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zoom RSS 八重の桜 第8話 「ままならぬ思い」

<<   作成日時 : 2013/02/25 00:54   >>

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上洛した将軍に対して
朝廷は攘夷決行を促した


そんな中
また京で人斬りがあったらしい

このような状況では将軍警護にも差し障りが出る

だが、肝心の町奉行が不逞浪士に怯えるばかりで
たいした戦力にならぬし

会津がそのような事をするのも差し障りがある


そんな時であった

幕府が江戸より集めた浪士の一党が
会津守護色の差配を受けたいという申し出があったのは



その者達と対面した秋月と覚馬は
かなりの使い手揃いと見たがちっと剣呑かと
特に斎藤という者など只ならぬ殺気をはらんでいたらしい


ともあれ今は手勢が欲しかった会津は
その者達を差配に置くことにした







いつものように薙刀の修練を行う会津の女達

大蔵は物頭の役職に就いていた
それで近々嫁を娶ることになったらしい


時尾の表情が沈んでいた


そして薙刀の稽古の途中
時尾は怪我をしてしまった

今までの時尾から考えれば珍しいことであった



「なじょした?」

「うん・・・」

「熱ある?腹痛か?」

「なぁ八重さん
一度お見かけしたことがあっけど
お登勢さんならお美しいし家柄も申し分ない

わだづ、馬鹿みでぇ

勝手に思って勝手にがっかりして
なじょにもなんねぇもんをずっと

だけんどやっばりぜづねぇ
わだづ、一生嫁にいかね」

「何言うの?」

「だって他の誰にも行きたくねぇもの
お針や手習いを教えてずっと一人で生きていく」

「わだづも嫁にいかねぇよ

あ、そもそも
わだづに縁談がくんべか?」



思わず二人は笑った


「なぁじかたのねぇことっていっぱいあんな」





自宅に戻ると
その大蔵がやってきていた

尚之助にちと所用があったらしい
大蔵も近々京に上ることになっていた


そんな大蔵を八重は羨ましがった


「やっぱりわだづは生まれ損なったな
こんな時になんもでけねぇのはじれってぇ
あん様と一緒に働くのに」

「鉄砲担いでか?」

「んだ

あ〜あ、男だったらよかった」


「俺もそう思う
八重さが男だったら子供の頃のように競えあう仲でおれた
京で会津を思う時にはきっと真っ先に八重さの顔が浮かぶ」

「え?」

「あなたは会津そのものだから」



そう言って大蔵は去っていった



八重にはその意味がわからなかった



八重はいつものように近くにある大きな桜の木に登って
砲術の本を読んでいた

自宅で読むと父や母がいい顔をしないからだ



近くで誰かが叫ぶ声がした

佐川官兵衛と西郷頼母であった

官兵衛は会津が得体のしれない浪士を
雇い入れたと聞いて

脱藩してでも京に上って
お殿様のために働きたいと訴えでた


だが、頼母は官兵衛の申し出を退けた


「ならぬことはならぬ」

「殿にご奉公ができねぇなら
あん時、死さ賜っておけばよかった」




ふと頼母は木の上にいる八重に目を止めた

八重は慌てて木から降りた


「官兵衛の事は知っとろうが
今こそ恩に報いる時と勇み立ってげんじょ
あの燃えるような忠義心が裏目に出ってかもわがんねぇ」

「んだけんじょ
私のようなものでさえお殿様のために働きてぇと思うのです
佐川様はどれほどかと・・・
ご家老様?」

「都に行かねばなんねぇ」

「え?」

「抜き差しならぬ事になる前に
今度こそお止めせねば」




京で姉小路公知公卿が刺客に襲われた
この事件に薩摩が関与されていると疑われ
薩摩は御所から遠ざけられ朝廷は長州派が一手に実権を握ったのである


そんな中
会津は浪士の者達に京の見回りをさせ
着々と不逞浪士を取り締まっていた


そんな会津の行動に長州派

三条実美
桂小五郎
久坂玄瑞
真木和泉は不満を覚えていた


会津を御所から遠ざけなければならぬ


そこで考え出されたのが
幕府に譲位決行を促すために容保公に江戸に下向してもらうというものであった

そのために長州派の公卿達は帝に
そのような勅書を書かせたのである


その勅書を受け取った容保らは怪訝に感じたが
勅書とあってその命に従い江戸下向に向けての準備を考えていた



その夜であった
帝より先の関白・近衛様に密々に渡された
帝のご真筆による勅書が容保の下に届いたのは



守護職を関東に帰す事は朕の望むところではない

会津を追い出し朝廷を意のままに操ろうとする者の企み故
決して従わぬように

これ即ち朕が最も会津を頼みとする故


この書状に容保は2つの衝動が湧いた

ひとつは最初に頂いた勅書が
帝の意に沿わぬもの

即ち偽勅の噂は本当であると共に
そのような事を帝に強いた者達を排除せねばという怒り


ひとつは帝がこれほどまでに
会津を頼りにされておられるという打ち震える程の歓喜であった


そんな時に折り悪く頼母が京にやってきた

「お願い申し上げまする
京都守護職をご退任下さりませ
これ以上はなりませぬ
この先
守護色は続けては殿は・・・いや会津は
会津の手は名は血にまみれまする
守り神と称えられるのは今だけの事

いずれ殿は悪鬼の如く恐れられ諸人より
憎しみを買うことになりましょう
守護職の役目ご退任のご決断をくださりますよう」


「損な役回り故
放り出せというのか?
それは卑怯であろう」

「会津に御家訓がある
他藩とはひとつにならぬ」


「そのために会津を潰してもよいと思召されるか?」

「何?!」

「殿はあまりにも囚われておられる
二心懐く者は子孫にあらず
という御家訓の一条に
そうまでこだわられるは殿が他国より養子に入られた御方故にござりましょうか?」


「お上はただ一人で国を担う重さに耐えておいでだ
一藩にかけてでもお守りする
それが会津の義だ
去れ
国許に帰り沙汰を待て」



国許へ向かう道すがら
頼母は覚馬と秋月に出会った

頼母は二人に何があろうとも殿をお守りしろと二人に命じた




会津で八重がいつものように桜の木に行くと頼母が何かしていた




この桜の木に救う毛虫を取り除く作業をしていたらしい


このまま毛虫がいつくと木を枯らしてしまうからと


「それにしても
にしはいい腕していんだってな」

「日頃鍛錬は積んでおりやすが」

「その鍛錬を積んだ腕なじょすんだ?うん?
おなごの身では鉄砲足軽にもなれねぇぞ」


「それが悔しゅうごぜえやす」


「いやいや
ままなんねぇもんだな
誰も思ったようには生きられねぇか」


殿の怒りに触れて職を解かれた



国許に戻った頼母は殿の命によって家老職を解かれ
蟄居することになった

「腕はあっても
使う場所がねぇとこは八重と同じだな

桜の木を枯らさねぇようにせめて災いのもとを
取り除きたかったげんじょ・・・」


「私にもお手伝いさせてくなんしょ
木が枯れては私も困っからし」


そうして八重と頼母は二人で桜の木から毛虫を取り除いた――――――





おなご故に
殿のために男達のように働くことができない八重

これほどまでに大蔵のことを好きなのに
家柄のせいで好きな人と結婚できない時尾

これほどまでに八重のことを好きなのに
家柄のせいで好きな人と結婚できない大蔵

殿の怒りに触れ職を解かれ
殿のために働くことができない官兵衛

会津のために何ができるのか
歯がゆい思いをしている覚馬

側近に牛耳られ思うように政ができない帝

これほどまでに国を思っているのに
殿にその思いが通じない事に歯がゆい思いを懐く頼母

まぁこれらの者達は皆
ままならぬ思いを抱え歯がゆい思いをしている

ということですな


この辺の畳み掛け方は見事なものですな




それにしても長州派と薩摩派

朝廷の実権を握るための争い


ここに会津が第三勢力として入ってきた


長州はそんな会津が邪魔で仕方がない


と、いうところですかな


それにしても嶋田さん演じる真木和泉

いいですなぁ


というか
この手の時代で嶋田さんを見ると
後にあの加藤になって登場するように思えてなりませんが; ̄∇ ̄ゞ



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2013/02/25 18:27

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ikasama4様、こんばんは。
やはり、さすがの文久三年ですな。
一気に駆け抜けることができないほどに
盛りだくさんなのでございました。
篤姫の頃にはみっちりだった薩英戦争は
駆け抜けましたが・・・馬揃えはきっちり。
三条〜桂〜真木の妖しく濃い目のトライアングルも
トレビアンでございました。
会津では時尾が・・・京都では一が
将来を期してクローズアップ。
「ままならぬ」重ねをしつつ
種まき作業も順調に展開。
なかなかにプロフェッショナルな今季の大河でございます。
西やんはじじいだけど頼母はじじいじゃ・・・
禁断のセリフにつっこんでました。
ま、先は長いですからな〜。
キッド
2013/02/25 04:31
キッド様
こんばんはです

長州を中心とした過激攘夷派

帝をひたすらに守護する会津藩

嫌が上でも対立するこの両者

面白いものですなぁ

そして不気味な斎藤一

見事な構図ですなぁ

皆が抱えるままならぬ思い
そういう思いが鬱屈して変な方向に
走らせるのでしょうなぁ

西田さんは
年代を考えれば神保内蔵助あたりが適任なんですが

まぁ西郷さん繋がりで
こういうキャスティングになったのでしょうな ̄∇ ̄
ikasama4
2013/03/12 00:05

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