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zoom RSS 八重の桜 第19話 「慶喜の誤算」

<<   作成日時 : 2013/05/13 00:11   >>

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大政奉還
幕府が朝廷に政権を返上する

その話を聞いた幕臣達のみならず
会津の藩士達も驚いた

「政権を返上するということは徳川の世が終わるという事か?!」

「上様は土佐の妄言に誑かされておるのではないか?!」

だが容保公は
上様が天下万民のために下された英断として
軽挙妄動は慎むよう藩士らに命じた



覚馬の上役・林権助は覚馬に声をかけた

「今どこまで見えてんだ?」

「日によって見えたり見えなかったり・・・」

「のう覚馬
わしの宿所に移ってこねぇか
洋学所の住まいは広沢にあずけてこっちで寝起きしろ
その不自由な目で物騒な都の通りを行き来するのは危なっかしい
わしのそばにおれ
せめて都が落ち着くまで
歳のせいか近頃ひとり暮らしが侘しくてかなわねぇ
まことは見目よきおなごでも側に置きてぇとこだが」


「お心遣いありがとうごぜえます
んだけんじょいぐらかでも見えてるうちは洋学所は休めねぇ
この目では銃は撃てねぇ
んだけんじょ教えることならまだできる
いぐらかは会津のお役に立てます」

「んだらしかたねぇ
わしは当分わび住まいを続けっか」

二人は笑った

「時折お相手に参じます」

「焦るなよ覚馬
できる事はまだまだある
にしゃわしが見込んだ男だ」




その覚馬の下に変わった者が訪れていた

女である

その女は小田時枝と言い
大垣屋から申しつかって覚馬の身の回りの世話をするように
命じられたと言う

覚馬は大垣屋から聞いていなかったが
どうもその女が言うには

先に話したらお断りするのは明白なので
押しかけてしまえと言われたらしい


覚馬が帰るように促しても帰ろうとしない頑固さ


そして突然押しかけた浪士達を
自分の身の危険も顧みず側にあった銃を使って
しりぞけようとしたその心に

なんとなく妹を見てるような感じがしたのだろうか

覚馬は時枝に自分の身の回りの世話をさせる事にした






偽勅となったと嘆く岩倉具視であったが
西郷吉之助と大久保一蔵はこの勅のとおりに実行するという


大政奉還がせようとせまいと
薩摩のとるべき道は唯一つであった


薩摩は幕府と戦う口実が欲しかったのである

薩摩の覚悟を知って
岩倉具視も倒幕に邁進するための根回しを進める事とした

「王政復古

日本を神武創業の始めに戻す

皇国を一旦更地にして一から作り直すのや!」



朝廷より諸藩に藩主上洛の命が下る
今後の政のやり方は諸侯会議の場で決める事となった

だが大名達が集まるまで薩摩が大人しくしているとは思えぬ

特に幕府は爆発寸前
双方ぶつかれば戦となるやもしれぬ

最早是非を取り沙汰する時ではない


「国許に使いを送る

万一には家老一人を国許に残し
全藩挙げて上洛できるように備えさせよ!」


容保公の命に田中土佐は驚愕した



容保公からの命は国許にいる神保内蔵助の下に届いた

その報せをもって内蔵助は西郷頼母の役宅を訪れた



「都の様子
お聞き及びか?」

「はい
公方様が政権を返上されたと聞き及んでおります

それにつき殿より親書が参った
都で一戦ある時には藩を挙げて出陣できるよう備えよとの御下命だ」


「いや挙藩出陣などとてもとても
殿は薩摩と戦うおつもりか?」

「向こうから仕掛けてくんだ
むざむざ討たれる訳にはいかねぇべ」

「いや戦わずにすむ道もある
都に長州が戻ってくる前に全軍会津に引き揚げればいい
我が藩主・松平容保様に京都守護職を命じたのは幕府だ
その幕府が政権を返上した今
京都守護職の御役目も消えんのが道理ではねぇべか
一日もいや一刻も早く全員会津に帰ってくればいい
薩摩も長州もここまでは追ってこねぇ」

「それが正しい道やもしれん
が、都ではその正論が通らぬ」


内蔵助の言葉に頼母は愕然とした



時代は急激に流れている


会津では尚之助が進言したものの
資金難を理由に見送られた反射炉が再考されるようになった



そして薩摩が兵を率いて上洛してきた


まもなく朝廷より参内して
朝議に出席するよう慶喜と容保の下に命が届いた


だが慶喜は御所に出向いては
薩摩の者に捕らわれるやもしれぬとして

容保に御所に参内せぬよう命じて共に朝議を欠席した



その朝議は深夜にまでおよび長州藩主らの復権が決まった

更に蛤御門の守備兵は
門を明け渡すように命じられた

その命を実行したすぐあとに
薩摩が御所の守備を行った

かつて会津が長州を追っ払った時とそっくりだった


閉ざされた門の内では長い謹慎を解かれた
岩倉具視が王政復古の宣言書を手に参内していた


それにより会議が行われる事になり
諸藩の藩主がその会議に列席される事となった


だが慶喜と容保はその席に呼ばれる事はなかった


会議による政治
とはいうもののその実態は薩摩と長州の主導による政治でしかなかった

その結果
慶喜は官位一等を下げ
領地の半分の二百万石を召し上げる事が決まった


こうして徳川の治世は一日にして覆った


薩摩の暴挙に会津の藩士達は憤った

このままおめおめと引き下がっては会津の名折れ


そこに長州が御所に入ったとの報せが届いた


同時に慶喜が兵を率いて容保と共に
大坂城に向かうとの報せが届いた

会津の好戦派の面々は皆して大坂城に向かった



戦が始まろうとしていた―――――






都の人達
特に上層部はもう感情で動くみたいな

それで国許の人達のように冷静な判断ができなくなってきてる

京都守護職も幕府がなくなった今
白紙になったも同然なのに

そう考えればすぐに国許に戻れるはずなのに

そう考える余裕が全くない


その判断が誰も出来ない


大政奉還によって徳川の世がなくなった事に
皆心に怒りを抱えて浮き足立っている


だがそういう都での会津の動向は
国許では分からない

ただなんとなく一部の者達は
戦があるやもしれぬ

というか
会津の地で合戦が起きるとは思ってもいない


その辺の意識が大きく違うんですよね


もう徳川の世が終わったことで
この世がどうなっていくのか

誰にも分からない


そんな状況に薩摩や長州以外の諸藩が陥っているようですね


さて、今回は小田時枝が登場
雰囲気的に八重と似てるところがありますね


それから八重が指導していた伊東悌次郎
彼は白虎隊のメンバーでもちろん戦死します

伊東くんの場合
今登場するにしても後からがつらいなぁ; ̄∇ ̄ゞ


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【八重の桜】第19回 「慶喜の誤算」感想
1867年、慶喜(小泉孝太郎)は、徳川家の存亡を懸けた大政奉還を決断。 知らせは会津の八重(綾瀬はるか)たちにも伝わり、尚之助(長谷川博己)は軍備増強策に乗り出す。 都では、息を吹き返した討幕派の... ...続きを見る
ドラマ@見取り八段・実0段
2013/05/13 12:33

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
ikasama4様、おはようございます。
ついにその時がやってまいりましたなあ。
結局、四ヶ月半かけて・・・
主人公が危機がそこまでせまっているのに
なす術もなく日々を過ごしていたという話なのですな。
明日、日中が開戦しても
やはり人々は「ええっ」と思うが如しですな。
都の方ではいろいろあれだけど
何があろうと日々の暮らしに変わりなし・・・。
まあ、庶民はそう思わないとやっていけないわけですが
これから起こる百年の騒動を
八重の母にだけは教えてあげたい・・・
そんな気分の大政奉還の日でございます。
林権助間に合った・・・。
よっちゃんキターッ!
しかし、あくまでマイペースでお願いします。
キッド
2013/05/13 05:36
これまで本ドラマでは京都サイドでは幕末の激動する政治情勢が描かれていたのに対して、会津サイドはほのぼのした描写を担っていた感がありましたが、それももうキツくなってきたような印象が今回のストーリーからは感じられました。前回の八重と尚之助の周辺諸国巡りもそうでしたが、今回の西郷頼母と神保内蔵助の会話の中にあった「幕府が政権を炎上した今、京都守護職の役目も終わったも同然。だから一刻も早く引き上げれば流石の薩摩や長州もここまで追っては来ない」という内容といえ起きてもらいたくないというか外れるべき事が出てくるという事はもう会津にも不吉な予兆が迫っている事を表しているようにも見受けられました。
本ドラマでの扱いは後ろ姿及び名前だけの登場となっていた龍馬が今回で退場という事になりましたが、龍馬暗殺が来ると幕末も大詰めの感がありますが、このドラマ的には折り返し地点がもうそろそろという所なのでしょうね。しかし会津にとってはその折り返し地点というのが一番のどん底という事になるので、中盤の展開は今からもキツイものの連続になりそうです。大抵の作品であれば上へ上へと登っていくプロセスでの戦いやら政治的な駆け引きをはじめとする様々なイベントを経験する所ですが、そういったイベントが下へ下へと落ちていくプロセスというのは今までに無いように思えてなりません。
MoTo
2013/05/19 18:15
続きです。

思えば会津藩にとっての運命の曲がり角というのは孝明天皇崩御の時のように思われます。あの時に容保公が意を決して会津に撤退していれば慶喜の思惑に振り回される事も無く、その後の運命の暗転に巻き込まれる事も無かったのではないかと感じられます。
もう今日の放送となりますが、鳥羽・伏見の戦いが起こりついに戊辰戦争勃発となると会津藩はおろか山本家は無論の事視聴者にとっても辛い事この上ない展開のオンパレードになりそうです。現在登場しているキャラクターのうちどれだけがこの激動を生き延びられるのかといった事もそうですが、今からもこの人1年後にはもう・・・・という人もいますのでいつぞやのトンデモドラマとは異なる意味で辛くなりそうです。
MoTo
2013/05/19 18:17
キッド様
こんばんはです

この作品は
物語の半分を会津戦争に賭けるようですな

何故会津はこんな戦争になったのか
そこで八重をはじめ会津の人々はどう向き合い
どう生きていったのか

その点を主眼にしているようですな

こういう作品を見ると
ついつい未来を教えて
悲劇を回避してほしい

そう思えてきますが
こうした人々の被害の上に自分たちの今があるというのも
それもまた時代なのでしょうね

今回の似顔絵は物語の面白さもありますが
登場人物が多彩なので結構ハードかもしれません; ̄∇ ̄ゞ
ikasama4
2013/06/12 21:28
MoTo様
これまで京都の緊迫した状況と無縁だった会津ですが
日に日に京都の緊迫感を徐々に感じさせる展開になってきました

道理が通じない

それもこれも忠義故

何かこう容保公が貫いた家訓故に
皆が見えるものが見えなくなっている

そんな感じになってきているでしょうか


ちなみに龍馬を暗殺したとも言われている
佐々木只三郎はそもそも会津藩藩士で旗本に養子へ行った方
でもって彼の実兄は会津藩公用方を務めてましたから

見方を変えれば会津藩が暗殺に関わっていたと
描かれてもおかしくないところですが

あくまでもこの作品では会津の立場は
常に受動的だったというところで徹しておるようです
ikasama4
2013/06/12 21:28
MoTo様
なるほどですねぇ

孝明天皇崩御が会津の命運を決めたようなとこはありますね

それと同時に明治天皇が即位したことで
明治天皇の外祖父である公卿・中山忠能が
長州派であり、それにより新政府主導になっていった

そういうところも大きなところですね

孝明天皇の会津に対する好意は
天皇への好意を求めたくても求められない

それだけに孝明天皇が亡くなった時の反動は
大きかったことでしょうな

ま、会津が孝明天皇頼みにしすぎた

そこは突き詰めれば
会津の痛いとこでもありますかね

後は会津守護職を辞める時期を逸したところでしょうかね
ikasama4
2013/06/12 21:29

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