渡る世間は愚痴ばかり

アクセスカウンタ

zoom RSS 八重の桜 第5話 「松陰の遺言」

<<   作成日時 : 2013/02/03 23:16   >>

驚いた ブログ気持玉 2 / トラックバック 2 / コメント 2

死は好むべきにあらず
憎むべきにあらず


吉田松陰は江戸の牢獄にいた

そして牢内で黙々と己の思いを紙にしたためていた



川崎尚之助は海舟がいる横浜に向かった

昔、横浜にきた時は何もない漁村だったのだが
今では異国の人達が行き交う賑やかな街になっていた


街にいる人達はメリケン人ばかりで蘭語は通じなかった
川崎は学んでいた片言の英語でどうにか対応した


一方で
攘夷だとわめく武士が異国の水夫を斬る現場を
川崎は目の前で目撃していた




そうして川崎が会津の覚馬の家に戻った頃
山本家ではうらが懐妊したことで女達はとても喜んでいた


そう、この時までは


この日、覚馬に蘭学を学びたいと一人の藩士がやってきた

その応対に出た覚馬だったが
突然、「攘夷!」と叫んでその覚馬を斬りつけてきた


覚馬を襲おうとする藩士らを止めようとして
うらは突き倒されて気を失った

八重の石つぶて等による対応で
どうにか事なきを得た覚馬であったが

その時、突き飛ばされた衝撃でうらは覚馬の子を流産した


うらは床で臥せっている間
覚馬の安否を心配し
覚馬の子を流してしまった事を佐久に謝った


覚馬は自分を襲い
妻を流産させた攘夷を掲げる藩士らが許せなかった


俺を斬って攘夷か!
異国の水夫を斬って攘夷か!
人の命を奪って攘夷か!


それからまもなく
会津に吉田松陰が老中謀殺を企てた罪で江戸に連行された話を聞いた


幕府がアメリカと条約を結んでから
松陰は攘夷思想に走り、教え子達も寄り付かなくなっていたらしい

それを聞いて覚馬は戸惑う


松陰の命を救いたい
だが、あの藩士らと同じ攘夷思想

彼もまた思想のために
人の命を奪う事も厭わない人になってしまったのか


それからまた時は流れて

勝海舟から文が届いた


彼は幕府の命によりメリケンに渡航する事になった

そこで覚馬に松陰の最期を伝えるために
この文を書いたらしい



松陰の遺言とも言える書状が書き終えたその日
刑が執行された


奉行らが自分の罪状を述べた

だが、その罪状がひどくちっぽけなものにすり替えられていた

その事に彼は激しく抵抗した

私なりとも死んでみせれば
後に残る者が必ず立ってみせる

立ち上がれ!

この国を守るために

至誠にして動かざるものはいまだこれあらざるなり



そうして彼を制する者がいなくなったところで
彼は潔く刑に服した


文には松陰の辞世の句も書かれていた

身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留置まし大和魂


その文を読み終えた覚馬は思う


真を尽くせば動かせない者など何もないのだ


このままではいけねぇと

そのための命がけだ

精一杯の誠

無謀であろうと
愚かであろうと
一人の人間にそれ以上何ができる




そうして年が明け
その年の春がきた


江戸では珍しく雪が降っていた



桜田門外で
水戸脱藩浪士18名によって井伊大老が討たれた


幕府は揺れた


国許にいた松平容保は将軍の要請に応じて
すぐさま江戸に向かった


江戸では紀伊・尾張の両藩によって
水戸藩討伐が計画されていた


幕臣達はその意見で大勢を占めるかと思われたが
一人その討伐に異を唱えた者がいた


容保である


脱藩した者
これをもって水戸藩を罰しては筋が通りませぬ

国内での争いは慎むべきと存じまする


この一言で幕府は水戸藩討伐を見送った


だが


この一言で会津藩は過酷な運命を辿ることになる――――――




この頃の攘夷思想というのは
神の国・日本が異国によって汚されるのを許さない

そういう思想が根幹なんでしょうけど
異国の文化を広げようとする者も攘夷の対象となる

というところで
西洋銃を扱う覚馬も攘夷の対象になってしまったという事でしょうね



今回の内容を見てて改めてそう思いましたが
主人公・八重については第三者的視点で描いてる感じですね

八重がうらの行動を真似て畑仕事をする



今日もすくすく育ってくなんしょ?

姉様がしてたように野菜に話しかけ

くぎが伸びてたから竹をつないでみた
姉様が気にしてたから・・・余計なことだったでか?
豆がよろごんでるみでぇだ


そんな八重にうらは涙を流すほどに嬉しい


また祭りの時に大人が喧嘩してる中
一人の子供が喧嘩騒ぎに巻き込まれそうになってるのを見て
八重はその人混みに飛び込んで子供をかばう

そんな八重を見て山川大蔵はその場を仲裁する

と言った感じでね


でもってそんな八重の行動にどこか惹かれてく


そんな感じでしょうかね


一方で礫を投げる姿はよかったですなぁ

砲術のみならず武芸に通じてる家柄だというのを感じさせます


本日のイラスト


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 2
驚いた
ナイス

トラックバック(2件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
【八重の桜】第5回 「松陰の遺言」感想
うら(長谷川京子)が、覚馬(西島秀俊)の子を身ごもった。 八重(綾瀬はるか)は佐久(風吹ジュン)とともに歓喜するが、その幸せもつかの間、 覚馬夫婦を思わぬ悲劇が見舞う。 江戸では、かつて八重や... ...続きを見る
ドラマ@見取り八段・実0段
2013/02/04 02:02
八重の桜 第5回「松陰の遺言」
主人公である八重の登場シーンはさほど多くなく、かつての幼なじみとほんの少しだけラブラブな雰囲気を醸し出しているくらいは、日々の家事仕事に追われる毎日が描かれています。今回はその八重の状況よりも周囲の状況の変化の方が比較にならないほど大きいものでした。 一つが、題名にもなっている吉田松陰が有名な安政の大獄で処刑される場面。小栗旬さんが熱演をしている松陰も今日で見納めかと思うと寂しい気もしますが、ナレーションでもあったように世の中が動き出している中で、松陰のような背中を押してくれる存在は、これまでの... ...続きを見る
あしたまにあーな
2013/02/05 14:28

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ikasama4様、こんにちは。

颯爽と現れ、潔く散る・・・爽やか吉田松陰でしたな。
幕末の序章を会津と世間を
いったりきたりさせながら見せる・・・
なかなかの苦心を感じさせますね。
佐久間象山の二人の弟子。
かたや斬首の松陰。
かたや渡米の海舟。
鮮やかな明暗でした。
そして反転して戻ってくる死のブーメランは
大老の元へ。
安政六〜七年のダイジェストとしては申し分なしでございます。
会津のフィクションはもう一工夫でしたけどねえ。
しかし・・・妄想モード全開の
聖少女のビー玉指弾には萌え〜でした。
投石はお家芸なのでしょうな。
キッド
2013/02/04 16:00
キッド様
こんにちはです
東西奔走する松陰の姿
後の長州と会津との関係を松陰と覚馬との有り様を含めて
見せるのだって雰囲気が伝わりますね

そして正に因果応報
ま、井伊大老もその辺は覚悟してのことかもしれませんがね

それにつけてもあの投石はすばらしいな
ああいうとこまできっちり所作指導が行き届いております ̄∇ ̄
ikasama4
2013/02/17 14:18

コメントする help

ニックネーム
本 文
八重の桜 第5話 「松陰の遺言」 渡る世間は愚痴ばかり/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる