功名が辻 第27話

亀山城を攻め落とした一豊一行。
しかし、その勝利を素直に喜ぶ事はできない。
勝利と引き換えに失った者があまりにも大き過ぎた。
新一郎の涙を叱責する新右衛門もまた必死に涙を堪えていた。

そして、一豊の家では侍女のたきは暇を願い出た。
「わたしは幸せでした」
その言葉にただ見送るしかない千代。

後日、吉兵衛の弟・吉蔵が千代の下を訪れる。
合戦の前に兄から手紙を届いた。

『たきを頼む。』

その言葉に吉蔵はたきの下を訪れた。


たきは自害していた。
吉兵衛が着た服と手紙と共に―――。



初っ端から前回の余韻を引きずるような展開にこちらも悲しくなりましたが、時代はそれを許してくれませんね。(笑)

早速、新たな登場人物がバンバン出てますねぇ。
まずは吉兵衛の弟・吉蔵に小倉久寛さん。
クチやかましい兄・吉兵衛になんか物腰の低い弟・吉蔵という感じがいいですね。

そして賤ヶ岳の合戦。
出てきましたねぇ、七本槍の面々がね。
福島正則
加藤清正
加藤嘉明
脇坂安治
片桐且元
平野長泰
糟野武則
(クリックすると彼らがどんな方だったかが大体わかります)

いわゆる羽柴家の第二世代ってやつですね。
この合戦で彼ら七人が豊臣政権で活躍していきます。


で、ここで来た石田三成。
自分の知恵をおもいっきりひけらかすわ
人を見下したような目線をするわ
とっても嫌なヤツですねぇ。

福島らにいちいち指図をする辺り、かなり癇に障ってますねぇ。
これが後々の確執となり関が原への対立に繋がるんでしょう。



さて、越前・北ノ庄は勝家と市が穏やかな暮らしをしていましたね。
以前は「勝家」「お市様」と呼び合う中でしたが、
いつのまにか「殿」「市」と呼び合える夫婦になってましたね。
冬の中で戦がない日々が市の憎悪を凍りつかせてしまったのでしょうね。
とは言え、1話限りでこの変化を描くのはちょいとどうかなぁという気がします。
もうちょい、この辺りの話を入れても良かったなぁと思ったりして。



まぁ、二人の最期に遺した歌


お市
さらぬだにうちぬるほども夏の夜の 別れをさそふほととぎすかな



柴田勝家
夏の夜の夢路はかなきあとの名を 雲井にあげよ山ほととぎす



この句で二人は慕い合っていたのだと感じますね。


しかし、まぁ秀吉の浅ましい事。
相変わらず市様命ですなぁ。
一豊が市救出に失敗して怒りをぶつけようとしたら
茶々登場でその怒りが収まるんですね。
この茶々の凛とした振る舞いに秀吉は市の面影を見たようですね。
これが後の淀殿を生むきっかけになっていくのでしょう。


しかし、秀吉も天下を獲るに従ってどんどん人の心を失いつつあるようですね。
今まで一豊を頼りにしていたのに、今は誰もが自分の言う事を聞いてくれるし
一豊以上に頼りになる人物がいる。
もう秀吉にとって一豊は自分の駒のような感覚になっているんでしょうね。
賤ヶ岳で勝家をおびき出すために美濃へ攻め入った秀吉一行に勝家軍が動いた一報が入る。
秀吉軍の中で手薄だった陣の将である高山右近は敗れ、中川清秀は討たれたんよね。
その知らせを三成は「おめでとうございます」と言い、秀吉はそれに同意するんね。
陣を守り、人が命を落としたのにね。
人情に厚いと言われたかつての秀吉にとっては考えられなかった事かもしれんですね。
自分は何でもできるんだと思い出すと人間そんな風になるんでしょうかね。
欲望とは夢が叶うと更なる欲望が生まれ、それが延々とくり返されていくのでしょうね。
なんか秀吉が戦国版・財前に見えてきます。



そして茶々は母の真意を知らず、秀吉の憎しみに燃えます。
そんな彼女がどうやって淀殿となり、そして大坂の悲劇へと誘われるのか
期待してしまいます。


で、次回はどうも一豊が出世レースから脱落?するようで。
それに一豊はどうもスネるようですね。
この辺りもどうなる事か楽しみにしていきましょう。
ホント、悲しみに浸る余韻も凍り付いてしまいました。(苦笑)

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この記事へのコメント

2006年07月09日 22:46
秀吉、この大河では汚い面もリアルに表現されていますね、一豊の扱いなどは「ひどいやろ、、、」と言いたくなります。来週はとことんスネていいぞ、一豊!(笑)
2006年07月10日 00:27
どんどん一豊への扱いが悪くなり、拗ねるんですね。。。(^^;)
しかし、今週の一豊は合議では発言なく、「おったのか」と言われるし
殿を守ろうとすれば「早く行け」と溜め息つかれるし、
走り出せば転ぶし。。。
踏んだり蹴ったり。
来週が、ちょっと楽しみです(^^;)
ikasama4
2006年07月10日 08:10
てれすどん2号様
>秀吉、この大河では汚い面もリアルに表現されていますね
最初はいい人でも権力を持つことでどんどん汚さと驕りが目立つようになってきましたね。
スネた一豊には千代と母の教育が必要のようですね。(笑)
ikasama4
2006年07月10日 08:13
くう様
>今週の一豊は合議では発言なく、「おったのか」と言われるし
>殿を守ろうとすれば「早く行け」と溜め息つかれるし、
>走り出せば転ぶし。。。
>踏んだり蹴ったり。
秀吉は勝家との合戦で中川清秀が討ち死にした時に事が作戦とおりに進んで
彼の死に何の感傷も示さなくなってきましたからね。

天下を目の前にして驕りと傲慢さが出てきた秀吉に対して
しばらくは一豊の受難は続きそうですね。(笑)
2006年07月10日 17:07
 秀吉も秀吉ですが、急に現れた格好の三成も考えてみれば結構行っていることはえぐいですね。
 それとあのお茶々ですから・・・・・・。恐ろしい化学反応になりそう・・・・・・。
2006年07月10日 17:08
↑の発言
× 行っている
  ↓
○ 言っている

お詫び申し上げます。
2006年07月10日 21:36
こんばんは~。
一豊どんどん居場所が無くなり、ピンチですね。
もともと影は薄いほうでしたが、ますます・・・。
これをどう切り抜けるのでしょうか。
一豊に対する秀吉の態度は気に入りませんが、お市様命!で、人目をはばからず醜態を見せる秀吉はある意味素直さまで感じて、割と好きです。
でも市は秀吉のそんな、なりふり構わないところが嫌いだったんでしょうね~。
ikasama4
2006年07月10日 23:08
りふ(竜)=なごやん様
>秀吉も秀吉ですが、急に現れた格好の三成も考えてみれば結構言っていることはえぐいですね。
たしかに。でもって嫌~~~な感じですね。
初っ端から寧々は三成を嫌っているようですからね。

>恐ろしい化学反応になりそう・・・・・・。
震えが来る程に楽しみです。(笑)
ikasama4
2006年07月10日 23:16
さくらこ様
>一豊どんどん居場所が無くなり、ピンチですね。
>もともと影は薄いほうでしたが、ますます・・・。
特に豊臣政権下では一豊には活躍どころか苦難が多かったようですからね。
その辺りをじっくり描いてくれる事になるんでしょうね。
>人目をはばからず醜態を見せる秀吉はある意味素直さまで感じて、割と好きです。
たしかに素直ではありますが、人の上に立つ人があからさまに何でも欲しがる姿は卑しく見えますね。
人の欲望はそういう物ではあるのでしょうけど。
>でも市は秀吉のそんな、なりふり構わないところが嫌いだったんでしょうね~。
武士とはみだりに欲しがるような行為を見せる事はなかったですからね。
そういう行為が市にはいくら秀吉が偉くなっても、
その卑しさが変わる事がなかったために。ともいえるのでしょうね。
それは元々農民の出だからというトコにもあるんでしょうかね。(笑)
2006年07月11日 18:45
ikasama4さん、どうもどうも。。

>冬の中で戦がない日々が市の憎悪を凍りつかせてしまったのでしょうね。

やはり、そういうことなんでしょうねェ~
でも、アヴァンタイトルの部分で市と茶々が涙で抱き合うシーンがなぜか本編で割愛されてたのを見て、何でだろ???てのが単純にあって、ひょっとすると、本編で割愛したのは何か意味あるのかなぁ~って。

あの抱き合う母娘の姿・・・あそこに“市の心”が隠されているのかなぁ~なんて思ってみたりして。。のちのち何かの場面で出てくるんでしょうかねェ~

石田三成は三宅アナの語りにもあるようにドラマでは「義の人」で通すのでしょうかねェ~今回だけでは何ともわかりませんが、ちょっと人を小ばかにしたような小癪な雰囲気の「義」の人という設定なんでしょうかね、大石さん(笑)
ikasama4
2006年07月11日 19:31
劇団たぬき様
どうもです。
>アヴァンタイトルの部分で市と茶々が涙で抱き合うシーンがなぜか本編で割愛されてたのを見て、何でだろ???てのが単純にあって、ひょっとすると、本編で割愛したのは何か意味あるのかなぁ~って。
そこは私も見てました。
今後、どこかで使うのかなぁと思ってはいるのですがね。
まぁ「人の心は決して他人にはわからない」という台詞を際立たせるためにカットしたのかもしれませんね。

>石田三成は三宅アナの語りにもあるようにドラマでは「義の人」で通すのでしょうかねェ~。
どうでしょうねぇ。
初っ端から寧々に嫌われているようでしたからねぇ。
個人的にはちょっと天下を望む野心家にしてほしいです。(笑)
2006年07月12日 00:33
こんばんは!

すっかり出遅れました。

一豊は、益々ヘタレてきましたね。
来週は、スネオになるようで
主人公なのに、影が薄くなっていってしまうのでしょうか・・・
ikasama4
2006年07月12日 00:43
「感動創造」様
こんばんはです。
>来週は、スネオになるようで
>主人公なのに、影が薄くなっていってしまうのでしょうか・・・
豊臣政権下ではもうほっとんど戦がないから槍働き一筋の一豊には
仕方ない気がします。(汗)
徳川の天下になるまでひたすら我慢でしょうね。(笑)
2006年07月14日 15:45
一豊がすねてきた様子がはっきりしましたね。
なんだか気の毒な回でした。
タキとお市様の死に様も二人共に納得し愛する人と今生ではないところで結ばれるというのが泣かせました。
茶々が随分と勝ち気ですが、秀吉と千代は今後苦労しそうですね。
ikasama4
2006年07月14日 18:42
かりん様
>一豊がすねてきた様子がはっきりしましたね。
>なんだか気の毒な回でした。
豊臣政権下以降、槍働き一筋だった一豊の活躍の場は
戦がなくなっていけば当然なくなっていきます。
その上、若手の台頭もあってどんどん影が薄くなっていくようですね。
まぁ人生山あり谷あり。
いい事ばかりじゃありませんからね。
>タキとお市様の死に様も二人共に納得し愛する人と今生ではないところで結ばれるというのが泣かせました。
人には人それぞれの考えがありますが、こういう選択は悲しいですね。
でも、戦国の女性なれば自由になるためにはこういう道も致し方ない事だったのかもしれません。

>茶々が随分と勝ち気ですが、秀吉と千代は今後苦労しそうですね。
ですね。後、秀吉亡き後の七本槍もとっても苦労しそうです。(笑)

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