氷壁 第2話

あの山のシーンは凄いの一言に尽きる。
K2を登頂する事で果たせるもの。
北沢は8000m級の山の完全制覇であり、美那子であり、登山というスポーツの社会的確立。
そして奥寺は美那子との約束であり、生きているという実感。
頂上を目前にして二人の前に立ちはだかったのは垂直の氷壁。

そこで雪崩が発生し、北沢が転落する。
5年前と同じ状況。

奥寺は北沢を助けた。
美那子との約束を守るため。

そして北沢の怪我の状況に奥寺は決断する。

K2の登頂を諦める。
そして北沢を助けるためにこの氷壁を登っていく。
そうして奥寺は一人で氷壁を登り切った。

そこで彼が見たのはK2の頂上だった。
一瞬躊躇する奥寺。
それから奥寺はロープを張り、北沢の元へ駆けつける。
北沢が生きる希望を取り戻し、二人で氷壁を登っていく。

その時、突然、北沢が落ちた。

北沢を探しに行く奥寺。

それから十数時間。

奥寺は一人生還した。

そして記者会見の席で、北沢の操作ミスで亡くなったと告げる八代に対して奥寺は反論する。
「カラビナが原因である」と。
その発言は北沢を守るためのものであった。
しかし、その発言により彼はスポンサーと戦う事になる。

多分、あの時の奥寺の発言は保身から出た八代側の勝手な判断での発言から
北沢の名誉を守るためからでたんだろうね。
ただ、その発言によりスポンサーであるヤシロ社のみならず美那子、そして美那子の兄をも
大きな渦に巻き込んでいく戦いになっていってしまうんやろうねぇ。

そういやあ山での夜を過ごす時、二人が言っていた言葉。

命をかけて山に登る。
生きている実感を得たいから。

わからなくないね、その気持ち。
山に登るっていうのは分からないっていう人でも別のプロセスならどうだろうね。
例えば仕事をする。
そして仕事をする事でお客様に喜んでもらえる。
お客様に喜んでもらえる事で生きている事を実感する。

要はその生きている実感を得る過程の違い。

仕事によりお客様に喜んでもらえる事で生きている実感を得る方の場合、
生きている事への実感を得るのが「お客様に喜んでもらえる事」
その実感を得るために行うのが「仕事をする事」

北沢もそうなんだが、奥寺の場合は
生きている事への実感を得るのが「まだ登った事のない山の頂上に到達する事」
その実感を得るために行うのが「山へ登る事」

ちなみに自分の場合は
生きている実感への実感を得るのは「人に喜んでもらえる事」
その実感を得るために行うのが「絵を描く事」

こういう事が幸せってのかもしれん。
だから簡単に生きる事は諦めたらあかんのやろうな。

さて、話は脱線したので元に戻してと。

みんなそれぞれが生きる目的を目指して戦っている。
奥寺と北沢は当初で述べたけど、八代達は会社をアピールしていく事。
美那子の兄は工場を発展させて家庭を守っていく事。

そして美那子は多分既に夢を達成しとんのよね。
自分の店をもつ事。
そのために八代社長との結婚を選んだんやろね。

ただ、何かが違うって思ったんだろうね。
このまま、これでいいのかなって不安になったんだろうね。

そんな時、北沢と出会い一夜を共にした。

でも美那子は怖くなったんだろうな。
北沢と生きる道を選ぶ事で美那子が掴み取った夢を失う事が。

北沢と距離を置いたのも北沢と付き合う度に北沢に引かれてしまい
そうして自分が得たモノが落ちていってしまうからなんだろうね。

第1話で美那子が「落ちる」っていった言葉はそういう事なんかなぁと
今回の話で思ったりしてます。

回を重ねる事で台詞に色んな意味合いが感じられるってのはすっかりハマってもうてる証拠かな。
次回から舞台を山から人の思惑が蠢く世界に移動。

これからも目が離せんですな。

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この記事へのコメント

まこ
2006年01月25日 11:51
険しい雪山の景色。
そして登山の様子に凄いの一言でした!
「落ちる」・・・そっか、魔性な雰囲気の美那子の心情が
少しわかった気がしました!
2006年01月25日 17:35
まこ様
>そして登山の様子に凄いの一言でした!
ホント凄いの一言に尽きます。
>「落ちる」・・・そっか、魔性な雰囲気の美那子の心情が
>少しわかった気がしました!
あくまで自分の主観ですが、美那子の立場を考えると
そんな風に見れなくもないです。

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