マチベン 第3話


いやぁ。ホンマ面白いわぁ。
録画してチェックとかせんとあかんわぁ。
特にゲスト出演者とかはチェックが必要ですねぇ。

さて、とりあえず粗筋を。



いつものように刑務所にいる無期懲役囚・深川保に会いに向かった天地涼子。
彼は会ってくれた。
「最後の逢瀬」そう語る深川。
とっくに裁判は終わった。
刑は確定した。
自分は罪を償うだけだ。

「あなたは本当に罪を犯したのですか?」問い掛ける天地に深川は笑う。

「おかしな事を言う。罪に問うたのは無期懲役にしたのは検事さん、あなたです。」

彼女は凍りついた。

彼女は検事を辞めて弁護士になった。
彼女は模索していた。

「本当の事を話してほしい!」
「何ができる!あんたたちに!!」

言い返せない。彼女にまだその答えはないからだ。

彼女との会話を打ち切り去っていく深川の背中に彼女は叫んだ。

「まだ何も終わっていません!」
深川保の事件の真実 ――― それ以上に自分自身のために。
彼女はそこからまだ抜け出せないでいる。





世間では世紀の裁判が行われていた。
保険金殺人の上、共謀した愛人を殺害した犯人・愛川サチの判決が示された。

一審での供述内容は
被告・愛川サチは有名美容店で美容師を務め、店のオーナーである鶴田祐輔と愛人関
係にあった。
そして彼女は店長にまでなっていった。
しかし、店の業績が不振となり、鶴田は被告と共謀して店の従業員を殺害して
保険金を得る計画を立て、実行した。
しかし、保険会社の調査により、真相が明るみになりそうになった。
それにより鶴田は自首する事を考えていた。
愛川サチは鶴田のクチを封じるために彼の不意をついて刺し殺したというものだっ
た。


判決を述べる前に理由が述べられる ――― 死刑だ。

そのニュースを見守るえびす堂法律事務所の面々。



事務所に戻った天地は愛川サチを担当した弁護士に会いに向かった。
彼女の弁護をするために。



愛川サチに会う天地と神原。
噂通り、愛川サチはなかなかの食わせ者だ。

愛川は天地に尋ねた。
「なんで私の弁護をするの?」

「3つの理由があります。」彼女はそう言って答えた。
1.世の中でこれほど有名な事件を担当する事で名を売りたい。
2.何故、弁護士を3人も変えたのか知りたい。
3.言いたくない

3つ目の理由に共感した彼女は
「人間、言いたくない事があって当然」と言い放ち、天地に依頼をした。

絵を取り戻してほしいと。

以前、自分が殺害した愛人のオーナーが私にくれた絵が店に飾ってある。
それを取り戻してほしいというものだった。

何故、あなたは彼を殺したの?

それは
彼と口論になり、もみあっているうちに刺してしまったから。

眉をひそめる天地と神原。
彼女の今の証言は一審の供述と明らかに違う。
今の証言であれば、正当防衛も考えられる。
「控訴するべきだ。」そう語る二人の弁護士に
サチはその意見を拒んだ。



そのまま事務所に戻った二人。

二人の仕事は絵を取り戻す。それだけ。
そんな事をするためだけに彼女に会いに行ったのか。
そう問い詰める事務所の面々に対して彼女はその依頼を果たすために行動を起こす。

死刑を望んでいる彼女が何故、絵を取り戻して欲しいと考えるのだろうか。
彼女の理由はそこにあった。


今の店は前任の店長・愛川サチから鶴田聡美になっていた。
鶴田聡美 ― 愛川サチが殺害した鶴田祐輔の妻だ。

彼女は絵の受け渡しを拒否した。


その報告をした二人は控訴期限までに絵を取り戻せれば
控訴を考えてもいいという愛川サチの言葉を引き出した。

それから二人の弁護士は絵画を購入した画廊に向かい、
そこの店主の証言テープをもって絵を取り戻した。

彼女が絵を渡さなかった理由
それは自分は主人を彼女に奪われ、
その上、絵まで奪われるという屈辱を味わいたくなかったからだ。
彼女は自分が主人に愛されていないと感じる事が嫌だったからだ。
腹いせに彼女は絵画の表面のガラスを割っていった。



絵を取り戻し、事務所に持ち帰った。
絵が入ったままガラスを割ってしまってはもう絵の価値はない。
それでも絵を飾ろうとした時、そこから一通の封筒が落ちた。

それは遺書だった。

愛川サチに殺された鶴田祐輔の遺書だった。
殺された被害者の遺書が何故あるのだろうか?


二人は愛川サチに会いに行った。
無事絵を取り戻した事を報告する。
自分が死ぬまで預かって欲しい。
彼女は自分が死んだら、棺桶に入れて一緒に燃やして欲しいとお願いする。
「これも一緒にですか」そう言って天地は鶴田の遺書を取り出した。

彼女は遺書の内容を淡々と読み上げていく。

聡美へ
勝手な事をして勝手に死んでいく事を許してくれ。
俺は取り返しのつかない事をしてしまった。
保険会社は事故ではないことに気付いている。
もうすぐ警察の捜査の手も迫るだろう。
そうなればおまえと子供達も巻き込まれる。
俺が死んでわびる以外におまえ達を守る方法はない。
愛川も一緒に連れて逝く。
でも、俺は
―――」
「やめて。そっから先を言ったら舌を噛むわよ」

あなたが殺したはずなのに何故遺書がある。
鶴田はあなたと心中するつもりだった。
なんらかの理由で愛川サチだけが生き残った。

この遺書に書かれている事を読まれたくなかった。違いますか。

取り乱すサチ。
「私は死刑でいいの。私はあの人を殺したの。美容師の命である鋏で。
生きていたくないの。」

「裁判を自殺に利用するんですか!」

「裁判官が死刑判決を出すとき、どれだけ悩むか知ってます?
検察も弁護士も被害者も遺族もどれだけ苦しむか考えた事ある?」

そうして天地は控訴すると伝えた。
そして自分はあなたに信頼されているとも。

その言葉に呆れた顔をするサチ。
彼女は控訴を了承した。
そしてこう付け加えた。
「私があなたを信頼するかどうか法廷で、みんなの前で確かめればいいわ。」


そして天地は控訴請求を自分の手で裁判所へ届けた。
自分への免罪符かのように。


愛川サチの控訴審が始まった。
天地は鶴田殺害に関しては無罪を主張した。
その主張を実証するために被告人質問を求めた。

本当の事。

愛川サチが鶴田を殺したのは事実ではない。
鶴田は愛川サチと心中するつもりだった。
しかし、何らかの形で愛川だけが生き残った。
そう推論を述べる天地。

その証拠に鶴田の遺書を取り上げた。

しかし、その遺書は証拠申請していない。
天地はこの遺書をあえて証拠申請しない。

この遺書を証拠申請しないという事を被告人に知ってもらう事で
自身への信頼を得るための行動だった。

もう一度被告人に質問する。
「あなたが鶴田祐輔さんを殺害したのは事実ですか?
あなたが事実を話してくれたら私はそれを立証するために全力を尽くします。
決して裏切りません。


「私は・・・あの人は・・・死んでくれって言いました。」

そして彼女は彼の遺書を証拠として提出する事を認めた。

― あの日
鶴田は私を殺そうと首を絞めた。
彼女は逃げ回った。
死ぬのは卑怯だから一緒に自首しようと懇願した。
しかし、彼は彼女の首を絞めた。
彼女は思わず彼を刺してしまった。
慌てふためく中、彼の背広から一通の封筒を見つけた。

遺書だ。

聡美へ
勝手な事をして勝手に死んでいく事を許してくれ。
愛川も一緒に連れて逝く。
でも俺は本気で彼女を愛していたわけではない。

なのに愚かにも俺は彼女に手伝わせて更に大きな間違いを犯してしまった。
謝っても謝り切れる事ではないが、無理にでも愛川を連れていくことによって
せめて君と子供達を守りたい。これだけは信じてくれ。
僕が本当に愛したのは聡美、おまえと子供達だ。


私はあの人に愛されていなかった。

裏切られた。


そして彼女は自分が彼に愛されていると信じていた頃の思い出の中に彼の遺書を隠し
た。


誰にも知られたくなかった。
裏切られた女として生きる事が耐えられなかった。

愛川サチは泣き崩れた。




その後、裁判は正当防衛が認められ、彼女は懲役20年となった。


天地は愛川サチと面会した。
保険金殺人については上告すれば要求不当を訴える事もできると告げた。

彼女はその要求を拒否した。

あの人の分も一緒に償いたい。

それは今でも彼を愛しているから。

本当は生きていかないといけない。
どんなに苦しくても。どんなにつらくても。
生きて。生きて。
自分のできる事をやっていくしかない。

その言葉が天地に染みる。


「20年後、刑務所を出所したらまた美容師をやって下さい。
私、髪切りに行きますから。」

サチは天地に深々と頭を下げた。




天地は深川に手紙を送った。

弁護士に何ができる。
何もできないのかもしれない。
でも、見て見ぬ振りをして生きていく事ができない。



天地は深川に会いに行った。

彼は彼女と会う事を拒否した。
その代わりに一通の封筒を彼女に渡した。

そこには二人の男女が映った1枚の写真が入っていた。

そして神原は松尾から天地涼子の過去を知る事になる────。





なんとも愛川サチにしても鶴田聡美にしても切ない話でしたね。
今回、テーマを挙げるとすれば「裏切り」という事でしょうかね。

妻は夫に愛人がいた。その事に対して夫に裏切られた。
自分は愛されていなかったと。

しかし、本当は愛人であるサチが愛されていなかったのだと。
だから彼女はあの絵にすがったのでしょう。

愛されたと信じていた証だったのですからね。


その中で、被告と弁護士が改めて気付いた事が

どんなに苦しくても。どんなにつらくても。
生きて。生きて。
自分のできる事をやっていくしかない。


これに尽きるという事ですね。


しかし、今回も後藤田さんが良かったなぁ。
自分のツボはふたつ。

ひとつは事務所に苦情の電話がバンバンかかってきた時。
「自分は苦手なんですよねぇ」と言いながら
電話に出て冷静に対処してるかと思いきや
相手が名前を名乗らないとみるや
「意見を言うなら名前を名乗れ(#゜Д゜)!」
と即電話を切って、その後は電話線を引っこ抜くんですからね。
どーせロクな依頼もないんだからと言ってね。
呆気にとられる浦島と村山の顔が笑えるわぁ。
でも、まぁこれって掲示板の書き込みにも通じる事なんだろうなぁと
思ったりしますね。


もうひとつは絵画やね。
ウィリアム・ヘレスですねぇと作者と彼の作品に対する評価を語った際、
絵に興味があるんですかぁという問いかけに

後藤田「私は福沢諭吉の肖像画にしか目がない」

ですからね。(笑)
個人的にこの台詞は気にいってます。(苦笑)



それにしても今回のゲストは多かったですねぇ。
一審での弁護士に板谷由夏さん、その裁判官に須永慶さん。
控訴審の相手側の弁護士に飯田基祐さん、その裁判官に姿晴香さん。
で画廊のオーナーに蛭子能収さんに
写真のみながら、二人の男女は森下愛子さんに池田政典さん。

なんかまた次回も楽しみになってきましたね。
来週のゲストは原田夏希さんに岸部一徳さん。

沢田研二さんと岸部一徳さんの共演って今まであったんでしょうかね。
とっても興味津々です。( ^▽^)

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この記事へのコメント

2006年04月23日 13:46
ぐすん。。。

録画しそびれた。
木曜日から、怒涛のドラマ数なのでバタバタしてて忘れた。
あっ、サラリーマンNEOもブス恋のレビューにばかり気を取られて
忘れてるし。ちょっと落ち着いて来週は見たいと思います。
ikasama4
2006年04月23日 16:10
アンナ様
それは残念ですね。
ホンマ木曜と金曜が忙しくて大変です。(汗)
次週は沢田さんと岸部さんの共演ですから特に見逃せませんよ。
2006年04月23日 17:16
お邪魔します!
「マチベン」見てる方が、やっといました(苦笑)
TBさせてさせていただきました。

今回は、二人の女優さんの演技に
見入ってました。
CMがないと、緊張感も持続しますね!
今後もよろしくお願いします。
ikasama4
2006年04月24日 00:30
ルル様
はじめまして。
「マチベン」は「ギャルサー」とかぶるので
なかなか見てる方が少ないので
私としても嬉しい限りです。
>CMがないと、緊張感も持続しますね!
これがNHKのドラマの魅力なんでしょうね。(笑)
>今後もよろしくお願いします。
こちらこそよろしくお願いします。
2006年04月25日 11:29
あの遺書はつらいなぁ、とサチの立場になりそうになりましたが、
愛人を殺してしまったのは正当防衛でも、保険金殺人は立派な犯罪ですもんね。
でも、やっぱり同情してしまうな。あの遺書には・・・。

>ウィリアム・ヘレス
有名な画家なんですか?あの絵も実際にあるもの?
美術さんが必死こいて描いたんではなく?
ドラマの中に出てくる絵画って、どっちなんだろう?と思ったりします。
もちろん、複製画だとは思いますけど。
ikasama4
2006年04月25日 12:55
にな様
あの遺書はねぇ・・・あれを読んだら
サチがああいう態度をとる理由もわからなくはないですね。

>>ウィリアム・ヘレス
>有名な画家なんですか?あの絵も実際にあるもの?
私も知らないんです。(;・∀・)
聞いた事がないし、調べてみたんですが、該当するような名前も
ないし。NHKの創作かなぁ。わからんなぁ。

>もちろん、複製画だとは思いますけど。
me too.
2006年04月25日 20:32
このドラマって、いい意味で予想を裏切る展開になる事が多いので、
もしかしたら何も語らないままサチは死刑になるのでは
ないかとハラハラしました!
いやだ~、偶然にも後藤田さんと趣味が一緒だわ~♪
あたしも福沢諭吉の肖像画は大好き~(笑)。
なかなか手に入らないけど・・・涙

ikasama4
2006年04月26日 12:46
まこ様
先の読めない展開がホント面白いドラマです。
時折出演者に「新選組!」メンバーがいるので
それを探すのも面白いとこです。
>あたしも福沢諭吉の肖像画は大好き~(笑)。
私は野口さんを愛用してます。(笑)

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