柳生十兵衛 島原の乱 最終話


視界を失った半兵衛。迫り来る円城寺の刃。
そんな十兵衛の窮地を救ったのは他ならぬかつての兄弟子・又右衛門であった。

この戦のために死んでいった者のために
この戦に集まった者のために
武士として
彼らの思いを踏み躙る円城寺の野望は止めなければならない。

又右衛門と十兵衛は円城寺の後を追った。

そして一揆軍が集まる中に飛び込んだ二人は円城寺の野望を語っていく。

なんとかして十兵衛から逃れようとする円城寺に天草四郎はこの戦の正義を問う。

円城寺は彼の思いをあざ笑った。
四郎は円城寺に刃を向けた。

十兵衛が駆けつけた時、四郎は円城寺に斬られていた。



十兵衛は円城寺と戦った。



そして、天は十兵衛に味方した。



又右衛門は原城の諸将に語った。
去りたき者は去れと。

しかし、わしは戦うと。

諸将の決意は固かった。

これから又衛門はこの地で散るであろう。
その又衛門の最後に十兵衛に願ったのは
藤四郎、そして自身が仕えた藩のとりなし。
そして

十兵衛と刃を交える事であった。

そこには殺気はなく
兄弟子として弟弟子として昔のように稽古をしたあの頃のように。
二人して胴を薙いだ。

―――やられたな。十兵衛様にはかないませぬな。
―――斬られたな。又右衛門殿にはかないませぬ。

稽古は楽しい一時であった。
昔に戻れた一時であった。

「では、さらばだ」

その言葉が現実を呼び戻す。
その状況に暗澹たる気持ちになる十兵衛であった。




円城寺の野望は潰え、原城の兵士は武士らしく幕府軍と戦った。
四郎亡き後は青山外記の姪、いとが四郎と名乗り一揆軍を指揮した。

一揆軍4万のうち、降伏に応じた者は3千。
彼らは処罰される事はなかった。

そして残りの兵士3万7千は原城で散っていった。
又右衛門の消息はそこで途絶えた。


幕府内では老中・酒井が但馬守より円城寺と共謀していたとして
切腹が出家を迫られていた。

酒井は出家を選んだ。



江戸への帰途、十兵衛は決意した。

これ以上、父上の罪を増やさないためにも
父上に隠居して頂かねばと。



江戸に戻った十兵衛は父を力づくでも隠居させる事にした。

父と子。真剣での立会い。





勝負は十兵衛の勝ちであった。

父はがくりと膝を崩し、座り込んだ。
息子にも隠居を言われた。そして、幕府にも。

幕府は但馬守にこれ以上の出仕はよいと言ってきた。
隠居をせいという事だ。つまりもう自分は必要ないという事だ。

あれだけ幕府のためにおぞましき事ですらやってきたというのに
例え、自分の弟子を犠牲にしようとも、幕府のためにやってきたというのに

私は幕府に捨てられた。

このまま、生き恥を晴らしたくない。
そう思い、切腹を試みたのだが、できなかった。

但馬守は笑うしかなかった。
自分はもう剣士でもなくなったのだと。


その様子を十兵衛は推し量っていた。



幕府に出仕した十兵衛は将軍に讒言をして、また江戸を発った。

また、いつものように武者修行に。

十兵衛の旅は続いていく―――。



唯一、気になったのは幕府出仕の折、十兵衛を柳生十兵衛と言った事ですね。
前にも触れましたが、この時代、武士には字(通称)と名があり
十兵衛もこれは字なんですねぇ。
名はというと光厳「ミツヨシ」(三厳とも)
つまりこういう場では柳生十兵衛光厳と名乗るべきだと思うんですがねぇ。
まぁそこがちょいといただけなかったですねぇ。


それにしても、いやぁ今回の殺陣はなかなかでしたね。
高嶋さんは兄弟で柳生新陰流をやってるんですかねぇ(笑)
キレイでしたなぁ。
そして夏八木さんの殺陣もやっぱ迫力がありますねぇ。
こういうのがみれないのがちょいと残念ですが、
またいずれこういうアクションモノをやってほしいですねぇ。


いずれは十兵衛を若手俳優さんがやってほしいですね。
だからといって見栄えばかり良くしてもあかんですね。(苦笑)
殺陣の修練を積むのが必須条件です。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

2006年05月31日 21:54
いやー見たかったです。最終回!
見ごたえあったし、泣いて感動してしまいそう。
また今度こういう時代劇をやって欲しいです。

>それにしても、いやぁ今回の殺陣はなかなかでしたね。
やっぱり動きが美しく、かっこよくないとですね!


>いずれは十兵衛を若手俳優さんがやってほしいですね。
だからといって見栄えばかり良くしてもあかんですね。(苦笑)
殺陣の修練を積むのが必須条件です。

同感です!
ikasama4
2006年06月01日 18:25
めいほあ様
最近の時代劇も往年の役者さんばかりが主役で
高齢化が問題のようですからね。
若い方にも頑張ってほしいです。
例えば・・・オダギリジョーさんの太刀裁きとか見てみたいですね。

この記事へのトラックバック