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zoom RSS 平清盛 第14話 「家盛決起」

<<   作成日時 : 2012/04/08 23:54   >>

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私が一門を背負う

清盛にそう宣言した家盛

幼きあの日
この木から私は落ち
母上は兄上を叩きました

その時、母上は兄上にこう言いました

『平次に何をしたのじゃ
平次に何かあれば、わたしはそなたを許さぬ』

あの日以来
母は負い目を感じて生きていた

だが、このままでは母上は苦しんで生きていかなければならない
平氏は滅びるのみにござりまする



全ては母の思いから発したものであった




鳥羽院は清盛に一目置いたが
その裁断によって平氏に対して一層の反目を招くことになった

そういうこともあり
朝廷での此度の賀茂の祭りの舞の披露に関して
朝廷は世間の目もあり、清盛の出仕を控えさせ
その代役として家盛を命じられた



一方、源氏では
鳥羽院に仕えるという義朝に対して
為義は源氏は代々藤原摂関家に仕えるべきだとして
親子での対立が生まれていた



平氏を排除すべしという藤原忠実・頼長親子の進言に従わず
平氏をこれまでと同じく遇する鳥羽院

それゆえに両者には対立が生じていた


そんな中、賀茂の祭りで家盛の舞が披露された

忠実は頼長に囁いた



家盛は正妻の子
だが、清盛に遅れをとっている、と


頼長の視線が家盛に向く―――――



その後、藤原頼長が平家盛に会いたいと
平氏に知らせがきた


院だけでなく藤原摂関家にも一目置かれたと
平氏一門は喜んでいたが

ここにきての藤原摂関家の歩み寄りに
清盛は不気味なものを感じていた



そして市井に足を運んだ清盛は義朝と出会った

内大臣が気に入らない義朝
同じく内大臣が気に入らない清盛

珍しく二人はウマがあっていた

そこで二人は一人の女性に出会った


後の常盤御前である――――――



忠盛は舞子との思い出の品を宗子に見せた

それは家貞より宗子がそれを見て
悲しい表情を見せていたことを聞いていたからであった


わしがこれを持っておるのは
陰陽師の世迷言に惑わされた白河院を忘れぬため


家盛が哀れです
ですが、私は全て受け入れました

あの時から全てです





家盛は朝廷より官位を戴き、内大臣に拝謁した


頼長は家盛に囁く




長かったであろう
不遇のときは

正妻の子である自分が
何故このような目に

あの兄さえいなければ
そう思うて生きてきたはずじゃ

わしが叶えてやろう
清盛なぞとるにたらぬ

誠に足るべきものはそなたじゃ、家盛

そう思い知らせてやろう
平氏一門に鳥羽の院にも



そうして家盛は頼長と一夜を共に過ごした―――――

それで平氏が安泰になるのであれば
それで己が平氏の棟梁になるのであれば



平氏一向は鳥羽院の熊野詣での警護の任に当たることになった

だが、清盛は留守番

忠盛は側室に生ませた三男・経盛、四男・教盛
そして家盛の実弟である五男・頼盛を呼び
教盛、頼盛にも警護の任に当たらせることにした


その席で家盛は語る

兄上を跡継ぎとせぬことが
一門の安泰となりましょう


一門の安泰だけを考えて
世の中をまとめられるか!

俺は神輿に矢を射たことを悔いてはおらぬ!



だが、その言葉は一門から反感を買った

斯様な者が兄上とは思いたくありません


清盛は跡継ぎを家盛に譲ると宣言して
その場を逃げるように去った


そんな清盛に時子は声をかけた

どれだけ落ちぶれようと
貴方様こそが我が光る君
それは生涯変わることはありませぬ


時子の言葉が清盛にはとても嬉しかった



忠盛は家貞にだけ心のうちを明かした


清盛こそが
この世を変える男だと信じ
跡継ぎにするために育ててきた


だが、家盛が跡継ぎになりたいと申した時
心の軸が揺れおったわ





同じ頃、家盛は頼長に拝謁していた


平氏の跡継ぎになると宣言した家盛だが
顔色の浮かない様子に頼長は言う

心のこまい男じゃ
そのようではこの世は正せぬぞ

そなたが跡継ぎになれば
私のものも同然じゃ

院はそなたに頼らなければならなくなるだろう
その時こそは藤原摂関家の世が舞い戻る


そなたが清盛を蹴落としたのであろう
院が頼りにしておる清盛を

家盛よ

誠に私がそなたを棟梁の器だと思い
引き立てたと思うておるのか?

そなたが清盛よりも優れておるのは
遥かに御しやすいということじゃ

見目も申し分ないしの

己こそが嫡男
己こそが次なる棟梁

その欲にくらみ
そなたは一門を売ったのじゃ



愕然とする家盛は頼長に対してなすがままであった


己が身も心も藤原摂関家に差し出したのは
こんなことのためであったのか

己はただ利用されてしまっただけだったのか

己のしたことが
平氏を安泰に導くのではなく
平氏を滅ぼすのではないのか




その翌日は鳥羽院の熊野詣の出立であった

家盛は憑き物が落ちたかのような表情で母上に語った

嫡男かそうでないか
左様なことはどうでもよかった
私が求めていたのはただ母上の笑うお顔

当たり前の母として喜んでいただきたかった

当たり前の兄弟
当たり前の母子でいたかった






そう言って鳥羽院の警護に向かう家盛の背中を宗子はただ見つめていた



清盛は二人の息子が木登りをしている様子に
ふと幼き自分と家盛が木登りをしていた頃を思い出していた――――――






仲のよい兄弟

難しいものですよね

弟は兄がやってることを自分もやりたい

そして、兄よりも上手くやりたい

兄を越えたいと必死になる


振り返ってみると私の弟もそんな感じでしたかね

なんか、自分が行った高校
自分が合格した大学・学部・学科と

同じとこに入ったりして

でもって、高校で自分がやってた部活については
弟が中学の頃は散々悪口言ってたんですが
弟が高校に入るや、その部活に入部して

今ではその母校の教員となり
その部活の顧問をやってるんですから

弟とは面白いものですね



それはそれとして今日はもうねぇ

801祭りでしたねぇ

たしかに藤原頼長の日記には
稚児、舞人、武士、貴族などなどの
複数の男性と関係した事が記されているので
史実とおりのことなんですけどねぇ

まさか家盛がねぇ(; ̄∇ ̄)ゞ


それから鳥羽院に仕えるという義朝に
源氏は代々藤原摂関家に仕えるものだという為義

この辺が大乱の構図になっていってますな

それにしても為義が孫を世話してる時

その孫を評して
「殿に似なくて」と揶揄する金田さんサイコー ̄∇ ̄b

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平清盛 第14回「家盛決起」
前回、弟から決別と共に今後は兄とは思わず家督を継ぐとまで言われてしまった清盛は、今回そのショックから立ち直ることができずに、最後まで落ち込んだ様子でした。家を継ぐことを宣言されたことよりも、小さい頃からずっと仲良しで、自分のことを兄上と慕ってもらった家盛が突然反旗を翻したことに対してショックを受けたのです。 事実、途中で平氏一門で集まった際に家盛に対して、もう自分は降りたとまで宣言したことからも、家督に関するこだわりはなく、ただただ弟のことを思っていたのだとわかります。 しかし、演出家は、家盛の... ...続きを見る
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検非違使庁から戻った清盛(松山ケンイチ)を待っていたのは、弟・家盛 (大東駿介)の反逆ののろしだった。 ...続きを見る
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ikasama4様、こんばんは。

ふふふ・・・世間ではあまりにも陰々滅滅な王家の物語に
フラストレーションたまっているようですが
キッドは毎週、万歳三唱しておりまする。
今回は意表をついた家貞イラストの挿入に
頼長に背後から襲われたような戦慄がございましたぞ。
篤姫のなおすけふたたびですな。

未だ善悪定かならぬ・・・藤原宗子・・・。
このままだと・・・運命に流される
ただの女性(にょしょう)ポジションでございましょうかね。
たぶん・・・「怨み」をひたかくす感じになるのでしょうか。
そういう隠された気持ちが口元に示されているような気がいたします。
キッド
2012/04/09 23:16
キッド様
こんばんはです
毎度毎度面白い跳梁跋扈・魑魅魍魎が救う朝廷の有り様ですな
此度の頼長はまさか映像化されるとは思いませんでしたが
そうやって男も女も身体をつかって出世を果たすという
分かりやすい構図に納得モノです

家貞は以前から描いてたんですが
老いて大分姿が変わっているやら早めに出さないとやばい事に
なってきたもんで(; ̄∇ ̄)ゞ

新たな登場人物や出家したりした方のイラストの構図不足やら
それもそれで大変なんですけどね(; ̄∇ ̄)ゞ

宗子はどこか憂いを感じさせるところがありますよね
嫉妬もまた怨みのようなもの

そんな風に思って描いてたらこ〜んな顔になりました(; ̄∇ ̄)ゞ
ikasama4
2012/04/10 20:30

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