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zoom RSS 平清盛 第27話 「宿命の対決」

<<   作成日時 : 2012/07/09 00:56   >>

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藤原信頼の先導によって源義朝が起こした平治の乱

帝や後白河院を内裏に幽閉して、占拠した




そうして清盛は六波羅に戻った

源氏との戦支度を行う者達がいる中

清盛は家人達に宣言する

今は信頼様の世の中
決して源氏を攻めることなきように



それは今、源氏を攻めたとしても
帝が源氏の手の中にある以上

平氏は賊軍とされてしまうからである


そうして清盛は家人筆頭・平家貞と策を練った





清盛が六波羅に戻ったことを知った源氏一党の士気は更に上がった

源氏こそが誠の武門と世に知らしめるのじゃ



だが、その源氏が内裏を占拠する状況に
不安を抱く者達がいた


親政派であった
藤原惟方、経宗である

二人は後悔していた

藤原信頼の側についた事を





あれから数日が過ぎた


清盛は一向に動こうとしなかった
清盛の姿に嫡男・重盛は侮蔑に近い表情で父をにらんだ



その苛立ちを隠せないのは
平氏を待ち構える源氏も同様であった



何故に平氏は攻めてこないのか

そこに平氏から使者が内裏にやってきた


使者を務めるのは平氏家人筆頭・平家貞である




家貞は主君・平清盛より
藤原信頼に恭順の意を示す証書を携えてきた


我ら武士の本分はお上をお守りすること
その言葉に裏も表もござりませぬ


だが、義朝はその清盛の証書が
本心であるとは思えず
家貞の胸倉を睨み付けた


義朝の鋭い視線を
家貞は軽く受け流す


信頼は清盛の証書を上機嫌で受け取った



六波羅に戻った家貞は
内裏での顛末を清盛に報告した


我が意通りじゃ


そろそろ皆にからくりを話されては


それから平氏の館では連日宴会が開かれた



その日以来
重盛は父を尊敬する表情に変わっていた



そして
清盛のいる六波羅の屋敷に藤原惟方・経宗がやってきた

惟方らは下座に
清盛は上座にあった

この時より平氏と貴族の立場は逆転した


此度の一件深くお詫び申し上げます


これは奇っ怪な
大納言様と検非違使別当様が私如き者に平伏なさるとは



此度の謀反は全て中納言・信頼の企てた事
我らなどはただ巻き込まれただけにすぎませぬ
このままでは都は東夷のなすがままとなってしまいましょう
何卒、平氏の力でもって都を元の姿に戻して頂きたく・・・




巻き込まれただけとは片腹痛い
公卿どもがかたらって信西殿を亡きものにした事は分かっておるのだ!
まことならばたたき斬ってやりたいところ!

だが、こうして自ら俺を訪れた度胸は見上げたものよ
それに免じて此度ばかりは許してやる

そなたたちの望みかなえてやろう
その代わり如何なる事でもすると約束せよ
返事は!?




清盛の恫喝を受けて平伏した両名は清盛の意に従った



清盛と義朝
二人は思う


源氏と平氏
それぞれが決着をつけるために
避けられぬ道



これが宿命なのじゃ
お互い源平の嫡男として生まれ
棟梁となった我らの―――――



その夜
藤原惟方、経宗は信頼をおだて
内裏の見張りの兵士らに酒を勧めた

案の定、兵士は皆酔いつぶれた


その間隙を突いて
藤原惟方、経宗は
後白河上皇、二条帝らを女装させて
内裏よりお救いし六波羅にお連れした


その報告を受けて清盛は命じた

直ちに都じゅうに触れ回れ!
帝は六波羅におわすと!!




尚、清盛はこの時
清盛に嫁いできた信頼の身内を信頼の下に送り返していた



帝が内裏を脱出し六波羅に匿われたことを知った義朝は
信頼に詰め寄った


この日本一の不覚人が!
分かっておるのか?!
これで我らが賊に成り下がったのだぞ!



信頼はただ狼狽するばかりであった


・・・これでこそ貴様じゃ
清盛!!


義朝の表情に
清盛に対する怒りと喜びの感情が入り混じっていた





内裏から救出された帝が六波羅に臨幸された事で
先の関白をはじめ公卿の方のほとんどがこれに従った


庭に平氏一門が鎮座する


此度はにわかな変事さぞかし
お心を痛めておいでと察し申し上げます
この六波羅においで頂きましたからには
我ら一門命を賭してお守り申し上げます



太宰大弐清盛
朝敵を討つがよい

中納言・藤原信頼
ならびに播磨守源義朝を
追討せよ



承知仕りました




これにより勅命を受けた平氏は官軍となり
源氏ならびに信頼は賊軍となった




東国武士が何程のものか
我ら兵士の力を見せつけようぞ

士気上がる平氏一党

そしてこの合戦が
清三郎改め宗盛の初陣となった


義は我らにあり!
内裏に篭る逆賊どもを討ち取れ!




一方、賊軍となった源氏には悲壮感はない
平氏にただ勝つ
それだけであった


義朝に下に常盤がやってきた


勝って下さりませ
この子を抱いてやって下さりませ
常盤はずっと貴方様の妻にござりまする



・・・牛若と名づけよ
きっと男じゃ
強き源氏の武者となる子だ





合戦が始まった

先陣を切ったのは平清盛の嫡男・重盛である


年号は平治なり
花の都は平安京
我らは平氏なり
「平」の字が三つ揃って此度の戦に勝たん事に
何の疑いあるべきや!
いざ参る!
我こそは平清盛が子・左衛門佐重盛なり



「平」の字が三つと言うたか
我こそは源義朝が子・鎌倉悪源太義平
四つ目の「平」の字は我が名にあり!
いざ戦わん!!



かかれ!


平重盛と源義平との一騎打ちが行われた

頼盛らも父の形見・抜丸を奮って戦う


義朝の嫡子・頼朝は初陣を飾る宗盛に向けて
矢を射かけたが、それを宗頼を補佐する
伊藤忠清が太刀にて軽くいなした


合戦から数刻が過ぎて平氏が退却を始めた




源氏方で報告を受けた義朝は克目した

後を追え!
追撃するぞ




平氏の方ではその報告を受けた清盛は家貞に命じた

手はず通りに動け





そして賀茂川付近に近付いた源氏ら一党

だが、それは清盛の罠であった

平氏は源氏の兵の数倍もの兵にて対岸にならび矢を構えた


やられましたな
まんまとおびき寄せられたということにござりまするな



そうして源頼政は戦線から離脱
更に源氏の兵が少なくなっていく


源氏の兵が減ったのを見計らって伊藤忠清は命じた



放て!


日を見上げるような状態から放たれた数千の矢が
放物線を描いて源氏一党の下に降り注いだ


勝負は決していた



義朝は清盛に視線を送り顔をふった

それに呼応するように清盛も動いた



そうして清盛と義朝との一騎討ちが行われた


平氏の棟梁・平清盛

源氏の棟梁・源義朝


馬上での激突

一発目
清盛の突きを義朝は受け流す

二発目は
清盛は宋剣を奮い義朝の剣を弾き飛ばした


そして馬を下りた二人は互いに剣を交えた

幾度か刃を交えた後
清盛は宋剣を義朝に投げつけた

一瞬戸惑う義朝に
清盛は義朝に組みかかり
短剣の切っ先を義朝の喉元に突きつけた


武士とは勝つことじゃ
如何なることをしても勝つことじゃ

お前は負けたのじゃ
次などない合戦に負けたのじゃ



・・・源氏は滅びぬ
我が身は滅びても源氏の魂は断じて滅びぬ!
清盛・・・また会おう




かつて若かりし折
二人は馬比べで戦い
その時は義朝が勝った

その時は清盛が強がりを言った


此度では清盛が勝った
戦も一騎打ちも

そして義朝の今の精一杯の強がりを言った


だが、清盛には分かっていた

これが相まみえる最後の時であるという事を―――――






矢に関して近接距離に関してはまっすぐなんだけど
対岸など60m近く距離が離れていると
遠的になりますからああやって身体を上に傾けるんですよね



それから今回のポイントとして

藤原経宗・惟方の両名が
清盛の屋敷にて下座に座り
清盛が上座に座る


つまり貴族と平氏の立場が逆転するという象徴的なシーンだそうですね


そして平氏が赤の鉢巻と旗を押したて
源氏が白の鉢巻と旗を押したて戦うシーン


紅白の合戦はこの源平合戦がルーツとも言われているそうで
そう思わせるような構成になっていますね


でもって源平合戦

圧巻ですねぇ

特にあの弓の雨が降り注ぐシーンなどは


そうしてクライマックスの清盛と義朝との一騎打ち


騎馬に乗ったまま
清盛は両手持ちで宋剣を奮ってましたが
あれって難しいんですよね


オートバイに乗って
両手離しでショットガンを撃つみたいな感じでしょうかね


あれも難しそうですよね



全体的に

戦術に関しては源義朝が上

戦略に関しては平清盛が上


そして
相手の手足を狙って戦う義朝の剣はいわば柔の剣
相手を殴り倒すように戦う清盛の剣はいわば剛の剣

というような感じでしょうかね


そういう風に描くところも面白いところです


それから清盛の意図がわからず
不満を抱く家人達

特にその象徴は清盛の子・重盛でしたね


けれども清盛の真意を知った後では
重盛の顔は晴れ晴れとしていたのが印象的でした


だからこそ平氏の家人達は
あんな風に宴を楽しむことが出来たのでしょうな


それから初陣を飾った宗盛は
相手の攻撃に対してたじろぐばかり

そこは伊藤忠清がしっかりカバーするって感じでしたな


次回はいよいよ義朝の最期
そして友の妻と子の処罰が待ってるってことですね

それと清盛ら平氏の繁栄が更に高まるということですかな

ここもどんな風に描かれるのか
楽しみですな ̄∇ ̄

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【平清盛】第27回
義朝(玉木宏)の挙兵を知って、京に戻った清盛(松山ケンイチ)は動かなかった。 むしろ新しく権力の座についた中納言・信頼(塚地武雅)に恭順の意を示す証書を差し出すと言い、 一門を驚かす。 ...続きを見る
ドラマ@見取り八段・実0段
2012/07/09 02:02

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
ikasama4様、おはようございます。

いよいよ・・・平治の乱も終盤でございますねえ・・・。
思えば・・・清盛の母の死で始ったこの物語。
一部盗賊を除けばほとんど天寿を全うしていた
序盤が懐かしい・・・
毎週、だれかが非業の死を遂げる中盤の平清盛。
もう・・・毎週・・・お前も逝くのか・・・でございますねえ。
そして・・・ついに最後の白き義朝。
ありがとうこざいました。
今後も楽しみでございます。
が、あくまでマイペースでお願いいたします。
キッド
2012/07/09 04:34
キッド様
こんばんはでございます
この時代はまだ剣術というものが確立してないせいか
斬るか、叩くか
そんな感じですね

まぁこの時代には源氏には骨法があったそうなので
平氏にもその手の拳法なり術なりがあるのやもしれませんがね

次から次へ登場人物が死んでいく
一方で次から次へ新たな登場人物が増えていく

それが全然大河ドラマストーリー本に出てこないのがねぇ
今年の大河はホント構図探しが厄介です(; ̄∇ ̄)ゞ
ikasama4
2012/07/11 00:32
絵うまいしw
ss
2012/07/11 19:19
ss様
ありがとうございます ̄∇ ̄
ikasama4
2012/07/30 23:31
ikasama4さん、
世間の評判  なんのその 
清盛  無茶苦茶いいですよ!
ちなみに我が先祖は鶴瓶なり(爆)
やっと保元の乱 まで見終えました。

子供の頃に見た平家物語より奥行が深いと思います
最も当時は、こっちも子供なのでりき不足もあり上っ面しか理解できなかったと思いますが。

たとえば家成を登場させたこと 池禅尼との関係 、
また家成(清盛の恩人)の子供たちが後に鹿ヶ谷クーデターの主要メンバーになるという皮肉の伏線張りなど
悪左府、後白河などのボーイズラブ、、、こんな昔のNHKならダメだったようなネタ、、しかも事実も掘り下げてやってくれています。
今回の信頼はドランクドラゴンの塚地がやってるので違和感がありますが後白河の愛人だったそうで・・・

上杉謙信のホモ話も有名ですが、より平安のほうが強烈というか・・・なんとも言えん隠し味になっており  たは!
また信西の真の狙いは平安版王政復古  つまり院との二重権力だの、摂関家が牛耳るのを改め天皇を誠の権力者にしたかったとか
清盛らのチゲ日との階級闘争は、竜馬らの下級武士の階級闘争をも思わせるなど、、、歴史はめぐるという気がしますな

橋本治さんの「院政の日本人」、、、非常にわかりやすくここらへんを解説してくださています
図書館などで読めます  是非ご一読を!
taira
2012/08/01 23:27
taira様
夏場の暑苦しさに睡眠障害を発動し
調子を取り戻すのにイラストに没頭して
解決を図ったりなどしてコメ返答に時間がかかり
申し訳ありません(; ̄∇ ̄)ゞ

たしかにこっちの平家物語の方が奥深いですな
家成と池禅尼との関係性

そして、その子達が起こす出来事は
その後の悲劇性を高めてくれますな

仲代さん主演の大河の時は
信頼は亀石征一郎さんが演じてましたね

もう分かりやすいくらいの悪役
昔は主人公と敵対する方は悪役専門の役者さんが
キャスティングされるのが定番でしたね

その作品でも男色は扱われませんでしたが

当時は結構当たり前だったようですね
男色が流行ったのは白河天皇の時代といいます

まぁ出世のために体を売るは
男も女も同じだったということもあるのやもしれません

それにつけても下級階層の不満の構図は
いつの時代も同じですな

「院政の日本人」情報ありがとうございます
年内に必ず一読致します
ikasama4
2012/08/19 19:04

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平清盛 第27話 「宿命の対決」 渡る世間は愚痴ばかり/BIGLOBEウェブリブログ
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