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zoom RSS 八重の桜 第17話 「長崎からの贈り物」

<<   作成日時 : 2013/04/29 00:06   >>

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帝が崩御された
10日前に疱瘡を発病したと言う

にわかに土佐の言葉を信じられない容保は
自ら帝の無事をこの目で確かめてくると言って参内した―――――




八重は連日中野竹子と薙刀の試合を挑んでいた
だがどうしても勝てなかった

その会津にも
覚馬がいる長崎にも帝の崩御の報が届いた


頼母は思う
今日まで無事守護職を勤めてこられたのも帝がおわせばこそ

覚馬は思う
都の要石が外れた

二人の思うところは同じ


何かが起こる



長崎で覚馬は古川春英が師事する医者から
目の診断を受けた

近いうちに覚馬の目は失明すると

愕然とする覚馬であったが
この場所には深い感銘を受けた

ここでは
西洋医術の治療院があり
舎密術(化学)の試験所があり
異国の本が山のようにあった

世界中の知識が積み上がっている

だが自分にはこれらを全部知るには
時が限られている

そんな焦りがあった


長州が買い付けたミニエー銃は
グラバー商会から購入したものであった

長州は朝敵であり異国との交易の許しは下りてはいないのだが
どうも薩摩が名義を貸して長州に武器を横流ししているらしい

グラバー商会は西国諸藩の根城と化しているのは明白であった


そこで会津は新参の武器商人との交渉をもつ事とした


それはドイツ人のレーマンとハルトマンが営む
レーマン・ハルトマン商会であった


レーマンとの交渉を行う覚馬と修理

レーマンはゲベールならよいのが揃うと言う

だが覚馬は断った
売れ残りの旧式銃にはびた一文払わねぇ

ミニエーもダメだ
元込め式で銃身に溝が切ってあるライフルが欲しいと


ふと覚馬はレーマンの部屋にある銃に目がいった

それは覚馬が欲していた
元込め式で銃身に溝が切ってあるライフルであった

ひとつはスペンサー銃でレーマンの護身用らしい
そして今ひとつはツュントナーデル銃だと言う

覚馬はこの銃を1000丁ほしいと言った

レーマンは笑った
馬鹿馬鹿しい、と

プロイセン軍が第一線で使う銃で
長崎ではそうそう手に入らないらしい

それにもし取り寄せたとしても
破断になったらレーマンは大損をすると言って渋った

危ない橋は渡りたくないという事らしい



覚馬は憤慨した

異人は強欲だ
信用ならないと

だが覚馬には焦りがあった

先程銃身の溝も目では見えなかった

触ってようやく確認ができた

目が見えなくなるその前に
薩摩や長州に劣らぬ銃を買いたい

そうでなければ自分は足手まといになる


そんな覚馬を修理が諭す


「目だけしかないのですか?
会津のために使えるものは

ワタシは五体の全てを懸けて
殿にお仕えしています

それは覚馬さんも同じはずだ
たとえ光を失ったとしても
銃を知るこの手がある
学んだ知識や身に染み込んだ魂を会津のために使えばいい」


ふと覚馬の前にレーマンの娘・ルイーズが
レーマンと一緒にいる光景を見た


自分の娘・みねも今はあれくらいのはず
異人も日本人もない

同じ人の子
人の親だ

何をやってんだ
俺は

いらだって話をぶち壊した


再度覚馬はレーマンと話をした

「すまなかった
さっきは手荒な事をして
もう一度話をさせてくれ
俺たちにはどうしても新しい銃がいる
そなたの力を借りたい
話を聞いてくれ
頼む!」


その言葉がレーマンの心に響いたのか
レーマンは取引の話を始めた


京では願い出ていた会津・容保公のご帰国のお許しが
公儀より下りていた

会津守護職の辞任の願いは叶えられなかったが
容保は1年に限ってのご帰国を許されたらしい

そして長崎の覚馬らより
銃1000丁の買い付けのお許しを願い出る文が届いていた

その品を確認するために田中土佐は
神戸に出向き新式銃をレーマンから見せてもらっていた

だが神戸は未だ異国の立ち入りは許されていなかった

国禁を犯してでもこの銃を買い付けなければならない
土佐らはそう考えていた


よくやってくれた
国許の困窮は見捨ててはおけぬ
なれど皆を残して帰国するは気がかりであった
銃が揃えればどれほど心強いか
騒乱を画策する者達がいる
油断するでないぞ



長崎ではレーマンとの商談も成立し
覚馬らが長崎を離れる日がやってきた

覚馬らはこの地で
異国にある新聞というものや
異国での暮らしの事
異国の飲み物
交易の事を教わった

それらの事でレーマンに深く感謝していた

レーマンは護身用としてもっていたスペンサー銃を
覚馬に贈り物として渡してくれた


会津への信頼の証に
銃のことをよく知っている人に使ってもらって下さい

そしてレーマンの娘・ルイーズからビードロをもらった





会津・山本家では三郎が江戸の修行生に選ばれた

洋式調練修行を願い出てお許しを頂いたらしい

父・権八は大いに喜んだ

かつて権八も覚馬も今の三郎と同じくらいの年齢に
江戸修行に出たらしい


出立は早々とのこと


そんな三郎のため
八重は贅沢な支度はできない代わりに着物は新しく
そして襟の裏側に刺繍をした

南天である

難が転じるように、とのおまじないらしい


出立の日
三郎は姉が塗ってくれた刺繍の襟を握りしめ
「行ってまいります」

そう言って旅立った


家族は
無事に帰ってきてほしい

そうただただ願った



その覚馬は修理と共に京に戻っていた


容保は帝の崩御以来体調を崩していた

その上帰国が公方様の意向によって取りやめとなっていた


慶喜公は会津懐柔のために
自分の弟を容保の養子としていた

慶喜公には会津を最大限利用しようとする腹積もりらしい


その慶喜が容保に帰国取りやめを促した

半ば強制的に


此度、先の帝の後を継いだ今の帝
彼の者の外祖父である中山忠能は薩摩に同調している

今容保公が都をされば薩摩が朝廷を操り騒乱を起こすやもしれぬ

今薩摩が企んでいる事はただひとつ
幕府を倒し取って代わる事なのだと

そうなっては公武一和を願われた先の帝の志はどうなる?
我らは御信任下さった先帝に対しあまりにも不忠ではないか


そう言われて容保は慶喜の要請に抗う事はできなかった




それからも間もなく会津の山本家に覚馬から土産がきた

父・権八にはビールという飲み物

娘・みねにはビードロ

妹・八重にはあのスペンサー銃だった


妻・うらは夫が帰ってこない事に

一日でも半日でも戻って顔見せてくれたらそれでいいのに

そう言って愚痴った


覚馬の文はよほど慌てて書いたのか
字が随分乱れていた

山本家は覚馬の目の不調をまだ知らない

七発も連発で撃てるという

尚之助は会津の鉄砲鍛冶にはとても真似できない代物だと舌を巻いた

こうした銃を諸藩が大量に買い入れているなら
戦の火種は最早長州だけではない

この会津も例外ではない

そうなれば会津も攻められる

会津は奥州への入り口
守りを固めるには越した事がない

白河
日光
越後
米沢
二本松

大きな街道は5つ

一番の要所はやはり白河


冬が近づいてからでは峠越えは難しい


尚之助は白河の現況を見てみたくなった

そうして尚之助は白河に向かった

その旅に八重もついてきた

「さぁ参りましょう」

そうして二人は白河に向かう

八重は尚之助とのこの旅路を楽しんでいた―――――





刻一刻と会津戦争が近づいていく中
急ぎ戦備を整える会津

ですが会津が手配した新式銃は戦争には間に合わなかったと言われてます

会津に届ける前に新政府軍に没収されたとか

藩の位置が命運を左右したみたいな感じでしょうかね


一方で覚馬は自分ができる事を精一杯やろうとしていた

いつのまにか覚馬は総髪になってましたね


それから慶喜の腹黒さが今回も目立ちました

そのための会津の懐柔として
子供がいない容保に自分の弟を養子にするあたり

露骨なまでにいやらしい男ですな


次回はいよいよ大政奉還

となると鳥羽伏見の戦いがきますな

あーもうここからどんどん人が死んでいくのがねぇ

つらいですねぇ

描く方としても間に合わせないといけないので
締め切り間近に迫ってるようで結構必死です; ̄∇ ̄ゞ


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タイトル (本文) ブログ名/日時
【八重の桜】第17回 「長崎からの贈り物」感想
孝明天皇(市川染五郎)の崩御により、会津への帰国の機を失った容保(綾野剛)たち。 覚馬(西島秀俊)は、長崎でオランダ人医師から眼(め)の診察を受け、近く失明することを知る。 めげずに新式洋銃の... ...続きを見る
ドラマ@見取り八段・実0段
2013/04/29 04:29
八重の桜 第17回「長崎からの贈り物」
今回は、何となく心温まる内容であったような心地よい雰囲気でした。それは、今回の主題である長崎での覚馬の状況もあったのかもしれません。長崎で銃の買い付けを行っていた覚馬は初めは西洋人に対して快く思っていませんでした。ところが、1人の女の子が父親である商人と話している様子を見ると、同じ人間なんだと思い直し頭を下げて交渉を再開させます。 目がどんどん見えなくなっていく中においても、自分を見失わずそして謙虚な姿勢で誰かの助言を受け入れる感受性があるからこそ、覚馬という人物が魅力的で人望があつくなるのだと... ...続きを見る
あしたまにあーな
2013/04/29 10:34
『八重の桜』第17回「長崎からの贈り物」★強化アイテム・スペンサー銃をゲット
『八重の桜』第17回「長崎からの贈り物」 ...続きを見る
世事熟視〜コソダチP
2013/04/29 15:27

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
ikasama4様、こんにちは。

いよいよ・・・開戦前夜という感じに
なってきましたねえ。
ここまで、結構丁寧に描いてきたので
もう少し、間がありそうでもございます。
会津の西郷一家は子供たちの描写が
まったく出てこないのも不思議な感じですねえ。
一方でまずは
鳥羽伏見で去っていく三郎の濃厚なフラグが
たちまくった今回でした・・・。
林権助・又三郎の父子とか鳥羽伏見組がいろいろとあっさりなので
やはりメインは会津戦争なのでしょうねえ。
まあ、どのくらいガッツリみせてくれるのか。
期待して待ちたいと思う今日この頃でございます。
キッド
2013/04/29 14:50
幕末における長崎の話となると『龍馬伝』はもとより、「ああ、龍馬はこの頃長崎にて動いていたんだなぁ」という思いを抱いてしまいました。本ドラマにおいては坂本龍馬の存在はせいぜい台詞上での登場程度ですが、それだけに観ている側にも色々と想像させられるものがあるようにも思われます。

今回のストーリーでは覚馬が長崎にてプロイセンのツュントナーデル銃の買い付けエピソードが出てきましたが、調べてみた所このツュントナーデル銃とはかのドライゼ銃の事で、ちょうどプロイセンがオーストリアやフランス相手の戦争を経てドイツ帝国を成立させていく過程でプロイセン軍の主力銃として活躍した銃のようですね。しかしそのような高性能な銃の買い付けに成功しても使われる以前に時勢の流れで新政府軍に押収されてしまった事には会津藩の場所的なものもさることながら、軍制改革においても西国諸藩から周回遅れすらしていたようにも思えてならなかったりもします。銃火器に対する認識においても古い考えに捕らわれていてその重要性に気付くのが遅かった所にもその後の会津藩の悲劇に繋がるものがあったのではとすら思ってしまいます。
MoTo
2013/05/05 11:43
続きます。

今回のストーリーでは主人公のキーアイテムともいえるスペンサー銃が登場した事でようやく八重さんも歴史の流れに絡んでいく一歩ともいえる展開がありましたが、個人的にはヒロインよりも徳川慶喜がクローズアップされていたりします。自分の実弟を容保公の養子にしたり先帝に対する忠義を持ち出してまで容保公を京に留めようとする姿勢を見ると本当に腹黒いとしか思えません。容保公は自分が窮地に陥った際の保険というかスケープゴートに仕立てようとしている感すらあります。薩長などの西国雄藩は善悪抜きに強大な敵役という位置付けで本当の悪役というのは慶喜の方じゃないかという印象すらあります。この辺を思うと従来会津を主役にした歴史ものでは薩長が悪役になるというパターンを覆そうとしているようにも感じられます。
今回のラスト並びに次回の放送では尚之助&八重の二人がハネムーンを兼ねた会津周辺の実地調査に赴きますが、次回放送分では会津の白虎隊と並ぶ有名な悲劇のかの「二本松少年隊」が登場するみたいですが、戊辰戦争特に会津戦争へと向かう時代のきな臭さが漂って来ていますね。これからが多くのメインキャラが亡くなっていくであろう事を想うと、もしかしたら今年の大河も去年同様にトラウマ要素満載になりそうな気すらします。
MoTo
2013/05/05 11:44
キッド様
遅くなりましたがこんばんはです
大分色々とフラグがたってますね

スペンサー銃を送った覚馬ですが
まさか国許が合戦場になるなど

この時は思ってもなかったでしょうね

それにつけても蝦夷地で
鉄砲の買い付けが出来たなら
会津の情勢も少しは変わったことでしょうが
つくづく地理的要因で会津は大きく不利に
なっておりますな

鳥羽伏見
序幕が切っておとされましたが
徐々に悲劇を募らせて

会津で堰を切る
そんな感じになってきておりますなぁ

ぼちぼちタオルもスタンバイしなければと
思う今日この頃です
ikasama4
2013/05/24 21:32
MoTo様
歴史ドラマというのは
視点を変えることで味方が敵に
敵が味方になってしまう

まぁそれもこれもどのような信念で
生きてきたかで変わってくる

その辺に面白さのひとつがありますが
会津にとっての不幸はやはり地理的な
要因が大きいですね

その部分で武器の調達も財政改革も
大きく出遅れてしまったとこがあります

まぁそれによって会津に限らず
偽金作りが横行してしまうのでしょうが; ̄∇ ̄ゞ

まぁそれとやはり
時勢の流れが早すぎて対応が難しかったというのも
あるのでしょうね
ikasama4
2013/05/24 21:36
MoTo様
慶喜公に関しては
個人的には北朝鮮の某党首のような感じで見ています

その行動には誠実さの欠片もない

富国強兵のためならば
どんな手段も厭わない

諸藩の苦悩なんてお構いなし、みたいな

でもって、都合の悪いとこは
全部諸藩になすりつけ

仰るように会津はそうやって犠牲になった
と言えますね

そしてこの作品で
会津はそうせざるを得ない状況に
追い込まれてしまった、という部分を
強調して描かれております


そうですねぇ
今年のドラマもトラウマになりそうな要素が
いっぱいありますねぇ; ̄∇ ̄ゞ
ikasama4
2013/05/24 21:36

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八重の桜 第17話 「長崎からの贈り物」 渡る世間は愚痴ばかり/BIGLOBEウェブリブログ
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