功名が辻 第26話

開始30分にして早くも号泣(TДT)

頑固でちと口うるさいが、とっても心優しい。
ただ、2つの事を一遍にこなす事ができない不器用な男―――吉兵衛。
もう会えなくなるんかなぁ。




織田家の実権を巡って秀吉と勝家の対立は決定的となる。
勝家は伊勢の滝川一益を勢力に取り込んだ。
そのために秀吉は滝川がいる伊勢を攻める事になる。

ここで、滝川一益の紹介を。
彼の若い頃の経歴は謎が多いのだが、
鉄砲の腕が認められて早くから信長の家臣として仕え
伊勢攻めの総大将となり、その地を治める北畠氏を攻略したんよね。
それから長篠、本願寺、伊賀と転戦。武田攻めには信長の長男・信忠を補佐し、武田家を滅亡させ
その後は北条氏と戦ったんよね。
実力では秀吉や光秀と負けじ劣らずだったと思うのだが、
本能寺の変以降はあまり活躍してないんよね。
その点が彼の一般的な知名度が低い点なのかもしれんですね。


伊勢攻めに備えて山内・堀尾・中村の御三家の考え方は三者三様。

一国一城の主の夢を共に目指す山内夫婦
堀尾家は妻は同僚を出し抜いてでも出世を望み、夫はあらぬ揉め事は起こしたくない。
中村家はかつての同僚で争いがない事を望み、夫は乱世であればどんな相手でも斬らねばならぬ。かつての同僚であっても。

この辺も今後の行方を占っている感じがします。


さて、今回は何につけても吉兵衛です。

たきが縫ってくれた袴を履こうか、たきが用意してくれた袴を履こうか
思案中の吉兵衛に新右衛門がやってくる。
都合が悪い事になると
「はぁ( ゚Д゚)?」
と互いに聞き返したりしてね。
後の憂いかぁ。
新右衛門は子供たちも既に立派に成長し、みな自立している。
自分にはもう憂いはない。
なもんで、隠居は飽きたから今回は出陣するという。
一方の吉兵衛は憂いを抱えていた。
それが吉兵衛とってはたきだったという事だと。
まぁ新右衛門の助言もあって、結局、吉兵衛はたきに会いに行くんよね。

でも、やっぱ吉兵衛は不器用だから、素直に自分がここに来た目的とか
はっきり言えんのよね。
千代「吉兵衛、しっかりしなさい!!」
というお方様のお叱りが聞こえてきそうです。(苦笑)
でも、まぁたきの好意に甘え、最後に去り際で


吉兵衛「たき殿、待っていてほしい。戦が終われば必ず迎えに来るで」

たき 「はい」




その言葉に吉兵衛も笑って応えるんよね。
ちと、怖い感じに仕上がってもうたけど(;・∀・)



そして、秀吉軍は次なる戦、伊勢・亀山城に向かうんよね。

亀山城に到着した秀吉軍は城をしっかり包囲するんよね。
まぁ着いたばかりという事で山内軍は兵士に食事を振舞うのだが、新右衛門はこの行動を諫言する。
当時、食事をする時、火を起こすので、どうしても煙が立つんよね。
まぁ煙が1本なら、何らかの合図の狼煙に見えるかもしれんが、
数百、数千の兵士が食事を摂るので煙の数もかなりのモノになる。
なもんで、食事中であれば敵軍にも隙ができる。
敵勢はそこを狙って囲みを突破したんよね。

食事を摂るように指示したのは一豊の優しさであったが、
今回はその優しさが仇となった。
秀吉から厳しいお叱りを受けた一豊には悲壮感が漂う。

一方、吉兵衛はこの一件で責任を感じていた。
たきとの生活。穏やかで幸せな日々。
こういう生活もいいと思っていた。

しかし、今回の一件でそれが自分に心の隙をつくったのではないか。
本来、武士は当主に功名を挙げてもらうために命を賭けて働かなければならないのに
たきとの生活が目の前を過ぎり、命を落とす事が惜しくなったのではないか。
武士としての本分。
たきとの生活。
吉兵衛にとっては両方考え、矛盾に陥ったのだろうね。
そこで、まずは目の前の事を第一とした。

殿の夢を果たすために功名を挙げてもらうのだと。



命に代えても。



決戦前夜。
一豊と吉兵衛が二人きりになった時、
いつものように吉兵衛の口うるさい小言が始まるんよね。
もっと家来を奮い立たせるような熱き燃えるようなお言葉をとか
上手な大将の振りをして下されとか
殿の素直さはいいのだが、それだけでは一国一城の主にはなれませぬとか。
ただ、最後に彼が一豊に語ったのは
吉兵衛、新右衛門が共にこの世になき時にはお方様に頼りなされ。
お方様を大事になされませ。

その言葉を率直に受け取って一豊は吉兵衛の言葉を受けて熱き言葉を吉兵衛にかけるんよね。
吉兵衛の真意を知らずに。


もうこの辺りでわしの涙腺は破壊。・゚・(ノд`)・゚・。




亀山城攻防戦。
石垣を登ろうとする山内軍に対して守勢の抵抗は激しい。



抵抗の激しさに躊躇する山内軍に対し
吉兵衛は一人率先して石垣を登り始める。

ここが功名が辻なのだと。



その姿に負けじと一豊も新一郎も石垣を登る。



そうして吉兵衛は石垣を登りきった。
そして用意した槍を突き立てる。
山内家の家紋が書かれた旗が敵陣になびき
吉兵衛は一番槍の名乗りを挙げる。




そして、吉兵衛は敵軍の槍に倒れた。






敵軍をなぎ払った一豊は吉兵衛の下へ駆けつける。

吉兵衛「殿・・・功名を」

一豊 「天晴れじゃ吉兵衛!共に参ってわしの城の天主に立て!!」

吉兵衛「上手な大将におなり申しましたな」


そして一豊の夢を願いながら吉兵衛は旅立った。



その知らせは千代の下にも届く。

吉兵衛が懐に忍ばせた手紙。

―――2つの事を一遍には出来ぬようじゃ


それが全てを物語っていましたね。
千代とたきはただただ悲しみに浸り泣くしかなかった―――。



ああ、もう涙しかないね。
実際の吉兵衛という方はもっと若くてこの戦で亡くなった時は31歳だったそうで。
このように年齢を高くしているのは原作のアレンジみたいですね。
それは吉兵衛にとって一豊は君主でもあるのだが、このドラマでは子のような存在でもあった。
その子の夢を実現させるためならば自分の命も惜しくなかったかもしれない。
自分の夢を二の次、三の次にしても。
そういう感じにしたかったのかもしれないですね。


「白夜行」の笹垣
のようにね。


それだけに悲しみを禁じ得ないですね。


来週はもう北ノ庄です。
早いなぁ。悲しみに浸る余裕もありません。
吉兵衛亡き後の山内家がどうなるのか、心配ですね。

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この記事へのコメント

くう
2006年07月02日 23:42
笹垣のように。。。と私も思いました。
子供の様に見守りつ、ですよね。
「功名が辻」と言うタイトルがセリフの中に出てきた時に
妙に感動してしまいました。
ikasama4
2006年07月03日 00:12
くう様
>笹垣のように。。。と私も思いました。
>子供の様に見守りつ、ですよね。
それぞれのキャラは全然違うんですけどね。
今回の吉兵衛と最終回での笹垣が重なるんですよね。

>「功名が辻」と言うタイトルがセリフの中に出てきた時に
>妙に感動してしまいました。
あれは上手いですよね。今回の一件で汚名を晴らすために
功名を挙げれるかどうか。
まさしく功名が辻ですね。吉兵衛が語るからかもしれませんが
もうオープニングのこの台詞でうるうるでした。(笑)
2006年07月03日 18:13
こんにちは。
吉兵衛の暖かい包み込むような笑顔ですね。
亀山城の城主、結局名前が出てきただけでしたね。
城壁登りはきつかったな~。
一番乗りって、本当に命がけのものですね。
吉兵衛は、だからやっぱり前夜、死を覚悟していたんでしょうね。
あの時の語らい(説法)のシーンは好きです。
ikasama4さんの涙腺も破壊・・・でしたか・・・。
2006年07月03日 18:41
お世話になっております。

号泣でしたか!

私もでした!

あのような主従の関係をみせつけられて
泣かない方がどうかしてますよね。

あの血染めの手紙といい
反則でした。

人と人との絆をあらためて
考えさせられましたよね。
2006年07月03日 18:42
PS.吉兵衛の笑顔の似顔絵、最高です。

また泣きそうになりました
ikasama4
2006年07月03日 19:07
さくらこ様
こんにちはです。
>吉兵衛の暖かい包み込むような笑顔ですね。
ありがとうございます。
>亀山城の城主、結局名前が出てきただけでしたね。
うーん、今回は完全に山内家目線ですね。

>城壁登りはきつかったな~。
>一番乗りって、本当に命がけのものですね。
当時、鎧は10kg以上もある上にあの石垣を登らなければなりませんからね。
亀山城がどういう石垣かまでは把握していませんが、敵の攻撃を避けながら石垣を登るという行為は命を落とすかもしれないものでしょう。

>吉兵衛は、だからやっぱり前夜、死を覚悟していたんでしょうね。
>あの時の語らい(説法)のシーンは好きです。
もうこの辺りから涙が・・・。・゚・(ノд`)・゚・。
>ikasama4さんの涙腺も破壊・・・でしたか・・・。
見事なまでに木っ端微塵でした。(笑)
ikasama4
2006年07月03日 19:13
「感動創造」様
こんにちはです。
>あのような主従の関係をみせつけられて
>泣かない方がどうかしてますよね。
ええ、こういうのは堪りませんね。
昨今、親でも子でも関係なく命を奪うような事件が多い中、
主のために、というより子のために命に代えても
なんとかしたいという行動には思わず涙が溢れます。

>あの血染めの手紙といい
>反則でした。
ホント、吉兵衛は不器用過ぎます。。・゚・(ノд`)・゚・。

>人と人との絆をあらためて
>考えさせられましたよね。
そうですね。その事をつくづく考えさせられます。
2006年07月03日 20:49
こんばんは!
今回は吉兵衛がオスカーです!!
もう「かっこいい」のと「悲しい」のとが交錯してしまいまして。。
ikasama4さんの書かれた吉兵衛の笑顔の似顔絵でまた涙腺が弛みましたよ(これホントに)。。

「功名が辻」・・・これをセリフにもってくるとは・・・脱帽です。
もう「功名が辻」と言ったら、千代と一豊のこと。一豊が人生のあらゆる「辻」にさしかかったときに迷いに迷ってるところを妻・千代がさりげなく交通整理していく。って頭があっただけに、これはホント上手にやられました。。
もう、今回は何とも言えません。。個人的には第15回「妻対女」以来の涙でした。。
2006年07月03日 20:56
ども!やはり人間にはひとつ命にもかえられる大切なものをもつべきなんですかね。悲しいけれど、非常にカッコイイ最期でした。吉兵衛亡きあとこそ、一豊・千代は一丸となって山内家を支えていかなければなりませんね。
ikasama4
2006年07月04日 00:30
劇団たぬき様
主が失態を犯したために、ここで功名を挙げて主が名を挙げるかどうかの分かれ目
タイトル通りの「功名が辻」で語るのは上手いですね。
最初からこの青写真があったのではないでしょうかね。
今回は、というか、これから先もう見る事はないですが、
ただ、ただ吉兵衛でしたね。。・゚・(ノд`)・゚・。
ikasama4
2006年07月04日 00:33
てれすどん2号様
>やはり人間にはひとつ命にもかえられる大切なものをもつべきなんですかね。
たしかに。
昨今、親たちが子を殺したり、子たちが親を殺したりする事が毎日のように報道される現代、命の大切さを訴えていると感じています。
2006年07月06日 18:16
おお、この吉兵衛の笑顔が全てを物語っています。
笑顔で母のように一豊を育て、タキに待ってて欲しいと言ったのですね。
功名をあげなさいませと消えていった吉兵衛ですが、
自らが残した功も大きかった。
本能寺が15分で吉兵衛に2週ですからね。
この扱いの違いは主役が山内家であるからだと今更のように気付きました。
ikasama4
2006年07月06日 20:12
かりん様
>笑顔で母のように一豊を育て、タキに待ってて欲しいと言ったのですね。
>功名をあげなさいませと消えていった吉兵衛ですが、
>自らが残した功も大きかった。
主君のために仕えてきた時間は消える事はありませんからね。
最後、一豊を自分の子のように接してきた言葉を聞いた時
前夜、一豊にかけた忠告や亀山城へ先頭に立ち、一番槍を果たした
意味が改めてわかります。

>本能寺が15分で吉兵衛に2週ですからね。
>この扱いの違いは主役が山内家であるからだと今更のように気付きました。
ホントですね。
そして彼の死を通して流した涙もまた、
その事を改めて気付かせてくれました。

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