氷壁 最終話

今回はまず、樋口弁護士の一言になるほどね、と共感。
「真実は1つではない。原告と被告、どちらにも真実がある。」

うぅん、深いなぁ。
さて、裁判後、家を出ていった美那子。
ケータイやカードだけでも渡そうとする夫にそれも拒否する美那子。

奥寺「美那子さぁ~ん(;´д`)ノ」

そして奥寺の部屋。
美那子「ごめんなさい。裁判であんな事言って、迷惑かけたんじゃないかと思って」

いえいえ、あなたのおかげで裁判が有利になったんで。(苦笑)
迷惑かけたのは八代本社だと思いますよぉ。

二人は暮らし始めた。
結果、
美那子は自分の生き甲斐だったネイルサロンを捨てた。
そして奥寺は山を捨てた。


愛する人と暮らしていく。これでいい、そう思った。
そんな矢先、北沢の母から電話がかかる。

北沢の遺体が見つかった。

K2で北沢の遺体を見つけた。(山本さん、御苦労様です。<(_ _)> )

カラビナは壊れていなかった。

そして、北沢の遺体から奥寺が登坂日記を見つける。

自分は間違っていた。
北沢はK2にこの身を捧げた。

愛する美那子さんのために死にたくない。生きて帰れたら山を捨てるつもりだった。

でも、もし自分のせいで目の前の奥寺を道連れにしたくない。

北沢から託された命。
捨てたはずの山への思いが噴き上がる。

八代に謝罪をし、無事北沢家に納骨をすませた。
美那子の兄は今でも何事もなくカラビナを造っている。
智之は会社を辞め、一から始める決意をした。

世間は全てこれで終わったと思っていた。

ただ一人、奥寺はまだ終っていなかった。

北沢から託された命。北沢から託されたザイル。
北沢の幻像に苛まれ苦しむ奥寺。

山に登りたい。
しかし、自分は美那子さんを愛してしまった。山は怖い。死ぬのが怖い。
登山家が人を真剣に愛したら山と別れるしかない。

現実と夢。葛藤する二人。

二人が互いに好きだったのは、
自分の生き甲斐を追っかけていた姿、輝いていた姿。
一緒にいたい。
でも、それはあなたの生き甲斐を奪い、あなたの輝きも奪ってしまう。

どうしようもない矛盾。

そして二人は別れを選んだ。

美那子は元の生活に戻った。
玄関は空いていた。
正面を見据えたまま、「おかえり」と言葉をかけ、普段通りの言葉をかける夫・八代。
何も聞かない。それでいい。それがいい。

1年後、奥寺はK2を登っている。
北沢への想いを胸に。

氷壁を登っている。

結果は分からない。でもおそらく彼は無事登り切った。絶対に。
だからこそ「山男の伝説」なんでしょうねぇ。

さて、このドラマには特に明確な答えはないと思います。
もし、あるとすれば、それは生き方というものではないでしょうかね。

夢を追って生きる。それも人生。
愛のために生きる。それも人生。

ただ、それらを両立して生きるというのはとっても難しい。
何かしら犠牲を払わなければならない。

正直、これは難しい問題だよなぁ。

極論をいやあ夢を追いかけるなら、孤独に生きなければならないみたいにとれなくもないからね。
もちろん、これが全てって訳ではないんだがな。

自分の信念と自分が関わる様々な人間がもつ思惑。それに入る妥協。
その中で必ず生じる矛盾。

そこに対するバランスの保ち方こそ自分らしい生き方っていうのかなぁ。

奥寺の考え、美那子の考え、八代の考え、そして北沢の母の考え。
どの考えにも納得できる面があり、同様に受け入れがたい面もある。

このドラマの制作サイドが語っていた言葉「ここに出ている登場人物は悪人ではない。」というのが納得できますね。

ここに共感できる人物がいた時、それは自分が目指している、もしくは自分が選んでいる生き方なのかもしれませんね。
わしなんか妥協ばかりだから、奥寺が羨ましい。

まぁ、いつか奥寺みたいに一度は生きてみたい。なぁんてな。(笑)

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この記事へのコメント

2006年02月28日 15:11
1話2話で気持ちが盛り上がり過ぎて、
それ以降は何だかフェイドアウトしちゃいました^^;
ただの恋愛ドラマに成り下がっちゃったような・・・
その割には奥寺&美那子を応援する気になれなかったし。
それとは逆に、後半以降は八代社長への評価が
うなぎのぼりになりました(笑)。
石坂浩二氏に対しては、ちょっと苦手意識があったのに
今回の役で克服!←我ながら単純やなぁ~と(笑)
ikasama4
2006年02月28日 23:57
まこ様
ちょっと主旨が変わったのかな?と思ったりもしましたが、全体からみれば、人の生き方を問う感じのドラマでした。
奥寺の生き方もアリといえばアリだし、美那子もアリと言えば・・・アリかな。
でも八代社長はよかったな。
美那子が帰ってくるまで玄関は開けっ放し。
で、何も聞かない。
奥寺と比べるとどうしても、人間の大きさを感じますね。

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