太田に届いていた。

水沢は「言葉」を続けた。
高校でも仲間はずれがいやで
自分を殺して調子を合わせて。

そんなとき言われたの。

「先生を困らせてやろうぜ」って


断れなかった

自分がいじめられるから

先生が来なくてつらかった

ごめんなさい。
私、強くなりたい。



ずっと僕に言ってくれてたんだね。
わかってあげられくてごめん


優秀な教師でもない弱い男ですが
今しっかりキャッチしました。

あなたの気持ちも痛みも


この胸で



水沢が何か言おうとしたのを太田は遮った。


あやまらなくていいよ。
あなたらしく生きるんだ。

何か困ったことが起きたら
いつでも僕に言って下さい。

全力で守ります。


全力で守ります。



ありがとう、先生。



じゃあ次にボールを投げて。



水沢にも田辺にも中村にも、そして森にも笑顔が戻る。






その3年4組の授業の様子を見て天童は驚きながらも微笑んだ。

「太田先生は復活しましたね。」

校長先生も気になって見に来ていた。

はい、いやぁこのところ、驚かされてばかりですな。


「高林先生にですか。」


いや。しなやかでたくましい人間という存在にですよ。

その場を立ち去ろうとする天童先生だったが
気付いたように振り返り校長に語った。

負け惜しみではありませんから。

そう語る天童先生はいつになく笑顔だった―――。





その日から太田先生と高林先生の徒競走がまた始まった。


あれから太田先生はキャッチボール英会話を取り入れた。
それから授業も進むようになったらしい。






楽しかった太田先生との野球。

でも、夫は自分の体力の衰えに密かに驚いていたようだった。


この頃、まだ誰一人気付いてはいませんでした。

夫に残された時間が実はそう長くはない事を―――。







今回の言葉は

相手の目をよく見て


「Catch」って単語に「理解する」って意味がある事をはじめて知りました。

「Catch」は相手のボールを受け取ると同時に
相手の事をわかってあげる事。


言葉のキャッチボールと言った表現をした作品とかありましたが

今回の「Catch」には
そういう部分が大いに含まれていましたね。

そしてキャッチを繰り返す事で
相手のボールを受け取るばかりでなく
相手の事を分かり合える事が出来るんでしょうね。




自分の思いをわかってくれる人がいる。

今までもこの作品では森や田辺、中村と何度も語られてきましたが

それを今回は「言葉」という形で表現してました。

今回もそれが実に上手くハマってました。

というか、今回は高林先生ではなくて太田先生に大いに泣かされましたけど(T▽T)


また
高林先生・阿部監督には「野球」
時任先生には「剣道」があったように

太田先生にも「英語」というキラキラ輝くものを持っていたみたいですね。

高林先生や時任先生、阿部監督がそうだったように
太田先生もまた、そのキラキラ輝くもので救われたのですからね。



普段は自信がなくて頼りなさそうな太田先生が
水沢に語る時には凄く頼もしい存在になってました。


自分だけが水沢の事をわかってあげられる。


それが太田先生の自信にも繋がっていったのでしょうね。

そして、生徒達の動揺も取り除いてあげたようですね。

校長先生の言う通りの展開です(笑)


そんな太田先生を演じるのは塚本晋也さん。

最近では「生物彗星WoO」で嫌~~~な科学者を演じたかと思えば
「セクシーボイスアンドロボ」ではニコのお父さんを演じた方です。

そして、映画監督でもあり
松田龍平さん主演の「悪夢探偵」は彼が監督だそうです。





それから高林先生と天童先生。

二人が経験してきた事。



天童先生は今まで太田先生のように
何人もの潰れてきた先生を見てきた。

一度潰れてしまった先生は二度と戻って来れなかった。

だから、太田先生が二度と教壇に戻る事はないと思っていた。




一方、高林先生は
一度挫折やスランプに陥った選手達を見てきた。
でも、努力と気力で復活を果たしてきた選手を何度も見てきた。
だから太田先生もきっと戻ってこれる。

自分達は先生というチームを組んでいる。
だからこそチームメイトを信じてあげないと。



今回は天童先生は高林先生に教えられた形になりましたね。

でも、そんな高林先生もどうしたらいいのか分からなかった時に
阿部先生に教えられたみたいですからね。

「大丈夫」って。



先生は生徒に時に教えられる事もありますね。






相手が誰かを頼りにして叫んでいるのにその言葉が届かない時




相手の言葉が届く距離まで近付いてあげる。




そして、距離を少しずつ伸ばしていく。


これなんでしょうね。


最初はまず、近い距離で。

そうしてゆっくりとゆっくりと距離を伸ばしていく。



高林の妻が遠く福岡にいる夫の事をいつまでも
信じていられるのもこうしたキャッチボールをしっかりと
やってきたからなんでしょうね。

「一杯泣いて一杯笑って一杯話しましょう」

この言葉で二人はどんな生活を乗り越えてきたのかが窺えますね。






そして「チーム」


先生というチームを組んでいる仲間。


これって先生に限った話ではないですよね。


たしかに最近はなかなかこういう言葉って
言わなくなってきてるっていうか

そういうのがちょっと信じられなくなってきてるとこがあるような気がします。


だから、自分も新鮮でした。

「チーム」って言葉に。




自分も高橋克実さんの笑顔と
「大丈夫」って言葉を思い出すと
自分も頑張れる気分になれそうです(^▽^)

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

2008年02月10日 20:12
これだけの分量を25時の迅速なUp,おつかれさまでした。
私も生で見て,できるだけ簡潔に書こうと思いつつもあっという間に1時間以上経ってしまって,本当に困りますW
拙ブログへのコメント,遅ればせながらレスを書き終わり改めてこちらを訪問させていただきましたが,「つらいよね,そういうのは」この1行で涙腺熱くなってしまいました。高林先生の「おもしろいですなぁ」もそうですけど,人間,自分に対して共感のメッセージを出してくれる人がいるとどれだけ元気が出るか…。
脚本の方はプロのテクニックで話を組み立て,セリフを書かれているんでしょうけど,すべての登場人物に対する愛,心遣いが感じられて,本当,素晴らしいと思います。
ikasama4
2008年02月11日 00:20
d_d-様
自分は出来る限り
ドラマのあらすじとかを書く時には
このドラマの良さとかを自分なりに強調した上で
不必要なとこは省くようにしているのですが

このドラマにはそれがほとんど見当たらないので
いつも書くのがとても大変です。

まぁそれだけ、どこをとっても無駄のない作品と
言えるのでしょうね。

太田さんと水沢さんばかりではなく
周囲の先生、そして高林さんと太田さんの関係と
「人と人が向き合う」事はどういう事なのかを
改めて考えさせられます。

この作品は作品の仕上がりとかもそうですが
主人公・高林のモチーフとなった高畠さんの言葉とか
思いとかひとつひとつを大切にしたいという思いも
感じられる気がします。

この作品に関っているスタッフや役者さんも
高さんの生き方に感化されてるんでしょうね。

正直、自分もそうなりたいです。

この記事へのトラックバック

  • NHK土9ドラマ『フルスイング』第4話

    Excerpt: 泣けた~~~! 今日の言葉は 「相手の目をよく見て」です。 Weblog: D.D.のたわごと racked: 2008-02-10 03:11
  • フルスイング 第4話

    Excerpt: あらすじ 英語の太田先生は気が弱い。生徒たちにも先生からも軽く見られている。授業 Weblog: 2ちゃんねるに書けなくて racked: 2008-02-10 08:23