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zoom RSS 平清盛 第41話 「賽の目の行方」

<<   作成日時 : 2012/10/21 23:36   >>

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建春門院が亡くなった


まず動き出したのは後白河法皇であった


京にいる貞能からの知らせによると
法皇は出家していた法皇の二人の息子を還俗させ高倉帝の猶子とした

中宮様に皇子が生まれなければ
法皇はこの猶子を次なる帝にするつもりであろう



建春門院の葬儀を盛大に行うため
清盛は福原に天台座主・明雲を呼んだ

とは、表向きのことであった――――――





その後、建春門院供養が福原で行われる事となり
法皇は近臣を伴い福原の地を訪れた


滋子と共にここで海を見た
最後に訪れたはわずか1年前というのに
まるで幻のようじゃ

・・・もうここへ来ることはあるまい




それは平家との決別を意味し

平家の視点からみれば
これは王家の横暴であった



・・・盛国
いざという時
その時がきたようじゃの




加賀守・藤原師高
その目代・藤原師高兄弟が比叡山に連なる寺の者と諍いを起こし
怒りからその寺を焼き討ちにしてしまった

そのため比叡山の者達が神輿を担いで藤原師高・師経兄弟を
流罪にするように神輿を担いで強訴に及んだ

朝廷より強訴した山法師を退けるよう命じられた
重盛ら平家はこれを迎え撃つも

重盛はこれを退けるどころか
平家の郎党が神輿に矢を射るという失態を演じてしまった



失態を演じた重盛は清盛に詫びるため福原に訪れたが

これで朝廷は比叡山の求めに応じる他にない

そう清盛は笑った





朝廷の裁定によって
西光の二人の息子、師高・師経兄弟は流罪と決まった



福原では盛国相手に清盛が賽を振るう


京では乙前相手に後白河が賽を振るう



西光
そなたは入道に陥れられたのじゃ

大凡入道は明雲と結んで
諍いが起こるように仕組んだに違いない

そして師経と諍いを起こすように仕向けた



如何にもあの一件はわしと明雲殿とで仕組んだこと


何故そのような


そなたの二人の息子の流罪によって
父である西光の力が削がれる



つまり法皇様の力も削がれる


あやつは
わしの力を削ぎ
わしを退けてこの国を操ろうと企んでおるのじゃ


元より父上は
法皇様をお助けまいらせるおつもりはないのでありまするか


王家をお支えし
その先に父上の作りたい国があるとばかり思うておりました

違うのでござりまするのでしょうか?



賽の目はめまぐるしく変わるものぞ


西光の眼に平家に対する憎悪の炎が浮かぶ

成親は呻くようにこう洩らした

面白うないのう



王家ならびに公家の者達にとって
これは平家の横暴であった




東国では建春門院の供養のために
武士達に対してさらなる租税が行われていた



平家は王家との繋がりにばかり苦心していて
武士達のことをないがしろにしている



東国の武士達にとって
これは平家の横暴であった


そんな平家に不満を持つ者達が状況を変えてくれる
人物として思っている者が二人いる


一人は京にいる牛若


そして伊豆にいる頼朝であった


二人は悩んでいた


その迷いと向き合うように

牛若は笛を
頼朝は笙を吹いた




昨日が今日でも
昨日が明日でも変わらない日々を過ごす
平家の繁栄を指をくわえて見ている


頼朝のみならず
誰もがそう思っていた

誰もが清盛の力の前に屈するしかなかった



それは違う


そんな頼朝に声を荒げた者がいた
北条時政の娘・政子である


明日と昨日では決して同じにはならぬ
明日は如何様にも変えられる

このままではなりませぬ
立ち上がれ、源氏の御曹司

東国武士のため
立ち上がって下さりませ



明日を変えるのは今日ぞ
今この時ぞ




そう

明日を変えるのは今日であり今この時である


それを叶えるために
都では思いもよらぬ陰謀が企てられていた――――――






此度、王家が平家から距離を置いたことは平家にとって王家の横暴
此度、平家が山法師を動かしたことは王家にとって平家の横暴

というか
建春門院の死後
平家と王家の主導権争いが行われているってことなんでしょうね

平家と王家はそこに執着することにより
民の政をないがしろにしてしまっている


どこぞの政党が己の理想を目指すために

その第一段階として与党になるために

どこぞの政党が己の理想を目指すために
政権を維持するために

他党を攻撃なんかしたりして
民の政をないがしろにしてしまっている


なるほど、今も昔も同じってことですかね


ただ、重盛は王家に仕える者として
王家を支え平家を藤原摂関家のような家柄にすると
考えていたようですが

清盛の場合
武士が頂に立ち、その中で王家を服従させるという
考えだったようで

この辺、両者の思いに食い違いがありますなぁ

この時点で知ったっていうことは
それは重盛の心に負担になりますな

重盛は成親とは親戚関係でありますし
成親は王家を支えようという従来の有り様で考えていたので
それを覆す概念は流石に持ちあわせてはなかった

それを考えると成親らに対して
申し訳ない思いになるというのも


それから賽の目を振る清盛と後白河法皇との対比
この辺の対比はなかなかなもの

清盛の意図を見抜いた後白河法皇の次なる一手の画策


対比といえば牛若と頼朝の対比もよかったですな

同じように明日のことで苦悩してましたしね



それから「面白うないのう」という此度の成親の台詞

これはあえてかつて謀反を起こした藤原信頼と同じ台詞を
言わせることでこの後、自分らもまた信頼と同じ事をすると
言う暗示なんでしょうなぁ


そして成親もまた信頼と似た運命を辿るとね

そしてこの出来事が重盛の寿命を縮めるのですな

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ikasama4様、こんばんは。

かって・・・神輿に矢を射たことで
苦しい立場に追い込まれた清盛が
我が子に矢を射させることで
政敵に嫌がらせをする・・・。

はたしてそれを成長と呼ぶのか
堕落と呼ぶのか
実に難しいところでございます。

そんなドラマでキーマンの一人を勤める明雲。
厳しい修行を経て仏法の最高峰まで
学識を極めたものが・・・世に何事ももたらさない。
そこが一番面白おかしいところなのではないかと愚考いたしました。
されど明雲・・・トレビアンですな。
キッド
2012/10/25 03:03
キッド様
こんばんはです
窮地をチャンスに変える
この辺の清盛の発想はすごいものですが
権力を得ることにすっかり固執してしまってますな

その先に清盛が向かうものに誰も見えてない

ここもまた平家があのような顛末に
向かうところやもしれませぬな

明雲
学識を極めて求めるものは権力と金
結局は俗世にまみれている

その点は清盛も法皇も同じですな

明雲、我ながらいい感じです ̄∇ ̄
ikasama4
2012/11/11 17:21

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