功名が辻 第23話

時は今。
明智日向守の軍勢は敵は寺を焼き僧侶を殺し、今度は朝廷にとって変わろうとする天魔・信長がいる本能寺へ。

配下の者が裏口から逃げるように勧めるが、光秀がここを攻めるという事は
既に逃げ場はないという事に等しい。
「是非に及ばず」(今でいうと「仕方がない、やむを得ない」という意味)
信長はここで果てる覚悟をした。

濃に逃げるように促す。
「あの世とやらでまた、まみえようぞ」
信長に返す言葉がない。
彼は死ぬ気だ。



「しばし、相手をしてくれよう。」
西洋鎧に身を包み、サーベルを携え信長は最期となる戦地に赴いた―――。



本能寺では銃撃戦となっていた。
入り口が一箇所らしく明智軍と織田軍は互角の戦いをしていた。
当時はあのように竹をまとめたものが銃弾を防ぐ事ができた。
信長はその盾の弱点を見抜き、情勢は織田軍に優勢かに見えた―――。

しかし、所詮は多勢に無勢。
数に勝る明智軍に織田軍も押されていく。
そこに濃が参戦する。
「このまま死ねば私は極楽、殿は地獄。これでは生き別れにござりまする」
憎い事を言う。
「殿の天命と共に生きる」
濃の言葉に偽りはなかった。

その時、明智軍の銃弾が信長の左肩を貫く。
彼を抱きかかえる濃。
「お濃・・・痛いのぅ。このワシも死ぬるか。」
そんな殿の眼差しを見つめるお濃。


2発目の銃弾が更に信長を貫く。
信長は奥へ担ぎ込まれた。

濃はそこで明智方の足軽を切り倒していく。
殿の首を敵方にとらせないために。

ふと、濃の目にかつて恋焦がれた男が見える。





十兵衛様―――。





二人の視線に語らうものを無視するかのように無数の銃弾が濃を貫く。













自らの信念を貫いたために自分が思い慕う人を奪ってしまった。
自分の目の前で。
自分が率いる軍によって。














燃え盛る本能寺。
瀕死の信長はその中で死を遂げる。



わしは最期の瞬間、笑ったんだと思うんだなぁ。
でもって、ちょいと笑顔にしてみやした。
ついでに色補正もしてみた。









明智軍の将は安国寺恵瓊へ密使を送った。その将は六平太であった。

一方、六平太の一報を聞いた千代は急ぎ寧々の元に足を運び、事の次第を報告する。
千代と寧々が二人して差配する事にした。(甚兵衛つかえん(笑))
まず、長浜城下の民衆は岐阜と清洲に送った。
そして寧々ら家族と千代は伊吹山にある寺に身を潜めた。


明智方と親交のある細川家の動きは迅速だった。
光秀と親交のあった藤孝は出家して幽斎と名乗った。
自分と光秀とは関わりなしという証明のためである。
そして謀反人である光秀の娘で忠興の妻である玉子には謹慎を命じた。
この行為は明智家を窮地に陥れるものである。
玉子は父に力を貸すよう嘆願するが、幽斎と忠興は聞き入れない。
友ではあるものの、恩義のある主君を討った謀反人を許す事が彼らには出来なかった。



備中・高松
一豊は吉兵衛と共に夜空に浮かぶ月を眺め千代の顎のしゃくれ談義をしていた。
そういえば千代からの文が二日も届いておらん。
そんな矢先、人の気配がする。
気配のする方へ駆けつけてみると、そこには一人の兵士が倒れていた。
どうも毛利方の密使らしい。毛利方の兵士に扮し手紙を受け取る一豊。
その中身を読んだ一豊は驚愕する。


手紙は主・秀吉に手渡された。
その内容を信じる事ができない。もしかしたら敵方の策略ではないか。
疑心暗鬼の秀吉陣中に細川家からの手紙が届く。


疑惑は確信へと変わった。


「天下を取り成され。」
悲しみにくれる中、孝高の言葉に同意する秀吉。
秀吉は高松城主・清水宗治が切腹すれば全てよしという条件を伝え、それが実行されると
急ぎ京を目指して退却した。
世にいう大返しである。
その移動の最中、一豊はかつて信長に言われた言葉を思い出していた。


其の方の槍は短いわ。

これより知行二百石と致す。

励め!

殿の死に悲しみを向ける。
しかし、時代はそうさせてはくれない。
殿が亡くなった今、天下を誰が治めるのか。
皆、功名を得る事に必死なのである。

明智殿の事も気になる。

だが、今は前を向いて走る。
京に向けて。

それだけなのである。


いやぁ次週はもう清洲会議かぁ。
はえぇもんだ。

そんでもって今回一番のツボは義昭が登場した事だな。
しっかり笑わせてもらいやした。

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この記事へのコメント

2006年06月11日 23:18
信長は最後、笑った。。。かも知れませんね~。
おのれを笑ったのか、結局天下を取れない光秀を笑ったのか。
良い絵ですね(^.^)

すごくストーリーが走っています。
来週は、もう清洲会議。。。
ikasama4
2006年06月11日 23:40
くう様
信長は自分の人生を楽しんでいたんだと思いますね。
自分の事すら客観的に見ていたと思いますね。
一度きりしかない人生でこういう経験が出来るのもまた人生だ―――。
悔いのない人生を楽しんだ。
そんな感じで描いてみました。
濃に関しては・・・ノーコメントで。(;・∀・)

>来週は、もう清洲会議。。。
もうちょっとこの辺あるんかと思ってたんですがね。(笑)
時代は感傷や余韻に浸る暇も与えてはくれないのでしょうね。
2006年06月12日 00:17
やっぱここのブログはイイですね、絵もふくめて何か本編よりグっとくるもんがあります(笑)今回の大河の赤い信長は、やっぱ印象的でしたね、、、。
ikasama4
2006年06月12日 01:33
てれすどん2号様
>やっぱここのブログはイイですね、絵もふくめて何か本編よりグっとくるもんがあります(笑)
そうですか?自分ではなかなかそういうのはわからんもんで。
とはいえ、誉めてもらうのはいいもんです。
>今回の大河の赤い信長は、やっぱ印象的でしたね、、、。
そうですね。前半はともかく後半の信長の行動振る舞いは
結構ハマってましたからね。
性格もそうですが、特に色彩感覚においてはインパクトのある信長でした。
2006年06月12日 02:18
ikasama4 さん

いつもお世話になります。

W杯見てます。

眠いです・・・

戦国時代ブログのコメント!
補足していただき感謝です!
なるほど~!と笑いながら
うなってしまいました!
ikasama4
2006年06月12日 02:46
「感動創造」様
こちらこそ、お世話になっております。
今回の貴方様のブログネタがかなりツボだったので、
今度使わせて下さい。(笑)
2006年06月12日 08:01
ikasama4 さん
たびたび書き込みありがとうございます。
しかし、戦国コメント達人ですね~!
私より、センスが飛びぬけてますよ!

笑わせていただきました!!!

どうぞどうぞ、いっぱい使ってください!!
ikasama4
2006年06月12日 08:29
「感動創造」様
ありがとうございます。
今後は大河ドラマの感想とこのブログネタの2本立てで参らせて頂きます。(笑)
2006年06月12日 21:59
。・゚゚ '゜(*/□\*) '゜゚゚・。うわぁ~ん
ikasama4さん作、お濃さまと信長さま。
お二人の表情があまりにも優しくて泣けてきました!
あの世で再会出来たかな?(T_T)


2006年06月12日 22:33
信長の最後の笑みは、自分の人生に満足した笑みだったのでしょうか。
やりたいことはいっぱいやった感じですよね。
もう少しで天下は自分のものになる、と思ってたのに、自分やっぱり神じゃなかったし、あっけないもんだな~なんて笑みなのかな?と思っていましたが、ikasama4さんの言葉で、あー、そうなのかも、と思えてきました。
そう思いながらの死なら、信長は幸せでしたね。
最後に一緒に過ごした濃はとてもいい女だったし。

イラスト、いいですね。
濃は苦労されました?とても綺麗ですよ。
信長の笑顔もこれでいつでも見ることが出来ますね。
嬉しいです。
ikasama4
2006年06月12日 23:02
まこ様
最期を覚悟した時ってきっと優しい穏やかな顔になれると思うんですよね。
例え、地獄であろうと
今度こそ二人は共に手をつないでいると思えますね。
真実はどうかはわかりませんが、せめてこのドラマの世界だけでもね。
ikasama4
2006年06月12日 23:07
さくらこ様
現実も死の瞬間、振り返れば一瞬の夢のようなもの。
その夢を信長は思う存分楽しんだのでしょうね。
信長のあの笑いは自分の人生を十分に堪能し満足した笑みのように感じます。
>濃は苦労されました?とても綺麗ですよ。
3回程描き直しました。
正直、まだ納得いかないとこが多々あるのですが。(;・∀・)
>信長の笑顔もこれでいつでも見ることが出来ますね。
若き頃はただ笑う事ができたけど、いつしか笑わなくなった信長さん。
やっぱ最期は笑顔がいいです。
2006年06月13日 19:28
信長・・・最期は笑ってました。たしかに。。。
あの「笑み」は何だったのかなァ~って思うんですが、やはりアレでしょうか、最期は「オレも光秀や村重、久秀と何ら変わらぬ“人”だったということか」
みたいな境地に至ったってことなんですかねェ~
あの「笑み」にちょっとゾクッてきたんですけど・・・

あ、それから自分の記事のなかで、ロジック展開の都合上、ikasama4さんの名前を勝手に使わせていただきました。

すみません・・・ご容赦のほどを。。
 
ikasama4
2006年06月13日 20:17
劇団たぬき様
>あの「笑み」は何だったのかなァ~って思うんですが、やはりアレでしょうか、最期は「オレも光秀や村重、久秀と何ら変わらぬ“人”だったということか」
そうとったんですね。
たしかにそう考えるとあの笑いは少々無気味かもしれませんね。
ちなみに自分はこんな人生を送れて楽しかったなぁという笑いのように感じました。

>あ、それから自分の記事のなかで、ロジック展開の都合上、ikasama4さんの名前を>勝手に使わせていただきました。

>すみません・・・ご容赦のほどを。。
いえいえ。事後であれ報告して頂ければかまいませんよ。
2006年06月13日 22:46
>わしは最期の瞬間、笑ったんだと思うんだなぁ。でもって、ちょいと笑顔にしてみやした。ついでに色補正もしてみた。
信長さまの最後を見るために見続けてきたような塩梅ですので、ここでちょっと芯がなくなったような気分です。
舘信長、見事でしたね。このイラストもちょっと最後を余裕で終えたように見えて私的に好きです。
ああ・・来週から何を楽しみに見たらいいのか・・。
ikasama4
2006年06月13日 23:09
かりん様
本能寺は大河前半のヤマ場でしたからね。
インパクトも感動もいい塩梅でした。( ^▽^)
>ああ・・来週から何を楽しみに見たらいいのか・・。
・・・一豊と千代の掛け合いと
猿(秀吉)と狸(家康)の化かし合いと
関が原ですかね。(これは先が長いかなぁ)

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