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zoom RSS 真田丸 第49話 「前夜」

<<   作成日時 : 2016/12/12 00:35   >>

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信之は幸村の手紙から
弟の覚悟を読み取っていた


「源次郎を説き伏せてくる
あれは死ぬ気だ

あれは死ぬ気で敵陣に突っ込み
大御所様を討つつもりだ」


そうして信之は大坂に向かった




再び幸村の元に諜略の使者がきた
真田信尹であるが
そこにもう一人思わぬ人物がいた事に幸村は驚いた

「兄上」

「今のうちに下るのも悪い事ではない
兄が終生望んでいた信濃の国主になれるのだぞ」

幸村は笑って断った

兄は死んではならぬと弟に訴えた

「捕まれと申しますか」

「さすればわしが絶対に救ってやる」

「そして14年・・・」

「決して死なせはせん
それはわしの使命だからじゃ」

「またいつか酒を酌み交わそうと

父上はもうおられぬが
わしはまだその約束を果たすつもりでいる
それを言いにきた」

「では今ここで酒を
兄上と酒を酌み交わしとうござりまする」

信之はそれを拒んだ

「これは今生の別れではない
ごめん」

去り際に信尹が幸村の頬を優しく叩いた

「好きなように生きよ」



同じ頃
家康は上杉景勝と酒を酌み交わした

「我らだけ生き残ったな
今のわしがあるのは太閤殿下のおかげじゃ
しかしわしは豊臣を滅ぼす
豊臣があっては徳川のためにならぬのじゃ
そのための戦じゃ」

「何故某にお話になる?」

「おぬしにはわかってもらいたいのじゃ」

「お心内にやましい事があるのでは?
この戦に大義がないとわかっているのでは?

先の戦で真田源次郎を見ました
あの男
わしがそうありたいと思っていた人生を
生きておる」

真田の名を聞いて
家康は苦々しげに酒を飲んだ




幸村らは城を出て戦う事を決意した

そのために主戦場となるのは大坂城の南側

其の際に
徳川軍の進路としては
道明寺を通るルートと若江・八尾を通るルートの二通りが考えられた

幸村が本隊が通るとすれば
山岳地帯となる若江・八尾を避けたルートになると読んだ



だが、この動きは既に徳川方に把握されていた


豊臣方の布陣に本多佐渡が意見を述べた

「後藤又兵衛が気になりますな
今のうちに潰してしまいましょう」

「いかがする?」

「調略」

そして徳川の使者が後藤又兵衛の調略を行った

後藤又兵衛は笑って追い返した


本多佐渡としては
徳川の使者に後藤又兵衛が会った事実さえあれば
それだけでよかった


「徳川の使者に会うた事
調略に乗った事を豊臣方に流せ

大将が焦れば陣は乱れる
これにて又兵衛の命運は尽き申した」


本多佐渡の謀略に
本多正純と徳川秀忠は背筋が凍る思いがした



豊臣方は裏をかかれ
徳川本隊は若江・八尾ルートで

道明寺には伊達軍が進行した


本隊を抑える程の兵力は若江・八尾方面にはなく
長曽我部盛親はそのまま姿を消し
木村重成は討ち死にした


そして道明寺では本多佐渡の謀略で
後藤又兵衛は功を焦り
5時間にもわたる合戦の末
討ち死にした


相次ぐ敗戦に
幸村らはまだ豊臣方に内通者がいると感じていた


我らの話を聞いている
そんな者の目星が幸村の中でふと浮かんだ―――――


この徳川軍の進行を受けて
幸村は家族を安全な場所に逃がす決断をした

既に伊達政宗に使者を送り
幸村の家族を庇護してもらう確約を得ていた


夫の言葉に春は従った

「私は大谷刑部の娘にござります
ご武運を」


夫の覚悟を妻は分かっていた


そして幸村はきりを呼んだ

「私は明日家康に決戦を挑む事にした
いざとなったら千姫様をお連れして
秀忠の陣に行け

姫様をお送りしたその後は沼田にでも帰るがよかろう」

「・・・いいえ
ここに戻ってきます
そうなった御上様とご一緒しますよ
最後まで

源次郎様がいない世にいてもつまらないから」

そう笑うきりを幸村は抱き寄せた


「ちょっと何するんですか?」

幸村は強くきりを抱きしめた

「遅い」

「すまぬ」

「せめて10年前に
あの頃が私一番奇麗だったんですから」

幸村がきりの唇を塞いだ

そして幸村の顔を見て
きりは幸村の胸に顔をうずめた

それはきりが望んでいた事だった―――――






嫁のいぬ間になんとやら、というやつかもしれませんが
最後に願いが叶ってよかったねって感じですかね


次々に仲間が死んでいく

だがそれを悲しむ余裕が幸村にはない

家康を討つ

この一点に突き進むのみ

そういう思いを強くしているのでしょうね


かつて氏政を説得した
家康・上杉・真田

そして秀吉


時は流れ
生き残ったのは家康と上杉

だからこそ昔を懐かしむところがあったのでしょうし
あの場では無礼講で話す事ができたというところでしょうか


後、気になったのは幸村の殺陣

十文字槍は敵の足を払って敵を転倒させ
そこを槍で突く

この辺も結構考えられておりますね


それにしても
第一話で髭姿の堺雅人さんは似合わないと思ってたのですが
今や髭ありの方がすっかり馴染んでる感じがします

それもこれも物語の積み重ねがなせる業ですね


ちなみに大坂の陣では片倉景綱は病床で
代わりに息子の片倉重長が出陣していたかと思いましたが

そのあたりは物語仕様で変更という事ですかね


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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
ikasama4様、こんばんは。

きりをこよなく愛するものといたしましては
事実上の最終回。
最終回には登場しないと読んでいたのですが
意外なことに登場しましたな。
まあ・・・千で「命」が助かれば
義理とかはどうでもいいニュアンスを表現したかったのかもしれません。
きりのイラストが三段階あったことが
何よりも幸いでございました〜。
ありがとうございまする。
キッド
2016/12/18 21:43

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