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zoom RSS 八重の桜 第9話 「八月の動乱」

<<   作成日時 : 2013/03/04 00:43   >>

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蘭学所ではなく洋学所を作るという覚馬

これからの時代は洋楽だと

秋月も考えていた


既に御内諾を得ているものと



その二人のいるところに突然
薩摩の者がずけずけと不躾に部屋に入ってきた

その者は密命を帯びているという


先刻やってきた薩摩藩士の者が言うには
近く行われる帝の大和行幸は長州派の謀だと言われている
行幸は帝のご本意ではなく畏れ多い事ながら三条実美らがご叡慮を歪めて決した事らしい
帝には ご心痛のあまり夜もお休みになれぬと承る
というのも、これはただの攘夷祈願ではなく帝は大和から関東に向かわせ
御所にお戻りになれぬよう都に火を放つとのではないかと


姉小路卿の横死以来
薩摩は御所から遠ざけられた薩摩の尊皇の志には
いささかも変わりはない

薩摩の望みは会津を助けて都をお守りする事


長州の望みは帝を関東へお連れまいらせ
恐らく箱根にて幕府討伐の兵を挙げるものとではないか


幕府を討つだと?
主上はそのような事お望みではないぞ



これが長州派の企み
この上は兵力をもって君側の奸を一掃するほかない

というのが薩摩の申し分であった


それは長州とこの都での戦という最悪の事態も想定された


薩摩の申し分としては戦にならぬよう会津と薩摩が手を組み武力をもって圧倒させるらしい


手を組むといっても在京の薩摩兵は僅か300しかおらぬ

しかも、その薩摩の使者は此度が初対面

なかなかに信じることは出来ない
御所から遠ざけられた薩摩が巻き返しのためにする策略かもしれぬ


だが覚馬にはそれが全て偽りだとは思えなかった

薩摩は中川宮様に御助力を賜りたいと申していた
それは既にお上からの内諾を得ているのやもしれぬ


容保は宮を訪ねて長州をのぞく勅書を賜るように命じた

一歩間違えれば会津が朝敵になるやもしれぬ
だが都を守る役目を担っている会津としてはこの防御を見過ごしにはできなかった



その日、会津は中川宮に拝謁
そして勅書が下り次第全軍を率いて参内するとの指図を受けた


会津はそれから勅書を待った

それから勅書を得るまでもどかしい日々を会津の者達は過ごした


我らの密議が長州派に漏れたのではないか
不安と苦悩が心を蝕む


勅書が下ったのは17日の夜であった


18日 午前0時
会津は軍を密かに本陣から出て御所へと集結した

帝が下した勅書の内容は

長州を御所の警備から外し三条実美らの参内を禁止
追って調べる


というものであった


異変に気づいた長州藩は堺町御門に押し寄せた


その御門の前に会津の兵が立ちはだかる


長州は禁門守護の任を解かれた
早々に退散せよ!



長州は一戦交えても潔白を訴えるべきだと語った
だが、長州派公家の筆頭である三条実美は勅旨に逆らっては
我々が逆臣になる

そうして長州と会津・薩摩同盟との間で膠着状態が続いた


長州は兵を退いたのはその日の夕方であった



会津の兵達は歓喜の声をあげた

皆で奸賊を退け禁裏を守り遂げたのだと


その後
帝は会津の此度に働きに御宸翰と御製をご披露申し上げると言う


それは帝からの感謝状であった
そこには帝の和歌も添えられていた


和らくもたけき心も相生のまつの落葉のあらず栄えん



会津の忠心がお上の御心に届いたぞ


容保ら会津の者達は内から来る歓喜に震えた



だが、このままで長州が引き下がるとは思っていなかった

そこで容保は西洋式の兵制改革のために
秋月を摂津に行かせ海岸の砲台築造工事を命じ
覚馬には洋学所を開き改革を担う人材育成を命じた



その報せは会津にいる頼母と佐川にも届いた
彼らは歯がゆい思いをしていた

国のために奔走している者達がいる中で
自分たちが蚊帳の外に置かれているということに





それからまもなく会津にお国入りした照姫の元に
容保から贈り物が届いた


それは写真焼きによる容保の姿を写したものであった


会津の目覚ましい働きを聞くにつけ
背負われる御役目が重くなるように照姫は感じていた



その会津ではお国入りした照姫のことで噂になっていた

照姫様の元でご奉公される方もいるのではないかと

山本家にやってきた時尾やゆきは八重とそんな世間話に花を咲かせていた


ふと銃声が聞こえた

銃を放ったのは三郎であった

子供達に銃を見せてやっていたのだ


八重はすぐさま三郎から銃をとりあげた


子供が銃をさわろうとしたからだ

銃には学ぶ順序があるからと厳しく躾けた


だが、子供達が銃に興味を持つ理由を聞いて八重は嬉しくなった


鉄砲が一番強いから
鉄砲や西洋式の調練をやらないと他藩に遅れをとるからと

子供達はこれからは鉄砲の時代だと感じていた

そして八重は子供達に鉄砲に使う火薬について教授した―――――





おなご達が薙刀の稽古をする

だが、此度はいつもと違った

若いおなごばかりではなく年配のおなごら
多くの者達が気合を入れて薙刀の稽古に励んでいた


なんでもこの道場に照姫様がお越し下さるらしい



そこに頼母の妻・千恵もやってきた
頼母は今蟄居の身
その家内が公の場にこられるのは遠慮するべきではないか

だが千恵は夫は天地に恥じることはないと言って引き下がらない

見かねた八重は
頼母様は本当に会津の事を思ってのことだとクチを挟んだが
逆にたしなめられてしまった


その時、照姫様が現れた


見事な稽古でした
これも日頃の訓練のたまものとうれしく思います
都は今容易ならざるありさまです

国元の私たちが心を一つにする事が殿様はじめ
都の方々をどれほど力づける事でしょう
会津を思い
殿を思い
おのが家を思う気持ちが同じならばたとえ
いさかいがあってもそれは一時の事
皆、会津のおなごなのですから
優しく勇ましくありましょうぞ



おなご達の心は皆一様に熱かった


そしてあの御方にならば私もお仕えしてみたいと



それからまもなくご家中の娘たちの中から
照姫様が御右筆を選ばれると言う

照姫の御右筆となると
心映がよくて機転が効き武芸に優れた人物ではないか

そこで候補として噂にあがっていたのは八重であった


八重もまんざらではなかった


そしていつお城から使者がくるのか
内心楽しみにしていた


だが照姫様の御右筆として選ばれたのは時尾であった


八重は尚之助に心の中を吐露した



「うぬぼれていました
私なら照姫様のお役に立てると

んだげんじょよぐ考えでみたら時尾さんみでえにつつましぐて
気が利いて優しいおなごでなければお城では勤まらねえ

私はふさわしくながった」


「勝手ながら私は少しほっとしています」



「えっ?」



「八重さんがお城にあがってしまったらここで一緒に
銃を作ってくれる人はいなくなる
新式銃を作るには八重さんの助けが要ります
私一人の力ではどうにもなりません
八重さんの代わりはいない
これはあなたにしかできぬ仕事です」


「尚之助様・・・
ごめんなんしょ
忘れるところでした
兄様がお留守の間家と角場は守ると約束したのに・・・」


「そうですよ」


「んだげんじょ・・・
代わりはいねえなんてそった事言われっと
私・・・私・・・うれしぐて


ありがてえなし」


八重は自分が必要とされてる事が嬉しかった―――――






お上のために働き
お上からの働きを褒められる


天皇と容保公

それぞれが思うお上は違うけれど

お上のために働くこと
お上にほめられることは最上の喜び


そこは同じのようですね


なんか八重のキャラとホタルノヒカリのキャラがかぶって見えますな ̄∇ ̄

ま、それがなんだか八重のキャラになってますけど

それにつけても八重を必要としてる存在がいる

それがなにより八重には嬉しかったでしょうし



一方で此度の事変で薩摩と手を組んだ会津

これが後の長州との対立に向かう訳なんでしょうが

よくもまぁこんな薩摩と長州が手を組んだものですな


なんか会津がまっすぐなだけに
この後の展開がどんどんつらくなりますなぁ


今回のイラスト





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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ikasama4様、おはようございます。

京都では会津・薩摩・長州の三国志展開がよどみなく
進行しておりますなあ。

一方、会津城下は季節外れの桃の節句展開です。
特に西郷・山川の家老夫人対決はなかなかでしたなあ。
今のキミはピカピカに光って〜で
十六歳の戦争で
ホタルで
三ツ矢サイダーで
ちりとてちんで
もう歴代アイドル大集合・・・。
そして最後は勇気を出してはじめての告白姫でございます。

堪能いたしました〜。

さてさて・・・来週は新撰組のターンでしょうか〜?
キッド
2013/03/04 06:10
キッド様
会津・薩摩・長州の三者での熾烈な争い

ま、どちらかというと
長州と薩摩との争いに
中立だった会津が長州と敵対するのを
薩摩がうまく会津を抱き込んだってとこでしょうか

ま、それに長州も会津もうまく踊らされたって感じですな

どうも縁側のシーンがちょこちょこあるので
たまに八重がゴロゴロするんじゃないかと
ついついそんなことを期待する私がいます; ̄∇ ̄ゞ
ikasama4
2013/03/12 00:36

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