柳生十兵衛 島原の乱 第5話


但馬守が命じた次の場所は豊後・佐伯。
しかし、十兵衛は父の命に背いて向かった先は日向・延岡へ。
その藩主の有馬の父はキリシタンで幕府から身に覚えのない罪を着せられ斬首された。
そして彼もまたかつてはキリシタンであった。
今はキリシタンである事を止め、島原にいた頃は隠れキリシタンを厳しく断罪した。
時にはかつての仲間達も。
それに耐え切れなくなって延岡に来た。
そうして平穏に生きてきたはずなのに、この度の島原の一件でまた幕府に疑われた。
どこまでも疑われる。
キリシタンであったために。


幕府に逆らう意思がないのに信じてもらえない悲しさ。


その虚しさから逃れるために藩を挙げて一揆に加担する事を決意する藩主。
その行動を制止しようとする十兵衛に言い放つ。
「私に島原でのキリシタンの取り締まりを命じたのは貴様の父・但馬だ!」
返す言葉がない。

延岡藩家老・青山外記は殿に同意する。
それでも戦を止めたい十兵衛に外記は語る。
「但馬守殿の考えは不穏な大名・浪人を集めて一掃する考えなのでは」
もしや、父がそんな事をと思いながらも
父であればやりかねないと不安になる半兵衛。



しかし、それでも十兵衛は彼を諭す。


「キリシタンである限り先はない」


青山外記はキリシタンとして一揆に参加する構えであった。

この国ではキリシタンであれば処刑された時代。

たとえ、戦に勝とうとも、その先は暗い。

彼が出した結論。


もし、殿が私の意見を聞き入れてくれない場合、
青山外記は隠れキリシタンとして藩の家来を戦を扇動した者として
柳生十兵衛が彼を成敗する。

青山外記が勝った時は島原に参加する。
十兵衛が勝った時は藩主がその逆臣を成敗したとして幕府にその忠誠を認めてもらう事ができる。

勝負は時の運。




―――――数刻の後、二人は闘った。

そして、十兵衛は青山外記を斬った。

青山外記は自分の死を以って殿を戒めた。





そして、間もなく父からの手紙が来た。
その内容に驚愕する十兵衛。



「青山外記を殺すな」




今まで「殺せ」と書いてきた父が「殺すな」と。
自分がやった事を悲しむと同時に
父が青山外記の言った通りの事を起こそうとしている。

政治を守るために関係のない人が犠牲になる。

そして十兵衛は島原へ向かう。




いやぁ、なんだかこれもタイムリーな話だねぇ。
ある宗教の信者だからという理由で断罪される。

救いを求めて宗教を信じた。
自分は誰も危害を加えるつもりではないのに。
自分と同じ宗教の人が犯罪を犯したという理由でひとくくりにされてしまう。
もっと腹を割って話す事ができれば楽に生きれるのではないかと思うんだけどねぇ。
時代が変わって、情報が発達した社会であっても
こういう根本は変わらないのでしょうね。

だからと言って、それを諦める事はできないですね。

もがいてあがいて。
それが駄目でももがいて。

どんな現実があろうとも諦めたらいかんという事なんでしょうかね。
十兵衛の姿がそう物語っている感じがします。

さて、このドラマも残すところ、後2話。
今度は円城寺も刀を持つようで、京仕込みの剣術になるんでしょうかねぇ。
楽しみな限りです。

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