柳生十兵衛 七番勝負 最後の戦い 第3話

十兵衛一行は駿府付近にある由比にさしかかった。
そこには由比の実家があるという。

正雪がどのようにして育ったのか見てみたい。


その時から悲劇は始まっていた。


正雪の実家は紺屋で母と妹が切り盛りをしていた。
そして兄・吉岡又五郎が実家の手伝いをしていた。

彼は幼少の頃、ワンパクで近くの吉岡某という道場で剣の稽古をしていた。
そこの道場主は跡取りがなく自分が養子となり、そして武士となった。

そして次男の藤太郎が紺屋の跡取りとなってしまった。

弟は紺屋が嫌で家を飛び出し、軍学者となった。
そのことは母は怒っていた。

藤太郎のせいで紺屋の跡取がいないと。



―――本当は自分が後を継げばよかったのに。
ふと又五郎が漏らした。



兄が勝手をするとほめられ
弟が勝手をすると怒られる


兄が勝手をすると弟には苦労をかけまするな。




―――まったくもってその通りだ。


十兵衛も武芸の修行として家を出たために弟・又十郎が家を継がなければならなくなった。



同じ境遇の弟を持つ二人の兄は互いの境遇を笑った。


二人に違いがあるとすれば

十兵衛は生まれながらの武士。
又五郎は紺屋から武士になった。




十兵衛はこの太平の世に武士はもういらぬ。
武士がいるから人を傷つけるのだと。



しかし、藤太郎は違った。
どんなに頑張っても所詮紺屋の倅と罵られる。
誰よりも武士らしく生きているのに。

武士の子ではない。

生まれが武家でないというだけで。

弟の気持ちは兄もよくわかった。

藍に染まった手が弟の言葉を物語っていた。

私は武士が武士らしく生きていける世をつくりたい。


兄の心は揺れていた。




翌日、数人の武士達が由比の実家が紺屋だと知って笑っていた。

母は言う。

「私達は由比正雪様に仕えていた者です。」
「正雪様は立派な軍学者です。」


母は藤太郎の成果を誰よりも喜んでいた。

弟は立派な親孝行者だ。

弟は自身の夢を追いかけて頑張っている。


そのために自分ができることは―――弟の夢の障害を取り除く。




そうして二人の兄は鬼となりて、どちらかが生き残るまで戦った。






そうして十兵衛は生き残った。
これが柳生家の宿命なのだと。



彼を見上げる妻の眼にもまた鬼が宿ろっていた。



なるほどですね。
結局、十兵衛は父と揃って
妻を傷つけていたようですね。

今回のモロ師岡さんはなかなかでしたね。

タレント名鑑に彼の特技は「ボクシング」って書いてありまして
それを感じさせる動きを見せていましたね。

それと彼が用いた太刀、あれは何て言うんでしょうね。

通常よりも太刀も柄も長くて
その柄については武器としても用いていましたしね。


それにしても今回笑わせてもらったのが由比正雪の謀反計画。


駿府、京都と浪人達と決起して幕府が混乱した際に江戸でトドメを刺す。
その後の将軍は紀州様になってもらう。

でもって由比正雪は
「北条氏のように執権になりましょう。」


・・・この台詞が言いたかったために彼がキャスティングされたんではなかろうか(; ̄∀ ̄)


そういやぁモロさんもあの大河ドラマ出てましたね。



武士のない世
武士らしい世


これらの主張の根源は自分がないものをもっている人の世界を羨んでの事のようですね。


傍から見れば隣の芝生はキレイに見えるのですが
実際にそこに行くと傍から見えた世界とその芝生を眼前にした世界とでは
全然違うって事なんですけどね。


この事に気付くまでがねぇ(; ̄∀ ̄)
結局のとこ、十兵衛と正雪はそこまで思いがいかないんですよね。

自分が抱える世界でせいいっぱいって感じです。



さて、来週は「悔恨の剣」というタイトルで。
結局、十兵衛は父を嫌った自分自身が父と同じ道を歩んでいくようです(; ̄∀ ̄)

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この記事へのコメント

2007年04月20日 08:22
ikasama4様、おはようございます。

史実では由比正雪自刃の
前年に死んでいる十兵衛。

このスタッフの想像の翼は本当に
しびれますね。

ああ、牧瀬、そんなに怖い目で
見ないでーっ。

十兵衛も斬りたくって斬ったわけじゃあ・・・。

・・・剣豪としてちょっと燃えたけどね。

吉岡の剣は長刀としての
工夫でしょうね。

ちょっと棒の要素もいれて。
ikasama4
2007年04月20日 19:35
キッド様
こんばんはです。

>このスタッフの想像の翼は本当に
>しびれますね。
十兵衛死すとの偽の一報が
史実に受け継がれたって事なんでしょうね。

>ああ、牧瀬、そんなに怖い目で
>見ないでーっ。
結局、父も息子も同じ道を辿る運命だったようですね。

>吉岡の剣は長刀としての
>工夫でしょうね。
ちょっと調べてみましたがおそらく大太刀の柄を延長した
長巻というもののようです。

全体は6尺~7尺。
うち、柄は3~4尺ですから(尺=約30cm)
まず間違いないかと思います。

戦国時代、大太刀から発展したものらしく
長巻術もあったそうですが、
江戸時代には長刀と近藤される事もあったようです。

今まで長巻という武器があった事を知らんかったです
(; ̄∀ ̄)ゞ

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