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zoom RSS 平清盛 第32話 「百日の太政大臣」

<<   作成日時 : 2012/08/19 23:55   >>

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武士が大納言となる

前代未聞のことである

前代未聞のことは公卿達の最も忌み嫌うことである


特に反平家の筆頭は
清盛の娘婿である藤原摂関家の長・基実の
弟である基房、兼実であった


基実は父の遺言に沿って
藤原摂関家を平家の力を借りて再び繁栄させる

と、考えていたのだが

基房、兼実兄弟から見れば
兄の行動は平家の犬になっているとしか見えなかった


それを知ったショックによる心労のためか
基実は24歳の若さで急死した


基実には嫡男・基通がいたがわずか7歳であり
とても政に携われることは出来ないとして

そして反平家派である基房が藤原摂関家の長となった


清盛は愕然とした


朝廷での藤原摂関家という後ろ盾をなくした事で
清盛が大納言より上の官職に引き上げてもらえないのでは


そう考えていた矢先

藤原摂関家の家司である藤原邦綱が清盛の下を訪れた


基実の遺領である莫大な荘園を
基実の妻・盛子に継がせてはと

だが盛子は11歳
そこで盛子の実父である清盛がその後見となって
藤原摂関家の荘園を管理されては、と


そうすれば平家を支える財になるであろうと
清盛はその意見に賛同した


同じ時
後白河上皇の后である滋子が生んだ子・憲仁が
次の天皇になることが決まるので清盛に東宮大夫として
憲仁を支えてほしいと滋子からもちかけられた

清盛はそれに応じた


それからまもなく清盛は内大臣となった


平家一門は清盛に祝いの言葉を述べた


そして清盛は
次は右大臣、左大臣になると高らかに宣言をした


そして宮中行事である五節の会にて
極上の舞を献上するように長男・重盛と三男・宗盛に命じた



そして宴が始まった



上機嫌で清盛は鑑賞をしていると
後ろから後白河上皇が囁く



どうじゃ内大臣の座り心地は

基実が死んだときはひやりとしたであろう
このまま大納言に留まるのではと
だが、左様なことはなかった
よかったの
邦綱がその方に献策をしたおかげで
邦綱にあの献策を伝えたのはわしじゃ
我が子を天皇にするには金がいる

だが、次は右大臣
左大臣じゃと?

ここはわしの世じゃ
朝廷はそなたの勝手にはさせぬ

そなたが次に昇るは太政大臣
名はあれど実はない

いつか言うたであろう
そなた達武士は
どこまで上ろうと番犬のまま
死んでゆくのじゃ

これであがりじゃ





・・・踊らされておったか
上皇様の掌の上で



悔しがる清盛をほくそえむ後白河上皇



ふと、今様を歌う舞子の声に
清盛と後白河上皇は聞き覚えがあった


祇園女御=乙前である


その姿を見た清盛は
それまで抱えていた鬱屈した思いが吹き飛んだ



ぞくぞく致します

治天の君の座り心地

修羅の道を歩んできたからこそ
この心地

存分に味わい尽くしますぞ


そう言って清盛は後白河上皇に笑い返した



後白河上皇も笑い返したが
内心忌々しげであった



そうして平清盛は太政大臣となった

清盛は太政大臣に就任後
100日で官職を辞した

だが、百日の間に
一門の地位を上げれるだけあげて
平家の地位を磐石にした





その頃、伊豆では源頼朝は

昨日が今日でも
今日が明日でも
明日が昨日でも
まるで変わらない日々を送っていた


そんな中で
頼朝は目付・伊東祐親の娘・八重姫と逢瀬を重ね
そして男子が誕生していた


家族を失った頼朝が初めて作った家族


昨日が今日でも
今日が明日でも
明日が昨日でも
まるで変わらない日々が変わる気がした


だが、八重姫の父・伊東祐親は
八重姫が頼朝の子を生んだとしるや
無言でその子の命を奪った

その子は平家に仇なす

このことが平家に知られれば
伊東一族は滅びてしまうのだと


昨日が今日なのか
今日が明日なのか
明日が昨日なのか

頼朝は目の前が真っ暗で何もわからなくなった

ただ、頼朝の中でひとつだけ分かっていたのは
私の子を殺したのは平清盛ということだけであった―――――




イラストとしては
源頼朝の相談に乗り
目付・伊東祐親の振る舞いから

後に伊東祐親と同じ運命を辿る北条時政さんをば





此度は後白河上皇の掌で弄ばれていた清盛が
それを楽しむ境地になったことと共に


頼朝を助命したことで清盛に不信を抱く西光に
平家を武士のなりあがりと見下す藤原基房、兼実に
そして上皇をないがしろにする清盛に不満を持つ藤原成親と
反平家の空気が出来てきつつある

そんなところも描かれてました


それともう一つは
清盛の嫡男・重盛と三男・宗盛

年功順で重盛の出世が早いようですが

言うなれば

先妻の嫡男と今妻の嫡男


この辺の構図も面白いですな


それから頼朝の子が命を絶たれる

その子は平家に
伊東家に仇をなす子なのだからとして


清盛は陰陽師に朝廷に仇なす子として
殺されかけるのですがその構図と似てますね


一族に仇をなす者は根絶やしにしなければならない


それが慣習のように

この時代から
そういうのって徹底してますな

おっそろしいくらいですな



それにしても
来週から更に登場人物が増えて
描く方としては大変でございまする; ̄∇ ̄ゞ

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2012/08/20 12:45

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ikasama4様、こんにちは。

時代劇、あるいは歴史ものを見る楽しみの一つは
現代との相対化でございますねえ。
格差社会と申しましても
一方で・・・天に迫ろうとするものがあり
一方で・・・そのものが知りもしないのに
そのものにおもねるものが
機嫌を損じまいとわが孫の命を奪う。
この格差ほどではないと考えることもできるし
競争社会では
美しい者、優秀な者、邪魔な者が
陰湿ないじめに会うのは道理と考えることもできまする。

まあ・・・それで納得したり
これではいかんのではないかと考えたりも人それぞれですが。

いい人なのか悪人なのか
さだかならぬ北条時政さん。
トレビアンでございますね〜。
キッド
2012/08/20 14:38
キッド様
こんばんはです
格差社会の縮図は今も昔も変わらない
そういうものが感じられます

なんかちょっと「白い巨塔」に似てますねぇ

そこには善とか悪とかそういうものではなく
ただ自ら思い通りの政をしたい

そのために自らの野望をさえぎるものは敵

であれば敵の敵は味方

そういうのが思いっきり前面に現れてますね

北条さん
意外に苦労しました; ̄∇ ̄ゞ
ikasama4
2012/08/27 00:49

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