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zoom RSS 平清盛 第37話 「殿下乗合事件」

<<   作成日時 : 2012/09/24 01:02   >>

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福原で国造りを行う清盛

宋との交易による国造り

その実現させるためには
宋との交易の窓口を大宰府ではなく
福原にしなければならない

そのためには宋の方をこの福原の地に招く必要がある

それには宋に貢物が必要であった



宋が求めるもの

一番分かりやすいのは金である


金と言えば奥州

三代目棟梁・藤原秀衡が治めていた




都を離れて好き勝手やっておるのか


殿も人の事は言えませぬ


盛国に窘められ
清盛は思わず苦笑した


己もまた京を離れて
己の好き勝手にやっていたのだと


清盛は重盛を通じて
藤原秀衡に鎮守府将軍の官位を与え
その要職の見返りとして金を福原に送らせたのである

それにより宋の使者が福原の地に来る事が確約された


これによりまず一つ目の課題は達成できた


今ひとつ
後白河法皇を福原の地に来させて宋の使者と対面させること


清盛の思い通りにはさせぬと考える
天邪鬼な後白河法皇を動かせるのは難しい

そのうえ、先日の強訴の件で
清盛と後白河院との関係は悪化していたのである



そこに義弟・時忠がやってきた

彼は 自分に考えがある、と言い
宋からの品のひとつ・赤い鳥の羽を胸につけ朝廷に向かった


赤い鳥の羽


それは日本で見たことのない珍しいものであった


時忠は後白河法皇であれば
この珍しい品に興味を示し
福原の地にもやってくるであろう


時忠の読みは見事に当たった


後白河方法は臣下の者達の意見なぞ耳に届かなかった



それからまもなく後白河院は福原の地に足を運び
そこで宋の使者と出会った




そうして清盛の夢の実現がまたひとつ近付いた




治天の君が異人に会うなど前代未聞
京におわす貴族の者達は慌てふためいていた

これが反清盛、反平家の気運を高めるきっかけであったのかもしれぬ



そんな折
事件は起こった






それは重盛の子・資盛の鷹狩りの帰りであった

資盛の乗る輿が時の摂政・藤原基房の輿が通る道を塞いだ


官位からすれば摂政の方が上である

だから資盛は道を譲らなければならなかった


資盛は自分が清盛入道の孫であることを理由に道を譲らなかった


それに対して基房は従者に命じて
資盛の輿を蹴落として通った


清盛入道の孫の乗る輿を蹴落とした


基房の弟・兼実は兄の行動に慌てふためいたが
官位ではこちらの方が上

理は明らかに基房にあった


それに
重盛は何事にも筋を通そうとする
きっと何も言えぬであろう



此度の事は礼を欠いたそなたの失態じゃ


重盛は資盛を叱責した


そして一門に藤原家の報復をたしなめた


棟梁たる者
私心によって物事を決める訳にはいかぬ



その話を聞いた清盛はこう言った

重盛の行動は正しい



続けて、時忠はこう言った

だが、正し過ぎる



それは平家一門が清盛不在のために
軽んじられたという風に受け止められた

そうなれば
平家に楯突く勢力が大きくなり
清盛の目指す夢に支障をきたすやもしれぬ



国造りに没頭する
都に憂いを残したくないのじゃ




清盛はそう時忠に言い含んだ



それから三ヶ月の後の事であった


摂政・藤原基房の乗る輿が謎の集団に襲われ
従者達は皆、髷を切られていた



その事件は
重盛の報復だと世間は皆感じ
そして重盛に平家一門のみならず
世間は畏敬の念を抱いた



だが、当の重盛はそのような事をした覚えがなかった


摂政が襲われた現場に重盛は足を運んだ

そこに赤い鳥の羽があった

その鳥の羽に重盛は見覚えがあった


それは時忠の郎党が身に着けていた・・・


平家の面目は保たれた

だが、重盛の面目が潰された事は
重盛以外誰も知らなかった



その夜、重盛は発狂し
夫の姿を見て慌てふためく妻を抱きしめた


わしは・・・父にはなれぬ・・・


その頃、頼朝は時政の館に足を運んだ

家臣・藤九郎の助言もあり
気晴らしになればとの思っての事だったが
折り悪く時政の館では地元の侍達が集まり
宴が開かれることになっていた

そこで話題になるのは平家
特に清盛の活躍ばかり

そして頼朝の父・義朝が如何に短慮で
弱い者であったかを聞かされる羽目になった


この身が滅びようとも源氏の魂は滅びぬ


頼朝の心に平家への憎悪の炎が燃え上がる―――――






奥州藤原さん登場ですが台詞なしでしたな ̄∇ ̄

というか、京本さんのメイク
必殺時代のメイクと全く同じ気がするんですけど(; ̄∇ ̄)ゞ



さて、清盛は己の夢を実現するために
障壁となるものは排除するような事をしてますが

結局それって
亡き父・白河院がやっていた事と
同じなのではないかと思わせるところがあります


もうひとつ気になるのは
清盛の権威を盾に平家一門が振舞っているところと

重盛の子達は生まれながらにしての公家といった感じで
武家の振る舞いを嫌っているところですね


そして藤原摂関家に対して
実力はあれども官位、家柄は向こうが上

今までは藤原摂関家の嫌がらせに対しても
耐えてきていた


しかし此度は実力行使

この辺にも平家が公家をも上回っていることを物語っています


が、それと同時に己の地位がさも
それが当たり前だという

うぬぼれるところを感じさせます


それを世間は横暴というのでしょうね



もうひとつ面白かったのは此度の事件



重盛が手を下したのではなく清盛が手を下した

でもって、それは重盛がしたように仕向けられた


それが重盛の苦悩であり
重盛の寿命を縮める要因のひとつであった


そのような描き方をしたのは秀逸でした

こうするとこの事件で粗暴な一面もあった重盛が
父よりも早く死んだ

というのにも、得心がいくところがあります


さて、次回は時忠の本領発揮


そして牛若と弁慶の登場

ここから歴史は平家衰退への道を歩んでいくようです

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【平清盛】第37回
1170年、清盛(松山ケンイチ)は後白河法皇(松田翔太)を福原に呼び、宋人と会わせる。 治天の君が京を離れ、外国人と会うという前代未聞の行いに、貴族たちは驚がくする。 そんな折、重盛(窪田正孝)の... ...続きを見る
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世事熟視〜コソダチP
2012/09/24 11:43

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
ikasama4様、こんにちは。

雨のお彼岸から一転、今日の東京は秋晴れでございます。
日輪の恵みを受け・・・悪魔時計も適度に乾燥させました。
キッドは寝る前に京本ちゃんの化粧時間(30分)くらい入念に
自分でマッサージしています。
揉む疲れて寝る・・・って感じです。
それにしても京本奥州藤原氏・・・斬新ですな・・・。
この頃、秀衡は五十前後なので
年齢的にはジャストフィットなのですが
ビューティフルで妖しい・・・若々しさが漂っていて
斬新です。

平家物語と史実を融合した殿下乗合事件の解釈も
乙でしたな・・・。
こういう作り方がこの作者のドラマの醍醐味でございますよねえ・・・。

季節の変わり目です・・・ご自愛くださりますように。
キッド
2012/09/24 16:22
いやいや面白かったです!
特に悩める重盛、、、実に良かったですな
あの若手の役者 窪田くん
私の勝手な重盛像はオヤジのやんちゃを反面教師とした真面目でおとなしいう印象でした
もちろん今度の大河でも、その基本ラインは踏襲してるのですが、、、実は私も知らなかったのですが実際はなかなかの硬派
平治の乱でも悪源太とタイマンしたぐらいだから、ただの軟弱貴族ではありませんでした。
ここらへんは私も長い間 誤解してました。  窪田くん、、、初め見たとき 悪童顔なのでミスキャストかとお思いましたが
今は非常に納得しています  彼以外にありえない。

やんちゃで大物すぎる初代、常識人ではあるが保守的な悩める2代目   ビトー・コルレオーネとマイケルもそうだし、
家康と秀忠もそう  永遠のテーマですな。
taira
2012/09/28 20:39
それと殿下乗合事件、、、これも竜馬暗殺の黒幕にいろいろ説があるように 清盛黒幕説と重盛黒幕説があるようです。
今までの定説は。物語では清盛黒幕説  清盛を悪人として高める方が面白いわけですから
しかし日記などから実際は重盛黒幕説が常識とされています

大河では清盛黒幕説を踏襲  そのほうが悩める重盛が見れて私も満足です
しかし。ここに新たな仮説、、、一番自分はこの説を信じているのですが  以前ご紹介した橋本治さん「 院政の日本人」
清盛黒幕で実行犯重盛  なれど、その目的は父への報復  いささかややこしいですが。
つまりこうです  大河のように重盛は保守的で摂関家に対し乱暴を働こうなどと思わなかった
しかし父の清盛が圧力を加える  それで仕方なしに重盛は実行するのだけど同時に父も困らせて、自分(清盛)のやったことの代償を分からせようという説です
なぜなら、わざわざ3ヶ月も遅れて報復したのは 高倉天皇の元服式に合わすのが狙い
みごと、この襲撃で基房はびびって式に出られなくなり 高倉天皇の元服の予定はお流れ  それは徳子の入内の延期をも意味し、、、それは清盛の悲願だった娘の天皇家に入ることへの妨げ(遅延)となりしっぺ返しされたというものです。
このあたりの考察 なかなか面白うございました。
taira
2012/09/28 20:40
キッド様
こんばんはです
10月になったとはいえまだまだ暖かいですが
朝と夕方辺りはちと寒くなってきたなと感じる今日この頃

私は月・水・金・土と整骨院通いしてます

絵を描くと肩がガチガチです(; ̄∇ ̄)ゞ

京本さんの藤原氏
実に新鮮ですな

剛毅というよりも妖艶な雰囲気を感じさせますな

50を過ぎても妖艶さを感じさせるなんて凄いですな

メイクで人は変わるものですなぁ

なんか清盛と同じ年と言われても信じます


史実のアレンジの仕方
創意工夫が感じられますな

その史実からどのように読み解かれるのか
どうその史実は残ったのか

この辺は実にうなるものがあります

今後もこういう工夫を凝らしてほしいものですな
ikasama4
2012/10/06 01:04
taira様
どうもです
重盛を粗暴な性格に仕立てる清盛
それでいて清盛自体は傷つかない

この辺も面白いところでしたね

黒幕と実行犯を分けるあたり
そこであれこれと説は出てくるようですが
重盛黒幕説も面白いものですな

そうなるとポイントは清盛が重盛を後継者として
尊重していたのか

それとも宗盛を後継者として考えていたのか

この辺が分かればスッキリしそうな
気はしますねぇ

重盛陰謀論であれば
重盛は父に疎まれていたと解釈できますな

かつての鳥羽院みたいなものでしょうかね

何にしても粗暴な方が親類のいざこざに
苦悩して急死するってのはちょっとイメージに
合わなかったもので物語としての清盛黒幕説が
結構スッキリと当てはまる感じですね

ただ権力を手に入れていたとはいえ
平家とはいえ藤原摂関家に手を出すものかと
ふと思ったりしてしまう私は

平家の名声を貶めるため
後白河院が黒幕になって動いたとか
藤原摂関家が襲われたのは自作自演だったとか
ついつい平家贔屓をしてみたりしますが(; ̄∇ ̄)ゞ
ikasama4
2012/10/06 01:05
taira様
ここを地でいくにはやはり平家陰謀論の方が
物語としてはすっきりするものでしょうな

今の平家の状況として面白いのは
平家が今の地位に辿り着いた事で
一門の心に奢りを生んでしまい
己のかつての身分を省みず
公家と同じような目線で下の者を
見下してしまってるところが反感を
買う要因なんでしょうかね ̄∇ ̄
ikasama4
2012/10/06 01:12

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