いきつけの本屋にて


私は小説を買いに行く時に必ず行く書店がある。
小さな書店なのだが、ここの店主は70歳を過ぎているのだろうが
とっても気さくな方で誰にでも笑顔で話し掛けてくれる。
つい最近も小説の話で盛り上がったのだが、
店主「あんた、どんな本を読んでいたんだね?」
私 「そうですねぇ。歴史モノであれば司馬遼太郎、池波正太郎等々ありますが
   藤沢周平が一番多いですかねぇ」
店主「駄目よ。あんた。若い者が藤沢周平なんてジジ臭い小説読んだら(笑)
私 「・・・(;・∀・)アハハ」

ジジ臭いんだ。わし(;・∀・)


でも、この店主さん。沢山小説を読んでいるので
推理モノのオススメは?とかミステリモノのオススメは?と質問すると
これですヽ(´∀`)9 !
ってな具合に即答えが返ってくる。

今日もその本屋に行ってきた。
小説のコーナーには東野圭吾の作品が沢山並んであった。
店主曰く、どうも直木賞をとった影響が大きいらしい。
私も東野圭吾さんの作品は「白夜行」「変身」等々
ドラマ化や映画化されたものが多かったので読んでみたのだがね。
面白いとは思う。
最後まで息もつかせぬ展開はなかなかだと感じる本もあった。
だけど、特に彼の作品のミステリモノをメインに読んだ私としては
たしかに面白いんだが、犯罪者に人間らしい心が感じられない。
読んでいく度に犯罪者の感情が殺ぎ落とされ、遂には無機質になっていく感じがする。
まぁ文庫になった作品しか読んでいないので、今回直木賞を受賞した作品を読めば
自分の考えも変わるかもしれないが。
それで、最近のオススメのミステリは何ですか?って店主に聞いてみた。
最近はミステリは新人さんがバンバン出てくるらしい。
ただ、その後の作品が続いてくれない。
そう言って店主は嘆いていた。
やっぱ一作目はいい作品が出来ても二作目はなかなか難しいというところか。
その中で店主が勧めてくれた1冊が
「天使のナイフ」
薬丸岳さんの作品で第51回江戸川乱歩賞受賞作だそうだ。
「イチオシですよ!」と店主が言うので早速購入してみた。
今月中には読んでみようかなぁ。

しかしながら、こういう本屋の店主がいるというのは正直嬉しい。
最近はレジでも店員さんは笑顔で対応してくれるけれど
相手の事には基本的無関心だからね。
何気ない会話であれ、こういう会話が出来る本屋って貴重だと思うんですよね。
店主にはこれからも生涯現役で頑張ってほしいものです。

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この記事へのコメント

かりん
2006年05月20日 19:41
実は藤沢周平にはゆかりがあったりするの。
どういうゆかりかは説明できないけれど。
なのに、あんまり本は読んでないや~~。
時代物苦手だし(言い訳)
シンノスケに怒られそうだったりして(大汗)
爺くさいんだ・・。
でも映画になったのはしっとりして良かったりしません?
ikasama4
2006年05月20日 20:22
かりん様
>実は藤沢周平にはゆかりがあったりするの。
>どういうゆかりかは説明できないけれど。
・・・えっと、意味がわかりません(笑)
ともかく、ゆかりがあるんですね。
>爺くさいんだ・・。
ええ、70歳を過ぎたおじいさんにそう言われました。(笑)

>でも映画になったのはしっとりして良かったりしません?
そうですねぇ。
ただ、「蝉しぐれ」はNHKの方が自分は好きですね。
もも
2006年05月24日 09:56
ステキな?本屋さんがあっていいですね。
ひと昔前はきっと主流だったようなかんじかな?
今は便利になった分ゆったりした会話のできるお店って本屋に限らず殆どなくなってしまいましたよね。

オススメを探すのもネットで検索している私です・・・^^;

藤沢作品は本より先に映像で入りました。永瀬さんの「隠し剣鬼の爪」と内野さんの「蝉しぐれ」が大好きです。
東野さんは「白夜行」を読んだ時は衝撃を受けました。
以来興味を持ち読み続けています。(好き嫌いはありますが、読みやすいので。)
「天使のナイフ」はテーマが「繋がれた明日」(真保裕一)「手紙」(東野)と似た作品だったと思います。
ikasama4
2006年05月24日 17:48
もも様
>今は便利になった分ゆったりした会話のできるお店って本屋に限らず殆どなくなってしまいましたよね。
本当そうですねぇ。少し寂しいですね。

>藤沢作品は本より先に映像で入りました。永瀬さんの「隠し剣鬼の爪」と内野さんの「蝉しぐれ」が大好きです。
映画の「隠し剣鬼の爪」は幾つかの短編を織り交ぜてますからね。
原作探すのが結構大変かも(笑)
もしかしたら織り交ぜるよりも1つの短編の方が
出来がいいとか思ったりしたりして。(苦笑)
特に「たそがれ清兵衛」でそう感じました。

>東野さんは「白夜行」を読んだ時は衝撃を受けました。
たしかに面白かったです。
ただ、わざと二人の感情を省いてる感じですね。
あれがちょいと怖いとこでもありますが、嫌悪を抱くとこでもあったりします。

>「天使のナイフ」はテーマが「繋がれた明日」(真保裕一)「手紙」(東野)と似た作品だったと思います。
「繋がれた明日」はつい最近NHKでドラマ化され、「手紙」は映画化されるそうですね。
それと似た作品ですかぁ。
まだ読んでないのですが、楽しみです。

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