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zoom RSS 真田丸 第35話 「犬伏」

<<   作成日時 : 2016/09/05 00:05   >>

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上杉討伐に乗り出した徳川家康

京にいる真田昌幸は
上杉より密命を受けた真田は上杉につく事とした

信繁・信幸もこれに従った


本多忠勝より書状が届いたと言う
内府様は真田の事をまだ心底信じてはおらぬ様子
何か動きがあれば知らせよと書いてあった

だが稲は真田信幸の妻として
この事は報せぬと言う

その言葉に昌幸は深く感動した


そうして真田昌幸は信幸・信繁と共には早々に国許に帰って
戦準備を進めた



その間
石田三成は反徳川の挙兵を画策していた

三成は大谷吉継の下を訪ねた

「上杉討伐は明らかに徳川の言いがかり
このままでは豊臣の世は終わります

お命
私にあずけてはくれまいか」


大谷吉継は屋敷に泊まるように三成に勧めた


そして吉継は三成を部屋に呼んだ


「勝てるかどうかわからぬと申したな
そのような漢に命を預ける訳にはいかぬ
共に死ぬ事はまっぴらごめん

そのような弱気な言葉
二度と口にするな!

兵をあげるからには必ず勝つ
その気概がなくてどうする!」


吉継の言葉に三成は涙を流して吉継を見つめていた


「まずは秀頼公の名の下に徳川家康を老衆から外す
さすれば上杉討伐は徳川が起こした勝手な戦となる

次にこれまで如何に徳川家康が太閤殿下の御遺志に背いてきたか
弾劾状に記して全国各地の諸侯に送りつける

治部殿
泣いてる暇はござらん!」


こうして反徳川の挙兵計画が着々と進んでいく

その計画のひとつとして
大坂の屋敷にいる大名達の妻子を大坂城に送って人質としていた

だが7月16日
事件は起きた


「人質になるくらいなら屋敷に火を放ち自害せよ」

夫である細川忠興からそう言付かっていた細川ガラシャは
家臣の手によって死んだ



この一件が知られれば
このままでは人心が離れ
敵側につく大名が増える



焦りを感じた吉継は
出来る限りの手を打つ事にした


「わしは戦場で存分に働く事はできぬ
だから采配は御主に任せる
わしは文で徳川内府と戦う
立場をはっきりさせていない大名達に対してこちら側に付かせる

そのための書状をこれから書く

天下の行く末を決める大事な書状
魂を込めて私が考える
魂を込めて私が書く」

だが大谷吉継は目も手も不自由であったため

大谷吉継の言葉を石田三成が代筆した


徳川内府の政は亡き太閤殿下の掟に背きその専横目に余る

遂に豊臣秀頼公は『内府を打ち取るべし』と老衆奉行衆にしかと命じられた

ついては天下の安寧を守るために貴殿のご同心・ご加勢を願いたく候

見事徳川内府を討ち果たした暁には秀頼公の名の下に望み次第の知行を訳するものなり






7月19日
徳川秀忠は3万の軍を率いて会津に進行


同じ頃
石田三成ら反徳川派が大坂にて挙兵


7月21日
徳川家康が3万の軍を率いて江戸を発った

同じ頃
戦が始まれば徳川を攻撃するための機会を狙い
真田は犬伏にいた


そこに佐助から
石田三成の挙兵の報せを知った


「今頃伏見城攻めが始まっている・・・

早すぎるわ!」


「徳川と上杉の戦が始まれば
真田は徳川を横合いから攻めて
家康の首を取る

その後で石田様が挙兵すれば
難なく江戸まで攻める事ができた


だが上杉攻めが始まらない間に
石田様が挙兵してしまった

ここから徳川がどうでるか
どちらにしても大戦になる

その時
父上はどうでるか・・・」




昌幸は信幸・信繁の二人を呼んだ

3人だけの話し合いである


昌幸の見立てでは
この戦は長引くと見ていた

「上田城に篭もる
徳川にも豊臣にも付かぬ

守りを固める
攻めてきたのが敵じゃ

世は再び乱れる

1,2年も続けば兵も疲れる
其の隙をついてわしは一気に甲斐・信濃をとる」


これに信繁が反論した

「いまや
合戦の成り立ちが大きく変わりました

敵味方が巨大な力にまとまり戦えば

この戦
案外早く決着がつくやもしれませぬ

長くても幾月かと

徳川と豊臣
勝った方が次なる覇者となります

どちらにも付かぬという事はどちらも敵に回す事になります

こうなったからには徳川か豊臣
どちらかに賭けて生き残るしかありませぬ」


信繁は豊臣に利があると考えた
信幸は徳川内府が長い時間をかけて
豊臣恩顧の大名をとりこんできた事を知っている


どちらにつくべきか意見はまとまらなかった


「私は決めました
私は決めました
父上
私は決めた!」

「源三郎・・・」

「源次郎
お前と父上は豊臣につけ

俺は徳川に残る

それが最善の道だ
いずれが勝っても真田は残る」

「しかし敵味方に分かれるというのでは・・・」

「そうではない
源次郎

我らは決して敵味方に分かれるのではない

豊臣が勝った時は
お前はあらゆる手を使ってわしを助けよ

もし徳川が勝ったなら
わしはどんな手を使ってもお前と父上を助けてみせる

これはいつの日か
我ら3人が膝を突き合わせて語り合うための策じゃ

例え徳川と豊臣に分かれても
常に真田はひとつにござります」


「良き策じゃ」


昌幸が初めて信幸の策をほめた




「俺は最も徳川に近い
俺にしかできぬ事だ
我ら3人でもう一度徳川の大軍相手にひと暴れしたかったな」


信幸と信繁は二人で語り合った

「豊臣と徳川
どちらに転んでも戦の世は終わります
これが最後の戦になるのだな

大事なのはその先

その先は我らが真田を背負っていかなければなりませぬ

内府様が勝てば兄上が

治部様が勝てば私が」


「ばば様の言葉を思い出すな
我らはこの時のために生まれてきたのやもしれぬ
いずれまた3人で飲める日が来る事を祈ろう」

「必ず・・・兄上」

「何だ?」

信繁はあふれんばかりの涙を必死にこらえて
兄に頭を下げた

信幸は笑ってそんな弟の肩を叩いた

「お前たちは明日ここを発て
わしはこの地で内府殿を待ち
真田安房守が離反した事を伝える

父上の事頼んだぞ」


それから
3人は多いに飲み明かした


史記に出てくる韓信という武将について信幸が話しだした

そこで背水之陣の話が出た

川を背にするという事は敵も背後に回れない
だから前の敵だけを見ればよい


戦は兵たちの心を動かすのも大事だが一番肝心なのは知恵じゃ


討ち死に覚悟のための戦と見せかけて勝つための戦を
韓信は行っていた

だから韓信と父は似ていると信幸は思ったと言う

関心する信繁であったが
突然昌幸が切り出した

「わしに言わせれば韓信は馬鹿だな
背水之陣の誠の狙いが書かれては誰も背水之陣なぞできぬわ」

其の言葉に二人の息子は思わず笑った

父はやはり上手だと―――――





今回は見せ場充分でしたが
一番の見せ場はやはり吉継と信幸でしょうね


乾坤一擲の戦を仕掛ける三成に対して
勝つ戦をするためにもっと策を講じよと熱く語る吉継に
涙をこらえる事のできない三成


そして
信幸が各自の状況を踏まえたうえでの
互いに生き残るための策に
感服する父と

兄に対して申し訳ないと思う弟の涙


その策には悲壮感はなく
未来の為に生き残ろうという希望を感じさせる策というのがよいですね




今回やったくじについて

赤が豊臣
黒が徳川でしたが
両方赤でしたね

まぁ豊臣も好きではないが
徳川はもっと好きではないといったとこでしょうか


どちらにしても自分よりかは
息子達の方が今の時代をよく見ていると判断して
息子達の策を聞き入れた昌幸もまた傑物だと思います

生き残るために
聞く耳を持つ事も大事なのでしょうね


それにつけても韓信を酒の肴にして
話し合うとは真田らしいですよね

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
ikasama4様、こんにちは。
素晴らしいタイミングの真田信幸2の描き下ろしでございましたね。
まさか・・・信幸が「策」も「足駄投げ」を横取りしていくとは・・・。
素晴らしい作劇に思わずうっとりいたしましたぞ。
そして・・・凛々しい最終的な勝者・信幸様・・・トレビアンでございますな。
佐助ときりのドタバタ喜劇展開も面白おかしく・・・。
三成と吉継の職場愛も美しく・・・。
脚本家の力量が爆発しております・・・。
キッド
2016/09/05 15:27

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