華麗なる一族 最終話
管財人が決まった。
帝国製鉄の和島所長。
管財人となった彼は取締役の解任を行った。
そうして解任を免れたのは一ノ瀬工場長一人だった。
あなたはもう当社の社員ではありません。
管財人であるこの私です。
これも父の差し金ですか。
ご確認頂けたようですから失礼致します。
彼は笑った。
このように阪神特殊製鋼の非が大々的に報道され
大介の名誉が認められた。
・・・わずか10分でこの急展開か(苦笑)
さて、父と息子の最期の会話。
祖父は私ではなく鉄平の才能を買っていた。
もし、おまえが私の息子だったら、こんな戦いはなかった。
おまえもつらかったろう。
でも、私もつらかった。
理性的におまえを自分の息子だと思おうとした。
でも駄目だった。
そのとき、思った。
―――おまえが生まれてこなければ。
おまえが生まれてきた時からこういう宿命だった。
僕の思いが父に届かないと知った時
自分がしてあげれる事。
―――おまえが生まれてこなければ。
あの山の麓で彼は右足の靴を脱いだ。
鉄平を太陽が照らす。
合併による都市銀行の記者発表の最中、
鉄平が猟銃自殺をしたとの連絡を受けた。
ご子息の死亡診断書
・・・どういう事だ。
B型だと。
鑑識の調べですからB型に間違いありません。
銀平は言う。
「兄さんを殺したのは僕とお父さんです。」
早苗は泣きながら父に手紙を渡した。
思えば僕の人生の中心にはいつも父がいた。
父に愛されたかった。
父にかまって欲しかった。
父に認められて欲しかった。
もしかすると必死に夢を追いかけたのも
満たされない思いを埋めるためだったのかもしれない。
もしかすると父が生まれた事で受けた傷を
全ての不幸は僕が生まれた事だ。
それに関わる周囲の人々を傷つけてきたかと思うと
僕は生まれてきてはいけない人間だったんだ。
なのに母は僕を生んでくれた。
感謝の思いで一杯だった。
夢を追ったこの2年は僕の誇りだ。
支えてくれた全ての人に心から感謝する。
そして迷惑をかけたすべての人に心から詫びる。
これを機に父にも母にも楽になって欲しい。
これで万俵家全ての忌まわしいものから消し去って欲しい。
憎み合っていても
僕の父親は万俵大介だった。
せめて一度、お父さんに微笑みかけて欲しかった。
神戸特殊製鋼にまた火が灯る。
あなたは新銀行と引き換えに大きなものを失った。
息子である鉄平
そして銀行家としての夢―――。
まず、見終わった後に思った率直な感想として
泣けなかった事に泣けた(TДT)
これを言うことになってしもうたなぁ(; ̄∀ ̄)ゞ
見事に大河で流した涙が乾きました(; ̄∀ ̄)ゞ
おそらく
泣きたくても泣けない同盟が成立しそうな気がします(; ̄∀ ̄)ゞ
まず全体的に大介サイドの動きが終盤に来て唐突な印象を受けたのだが
この辺りはあまり描くと誰が主人公なのかわからなくなるからかもしれないという
とこが考えられますね。
己の死でもってしか万俵家を救う事が出来ないと考えるようになってしまった鉄平。
ずっと祖父の息子だと思っていた鉄平が本当は自分の息子だったと知る。
運命は残酷だ。
・・・その残酷さがあまり伝わらないんですけどね(; ̄∀ ̄)ゞ
自分が生まれてこなければ良かった。
自分がいればそれだけで周囲の人を傷つけてしまう。
そうして結論を自分の死に見出した訳ですが、なんとも悲しい結論ですね。
そして一番の彼の不幸は
自分が父・大介の子ではないと最期まで思って亡くなった事ですね。
あまり異論を挟む余地がない感じになりましたがあるとすれば
石を投げても逃げる事のない将軍。
・・・鉄平と同じで逃げる事を知りません(笑)
それと息子の事で申し訳ない気持ちで一杯だった大介ですが
その割りには後日談でのその苦悩が見えなかったとこくらいですかね。
思わず笑ってしまった事については
金田さんらが三雲頭取を追い落とすシーンに
先程の大河ドラマのワンシーンを思い出して
ちょっと目がウルウルした事くらいなもんで(苦笑)
後、警官役に前田吟さんが出てましたね。
個人的には武田さんもその横にいて欲しかったかな(笑)
ドラマの内容としてはそんなものですが
一番の原因は
予告
これに尽きます(苦笑)
やっぱ見せ過ぎはよくない。
大体想定の範囲内の内容でしたからね。
やはり見せない事も必要だと思うんですよね。
余韻を含んだエンディングになりました。
特に大介サイドにとっては。
個人的にはあの後が見たかったかなって思うのですがね。
まぁ原作通りといえばそれまでなんですけど。
最後はとりあえずキレイにまとまりました。
風の噂ではこの作品の映画化の話もあるんですがね。
もしかしたら続編って感じなのでしょうか。
そうだとしたらちょっと気になります。
ほんのちょっとだけ(笑)
最後に以前描いたやつを手直ししてみました。
散々手を尽くしましたがこれが限界(; ̄∀ ̄)ゞ

全然似てないなぁと思いつつ
消しては描いて消しては描いてと繰り返した結果がコレ。
まぁ一言言うとしたら
敬介の肖像画よりはマシかな(; ̄∀ ̄)ゞ
帝国製鉄の和島所長。
管財人となった彼は取締役の解任を行った。
そうして解任を免れたのは一ノ瀬工場長一人だった。
あなたはもう当社の社員ではありません。
管財人であるこの私です。
これも父の差し金ですか。
ご確認頂けたようですから失礼致します。
彼は笑った。
このように阪神特殊製鋼の非が大々的に報道され
大介の名誉が認められた。
・・・わずか10分でこの急展開か(苦笑)
さて、父と息子の最期の会話。
祖父は私ではなく鉄平の才能を買っていた。
もし、おまえが私の息子だったら、こんな戦いはなかった。
おまえもつらかったろう。
でも、私もつらかった。
理性的におまえを自分の息子だと思おうとした。
でも駄目だった。
そのとき、思った。
―――おまえが生まれてこなければ。
おまえが生まれてきた時からこういう宿命だった。
僕の思いが父に届かないと知った時
自分がしてあげれる事。
―――おまえが生まれてこなければ。
あの山の麓で彼は右足の靴を脱いだ。
鉄平を太陽が照らす。
合併による都市銀行の記者発表の最中、
鉄平が猟銃自殺をしたとの連絡を受けた。
ご子息の死亡診断書
・・・どういう事だ。
B型だと。
鑑識の調べですからB型に間違いありません。
銀平は言う。
「兄さんを殺したのは僕とお父さんです。」
早苗は泣きながら父に手紙を渡した。
思えば僕の人生の中心にはいつも父がいた。
父に愛されたかった。
父にかまって欲しかった。
父に認められて欲しかった。
もしかすると必死に夢を追いかけたのも
満たされない思いを埋めるためだったのかもしれない。
もしかすると父が生まれた事で受けた傷を
全ての不幸は僕が生まれた事だ。
それに関わる周囲の人々を傷つけてきたかと思うと
僕は生まれてきてはいけない人間だったんだ。
なのに母は僕を生んでくれた。
感謝の思いで一杯だった。
夢を追ったこの2年は僕の誇りだ。
支えてくれた全ての人に心から感謝する。
そして迷惑をかけたすべての人に心から詫びる。
これを機に父にも母にも楽になって欲しい。
これで万俵家全ての忌まわしいものから消し去って欲しい。
憎み合っていても
僕の父親は万俵大介だった。
せめて一度、お父さんに微笑みかけて欲しかった。
神戸特殊製鋼にまた火が灯る。
あなたは新銀行と引き換えに大きなものを失った。
息子である鉄平
そして銀行家としての夢―――。
まず、見終わった後に思った率直な感想として
泣けなかった事に泣けた(TДT)
これを言うことになってしもうたなぁ(; ̄∀ ̄)ゞ
見事に大河で流した涙が乾きました(; ̄∀ ̄)ゞ
おそらく
泣きたくても泣けない同盟が成立しそうな気がします(; ̄∀ ̄)ゞ
まず全体的に大介サイドの動きが終盤に来て唐突な印象を受けたのだが
この辺りはあまり描くと誰が主人公なのかわからなくなるからかもしれないという
とこが考えられますね。
己の死でもってしか万俵家を救う事が出来ないと考えるようになってしまった鉄平。
ずっと祖父の息子だと思っていた鉄平が本当は自分の息子だったと知る。
運命は残酷だ。
・・・その残酷さがあまり伝わらないんですけどね(; ̄∀ ̄)ゞ
自分が生まれてこなければ良かった。
自分がいればそれだけで周囲の人を傷つけてしまう。
そうして結論を自分の死に見出した訳ですが、なんとも悲しい結論ですね。
そして一番の彼の不幸は
自分が父・大介の子ではないと最期まで思って亡くなった事ですね。
あまり異論を挟む余地がない感じになりましたがあるとすれば
石を投げても逃げる事のない将軍。
・・・鉄平と同じで逃げる事を知りません(笑)
それと息子の事で申し訳ない気持ちで一杯だった大介ですが
その割りには後日談でのその苦悩が見えなかったとこくらいですかね。
思わず笑ってしまった事については
金田さんらが三雲頭取を追い落とすシーンに
先程の大河ドラマのワンシーンを思い出して
ちょっと目がウルウルした事くらいなもんで(苦笑)
後、警官役に前田吟さんが出てましたね。
個人的には武田さんもその横にいて欲しかったかな(笑)
ドラマの内容としてはそんなものですが
一番の原因は
予告
これに尽きます(苦笑)
やっぱ見せ過ぎはよくない。
大体想定の範囲内の内容でしたからね。
やはり見せない事も必要だと思うんですよね。
余韻を含んだエンディングになりました。
特に大介サイドにとっては。
個人的にはあの後が見たかったかなって思うのですがね。
まぁ原作通りといえばそれまでなんですけど。
最後はとりあえずキレイにまとまりました。
風の噂ではこの作品の映画化の話もあるんですがね。
もしかしたら続編って感じなのでしょうか。
そうだとしたらちょっと気になります。
ほんのちょっとだけ(笑)
最後に以前描いたやつを手直ししてみました。
散々手を尽くしましたがこれが限界(; ̄∀ ̄)ゞ

全然似てないなぁと思いつつ
消しては描いて消しては描いてと繰り返した結果がコレ。
まぁ一言言うとしたら
敬介の肖像画よりはマシかな(; ̄∀ ̄)ゞ
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この記事へのコメント
すみません、最後にして泣きました(苦笑)
同盟に参加は出来ません、ご報告まで♪
きっとこれはファンだからでしょうか?
棺の鉄平は直視出来なかったぁぁぁぁぁ!
明日も泣く予定なので、オメメが腫れてしまうぞや。
続編はないっしょ。。。
映画にする必要性もあまり感じませんが。。。
確かに予告でやりすぎ(>_<)
原作で覚えていた以上の予告を毎回見せてもらいましたわ。
こんばんはです。
>すみません、最後にして泣きました(苦笑)
それは何よりです。
私はそこまでハマれませんでした。
どんな理由があったにせよ
自らの命を絶つ理由にはなりませんし
あってはならない事ですからね。
>明日も泣く予定なので、オメメが腫れてしまうぞや。
その時には某もお供しますε≡≡ヘ( ;∀;)ノ
>続編はないっしょ。。。
>映画にする必要性もあまり感じませんが。。。
私もあまり感じてません(笑)
視聴率はいいかもしれませんが
数字が良いからといって必ずしもそれが良いドラマって
事ではないと思うのですがね。
>確かに予告でやりすぎ(>_<)
>原作で覚えていた以上の予告を毎回見せてもらいましたわ。
あれはねぇ。
もう少し考えて欲しいものですね。
余りの登場人物の豪華さに 最後のまとめ方迷ったのかと…。
命絶つより、静かに生きて再起を図る!^^;だとか… その方が今この物語を放送する意味が、合った(有った)気がしたり・・・(^^)v
父親にただ愛されたかった人間が、妻と子供をのこして死を選ぶのは?で。。
>似てますよぉ~、、肖像画、何でikasama4さんに依頼が来なかったのか?です~(^^)v
どうもありがとうございます。
でも、よく考えたら自分油彩は高校の美術以来
10年以上握ってないです(;・∀・)ゞ
>命絶つより、静かに生きて再起を図る!^^;だとか… その方が今この物語を放送する意味が、合った(有った)気がしたり・・・(^^)v
個人的に自ら命を絶つ行為がちょっと美化してるとこもあるのが
ハマれなかった要因のひとつにあるのですがね。
>父親にただ愛されたかった人間が、妻と子供をのこして死を選ぶのは?で。。
社員の事を第一に思っていた男が自分の妻と子供を遺して
死を選ぶってのがちょっと矛盾といえば矛盾なんですけどね。
原作では鉄平はこういう結果を辿るので
止む無しといったとこです。
そうですねえ。キッドは最終回はまずまずだったと思います。
っていうか、もうこれ以上はきっと無理だったのですよ。
太陽がまぶしすぎて
もうすべてが見えなくなったのです。
いや、本当は月が太陽の照射を受けて輝く。
その美しさがあるから太陽がさらに偉大に・・・。
ということもあると思うのですが・・・。
それは贅沢なのでしょうね。
本当は大介の嘆きが深いほど鉄平は哀れになるという構図なんですから・・・。
なんだか冷静に見てしまいました。
>後、警官役に前田吟さんが出てましたね。
最後まで、チョイ役でも大物、
の精神は崩しませんでしたね。このドラマ。
それを探すのは楽しみでもありましたけどね(^ー^)
大介が、実の息子を死に追いやってしまい、
銀行も思い通りにはいきそうにないですし、
今までの報いを受けているようなので、
ちょっとはスッとして、少しは満足できた気がします。
笑いの要素が全然無いとこかな~(おいっ!笑)
夕べは雰囲気に飲み込まれて泣いてしまいましたが、
一晩経ってみると、何だか冷めてしまいました(笑)。
鉄平を主人公にしてしまった事で、結局はファザコンモノのドラマに
なってしまったような・・・そんなにまで父に愛されたかったとはねぇ。
父以外の人にはあれほどまでに愛されてたのに・・・
鉄平の欲張りさん!(笑)
こんばんはです。
>そうですねえ。キッドは最終回はまずまずだったと思います。
>っていうか、もうこれ以上はきっと無理だったのですよ。
たしかにそれはあるかもしれませんね。
ただ個人的に鉄平の死ってのは今の時代にはどう映ったのか
それが少々気になります。
>本当は大介の嘆きが深いほど鉄平は哀れになるという構図なんですから・・・。
たしかにこれがドラマの肝なんですけどね。
あくまでドラマ。
その一面だけで感情が留まるのかが気がかりです。
>泣けない同盟、加入しま~す(*・∀・)/
仲間ヽ(・∀・)人(・∀・)ノ第1号です(笑)
>最後まで、チョイ役でも大物、
>の精神は崩しませんでしたね。このドラマ。
たしかに(笑)
>大介が、実の息子を死に追いやってしまい、
>銀行も思い通りにはいきそうにないですし、
>今までの報いを受けているようなので、
>ちょっとはスッとして、少しは満足できた気がします。
まぁ結果としてそうなった訳ですがね。
ただ、個人的にドラマとはいえ
自ら命を絶つ行為はどんな事があってもあってはいかん事ですね。
そこだけは「これはあくまでドラマ」だからという事を
外してほしくないですね。
>間違いなく鉄平だ~~~!!!敬介の肖像画に負けてる点は
>笑いの要素が全然無いとこかな~(おいっ!笑)
笑いに走ると後で大変な事になりそうな気がして(;・∀・)ゞ
>鉄平を主人公にしてしまった事で、結局はファザコンモノのドラマに
>なってしまったような・・・そんなにまで父に愛されたかったとはねぇ。
たしかに一言で言ってしまえば「ファザコン」ですね(笑)
父に愛に飢えている分を妻に求めたら良かったのになぁ。
そうすれば別の生き方があったのかもしれないですね。
死を選ぶってのがちょっと矛盾といえば矛盾なんですけどね。
私もそう思います。
父子の戦いと、仕事での生き様が結びついていなかったんのでしょうか?
全くの誤解から、悲惨な結果におわり辛いドラマでした。
天国の鉄平もきっと気に入ると思います~☆
>父子の戦いと、仕事での生き様が結びついていなかったんのでしょうか?
鉄平には父を何とか救えれば万俵家も
自分の息子も幸せになれると考えたのかもしれませんが
「自分がいなくなれば幸せになれる」なんて考えは
その思いはわからなくはないですが悲し過ぎますね。
>イラスト、とってもイイですよ♪
>天国の鉄平もきっと気に入ると思います~☆
どうもありがとうです( ^▽^)
one and i was just curious if you get a lot of spam comments?
If so how do you protect against it, any plugin or anything you can suggest?
I get so much lately it's driving me insane so any assistance is very much appreciated.