僕の歩く道 第7話

塾に行っていい成績をとる。

それが幸太郎のためなんだから。

それなのに
幸太郎は塾でカンニングをしてた。

どうしてなの?
どうしてこんな事をするの?


そんな事をして私に恥をかかせないで。



幸太郎が勉強でいい成績をとって大学へ行ってくれる。

それが幸太郎のためだから―――。




それから幸太郎は塾へ行っていた。

そう思っていた。





塾から電話があった。

幸太郎が塾に行っていない。
しかも大分前から。


どうして?どうして?


「ちょっと遊んでから帰る」

輝明さんがそう言った。


幸太郎は輝明さんがいる動物園にいた。

どうして?


幸太郎が塾に行かなくなってからずっと輝明さんがいる動物園にいた。

どうして?


どうして教えてくれなかったの?

私は取り乱す。

輝明さんは何を言ってるのかわからないまま部屋に戻っていった。



いつかこうなるんじゃないかと思っていた。

夫が何もしてくれないから。

あなたが悪いのよ。

夫は無言のまま、妹さんと幸太郎を探しに行った。





八時を過ぎた。


幸太郎が戻って来た。

怒ろうと思ったが、幸太郎の顔を見て一瞬息が止まる。

幸太郎のメガネが割れていた。



どうしたの?

幸太郎は黙ったまま答えない。

どうして?



このまま、終わるかと思った時、新たな問題が起きた。



輝明さんがいない。


自転車がないから、おそらく自転車で出かけてる。

夫も妹さんも探しに行くと言う。

「僕も探しに行く」


こんな事になって何て事をいうの!

あなたはここにいなさい!

「嫌だ!離せよ!」



そして幸太郎は輝明さんを探しに出かけた。


どうして?

幸太郎の事がわからない。

どうしたらいいの?


私は途方に暮れていた。




その夜、輝明さんは無事見つかり帰ってきたらしい。

でも、私はそれどころじゃない。


どうしてこんな事になったの?

「輝明の五千円知ってるか?」
夫が突然話し出した。

あの五千円は輝明さんが幸太郎にあげたものだったらしい。

初耳よ。

夫の母も妹さんも知っている。

私だけが知らなかった。


どうして?
私は母親なのよ。


「おまえは幸太郎のためにじゃなくて自分のためにやってたんだろ」


だからと言ってあなたも父親なのよ。
あなたに私を責める資格はあるの!


「ないよ。俺に責める資格はないよ。」
夫はそれを認めた。

もう何も言えない。
ならば、私はどうすればいいのだろう。




翌日、私は幸太郎のメガネを買いに行く事にした。
幸太郎の機嫌をとるために。


幸太郎は輝明さんに話し掛けてくれる。
幸太郎は私には話し掛けてくれない。


幸太郎に嫌われたくない。


何かと幸太郎に話し掛ける。
幸太郎は何も言わない。


とりあえず買いたくもないメガネをとって幸太郎の機嫌を窺った。


どっちがいい?


「笑った顔」

え?



輝明さんの言葉に幸太郎も笑って言った。
「笑った顔」




その夜、珍しく夫が自分でお茶をいれてくれた。

昔はこんな事もあったわね。



夫が切り出す。

幸太郎が絵画教室に行きたいと。


塾を減らす事になるけど、行かしてやってはどうだろうか。
その分、俺が幸太郎の勉強をみてやるから。


今まで、家の事を自分に任せてきた夫の提案に私は驚いた。


それから夫は大きな袋からたくさんの画用紙の束を取り出した。
それは小学2年生まで幸太郎が絵画教室で描いていた絵だった。


幸太郎の絵。


こういう頃もあったわね。


そうして見ていくうちに1枚の絵に目が止まる。



「大好きなお母さん」



お母さんの顔は笑っていた。



忘れていた。
こういう時もあったのに。


幸太郎が好きなお母さん。
私の笑った顔。

いつからこんな風になってしまったのだろう。

どうしてこんな風になったのだろう。

自分に泣けてきた。



今からでもやり直したい。





さて、幸太郎のお母さんはここでようやく
気付いたようですね。

幸太郎が本当に大好きなものに。


テルは仕事を張り切ってやってますね。
それが都古ちゃんとの約束だから。

初めての返事がとても嬉しかったのでしょうね。


前回の流れから大竹さんと古賀さんとの距離が近付きましたね。
テンジクネズミのジンジンの爪切りに山羊の餌やりと。
このシーンは嬉しい限りですね。


一方で園長は自分の記事が載った事でちょっと浮かれ気味。
記事ではいい事を言ってるようですが、電話で障害者の雇用について
の問い合わせがあると
「現在、飼育係の雇用はやってない」って。

おそらく古賀さんのみならずこう思ってるのでしょうね。
「この偽善者が」


輝明の母の方はどうも嫌~な雰囲気がしますね。
去年は検査入院したけど問題なかった。
でも今回はなんらかの問題がでてきそうですね。


母が元気でいてほしい。
そう願う妹・りなと兄・秀治。

その願いの根源は
「もし母が病気だったら、誰が輝明といるんだ?」
という所にありそうです。

このドラマの展開からすると、りなのような気がしますね。
自分は仕方ないと思ってる。

でも、私の彼氏はそれをどう思うだろう。
おそらく彼はその事実を受け入れてくれないのではないだろうか。
もし、そうだったら・・・彼女は兄さんを恨むのでしょうかね。
そんな展開が見えてきますね。
更に付け加えると彼氏を失ってガッカリしたところに
堀田先生がりなに近付いて二人で生きていくっていうのを
予想してるのですがね。いかがなもんでしょうか。
もしかしたらこれも勇み足かもしれんけど(;^∀^)ゞ


それと秀治も何か考えるとこがあったのでしょうね。
全て、母親に任せてきた。
自分は何もしてこなかった。
やっぱり自分は親父にそっくりだって。
これは輝明の事を指しているようですね。

でもテルの父は悪いと思っていても
悪いという事を認めなかった。
それがわかってるだけでも秀治はまだまだやり直せます。



幸太郎は輝明おじちゃんの仕事振りを見て
勉強して大学に行く事にちょっと疑問を感じつつあるようですね。
おじちゃんは大学に行かなくても立派に働いている。
でも、まだ自分がなりたいものはまだわからないようですけど。
今は好きな絵を描ける時間があればそれでいいと思いますね。
三浦さんの「うま」と比べたら、あの山羊は上手いですね(笑)


それと輝明さんには
徒歩なら誰かと一緒に行けば行けるようですね。
でも、自転車では一度行った道しか行けないんですね。

それでも、幸太郎を探すために。

そうしておそるおそるゆっくりながら
自転車を漕いだという事は
りなと堀田先生にとっては信じられない程の衝撃だったようですが
幸太郎にとってはそれだけ自分の事を思ってくれるという事で
うれしかったのでしょうね。
お母さんは自分の事を見てくれないけど
輝明おじちゃんは自分の事を見てくれているという事に。


傍にいる人によって輝明はまた一歩成長をしたようです。


亀田さんとまた距離が近付いたようですね。
幸太郎のおかげで今度から亀田さん宅も行けますからね( ^▽^)


そして都古ですが、
徐々にですが、亀裂が見え隠れするようですね。
彼が結婚したのは
もしかしたらこのパーティーのためなのかもしれませんね。



予告は更に激しそうですね。
河原さん、そして園長さんが追い詰められて
普段の仮面が剥がされて本音が出てきましたね。


二人の共通点って
誰にでも優しいんですよね。

でも、それって自分を傷つけない方法なんですよね。


さて、二人はそこから変われるのか。
それともこのままなのでしょうか。


「気付く」と「気付かない」
この差は大きいです。

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この記事へのコメント

2006年11月22日 16:08
子供って、親に褒めてもらいたいがゆえに頑張る!という一面が
ありますもんね~。
お母さんの喜ぶ顔が見たいと頑張って来た幸太郎だけど、
約束のゲームも買ってもらえないわ、100点じゃなきゃ機嫌が悪いわでは、
やってられっか~~~!な気持ちになるのもわかります・・・

子供の前では、なるべく微笑んでいよう・・・( ̄┰ ̄;)ゞ
2006年11月22日 21:54
古賀さんのテルを見る目が、温かくなった!!嬉しい!!
真樹は、これから笑顔でいてくれるんでしょうか!?
このドラマでは、テルを通してみんな成長してるんだなぁ。
今回は、テル自身も大きな1歩踏み出しましたしね♪

お母さんの検査入院、気になるなぁ・・・。
2006年11月23日 14:32
幸太郎と真樹の笑顔が、これから見れるといいですね。

>堀田先生がりなに近付いて二人で生きていくっていうのを
>予想してるのですがね。いかがなもんでしょうか。
そうなったら、見ているほうは付いていけないほどの急展開になるかも(笑)
でも、堀田先生なら輝明のことも理解してくれそうだし、いいのかも。
このまま、いい人の先生だったら・・・。

お母さんの検査入院、気になりますね。
そうなると大竹家にまた波乱がおきそうで、心配です。
ikasama4
2006年11月23日 21:50
まこ様
そういやぁ自分も子供の頃は
結構、親の顔色とか窺っていた時期もありましたね。
うちの家は贅沢できる環境ではなかったですが
それなりに自分達の主張は認めてくれていましたからね。

それにうちの母親は笑顔が絶えない人でしたからね。
どんな時でも悲観したりしますが、
ある程度、方針が決まれば、まぁ頑張っていこうや
みたいで結構楽天的なんですよね。
それも良かったのかもしれません。


今は時折楽天的過ぎてこっちが唖然としたりしますし
稀に私に愚痴をこぼしていますけどね。
同じ話を延々(; ̄Д ̄)

まぁ聞き役がいないから仕方ないんかもしれんな。
ikasama4
2006年11月23日 21:50
ファンタ様
>古賀さんのテルを見る目が、温かくなった!!嬉しい!!
これはホントうれしい限りですね。
>真樹は、これから笑顔でいてくれるんでしょうか!?
輝明さんとの距離はどうなるかはわかりませんが
少なくとも幸太郎との向き合い方が変わるのは確実ですね。

>お母さんの検査入院、気になるなぁ・・・。
去年もそうだったから今年もきっと大丈夫。

そう思いたいのでしょうね。
ただ、あの描き方はかなりの確率でヤな方向に
なっていきそうです。
ikasama4
2006年11月23日 21:50
にな様
>幸太郎と真樹の笑顔が、これから見れるといいですね。
そうあって欲しいですね。

>そうなったら、見ているほうは付いていけないほどの急展開になるかも(笑)
まぁ都古の結婚がそうでしたから
このドラマだとそれもアリかなと思ったりして(;^∀^)ゞ

>でも、堀田先生なら輝明のことも理解してくれそうだし、いいのかも。
>このまま、いい人の先生だったら・・・。
りなが幸せになるのであれば、いいと思うんですよね。
それがどういう形であっても。

>お母さんの検査入院、気になりますね。
>そうなると大竹家にまた波乱がおきそうで、心配です。
ですね。その葛藤と苦悩が見えるようで。

でも、きっと乗り越えてくれると思います。
秀治、そしてりなが思うそれなりの形で。
2006年12月01日 14:19
ikasama4さん、こんにちは!
いつもお知らせありがとうございます<(_ _)>
しかも、先週分も送って下さり
忘却のブログになっていない事(笑)に
有難いです~。

>予想してるのですがね。いかがなもんでしょうか。
もしかしたらこれも勇み足かもしれんけど(;^∀^)ゞ

(^◇^)いやぁ~、ワタシも同じ事を思ったので
笑っちゃいましたー!
ただ、堀田さんというより
加藤さんが怪しく見えるので、心配な点も(笑)
まさかと思いながらも(^^ゞ
毎週、顔色を覗き込んでしまいます~。
ikasama4
2006年12月01日 23:19
ルル様
こんばんはです。
>忘却のブログになっていない事(笑)に
>有難いです~。
いえいえ、こちらこそ。
しっかり読ませてもらってます。

>ただ、堀田さんというより
>加藤さんが怪しく見えるので、心配な点も(笑)
たしかにそれはありますね(苦笑)
まぁでもスッキリさせてくれる展開になると思いますよ。

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