功名が辻 第20話




一話遅くなりましたが、半兵衛さんでございます。
あくまで雰囲気だけなんで。似てる似てないは度外視という事で。(;・∀・)
ちなみに彼は竹中半兵衛重治と言って字(通称)を半兵衛、名を重治というんですね。
ついでに光秀の場合は
明智十兵衛光秀
秀吉は
羽柴藤吉郎秀吉と。
こういう風に武士には「字」と「名」がそれぞれあったんですね。
さてはて刻は1579年7月。
官兵衛が有岡城に入ってから8ヶ月。
官兵衛の連絡は全く無し。
前野長康や蜂須賀正勝は官兵衛の謀反を疑うけど一豊や秀吉は官兵衛を信じていた。
おお、秀長もやっとでてきたなぁ。
そこに信長からの命令。

官兵衛の嫡男、松寿丸を殺せ

そこで秀吉が一豊に下した命令というのが

官兵衛の嫡男、松寿丸をけせ

一豊は素直に自宅に戻り、松寿丸を殺そうとしたのだが、
千代が六平太の知らせを受け松寿丸を流行病で亡くなった事にして
隠したんやね。
官兵衛が有岡城で幽閉されていると知っているから。

で、未だ秀吉の命の意味がわからないまま戻ってきた一豊は初めてそこで
秀吉の言葉の意味を知るんやなぁ。

そこで自分が松寿丸を殺したと家臣達に芝居をするんやね。

それから間もなくして荒木村重が有岡城から家臣も家族も捨てて一人で逃げ出すと。
ちなみに荒木村重は逃亡後、なんと茶人になって生きてたらしいです。

そして織田軍の総攻撃。
そこに幽閉された官兵衛を救出するんよね。
官兵衛はずっと幽閉され続けたために足が不自由になったそうで。

彼の姿を見た信長は官兵衛の功を労い、
彼が去った後、松寿丸を殺した事を後悔するんよね。
そこで一豊が主命に逆らってまで松寿丸を殺さずに隠した事を報告するんだが
その時、信長は涙を流すんやね。
初めて自分のやった事に後悔したんだろうね。
浅井を信じた。しかし裏切られた。
それ以降、信長は自分が疑ったモノは徹底的に断罪していったんよね。
でもって、官兵衛もまた疑わしいために彼の息子を断罪したのだが、
官兵衛はずっと自分を信じていてくれた。
信長は自分のしたことを後悔したんだけど
その行為を家臣がそっと止めてくれた事に思わず安堵したんだろうね。
そういう風な信長像を描きたかったのかなって思いますね。



ただ、ここに来るまで信長は人を信じなかったために疑われたら最後。
ここでは語られないようだから、ちょいとばかし語りますが
彼は家臣のみならず同盟した大名にまで疑いを向けたんやね。

それは徳川家康。
彼の息子・信康は信長の娘・五徳と結婚しているのだが、
彼女を通じて彼の母・築山殿が息子・信康を取り込んで武田と通じているらしいという連絡を受けたそうだ。
そこで信長は築山殿と信康を処刑するように命じたんよね。
信康の母、つまり家康の妻・築山殿は家康が今川家に仕えていた折、今川家の重臣の娘と結婚したんよね。
その娘というのが築山殿。
それから彼女は子供を産む。それが信康と。
桶狭間の後、家康は三河で今川家から独立を果たすのだが、その時、築山殿と信康は今川家の駿河にいました。
つまり、人質ですね。
その後、合戦で家康が今川家の重臣を捕らえ、人質交換という形で築山殿と信康は家康の下に戻ってきたんよね。
しかし、その築山殿と息子の信康が武田に通じているという。
まぁ戦国の世だからわからなくもないけれどね。
信康はというと武勇に優れている将だったそうだが、素行が悪かったそうでね。
むやみに人を斬ったという事もあるらしい。
それで五徳は信康に馴染めずに信長にその事を報告したらしい。
築山殿が信康と共に武田と通じているという事実は本当にあったかどうかはわからんけど
そう言ったらしい。
そこで、信長からの通告なんよね。

その事実はどこまでが本当かどうかはっきりしない。
このままでは妻と息子を斬らなければならない。
しかし、その命を逆らえれば信長と戦わなければならない。

で、家康が選んだのは


妻と息子を斬る事。


これで信長からの疑いは晴れた訳やけど悲しい限りやね。
三河武士は忠実だから忠実に命を果たしたみたいらしい。
秀吉や千代のようにちぃと知恵が回るやつがおったらなぁと思いますね。

ちなみにもうひとつ、余談だが、
信康は切腹という事になり、その介錯を家康は家臣・服部半蔵正成ともう一人の家臣に命じたんよ。
服部半蔵、この人は有名よね。
服部半蔵には「鬼の半蔵」という渾名があったくらいスゴイ武将やったそうです。
で、信康が切腹の際、半蔵に介錯をするよう促したのだが、
半蔵はたとえ家康の命であっても、彼の息子に手をかけるという行為ができず涙して結局、
彼は介錯できず、別の家臣が介錯する事になったらしい。
この事から「鬼の目にも涙」という言葉が出来たそうで。(他にも説はあります)



さて、話を本題へ。

秀吉は三木城攻略に対して篭城を選んだんやね。
秀吉軍がする事といえば三木城が降伏するまで兵糧を運んでくる毛利軍を撃退する事。
とっても戦が暇だなぁとぼやく新一郎ですが、吉兵衛は説くんですね。
中の兵士がどれだけ過酷な状況に置かれているかという事を。
歳をとったおかげか吉兵衛も語れるようになってきましたね。(笑)

吉兵衛の予想通り、三木城内は生き地獄やったんやね。
食うモノがなくなった城内では木の皮を食い、やせ細った馬を食い
最後には死人の肉まで食ったという。
戦という行為はたしかに、自軍敵軍どちらも人を傷つけ、血を流し命を落とす
人の身体を傷つけずにはいられないものなんよね。

そこで秀吉は篭城により飢えを用い血を流さないという何とも百姓の経験がある秀吉らしい戦法。
たしかに血は流れないよね。自軍も敵軍も。
しかし、飢えを用いた篭城という行為は
人の身体を傷つけるのではなく人の心を傷つけ、蝕み、時には人を人でなくしてしまう行為なんよね。
三木城以降、秀吉は篭城という戦法を得意としていく訳なんだが、
三木城はその見せしめの第一歩になったと言っても過言ではないね。

そうして、三木城は敵軍の将と重臣の切腹を条件にあえなく降伏。

降伏した兵や民には女子供もいて、更には小りんもいた。
彼女は飢えにより痩せこけ?失明してしまっていた。

しかし、失明した事で今の一豊を見なくて済んだと語る。
一豊はもう変わってしまったのだと。それも本音なんだろうけど。
こんな痩せ細ろえた自分の姿を見せたくない。
というか、見られてしまっては生きていたくない。
一豊が好きだから。

切ない女心やねぇ。

そして主命には逆らえない一豊の立場もまた切ない限りですねぇ。

三木城陥落の際、説得した功を認められて
山内、中村、堀尾の三名は1300石になったんやね。
山内の口添えがあったからこそなんだろうけど
両者のそれぞれの受け止め方がまた面白いね。
一氏はこれを借りだと感じ、茂助はもらえるもんはもろとけ、もろとけと感じ取る。


その後、山内家を光秀が訪れるんよね。
妻が世話になった礼の述べに。
そこで一豊は問うんよね。
「武士とは何ぞや」

その問いに
「武士とは我が命惜しむものではない」
一方で
「人の命を奪うも本文。しかしそこには迷いがある」
それが人だからね。
そしてその迷いがないのが上様だと。


その後、本願寺が降伏し、信長は家臣を集めて、次のような命を下すんよね。

林通勝・佐久間信盛の両名を追放せよ。

信長はちょいと二十数年前の出来事をその理由に挙げていたりしたけどそれは単なる口実。

桶狭間から19年。
両名は柴田勝家や明智光秀、羽柴秀吉と比べて大した功名を挙げていないのが理由なんよね。
こいつらは使えないってね。

要はリストラです。

この戦国時代で譜代の重臣をこのような形で追放するというのは多分これを除くとそういう例はないと
思いますね。

この信長の行為に通勝は叫んだけど、彼の叫びは誰にも届かないのよね。
殿に逆らえば、自分も林通勝と同じ道を辿ってしまうからね。

19年経って大した業績を挙げられなかったら即クビ。
?織田の社長・信長は厳しいですなぁ。


この行為にお濃は諫言するんだが、逆に自分の心を見透かされてしまってるんよね。
「光秀を好きか」ってな。
多分、市が告げ口したんだろうけど。(;・∀・)


次の信長の標的(獲物)は間違いなく光秀なんやろうねぇ。(((( ;゜д゜)))アワワワワ



さて、次回は千代が有名になったお馬さんのお話。
これで暗くなった気分も少しは和やかになってくれるといいですね。

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この記事へのコメント

2006年05月22日 20:01
又もや勉強になりました~♪
名前についてのトリビア!徳川家の相関図!
兵糧攻めについても、間違った考えを抱いてましたが
今回小りんの口から語られた事柄があまりにショックで・・・
血を流さない代わりに、人を廃人同様にしてしまうだなんて。
争いが無いに越した事は無いんですけどね~(T_T)
2006年05月23日 00:10
こんばんわ。トラバありがとうございました。

ここで築山殿の話まで見られるとは思わなかった。。。
そう言えば、このドラマでは扱われないのでしょうかね。
主役が家康じゃないから、やらないか。
面白く読ませて頂きました。

時々、訪問させていただいているのですが、
ここ最近ウチはウェブリブログさんのブログに一切トラバが飛ばないのです。
でも、記事と似顔絵は、いつも拝見させていただいています。
これからも、よろしくお願い致します。
2006年05月23日 15:43
う~~ん!すごいわ~~。うなるばかりです。
>要はリストラです。
やっぱりリストラなのね~~。終身雇用制を崩したのは信長が最初で最後?
朗々と自分の功を説明していたけど信長は薄笑いしてましたよね。
こんな風に追い出されて今後どうやって生きていくのかしら?

小りんが再びでした。
やせ衰えて・・なんて言ってたけどやせてなかった(笑)
でも兵量攻めって厳しいですね。
こんな地獄のような闘いなら、槍と刀でさっさと終わらせた方が
相手のためにもなりますね。
でも争いがないのが一番だわ。
小りんも目を悪くして今後どうするのか?
気になりますよね~。一豊だって寝覚めがよくないわよ。
ikasama4
2006年05月23日 18:22
まこ様
どんな戦であれ、戦は相手を傷つけるというものなのでしょうかね。
>争いが無いに越した事は無いんですけどね~(T_T)
何年経っても未だに絶えないのは悲しいですね。
人の性なんでしょうかね。(TДT)
ikasama4
2006年05月23日 18:25
くう様
私、個人としても築山殿の話は映像にしないまでも触れてほしかったですね。
>ここ最近ウチはウェブリブログさんのブログに一切トラバが飛ばないのです。
それはそれは。
後で「このbiglobeが(#゚Д゚) !!!」とクレームつけておきます。(笑)
こちらこそ、よろしくお願い致します。
ikasama4
2006年05月23日 18:38
かりん様
重臣を追放したのは戦国でも信長以外にも結構いたりするんですよ。
難癖をつけられた人もいるようですがね。(;・∀・)
ただ、信長が目立ち過ぎて他の人の行為は完全に消えているようです。(苦笑)

>小りんが再びでした。
>やせ衰えて・・なんて言ってたけどやせてなかった(笑)
同感です。(笑)
>小りんも目を悪くして今後どうするのか?
実は吉兵衛が世話して娘のように可愛がるとか(苦笑)
2006年05月23日 20:31
こんばんはァ~

>荒木村重は逃亡後、なんと茶人になって生きてたらしいです。
さすがです。。たしか「道薫」って名前になってて。。

>信長は自分のしたことを後悔したんだけど
その行為を家臣がそっと止めてくれた事に思わず安堵したんだろうね。
そういう風な信長像を描きたかったのかなって思いますね。
なるほど。。僕は自分の記事ではここには触れなかったんですけど、いろんなトコでは「信長の涙」は評判が悪いらしくて。。
でも、ikasama4さんの仰ることに頷けますわ。。僕はあのシーンよかったです。。たしかに、あのときの信長は「人」でしたね♪








ikasama4
2006年05月24日 17:40
劇団たぬき様
>たしか「道薫」って名前になってて。
そうですね。千利休の弟子だったそうですね。
>いろんなトコでは「信長の涙」は評判が悪いらしくて。。
それは知りませんでした。
でも、どこかで人であるという部分は捨てれないのだと
思いますね。一豊にしても信長にしても。
あのときの信長は「人」だったと改めて思います。

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